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番外編
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「く……、工藤さん?」
「なぁに? 満?」
工藤は誰にでも優しいヤツだが、俺に対してはことさら甘さが増すように感じるのは、自意識過剰ではない。
この何でも出来る優秀アルファの工藤 縁と付き合って、1か月経つ。平凡モブのオメガの俺がだぞ!?
付き合う前から優しかったが、付き合うとまた格別に甘い! 見つめてくる目線から甘い!
俺は工藤が好きだし、非常にラッキーで有り難い結果なのだが、恋人出来るのだって初めてで慣れない。甘い彼にどうしていいのか分からず、この一か月避けていたんだ。
「……皆来るの、遅いなぁ? 勉強、先にしとこうかぁ?」
そう。今日は工藤の家で勉強会なのだ。
面倒見がいい工藤は勉強会を開いて、皆に教えてあげたりする。今回赤点とるわけにはいかない俺は、その勉強会に参加したのだ。
しかし、いつも工藤の周りにいるメンバーが来ない。何故だ……。
早く来いよぉ。早く~!! ホント、一か月ぶりの工藤の部屋、甘い匂いがしてたまんねぇんだけど……!! なんか、変な気分になってくる。
これ、ホントに男子高校生の部屋なの!? ってくらいクラクラするような匂いが充満している。
やっぱり、この部屋へ来るのは時期早々だったかもしれない。動悸がバクバク止まらない。
横で、その匂いの発生源が、ふふふっと笑った。
「えと……、工藤?」
「今日は、皆来ないよ? 誰か来るって言ったっけ?」
そう言って、工藤の肩が俺の肩にトンッと軽く触れ合う。ぎゃ……っ!
「え? 勉強会のメンバーで勉強するって言ってたの聞いたよ!?」
誰も来ないってどういうこと? いつも勉強会で集まるメンバーと勉強会の話してたの、俺聞いたぞ!?
「あぁ、明後日の話かな?」
「……」
あ、明後日!? じゃ、今日来るのは……!?
「今日は満だけだよ。分からないところあったら、なんでも聞いてね」
「お、俺だけ……」
「そう。満だけ」
およよ。二人だけだと言われると益々空気が圧迫して感じる。息苦しい。
か、帰りたい!! 来たばっかで悪いけど、帰っていいかな!?
「あ、満のお母さんには勉強会するからって電話しておいたからね」
「…………」
「だから、勉強しよう。ね?」
なんという用意周到……。恐るべしアルファ。
視線をどこにやっていいのか分からず、俺は、ノートと教科書を睨んだ。
動揺を隠す為に俺は、勉強した。
しかし、なかなか隣にいる赤ペン先生は、俺のことを細かに見てくる。躓いているところがあれば、事細かに教えてくれる。
「工藤さんは、お勉強なさらないのですか?」
「ん? 満に教えることが僕の勉強だよ。分からない子に教えてあげるのって復習にもなるし、一番の勉強なんだ」
「そう~……ですか、しかし」
しかし、そう、密着されては、ドキドキしてしまう!!!
うぅ!? もうさっきからいい匂いでよく分からない。よくわからないのに、工藤のおかげで問題だけは解けている。
でもでもでも、もう限界だ……。このまま、工藤の匂いを嗅ぎ続けたら、また前回同様ヒートを起こしてしまう……。まだ、ヒートまで二か月あるのに!!
「……く、工藤ぉ、ドアと窓開けていい?」
「ん? どうして? 暑い? エアコンかけようか?」
そう言って、工藤はエアコンのスイッチをピッとかける。
いや! 違うって。違うよぉ~。エアコンかけたら、ますます締めきっちゃうじゃん~。
「満、汗かいてるよ」
「ひぅっ!」
工藤が、俺の髪の毛をかき上げた。ひぃ、汗、手で拭ったら汚いよ!?
「飲み物とってくるね。ココアでいい?」
「う……、うん」
そう言って、立ち上がった工藤にホッとして、机にくたぁっとうつ伏せになる。
はぁ、息が止まるかと思った。
しかし、意識しないようにしていたベッドが目に入ってしまう。
一か月前、ここで、工藤とエッチしちゃったんだもんなぁ……。
そう考えるとチンコとは別の方……お尻が……反応してキュンってしてしまった。おい、マジか。全然オメガらしくない俺の身体がぁ。
「お待たせ」
全然、待っていない、すぐに飲み物を持ってきてくれた工藤。
その工藤が部屋をクンッと匂いを嗅いだ。……もしかして、変な匂いしてる!? 俺、エッチなこと思い出して変な匂い出しちゃった!?
