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72 まだあわてる時間じゃない
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Q アオちゃんの両親はどこに居ますか?
A 知りません。
もっとくわしく説明するとアオちゃんみたいなドラゴンって種族はかなり希少でヨウタロウさんも実際に目にしたのはアオちゃんが初めてだそうだ。
もちろんこの森に住んでいるだなんて話、ここを縄張りにしているヨウタロウさんも聴いたこともなくやれ遠く険しい山脈の頂に居を構えているだとか、やれ深い洞窟の最深部で財宝に囲まれているだとか、はたまたエルフやドワーフの作る都市に紛れ込んでいるだとかあやふやな伝説が数年に一度くらいの周期でそれっぽく囁かれるだけで実はドラゴンはもう滅んでしまった種ではないかとの話もあるそうだ。
じゃぁアオちゃんはどこからやって来たんだろう? って疑問が生じるけれど、それにもヨウタロウさんは首を振り「わからぬ」と応えた。
「時折この世界では『触』と呼ばれる時空をも歪める大災害が発生する。その際に我も知らぬ遠き地より運ばれたのやも… いや、すべて想像の範疇にしか過ぎぬがな」
『触』って災害は時々僕たちの住んでる世界に通じる穴を開けてしまうことがあるそうで、そこを通ってアオちゃんの卵は僕たちの世界に来てしまったんじゃないかとヨウタロウさんは告げた。
ちなみに言うとキマイラがあれほどまでに執拗にアオちゃんを狙ったのも伝説のドラゴンの肉を得てより強い個体に進化しようとしたからだそうだ。
神社の穴の向こうにドラゴンの気配を感じそれでも神社の結界を突破出来ず、ならばと遠く離れた籠目大社の穴まで赴き嵐で結界が弱まった隙を突き僕たちの世界への穴を潜り抜けた。
そして微かなドラゴンの気配を頼りに僕たちの前に現れた。
逃亡の際、裏山の神社の結界を抜けたのはかなり強引なことだったらしい。まぁそのお陰で僕の力でもミルメコレオの装甲を貫けたんだけど。
「過ぎたる執念が己が身を滅ぼした、振り返れば相応の結果だったのやもしれんな。並のキマイラならばワイバーンやドレイク、バジリスク、リンドヴルムと言った亜竜を狩るものを真竜に手を出すなど愚か者めが」
そう言って話を締め括ったヨウタロウさんの表情はすこし悲しそうだった。
そっか、暴れん坊だったけどキマイラもこの森に住んでた幻獣だったんだもんね、知り合いだったなら死んでしまえば悲しいか。
ともあれアオちゃんの両親が見つからないのならば僕たちにもうここにいる用事はなくなった。
じいちゃんやばあちゃん、シャノンやエミおばさん、花子さんや太郎さん、他にもいっぱいのひとたちが心配しているだろうから帰りたいんだけど… 帰れるのかな?
「今直ぐにとはいかぬじゃろう。ミルメコレオが通ったお陰で穴に張られた結界はたわみ弱まりはしたが同時に歪みも大きくなった。
そら、後ろを振り返るがよい」
言われて振り返れば僕たちのいる場所から十数メートル先の景色が歪んでいてちがう風景が額のない絵みたいに浮かんでいた。
それは見慣れた針葉樹の森と神社の壁が映った景色だった。
「歪みのお陰であちら側が見えるようになったが見えるだけじゃ、あの穴を潜ればその先は見知らぬ別世界である可能性もある。さらには結界に焼かれ望む世界に帰れたとしてもあちらの世界に現れたそなたらはこんがりと骨まで黒焦げの消し炭の姿になっていような」
なんとも希望のないヨウタロウさんのお言葉。
「ど、どーしよー、じいちゃんたちに心配かけたまんまだなんて最悪過ぎるよ~」
頭を抱えた僕だけど、反対に眼を輝かせウキウキとFカップを弾ませるひともいた。
「ね、ねぇ、ヨウタロウさん、ちょっと訊きたいんだけどいいかしら?」
「なんじゃな、豊満なスライムを二匹胸に飼ってる娘御よ」
「ゆまはよっ、ゆ・ま・はっ! 名前覚えてよねっ、その胸でヒトを判別するのやめてちょうだい。それでヨウタロウさん、幻獣については居るのはわかったけれど、この世界にエルフやドワーフ、獣の耳と尻尾を生やした獣人なんかは住んでるの?」
ああ、異世界の定番だもんね。言われて見れば僕も興味がある。
エルフとかはキレイだって言うしドワーフもカッコ良さそうだ。獣人ってのも会ってみたいな、きっとサーバルキャットやアライグマなんかの獣人がいたりするんだろう。海の家のお兄さんが大喜びしそうだ。
「ああ、居るぞ。きゃつらはこの森には住んどらんが海を越えた大陸で独自の文明を築いておる。いや、この大陸の海沿いにも小規模ながら集落を形成しておったな。ともあれ会うには相応の時間が掛かろうが居るには居る。
なんじゃ、ゆまは、そなた亜人どもに興味があるのか? 正直きゃつらは国に別れ戦争と言う殺し合いに腐心する輩じゃ、我はきゃつめらとよしみを結ぶのはお薦めせぬがのう。
源次も戦を嫌っとったし…」
ヨウタロウさんはあんまりエルフやドワーフ、亜人ってひとたちを好いてはいないようだ。うーん、興味あるけど戦争をしている国まで行くのは僕も嫌かなぁ。
けどゆまは姉ちゃんはそれを聞いてニコニコ笑って首をブンブンと振った。
え? なに? 何の否定?
