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お買い得情報。
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「力を? 」
「国を? 」
驚愕しながら リオルとロレンスは、セルビィを見る。
無邪気に微笑むセルビィの横で、ナルトは天を仰いだ。
暖かくなって来た日々。
だが、今日は寒の戻りで寒かった。これは、寒の戻りかそれとも……。
ナルトは、体を凍らせながら天を仰いでいた。
「俺に、力を? 」
「はい、リオル様。対抗できる力を。」
「相手は、帝国ですよ。」
「はい、ロレンス様。帝国に匹敵する大国を。」
二人の問に、嬉々としてセルビィは応える。
「期間限定です。」
セルビィは、微笑む。
「リオル様。貴方だけに 話です。」
セルビィは、手を合わせて二人に進める。
(悪徳商法!! )
ナルトは、心の中で突っ込んだ。
『期間限定』『貴方だけに』
それは、まるで悪徳商法。
ナルトは、顔を覆った。
「リオル様が、お望みならば。今が、チャンスです。」
セルビィは、尚も進める。
「期間限定なので、これを逃せば有りません。」
セルビィは、煽る。
「もし、無理ならチャイニ国の脂肪様に持って行かさせて貰います。」
「脂肪様? 」
「あの、チャイニ国の侯爵ですか?」
「はい、あの方も力を欲してる筈ですので。」
セルビィは、微笑んだ。
「セルビィ様は、あの侯爵が嫌いではなかったのですか? 」
「僕は、私情は持ち込みません。」
「流石だ、セルビィ殿。」
リオルは、感心する。
(いや!! 此奴、私情の権化ですから!! )
ナルトは、突っ込みたかった。だが、我慢した。
「ですが、僕も人の子。出来れば、リオル様にお渡ししたい。」
「セルビィ殿。」
リオルは、感動する。
(いや!! 此奴、魔王ですから!! )
「期間限定ですから、次はありません。こんなチャンス 二度ありません。」
セルビィは、話を進める。
「今ならアメリゴ帝国に居る豪の者をお返し下されば。後、僕との平和を約束頂けるだけで。」
セルビィは、満面の笑みで話をする。
「リオル様が、欲する力と大国が手に入るのです。たった、其れだけです。」
「帝国の豪の者を。」
リオルが、聞き返す。
「はい、僕達にお返し下さい。」
帝国にも、豪の者は奴隷として売られていた。だが、真面目な豪の者を尊び待遇はチャイニ国より良かった。暴力はなく無く、少ないが給金も払われてた。検査さえすれば、家族に手紙だって出せた。
だが、買われた者なので帰ることは出来なかった。
「豪の者の帰還と平和の約束。ただ、其れだけです。」
「平和条約。」
ロレンスが呟く。
「はい、今が買い得です。」
セルビィは、手を合わせて微笑んだ。
(商品か!! )
国を商品扱いするセルビィを、ナルトは突っ込みたかった。だが、我慢する。
「さあ、リオル様。男らしく、意思を示して下さい。」
セルビィは、追及する。
「この様なチャンスは、二度訪れませんよ。女神の髪は、前髪しか無いのですよ。」
「幸運の女神の髪は、前髪しかしか無い。」
「チャンスを、掴めと リオル様。」
考えようとするリオルに、セルビィは隙を与えない。
「女神が走り去ってしまいます。さあ、御決断を。」
「リオル様!! 」
ロレンスは、リオルを見る。
「今なら、なんと!! 戦える国民もお付け致します。」
「買った!! 」
手をテーブルについて、リオルは叫んだ。
「お買い上げ、有難う御座います!! 」
セルビィは、両手を合わせて喜んだ。
「いや、何の買い物? 」
ただ一人ナルトは その雰囲気に入る事が出来ず、立ち尽くしていた。
「即刻お買い上げ、有難う御座います。」
セルビィは、小首を傾げて微笑んだ。
「では、お買い上げ商品の内容を説明させて頂きます。」
「おい、何が商品だ!! 」
ナルトは、我慢できず突っ込んだ。
「ほぇ? 」
ナルトの突っ込みに、セルビィは可愛らしく首を傾げた。
「可愛く、首を傾げるな。」
リオルとロレンスも、可愛く首を傾げてナルトを見る。
「いや、お前らは可愛くないから。」
(自分と同じ年の男に首を傾げられても、可愛くはない。)
ナルトは大きく、溜息を吐き出した。そして、天を仰ぐ。
「僕が、お渡しする大国は 彼方に見えます オースト国です。」