ことっと、俺の前に冷たいココアを置いた。
先程と同じように俺の横に座ると思ったら、お……っひぃ、俺を跨ぐように座った。しかも抱きつくような形だぁ!?!!?
「ひぃっ、工藤っ!! 何やって!?」
「ん? 満を抱きしめてるの。駄目だった? さ、勉強しようか」
え。この形で!?
「よく考えれば、横から見るより、後ろから見た方が確認しやすいよね?」
く、工藤は、この状況でも勉強出来ちゃうのか!?
ドキドキしまくってますが!?
どうしようと思いながらも工藤が参考書開くので、俺も勉強を再開しよう……と思った。が、流石に無理だ。
ドキドキしまくって、勉強が頭に入らない……っ!!
さらに、工藤の吐息が、俺の首輪の上、後頭部にかかる度、ゾクゾクする。工藤の手がお腹に置かれているのも腹が重くなってくるような感じがする。
「うぅ~……」
た……勃ってしまった。なんにもされていないのに!!
「満? どうしたの? 問題解く手が止まっているよ?」
「……っ、む、り」
小さく言うと、後ろでふふふっと工藤が笑う。
「満に触るの一か月ぶりだね。恋人なのに、最近素っ気なくて、近づくと逃げちゃうからなあ。僕のこと嫌いになった?」
「え!? そんなことない! 工藤のことはす……好きだし」
好きだし……って初めて言葉に出した。言葉に出した瞬間、お腹がズクズク重くなった。
うひぃ。俺のオメガの身体ぁ。
すると、腹に置かれた工藤の手が俺の腹をナデナデする。
あ、う……、お腹、変っ!!
「ホント? でも、そう言っても満は僕を避けちゃうもんね。僕だって恋人に素っ気なくされたら傷つくんだけど」
「え!? あっ!! それは……っ」
それはっと言おうとした瞬間、工藤が俺の耳を……っ、甘噛みしたぁ~!!!
「ひっ、あん、な、なにやって!?」
驚いていると、腹を撫でていた手がシャツの中に入ってきた。直接肌に触れ合う感覚にゾクンッと鳥肌が立った。
その手が、ドンドン上に上がってきて……む、胸……
「く……工藤ぉ、俺、そこ触っちゃ、やだ」
「ん。尖ってる。可愛いなぁ」
そう言って、ツン、ツンっと俺の胸を指で突く。
「あ、あ、っ、工藤っ、やめ」
突いて、指の腹で撫でられる。彼に触られる度に身体が跳ねるように反応してしまう。
前にHしたことを思い出してしまう。この一か月、考えないようにしていたのに。考えたら、性欲お化けみたいになっちゃいそうだし。
「ふぅんっ、あっ。工藤、摘まんじゃ、やっ」
自分で触ってもあんまり気持ちよくないのに、工藤に触られた瞬間、滅茶苦茶気持ちいい
「満は可愛いなぁ。でもさ、僕を全然求めないのは、淋しいかなぁ」
「へ……っ、んっんっ」
摘ままれながら話されても答えられないっ!! この手離してぇ。ホント、お腹痛いんだもん。チンコも痛いけど、お腹も変なんだっ!!
「ご、ごめんっ!! あんっ、あ……、うぅん」
「大好きな満にも僕を欲しがってもらいたい。ね、ヒートじゃないけど、エッチしよっか」
「へ!?」
振り向くとちゅっと頬にキスされる。
「ん。大丈夫だよ。痛くしないからね。沢山気持ちよくなろう」
沢山……、沢山!?
そう言えば……、工藤って、絶倫だった。前回、全然ベッドに降ろしてもらえなかったのを急に思い出した。何度も俺の中、挿いってきて、訳わからないくらい気持ちよくなってた。
すると、ゴリッと尻に工藤のデカい……ナニが当たってます。
「ひぃ」
「駄目だよ。逃げないで?」
青ざめる俺に工藤が微笑む。その微笑みがちょ~っと怖いんだけど。これは、逃げられる気がしない。
「満のお母さんには、今日は泊まりますって連絡いれているからね」
あんぐり驚いている俺の唇に工藤の唇が覆いかぶさってきた。じゃ、あれか、はじめっから勉強会っていうのは俺を誘う為の口実……!?
ひぃい。このアルファ、用意周到すぎるだろう~~!?!?!