「亜人はどうでもいいわ」
あ、どうでもいいんだ。じゃぁなんで質問したのさ?
「重要なのは私たちみたいななんの特徴もないただの普通の人間が居るかってことなのよ」
あ、そっち?
「おらん。おらんよ。かつてはおったと言う話もあるがそれもドラゴン同様に噂の域を出ん話じゃ。国を作ってるのは亜人ばかりでヒトなどそれこそひとっこひとりとておらん。我もあちらで源次に出会ったのがヒトを見た最初であったわ」
それを聞いてゆまは姉ちゃんの笑みはますますその輝きを増した。
「っっしゃーーーーっ! らぁぁーーーーーーーーっ! 勝利ッ! 圧倒的勝利ッ!! 我は無敵ッ!」
そして両腕を天に高く突き上げこの雄叫びである。
「ど、どうしたっ!? よもや風土病に脳をヤられたか? なんと憐れな」
ヨウタロウが驚くけれど僕とアオちゃんは冷静沈着。ゆまは姉ちゃんと一緒にいればこれくらいは日常茶飯事だ。
ゆまは姉ちゃんは戸惑うヨウタロウさんに構うことなくバッと鋭く僕に指を突き差し吼える。
「アダムッ!」
そして自分に突き差し。
「イヴッ!」
次いで地面を差し。
「この地をエデンと定めるっ!!」
あー、そーゆー事ね。
「…………………………………………………………おい、このムスメ、頭は大丈夫なのか?」
そっと僕に顔を寄せヨウタロウさんが訊ねる。
いいえ、とっくにダメになってるんです。
A 知りません。
もっとくわしく説明するとアオちゃんみたいなドラゴンって種族はかなり希少でヨウタロウさんも実際に目にしたのはアオちゃんが初めてだそうだ。
もちろんこの森に住んでいるだなんて話、ここを縄張りにしているヨウタロウさんも聴いたこともなくやれ遠く険しい山脈の頂に居を構えているだとか、やれ深い洞窟の最深部で財宝に囲まれているだとか、はたまたエルフやドワーフの作る都市に紛れ込んでいるだとかあやふやな伝説が数年に一度くらいの周期でそれっぽく囁かれるだけで実はドラゴンはもう滅んでしまった種ではないかとの話もあるそうだ。
じゃぁアオちゃんはどこからやって来たんだろう? って疑問が生じるけれど、それにもヨウタロウさんは首を振り「わからぬ」と応えた。
「時折この世界では『触』と呼ばれる時空をも歪める大災害が発生する。その際に我も知らぬ遠き地より運ばれたのやも… いや、すべて想像の範疇にしか過ぎぬがな」
『触』って災害は時々僕たちの住んでる世界に通じる穴を開けてしまうことがあるそうで、そこを通ってアオちゃんの卵は僕たちの世界に来てしまったんじゃないかとヨウタロウさんは告げた。
ちなみに言うとキマイラがあれほどまでに執拗にアオちゃんを狙ったのも伝説のドラゴンの肉を得てより強い個体に進化しようとしたからだそうだ。
神社の穴の向こうにドラゴンの気配を感じそれでも神社の結界を突破出来ず、ならばと遠く離れた籠目大社の穴まで赴き嵐で結界が弱まった隙を突き僕たちの世界への穴を潜り抜けた。
そして微かなドラゴンの気配を頼りに僕たちの前に現れた。
逃亡の際、裏山の神社の結界を抜けたのはかなり強引なことだったらしい。まぁそのお陰で僕の力でもミルメコレオの装甲を貫けたんだけど。
「過ぎたる執念が己が身を滅ぼした、振り返れば相応の結果だったのやもしれんな。並のキマイラならばワイバーンやドレイク、バジリスク、リンドヴルムと言った亜竜を狩るものを真竜に手を出すなど愚か者めが」
そう言って話を締め括ったヨウタロウさんの表情はすこし悲しそうだった。
そっか、暴れん坊だったけどキマイラもこの森に住んでた幻獣だったんだもんね、知り合いだったなら死んでしまえば悲しいか。
ともあれアオちゃんの両親が見つからないのならば僕たちにもうここにいる用事はなくなった。
じいちゃんやばあちゃん、シャノンやエミおばさん、花子さんや太郎さん、他にもいっぱいのひとたちが心配しているだろうから帰りたいんだけど… 帰れるのかな?
