236 / 266
積み残し編……もうちょっと続くんじゃよ
変態
しおりを挟む
「良かった! くりちゃんに会えたよ!」
「先輩……くりちゃんは辞めてくださいって前も言いましたよね?」
窓を開けると、変態先輩は嬉しそうに俺に話しかけてくる。
こいつ黒幕だよね? なんでこんな楽しそうなの?
「いやぁ、くりちゃんの領地の場所はなんとなくは知ってたんだけど、この大陸広すぎない? 結構迷って何日もかかっちゃったよ」
「まぁ広いは同意っすけど、だからくりちゃんは辞めて」
ほら、後ろでジェイドがなんとも言えない表情でこちらを見ているから。
隣ではイリアーナが「くりちゃん……」って呟きながらニヤニヤしてるから。
「分かったよレオっち。それよりレオっちは大型なんだね、なんで俺は4トンなんだろうね?」
「いや、知らねっすよ」
「俺も大型が良かったなー。4トンベッドは付いてるけどちょっと狭い気がするんだよね」
大型と4トンじゃ大型の方がちょっとだけ広いから気のせいじゃないよ。
「まぁなんにしても会えてよかった! 戦争? に来てるって話だったから会えるのはまだ先だと思ってたよ」
「先輩も戦場に居たんじゃないんですか? てか、先輩が黒幕でしょ?」
変態は黒幕? と首を傾げる。
よめーずがやれば可愛いけどアラフォーのイケおじがやっても可愛くない。
「黒幕ってなんだ?」
「アレでしょ? 先輩が兎斗たちに暗示だか催眠だか掛けて俺とぶつけるように仕向けたり、王国の国王とかにも掛けて戦争吹っ掛けるようにしたんでしょ?」
「ちょっと待って!? なんでそんなことになってるの!? 濡れ衣だから! 俺無罪!」
違うの?
後ろの兎斗と佳奈の顔を見るが、2人ともキョトンとした顔をしている。
嘘をついた感じでは無いな。
「こいつらが言ってましたよ? 黒幕は朝立さんだって」
「よし、落ち着いて話し合おう!」
なんだろう。この変態も嘘ついてるって感じはしないな。
「まず妹尾さんたちに能力を使ったのは認めるよ。でもこれは俺の能力の実験ってことでちゃんと合意の上です!」
「そうなの?」
2人を見ると、頷いた。
てっきり騙し討ちか不意をつかれて暗示を掛けられたものとばかり思っていたのだけど、合意の上だったのね。
「ただ、本来ならすぐに効果が切れるはずなんだけど、その3人はレオっちに対する想いが大きすぎたのか効果が切れなかったんだよね。不可抗力です」
「おい……」
「でも本当に無理矢理はしてないよ? 無理矢理、ダメ、絶対!」
「そうっすよね。先輩は変態だけどさすがにそこら辺はちゃんとしてると思ってるっす」
「レオっち絶対俺が無理矢理やったと思ってたよな!?」
ふむ、これじゃ悪即断は出来ないのかな?
「あー……じゃあ国王とか宰相とかに暗示を掛けた件は?」
「そもそも掛けてな……いや、掛けたな」
はい。ギルティ。
「待って! それはダメ!」
【無限積載】から強欲の剣を取り出してチラ見せすると、変態は大慌てで両手をぶんぶん振った。
「掛けたよ! 掛けたけど、レオっちたちが思ってるのと違うから!」
「違うとは?」
欲望を増幅させて教国に戦争を仕掛けさせる以外に何があると言うの?
「頼まれたから掛けたんだって! こういうのは出来るかって聞かれて、出来ますって答えたらじゃあ掛けてくれって! 国王や宰相以外にも同じの何人かに掛けたよ!」
「詳しく」
「いや……それは……」
言えないと?
じゃあ……やっぱり有罪で。
「だからチラ見せしないで! 普通に怖いから!」
「判決、有罪」
ここは俺の領地だから俺が法だ!
