お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞

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時は流れ、2年後。見守りの従魔から妹が恋をしたと伝えてきた。

「あなた。アレの出番ではないの?」

「しかしだな。リシュはまだ15だ。子供なんだぞ。はっ!おい、フォーグ!まさか子供なリシュにその男は無体なことはしてないだろうな」

「まったくもう。困ったお父様ですねぇ」

と、ルアカは少しふっくらしてきたお腹に話しかけたか。

そして、俺が婚姻無効の書類のコピーを、フォーグを通して渡したのは、リシュが18になった時だ。いつまでも出し渋っている俺に

「いい加減、リシュの幸せを考えなさい!このシスコン!!」

「ししゅこん!」

と最愛の妻と天使な娘に言われたからだ。

婚姻無効の書類のコピーを括り付けて、リシュへと飛ばしたフォーグの足に小さな紙が括られていた。そこには

《お兄様、ありがとうございます。大好き!!》

と懐かしい字が書かれていた。

それから10年。妹の幸せを見届けた俺に

「ようやく、ストーカーを卒業するのね。まさか、リシュの結婚を見届けてもストーカーを続けるとは思わなくて、このままあなたが亡くなるまで続けるのかと思ったわ」

「私、小さい時は兄というものに憧れていけれど、今は居なくて良かったと思ったわ。もし居たら、絶対お父様の血を受け継いでいたと思うもの」

とまたしても、最愛の妻と年頃になった天使な娘に辛辣な言葉をかけられた。しかも

「僕も、ちちうえのようなせいかくに、ならないようにします」

ともう一人の我が家の天使にトドメを刺された。



          完



******

前々から考えいたこの兄サイドの話。なので元々完結表示はしていなかったのですが、予想外に注目を浴びるようになり、慌てて一旦完結表示にしました。

この兄サイドの話も皆様のお気に召せばいいのですが。
書いてて思った。ざまぁって難しい😫
もし物足りないのであれば、後は皆様の心のなかでお仕置きをしてください。

これにて本当の完結です。

最後に、多くのお気に入り登録とイイネ・エールをありがとうございました。
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