「なぁに? 満?」
工藤は誰にでも優しいヤツだが、俺に対してはことさら甘さが増すように感じるのは、自意識過剰ではない。
この何でも出来る優秀アルファの工藤 縁と付き合って、1か月経つ。平凡モブのオメガの俺がだぞ!?
付き合う前から優しかったが、付き合うとまた格別に甘い! 見つめてくる目線から甘い!
俺は工藤が好きだし、非常にラッキーで有り難い結果なのだが、恋人出来るのだって初めてで慣れない。甘い彼にどうしていいのか分からず、この一か月避けていたんだ。
「……皆来るの、遅いなぁ? 勉強、先にしとこうかぁ?」
そう。今日は工藤の家で勉強会なのだ。
面倒見がいい工藤は勉強会を開いて、皆に教えてあげたりする。今回赤点とるわけにはいかない俺は、その勉強会に参加したのだ。
しかし、いつも工藤の周りにいるメンバーが来ない。何故だ……。
早く来いよぉ。早く~!! ホント、一か月ぶりの工藤の部屋、甘い匂いがしてたまんねぇんだけど……!! なんか、変な気分になってくる。
これ、ホントに男子高校生の部屋なの!? ってくらいクラクラするような匂いが充満している。
やっぱり、この部屋へ来るのは時期早々だったかもしれない。動悸がバクバク止まらない。
横で、その匂いの発生源が、ふふふっと笑った。
「えと……、工藤?」
「今日は、皆来ないよ? 誰か来るって言ったっけ?」
そう言って、工藤の肩が俺の肩にトンッと軽く触れ合う。ぎゃ……っ!
「え? 勉強会のメンバーで勉強するって言ってたの聞いたよ!?」
誰も来ないってどういうこと? いつも勉強会で集まるメンバーと勉強会の話してたの、俺聞いたぞ!?
「あぁ、明後日の話かな?」
「……」
あ、明後日!? じゃ、今日来るのは……!?
「今日は満だけだよ。分からないところあったら、なんでも聞いてね」
「お、俺だけ……」
「そう。満だけ」
およよ。二人だけだと言われると益々空気が圧迫して感じる。息苦しい。
か、帰りたい!! 来たばっかで悪いけど、帰っていいかな!?
「あ、満のお母さんには勉強会するからって電話しておいたからね」
「…………」
「だから、勉強しよう。ね?」
なんという用意周到……。恐るべしアルファ。
視線をどこにやっていいのか分からず、俺は、ノートと教科書を睨んだ。
動揺を隠す為に俺は、勉強した。
しかし、なかなか隣にいる赤ペン先生は、俺のことを細かに見てくる。躓いているところがあれば、事細かに教えてくれる。
「工藤さんは、お勉強なさらないのですか?」
「ん? 満に教えることが僕の勉強だよ。分からない子に教えてあげるのって復習にもなるし、一番の勉強なんだ」
「そう~……ですか、しかし」
しかし、そう、密着されては、ドキドキしてしまう!!!
うぅ!? もうさっきからいい匂いでよく分からない。よくわからないのに、工藤のおかげで問題だけは解けている。
でもでもでも、もう限界だ……。このまま、工藤の匂いを嗅ぎ続けたら、また前回同様ヒートを起こしてしまう……。まだ、ヒートまで二か月あるのに!!
「……く、工藤ぉ、ドアと窓開けていい?」
「ん? どうして? 暑い? エアコンかけようか?」
そう言って、工藤はエアコンのスイッチをピッとかける。
いや! 違うって。違うよぉ~。エアコンかけたら、ますます締めきっちゃうじゃん~。
「満、汗かいてるよ」
「ひぅっ!」
工藤が、俺の髪の毛をかき上げた。ひぃ、汗、手で拭ったら汚いよ!?
「飲み物とってくるね。ココアでいい?」
「う……、うん」
そう言って、立ち上がった工藤にホッとして、机にくたぁっとうつ伏せになる。
はぁ、息が止まるかと思った。
しかし、意識しないようにしていたベッドが目に入ってしまう。
一か月前、ここで、工藤とエッチしちゃったんだもんなぁ……。
そう考えるとチンコとは別の方……お尻が……反応してキュンってしてしまった。おい、マジか。全然オメガらしくない俺の身体がぁ。
「お待たせ」
全然、待っていない、すぐに飲み物を持ってきてくれた工藤。
その工藤が部屋をクンッと匂いを嗅いだ。……もしかして、変な匂いしてる!? 俺、エッチなこと思い出して変な匂い出しちゃった!?