「異議あり!」
某ゲームのように、変態は姿勢よく右手を挙げた。
「却下します」
「ひでぇ! でもそう言いながらも聞いてくれるのがくりちゃんのいいところ!」
「くりちゃん禁止令を破った罪で晒し首で」
「それはごめんて」
ここまでの会話で思った。この変態、多分無罪だわ。
「しょうがない。聞くだけ聞いてあげますよ」
「ありがとう! 男としてこれは黙っていようかと思ったけど、国王のプライドより俺の命が大事! 俺が国王たちに掛けたのは確かに欲を増幅させるスキルだけど、支配欲とか征服欲とかそんなんじゃないよ」
「何を増幅させたんですか?」
「性欲」
あれ、やっぱ有罪かなこれ……
「そんな目で見ないで!? やめて! そんな蔑んだ目で俺を見ないで!」
「いいから続きおなしゃす」
「このノリ飽きてきたな? 分かったよ。最近加齢で性欲も食欲も落ちてきたんだって。だから俺の能力で取り戻せるならってことで頼まれたんだ」
食欲もなんだ。ただ性欲モンスター製造してたわけじゃないんだな。
「じゃあこの戦争にへんた……先輩は関与していない?」
「してないよ! 異世界召喚されてウッキウキでレベル上げてたらそんな事頼まれて、戦争がどうのこうのって話になったのはその後だから!」
それ食欲と性欲満たして支配欲に目覚めたんじゃね?
でもそれは変態には責任あるとは言いきれない……
「俺だってビックリだよ! レベル上がって楽しくなってきたところでいきなり戦争とか言われてビックリだよ! しかも相手はレオっちだよ? 争う気なんてそもそも無いわ!」
この変態、こんな性格だからな、確かに人と争うのは好きなタイプでは無い。
「なんでここに?」
「逃げて来た。俺だって日本人よ? 日本人の俺が戦場の空気に耐えられるわけ無いじゃん?」
まぁ……それは……
そういう空気や人を殺すことに慣れてしまっている俺がおかしいだけなのは理解出来る。
先代勇者たちを斬った時点でそういうのはね。
「だからなんか押されてててんやわんやしてたからどさくさに紛れて逃げて来た」
「なるほど」
そこは理解出来た。
あとは……合意の上とはいえ兎斗たちに暗示を掛けた結果俺が大変な目に遭った事だけだな。
「でも俺、先輩が兎斗たちに暗示を掛けてくれたお陰で大変な目に遭ったんですけど?」
「それはごめんなさい」
変態は腰を90度、綺麗に頭を下げてきた。
「言い訳させてください」
「聞きましょう」
「召喚された者同士、お互いの能力をお互いで試したんです。俺も矢場井さんの料理食べたり妹尾さんの【スキル封印】食らったりしたんです」
再び後ろを振り返り2人を見ると、肯定している。
先程聞いた通り、無理矢理掛けたわけでもないから……情状酌量の余地ありかな?
「ところで、あのボクっ娘は?」
「ボクっ娘? ああ、瞳ですか、瞳なら領都の守備に就いてますよ」
「そっか、良かった。姿が見えないからちょっと心配してたんだよね」
先輩は安堵の息を吐いた。
先輩、変態だからそういう属性好きだからなぁ……でもボクっ娘じゃなくておとこの娘なんだよな。いや、むしろ好きか?
「つまりまとめると……兎斗たちに能力を使ったのはお試しであって悪意は無い。国王たちにも頼まれたから食欲や性欲増幅の暗示は掛けたけど戦争には関わっていない。間違いないですか?」
「間違いないです!」
ふむ……
「それで、なんでここに? これからどうしたいんですか?」
「こんな状況だから頼れるのはレオっちしか居ないと思って助けてもらいに来ました! これからは……雇って欲しいかな」
雇う? 俺が? 変態を?
「お願い侯爵様! 俺、魔力も戦闘力もあんまり高くないんです! どうか雇ってくださいな」
変態は再び頭を深く下げる。
えぇ……魔力も戦闘力も高くない変態を雇うの?
「なんでもしますからお願いします!」
「ほぅ……なんでも?」
さて、どうしようかな?
「先輩……くりちゃんは辞めてくださいって前も言いましたよね?」
窓を開けると、変態先輩は嬉しそうに俺に話しかけてくる。
こいつ黒幕だよね? なんでこんな楽しそうなの?
