お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞

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両親は、いきなり大人数がなんのアポもなく訪れた事に憤慨した。

「なんなんだ!いきなり!高位貴族だからとアポもなくいきなり押しかけるのはマナー違反ではないか!それに、お前達は誰だ!」

と買収された役人と真っ当な役人にも噛み付いた。

「父上、落ち着いてください。彼らをお呼びしたのは私です。皆様、ようこそお越しくださいました。そして、連絡の行き違いで父がご無礼な態度を取り、申し訳ありませんでした」

と父上を宥め、来客に深々と頭を下げた。約数名には下げたくは無かったが、ここでそんな態度を取れば、父上と同じになってしまうので我慢した。

「まったくだ!呼ばれたから来てやったのにこの扱い!不愉快だ!帰らせてもらう!」

と買収した(俺は納得してないのでリシュの嫁ぎ先などと言いたくない)侯爵家の当主が憤慨し席を立とうとした。(侯爵家が2家あるので、この先こちらは買❲収侯❳爵とします)

「そういえば、そちらに私の義妹になるリシュが嫁いだと思うのですが、リシュはどちらに?ディッシュ、リシュも連れてくるように言ったのではなくて?」

ルアカが買爵の行動を遮るように声をかけた。
いくら侯爵様のほうが買爵より上でも、ルアカよりは当主である買爵のほうが上になるので、この行為はマナー違反である。

しかし、侯爵様がルアカを窘めない事で、この行為は侯爵様も認めている事になるので、買爵はルアカの言葉を無視することは出来ない。

「そうだね、ルアカ。私は、そちらに嫁いだ妹であるリシュも一緒に連れてきてくれるように書いたのですが、リシュはどちらですか」

「ふん!」

ルアカの言葉は無視できなくても、俺の言葉は無視できる。こちらの質問に答えることなく、買爵はまた座り直した。

こちらもまた、今はこれ以上リシュの事は触れないようにした。

「それではお忙しい中、お集まり頂いた皆様の時間を無駄にしないためにも、早速始めたいと思います」

さぁ、断罪と行こうか
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