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2章〜フォレスト王国王都〜
75、しんみり?
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「すみませんね、リティアさん」
「っ!いえいえダイジョウブです」
うん。ダイジョウブ。カタカナだけどそこはもう許して。さっきの腹黒宰相さん見ちゃうと少し緊張しちゃうだけなんで。
……腹黒だからこそこの人は宰相が務まるのだろうか。いや~だってさ、腹黒だと本能的に逆らえなくない?怖くて。
脳筋(誰かまでは言わないよ)と魔法バカ(こっちも誰かは言わないでおく)をまとめて有能な使える人にしてるって感じ?
……考えれば考える程なんか私の考えが合っていると思えてくるし、その分なんかこの人に対して怖さと尊敬が出てくる。
ちなみに比率は2:8……くらい?今後の宰相さんの行動によって変化はするけどね。
そうして嵐のような人達は去って行った。今この場にいるのはソークと私の家族達。
や、やっと静かになったっ……!
私は静かという名の少しの幸せを噛みしめた。
「あ、そもそも僕リティアに会いに来たんだよ。その途中で爆走して行くトリムとリチャードが見えてね……」
「そ、そうなんだね。お疲れ様?」
「うん、疲れた。だから明日僕とロークと三人でいっぱい遊ぼう?明日で最後だから」
はうっ。ソークの頬が少し照れて赤くなってるぅ。さっき腹黒見たからギャップがっ!これがギャップ萌えってヤツか!?
「勿論!でも離れてもお話は出来るからね。そんなに寂しがらないで?」
「うん、そうだね。でもしばらく会えないと思うとどうしても寂しいよ」
「うん。私も寂しい……」
さっきまで騒がしかったけど今は少ししんみりとしてしまった。
「じゃあ明日は思いっきり遊ぼうね!」
私はこの空気を変える為に明るく言った。……まあ、しんみりとしているのは私とソークだけなんだけどね。
フェアディ達従魔組は自分には関係ないとばかりに無関心。チカはこの状況がどういう状況なのか飲み込めていない。
ごめんね、チカ。後で説明してあげるから待っててね。
……あ。チカの奴隷の腕輪を外しただけで満足していたっ……!それだけじゃ駄目でしょ私ぃーー!!
ソークがこの部屋を出たらすぐに腕を治し、いや生やして?あげなくちゃ。
……今まですっかり忘れていたら私を許してね。
って私、これは誰に言ってるの?
とりあえずソークはよ帰れ!!
「うん、沢山遊ぼうね。後ごめんリティア。この後用事があるからもう行くね」
「そうなんだね……。分かった。ファ……頑張って」
ファイトが通じるか分からなかったから無難に頑張ってと言ってみた。
「ありがとう。頑張るね!」
ソークは満面の笑みを浮かべながら出て行った。
女の子がソークと出会わない事を願おう。あれは女の子を殺せるね。
私?私は大丈夫。友達だからね!
一番好いて欲しい相手に笑顔が効いていない。頑張れ、ソークっ!!
「っ!いえいえダイジョウブです」
うん。ダイジョウブ。カタカナだけどそこはもう許して。さっきの腹黒宰相さん見ちゃうと少し緊張しちゃうだけなんで。
……腹黒だからこそこの人は宰相が務まるのだろうか。いや~だってさ、腹黒だと本能的に逆らえなくない?怖くて。
脳筋(誰かまでは言わないよ)と魔法バカ(こっちも誰かは言わないでおく)をまとめて有能な使える人にしてるって感じ?
……考えれば考える程なんか私の考えが合っていると思えてくるし、その分なんかこの人に対して怖さと尊敬が出てくる。
ちなみに比率は2:8……くらい?今後の宰相さんの行動によって変化はするけどね。
そうして嵐のような人達は去って行った。今この場にいるのはソークと私の家族達。
や、やっと静かになったっ……!
私は静かという名の少しの幸せを噛みしめた。
「あ、そもそも僕リティアに会いに来たんだよ。その途中で爆走して行くトリムとリチャードが見えてね……」
「そ、そうなんだね。お疲れ様?」
「うん、疲れた。だから明日僕とロークと三人でいっぱい遊ぼう?明日で最後だから」
はうっ。ソークの頬が少し照れて赤くなってるぅ。さっき腹黒見たからギャップがっ!これがギャップ萌えってヤツか!?
「勿論!でも離れてもお話は出来るからね。そんなに寂しがらないで?」
「うん、そうだね。でもしばらく会えないと思うとどうしても寂しいよ」
「うん。私も寂しい……」
さっきまで騒がしかったけど今は少ししんみりとしてしまった。
「じゃあ明日は思いっきり遊ぼうね!」
私はこの空気を変える為に明るく言った。……まあ、しんみりとしているのは私とソークだけなんだけどね。
フェアディ達従魔組は自分には関係ないとばかりに無関心。チカはこの状況がどういう状況なのか飲み込めていない。
ごめんね、チカ。後で説明してあげるから待っててね。
……あ。チカの奴隷の腕輪を外しただけで満足していたっ……!それだけじゃ駄目でしょ私ぃーー!!
ソークがこの部屋を出たらすぐに腕を治し、いや生やして?あげなくちゃ。
……今まですっかり忘れていたら私を許してね。
って私、これは誰に言ってるの?
とりあえずソークはよ帰れ!!
「うん、沢山遊ぼうね。後ごめんリティア。この後用事があるからもう行くね」
「そうなんだね……。分かった。ファ……頑張って」
ファイトが通じるか分からなかったから無難に頑張ってと言ってみた。
「ありがとう。頑張るね!」
ソークは満面の笑みを浮かべながら出て行った。
女の子がソークと出会わない事を願おう。あれは女の子を殺せるね。
私?私は大丈夫。友達だからね!
一番好いて欲しい相手に笑顔が効いていない。頑張れ、ソークっ!!
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