「いやぁ、くりちゃんの領地の場所はなんとなくは知ってたんだけど、この大陸広すぎない? 結構迷って何日もかかっちゃったよ」
「まぁ広いは同意っすけど、だからくりちゃんは辞めて」
ほら、後ろでジェイドがなんとも言えない表情でこちらを見ているから。
隣ではイリアーナが「くりちゃん……」って呟きながらニヤニヤしてるから。
「分かったよレオっち。それよりレオっちは大型なんだね、なんで俺は4トンなんだろうね?」
「いや、知らねっすよ」
「俺も大型が良かったなー。4トンベッドは付いてるけどちょっと狭い気がするんだよね」
大型と4トンじゃ大型の方がちょっとだけ広いから気のせいじゃないよ。
「まぁなんにしても会えてよかった! 戦争? に来てるって話だったから会えるのはまだ先だと思ってたよ」
「先輩も戦場に居たんじゃないんですか? てか、先輩が黒幕でしょ?」
変態は黒幕? と首を傾げる。
よめーずがやれば可愛いけどアラフォーのイケおじがやっても可愛くない。
「黒幕ってなんだ?」
「アレでしょ? 先輩が兎斗たちに暗示だか催眠だか掛けて俺とぶつけるように仕向けたり、王国の国王とかにも掛けて戦争吹っ掛けるようにしたんでしょ?」
「ちょっと待って!? なんでそんなことになってるの!? 濡れ衣だから! 俺無罪!」
違うの?
後ろの兎斗と佳奈の顔を見るが、2人ともキョトンとした顔をしている。
嘘をついた感じでは無いな。
「こいつらが言ってましたよ? 黒幕は朝立さんだって」
「よし、落ち着いて話し合おう!」
なんだろう。この変態も嘘ついてるって感じはしないな。
「まず妹尾さんたちに能力を使ったのは認めるよ。でもこれは俺の能力の実験ってことでちゃんと合意の上です!」
「そうなの?」
2人を見ると、頷いた。
てっきり騙し討ちか不意をつかれて暗示を掛けられたものとばかり思っていたのだけど、合意の上だったのね。
「ただ、本来ならすぐに効果が切れるはずなんだけど、その3人はレオっちに対する想いが大きすぎたのか効果が切れなかったんだよね。不可抗力です」
「おい……」
「でも本当に無理矢理はしてないよ? 無理矢理、ダメ、絶対!」
「そうっすよね。先輩は変態だけどさすがにそこら辺はちゃんとしてると思ってるっす」
「レオっち絶対俺が無理矢理やったと思ってたよな!?」
ふむ、これじゃ悪即断は出来ないのかな?
「あー……じゃあ国王とか宰相とかに暗示を掛けた件は?」
「そもそも掛けてな……いや、掛けたな」
はい。ギルティ。
「待って! それはダメ!」
【無限積載】から強欲の剣を取り出してチラ見せすると、変態は大慌てで両手をぶんぶん振った。
「掛けたよ! 掛けたけど、レオっちたちが思ってるのと違うから!」
「違うとは?」
欲望を増幅させて教国に戦争を仕掛けさせる以外に何があると言うの?
「頼まれたから掛けたんだって! こういうのは出来るかって聞かれて、出来ますって答えたらじゃあ掛けてくれって! 国王や宰相以外にも同じの何人かに掛けたよ!」
「詳しく」
「いや……それは……」
言えないと?
じゃあ……やっぱり有罪で。
「だからチラ見せしないで! 普通に怖いから!」
「判決、有罪」
ここは俺の領地だから俺が法だ!
「異議あり!」
某ゲームのように、変態は姿勢よく右手を挙げた。
「却下します」
「ひでぇ! でもそう言いながらも聞いてくれるのがくりちゃんのいいところ!」
「くりちゃん禁止令を破った罪で晒し首で」
「それはごめんて」
ここまでの会話で思った。この変態、多分無罪だわ。
「しょうがない。聞くだけ聞いてあげますよ」
「ありがとう! 男としてこれは黙っていようかと思ったけど、国王のプライドより俺の命が大事! 俺が国王たちに掛けたのは確かに欲を増幅させるスキルだけど、支配欲とか征服欲とかそんなんじゃないよ」
「何を増幅させたんですか?」
「性欲」
あれ、やっぱ有罪かなこれ……
「そんな目で見ないで!? やめて! そんな蔑んだ目で俺を見ないで!」
「いいから続きおなしゃす」
「このノリ飽きてきたな? 分かったよ。最近加齢で性欲も食欲も落ちてきたんだって。だから俺の能力で取り戻せるならってことで頼まれたんだ」
食欲もなんだ。ただ性欲モンスター製造してたわけじゃないんだな。
「じゃあこの戦争にへんた……先輩は関与していない?」
「してないよ! 異世界召喚されてウッキウキでレベル上げてたらそんな事頼まれて、戦争がどうのこうのって話になったのはその後だから!」
それ食欲と性欲満たして支配欲に目覚めたんじゃね?