「今直ぐにとはいかぬじゃろう。ミルメコレオが通ったお陰で穴に張られた結界はたわみ弱まりはしたが同時に歪みも大きくなった。
そら、後ろを振り返るがよい」
言われて振り返れば僕たちのいる場所から十数メートル先の景色が歪んでいてちがう風景が額のない絵みたいに浮かんでいた。
それは見慣れた針葉樹の森と神社の壁が映った景色だった。
「歪みのお陰であちら側が見えるようになったが見えるだけじゃ、あの穴を潜ればその先は見知らぬ別世界である可能性もある。さらには結界に焼かれ望む世界に帰れたとしてもあちらの世界に現れたそなたらはこんがりと骨まで黒焦げの消し炭の姿になっていような」
なんとも希望のないヨウタロウさんのお言葉。
「ど、どーしよー、じいちゃんたちに心配かけたまんまだなんて最悪過ぎるよ~」
頭を抱えた僕だけど、反対に眼を輝かせウキウキとFカップを弾ませるひともいた。
「ね、ねぇ、ヨウタロウさん、ちょっと訊きたいんだけどいいかしら?」
「なんじゃな、豊満なスライムを二匹胸に飼ってる娘御よ」
「ゆまはよっ、ゆ・ま・はっ! 名前覚えてよねっ、その胸でヒトを判別するのやめてちょうだい。それでヨウタロウさん、幻獣については居るのはわかったけれど、この世界にエルフやドワーフ、獣の耳と尻尾を生やした獣人なんかは住んでるの?」
ああ、異世界の定番だもんね。言われて見れば僕も興味がある。
エルフとかはキレイだって言うしドワーフもカッコ良さそうだ。獣人ってのも会ってみたいな、きっとサーバルキャットやアライグマなんかの獣人がいたりするんだろう。海の家のお兄さんが大喜びしそうだ。
「ああ、居るぞ。きゃつらはこの森には住んどらんが海を越えた大陸で独自の文明を築いておる。いや、この大陸の海沿いにも小規模ながら集落を形成しておったな。ともあれ会うには相応の時間が掛かろうが居るには居る。
なんじゃ、ゆまは、そなた亜人どもに興味があるのか? 正直きゃつらは国に別れ戦争と言う殺し合いに腐心する輩じゃ、我はきゃつめらとよしみを結ぶのはお薦めせぬがのう。
源次も戦を嫌っとったし…」
ヨウタロウさんはあんまりエルフやドワーフ、亜人ってひとたちを好いてはいないようだ。うーん、興味あるけど戦争をしている国まで行くのは僕も嫌かなぁ。
けどゆまは姉ちゃんはそれを聞いてニコニコ笑って首をブンブンと振った。
え? なに? 何の否定?
「亜人はどうでもいいわ」
あ、どうでもいいんだ。じゃぁなんで質問したのさ?
「重要なのは私たちみたいななんの特徴もないただの普通の人間が居るかってことなのよ」
あ、そっち?
「おらん。おらんよ。かつてはおったと言う話もあるがそれもドラゴン同様に噂の域を出ん話じゃ。国を作ってるのは亜人ばかりでヒトなどそれこそひとっこひとりとておらん。我もあちらで源次に出会ったのがヒトを見た最初であったわ」
それを聞いてゆまは姉ちゃんの笑みはますますその輝きを増した。
「っっしゃーーーーっ! らぁぁーーーーーーーーっ! 勝利ッ! 圧倒的勝利ッ!! 我は無敵ッ!」
そして両腕を天に高く突き上げこの雄叫びである。
「ど、どうしたっ!? よもや風土病に脳をヤられたか? なんと憐れな」
ヨウタロウが驚くけれど僕とアオちゃんは冷静沈着。ゆまは姉ちゃんと一緒にいればこれくらいは日常茶飯事だ。
ゆまは姉ちゃんは戸惑うヨウタロウさんに構うことなくバッと鋭く僕に指を突き差し吼える。
「アダムッ!」
そして自分に突き差し。
「イヴッ!」
次いで地面を差し。
「この地をエデンと定めるっ!!」
あー、そーゆー事ね。
「…………………………………………………………おい、このムスメ、頭は大丈夫なのか?」
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