店内の窓から見える、東のオースト国の砦を背にセルビィは手を指し示した。
此処は、アメリゴ帝国最前の小さな砦の街。小高い丘の上の喫茶店、見晴らしは最高であった。
「オースト国を。」
「国を売るのか? 」
二人は、呆然と呟いた。
「いいえ、見限るだけです。」
セルビィは にっこりと、微笑んだ。
「しかし、見限った後。煩そうなので、リオル様にお渡ししようと思います。」
セルビィは、なにげも無く言う。
「渡すとは、どうやって。」
ロレンスが、セルビィに疑問をぶつける。オーストの大国を、簡単に贈与するとセルビィは言っている。
「はい。姉様達の卒業の良き日に、リオル様にあの国を差し上げます。」
「オースト国を。」
「はい。十分に帝国と敵対できる、大国と言えます。」
セルビィは、笑う。
「良き日に、あの砦を。いえ、オースト国の砦を総てリオル様に差し上げます。」
「砦の総てを。」
ロレンスは、驚愕した。
難攻不落のオーストの砦を総てリオルの物にすると、セルビィは言っている。
「良き日までに、リオル様は信用できる者達を集め。雑用係に、豪の者を連れ この最前の街にお越し下さい。」
セルビィは、話を進める。
「兄王様に『オーストを攻める』と、伝えれば疑いなく人を集められるでしょう。」
セルビィは、笑う。
「後は、王都に攻め入り王の首を取れば。」
セルビィは、微笑んだ。
「あの国は、リオル様の物です。」
「俺の国。」
「しかし、死神達は。」
呆然と呟くリオル。ロレンスは、セルビィの父親達の事を気にする。
「御安心下さい。父様達は、良き日に砦を離れ。ルナの大地に、帰郷致します。」
その言葉は、オースト国の終わりを意味した。
「ですが、それでは帝国と渡り合うことは出来ません。」
ロレンスは、豪の者達のいないオースト国に帝国と戦えるとは思えなかった。
「御安心下さい。今なら国民が、着いてきます。」
「オースト国の国民が、我々の為に戦うとでも? 」
ロレンスは、微笑むセルビィに聞いた。
「はい。一言、リオル様が申して下さればいいのです。」
セルビィは、妖しい微笑み称える。
「宗教を、許すと。」
ロレンスは、体が震えた。
「そうすれば、自ずと国民は 帝国と戦って下さいます。」
セルビィは、無邪気な笑顔を二人に見せた。
「国を? 」
驚愕しながら リオルとロレンスは、セルビィを見る。
無邪気に微笑むセルビィの横で、ナルトは天を仰いだ。
暖かくなって来た日々。
だが、今日は寒の戻りで寒かった。これは、寒の戻りかそれとも……。
ナルトは、体を凍らせながら天を仰いでいた。
「俺に、力を? 」
「はい、リオル様。対抗できる力を。」
「相手は、帝国ですよ。」
「はい、ロレンス様。帝国に匹敵する大国を。」
二人の問に、嬉々としてセルビィは応える。
「期間限定です。」
セルビィは、微笑む。
「リオル様。貴方だけに 話です。」
セルビィは、手を合わせて二人に進める。
(悪徳商法!! )
ナルトは、心の中で突っ込んだ。
『期間限定』『貴方だけに』
それは、まるで悪徳商法。
ナルトは、顔を覆った。
「リオル様が、お望みならば。今が、チャンスです。」
セルビィは、尚も進める。
「期間限定なので、これを逃せば有りません。」
セルビィは、煽る。
「もし、無理ならチャイニ国の脂肪様に持って行かさせて貰います。」
「脂肪様? 」
「あの、チャイニ国の侯爵ですか?」
「はい、あの方も力を欲してる筈ですので。」
セルビィは、微笑んだ。
「セルビィ様は、あの侯爵が嫌いではなかったのですか? 」
「僕は、私情は持ち込みません。」
「流石だ、セルビィ殿。」
リオルは、感心する。
(いや!! 此奴、私情の権化ですから!! )
ナルトは、突っ込みたかった。だが、我慢した。
「ですが、僕も人の子。出来れば、リオル様にお渡ししたい。」
「セルビィ殿。」
リオルは、感動する。
(いや!! 此奴、魔王ですから!! )
「期間限定ですから、次はありません。こんなチャンス 二度ありません。」
セルビィは、話を進める。
「今ならアメリゴ帝国に居る豪の者をお返し下されば。後、僕との平和を約束頂けるだけで。」
セルビィは、満面の笑みで話をする。
「リオル様が、欲する力と大国が手に入るのです。たった、其れだけです。」
「帝国の豪の者を。」
リオルが、聞き返す。
「はい、僕達にお返し下さい。」