ことっと、俺の前に冷たいココアを置いた。
先程と同じように俺の横に座ると思ったら、お……っひぃ、俺を跨ぐように座った。しかも抱きつくような形だぁ!?!!?
「ひぃっ、工藤っ!! 何やって!?」
「ん? 満を抱きしめてるの。駄目だった? さ、勉強しようか」
え。この形で!?
「よく考えれば、横から見るより、後ろから見た方が確認しやすいよね?」
く、工藤は、この状況でも勉強出来ちゃうのか!?
ドキドキしまくってますが!?
どうしようと思いながらも工藤が参考書開くので、俺も勉強を再開しよう……と思った。が、流石に無理だ。
ドキドキしまくって、勉強が頭に入らない……っ!!
さらに、工藤の吐息が、俺の首輪の上、後頭部にかかる度、ゾクゾクする。工藤の手がお腹に置かれているのも腹が重くなってくるような感じがする。
「うぅ~……」
た……勃ってしまった。なんにもされていないのに!!
「満? どうしたの? 問題解く手が止まっているよ?」
「……っ、む、り」
小さく言うと、後ろでふふふっと工藤が笑う。
「満に触るの一か月ぶりだね。恋人なのに、最近素っ気なくて、近づくと逃げちゃうからなあ。僕のこと嫌いになった?」
「え!? そんなことない! 工藤のことはす……好きだし」
好きだし……って初めて言葉に出した。言葉に出した瞬間、お腹がズクズク重くなった。
うひぃ。俺のオメガの身体ぁ。
すると、腹に置かれた工藤の手が俺の腹をナデナデする。
あ、う……、お腹、変っ!!
「ホント? でも、そう言っても満は僕を避けちゃうもんね。僕だって恋人に素っ気なくされたら傷つくんだけど」
「え!? あっ!! それは……っ」
それはっと言おうとした瞬間、工藤が俺の耳を……っ、甘噛みしたぁ~!!!
「ひっ、あん、な、なにやって!?」
驚いていると、腹を撫でていた手がシャツの中に入ってきた。直接肌に触れ合う感覚にゾクンッと鳥肌が立った。
その手が、ドンドン上に上がってきて……む、胸……
「く……工藤ぉ、俺、そこ触っちゃ、やだ」
「ん。尖ってる。可愛いなぁ」
そう言って、ツン、ツンっと俺の胸を指で突く。
「あ、あ、っ、工藤っ、やめ」
突いて、指の腹で撫でられる。彼に触られる度に身体が跳ねるように反応してしまう。
前にHしたことを思い出してしまう。この一か月、考えないようにしていたのに。考えたら、性欲お化けみたいになっちゃいそうだし。
「ふぅんっ、あっ。工藤、摘まんじゃ、やっ」
自分で触ってもあんまり気持ちよくないのに、工藤に触られた瞬間、滅茶苦茶気持ちいい
「満は可愛いなぁ。でもさ、僕を全然求めないのは、淋しいかなぁ」
「へ……っ、んっんっ」
摘ままれながら話されても答えられないっ!! この手離してぇ。ホント、お腹痛いんだもん。チンコも痛いけど、お腹も変なんだっ!!
「ご、ごめんっ!! あんっ、あ……、うぅん」
「大好きな満にも僕を欲しがってもらいたい。ね、ヒートじゃないけど、エッチしよっか」
「へ!?」
振り向くとちゅっと頬にキスされる。
「ん。大丈夫だよ。痛くしないからね。沢山気持ちよくなろう」
沢山……、沢山!?
そう言えば……、工藤って、絶倫だった。前回、全然ベッドに降ろしてもらえなかったのを急に思い出した。何度も俺の中、挿いってきて、訳わからないくらい気持ちよくなってた。
すると、ゴリッと尻に工藤のデカい……ナニが当たってます。
「ひぃ」
「駄目だよ。逃げないで?」
青ざめる俺に工藤が微笑む。その微笑みがちょ~っと怖いんだけど。これは、逃げられる気がしない。
「満のお母さんには、今日は泊まりますって連絡いれているからね」
あんぐり驚いている俺の唇に工藤の唇が覆いかぶさってきた。じゃ、あれか、はじめっから勉強会っていうのは俺を誘う為の口実……!?
ひぃい。このアルファ、用意周到すぎるだろう~~!?!?!
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