帝国にも、豪の者は奴隷として売られていた。だが、真面目な豪の者を尊び待遇はチャイニ国より良かった。暴力はなく無く、少ないが給金も払われてた。検査さえすれば、家族に手紙だって出せた。
だが、買われた者なので帰ることは出来なかった。
「豪の者の帰還と平和の約束。ただ、其れだけです。」
「平和条約。」
ロレンスが呟く。
「はい、今が買い得です。」
セルビィは、手を合わせて微笑んだ。
(商品か!! )
国を商品扱いするセルビィを、ナルトは突っ込みたかった。だが、我慢する。
「さあ、リオル様。男らしく、意思を示して下さい。」
セルビィは、追及する。
「この様なチャンスは、二度訪れませんよ。女神の髪は、前髪しか無いのですよ。」
「幸運の女神の髪は、前髪しかしか無い。」
「チャンスを、掴めと リオル様。」
考えようとするリオルに、セルビィは隙を与えない。
「女神が走り去ってしまいます。さあ、御決断を。」
「リオル様!! 」
ロレンスは、リオルを見る。
「今なら、なんと!! 戦える国民もお付け致します。」
「買った!! 」
手をテーブルについて、リオルは叫んだ。
「お買い上げ、有難う御座います!! 」
セルビィは、両手を合わせて喜んだ。
「いや、何の買い物? 」
ただ一人ナルトは その雰囲気に入る事が出来ず、立ち尽くしていた。
「即刻お買い上げ、有難う御座います。」
セルビィは、小首を傾げて微笑んだ。
「では、お買い上げ商品の内容を説明させて頂きます。」
「おい、何が商品だ!! 」
ナルトは、我慢できず突っ込んだ。
「ほぇ? 」
ナルトの突っ込みに、セルビィは可愛らしく首を傾げた。
「可愛く、首を傾げるな。」
リオルとロレンスも、可愛く首を傾げてナルトを見る。
「いや、お前らは可愛くないから。」
(自分と同じ年の男に首を傾げられても、可愛くはない。)
ナルトは大きく、溜息を吐き出した。そして、天を仰ぐ。
「僕が、お渡しする大国は 彼方に見えます オースト国です。」
店内の窓から見える、東のオースト国の砦を背にセルビィは手を指し示した。
此処は、アメリゴ帝国最前の小さな砦の街。小高い丘の上の喫茶店、見晴らしは最高であった。
「オースト国を。」
「国を売るのか? 」
二人は、呆然と呟いた。
「いいえ、見限るだけです。」
セルビィは にっこりと、微笑んだ。
「しかし、見限った後。煩そうなので、リオル様にお渡ししようと思います。」
セルビィは、なにげも無く言う。
「渡すとは、どうやって。」
ロレンスが、セルビィに疑問をぶつける。オーストの大国を、簡単に贈与するとセルビィは言っている。
「はい。姉様達の卒業の良き日に、リオル様にあの国を差し上げます。」
「オースト国を。」
「はい。十分に帝国と敵対できる、大国と言えます。」
セルビィは、笑う。
「良き日に、あの砦を。いえ、オースト国の砦を総てリオル様に差し上げます。」
「砦の総てを。」
ロレンスは、驚愕した。
難攻不落のオーストの砦を総てリオルの物にすると、セルビィは言っている。
「良き日までに、リオル様は信用できる者達を集め。雑用係に、豪の者を連れ この最前の街にお越し下さい。」
セルビィは、話を進める。
「兄王様に『オーストを攻める』と、伝えれば疑いなく人を集められるでしょう。」
セルビィは、笑う。
「後は、王都に攻め入り王の首を取れば。」
セルビィは、微笑んだ。
「あの国は、リオル様の物です。」
「俺の国。」
「しかし、死神達は。」
呆然と呟くリオル。ロレンスは、セルビィの父親達の事を気にする。
「御安心下さい。父様達は、良き日に砦を離れ。ルナの大地に、帰郷致します。」
その言葉は、オースト国の終わりを意味した。
「ですが、それでは帝国と渡り合うことは出来ません。」
ロレンスは、豪の者達のいないオースト国に帝国と戦えるとは思えなかった。
「御安心下さい。今なら国民が、着いてきます。」
「オースト国の国民が、我々の為に戦うとでも? 」
ロレンスは、微笑むセルビィに聞いた。
「はい。一言、リオル様が申して下さればいいのです。」
セルビィは、妖しい微笑み称える。
「宗教を、許すと。」
ロレンスは、体が震えた。
「そうすれば、自ずと国民は 帝国と戦って下さいます。」
セルビィは、無邪気な笑顔を二人に見せた。
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