でもそれは変態には責任あるとは言いきれない……
「俺だってビックリだよ! レベル上がって楽しくなってきたところでいきなり戦争とか言われてビックリだよ! しかも相手はレオっちだよ? 争う気なんてそもそも無いわ!」
この変態、こんな性格だからな、確かに人と争うのは好きなタイプでは無い。
「なんでここに?」
「逃げて来た。俺だって日本人よ? 日本人の俺が戦場の空気に耐えられるわけ無いじゃん?」
まぁ……それは……
そういう空気や人を殺すことに慣れてしまっている俺がおかしいだけなのは理解出来る。
先代勇者たちを斬った時点でそういうのはね。
「だからなんか押されてててんやわんやしてたからどさくさに紛れて逃げて来た」
「なるほど」
そこは理解出来た。
あとは……合意の上とはいえ兎斗たちに暗示を掛けた結果俺が大変な目に遭った事だけだな。
「でも俺、先輩が兎斗たちに暗示を掛けてくれたお陰で大変な目に遭ったんですけど?」
「それはごめんなさい」
変態は腰を90度、綺麗に頭を下げてきた。
「言い訳させてください」
「聞きましょう」
「召喚された者同士、お互いの能力をお互いで試したんです。俺も矢場井さんの料理食べたり妹尾さんの【スキル封印】食らったりしたんです」
再び後ろを振り返り2人を見ると、肯定している。
先程聞いた通り、無理矢理掛けたわけでもないから……情状酌量の余地ありかな?
「ところで、あのボクっ娘は?」
「ボクっ娘? ああ、瞳ですか、瞳なら領都の守備に就いてますよ」
「そっか、良かった。姿が見えないからちょっと心配してたんだよね」
先輩は安堵の息を吐いた。
先輩、変態だからそういう属性好きだからなぁ……でもボクっ娘じゃなくておとこの娘なんだよな。いや、むしろ好きか?
「つまりまとめると……兎斗たちに能力を使ったのはお試しであって悪意は無い。国王たちにも頼まれたから食欲や性欲増幅の暗示は掛けたけど戦争には関わっていない。間違いないですか?」
「間違いないです!」
ふむ……
「それで、なんでここに? これからどうしたいんですか?」
「こんな状況だから頼れるのはレオっちしか居ないと思って助けてもらいに来ました! これからは……雇って欲しいかな」
雇う? 俺が? 変態を?
「お願い侯爵様! 俺、魔力も戦闘力もあんまり高くないんです! どうか雇ってくださいな」
変態は再び頭を深く下げる。
えぇ……魔力も戦闘力も高くない変態を雇うの?
「なんでもしますからお願いします!」
「ほぅ……なんでも?」
さて、どうしようかな?
5
あなたにおすすめの小説
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
元皇子の寄り道だらけの逃避行 ~幽閉されたので国を捨てて辺境でゆっくりします~
下昴しん
ファンタジー
武力で領土を拡大するベギラス帝国に二人の皇子がいた。魔法研究に腐心する兄と、武力に優れ軍を指揮する弟。
二人の父である皇帝は、軍略会議を軽んじた兄のフェアを断罪する。
帝国は武力を求めていたのだ。
フェアに一方的に告げられた罪状は、敵前逃亡。皇帝の第一継承権を持つ皇子の座から一転して、罪人になってしまう。
帝都の片隅にある独房に幽閉されるフェア。
「ここから逃げて、田舎に籠るか」
給仕しか来ないような牢獄で、フェアは脱出を考えていた。
帝都においてフェアを超える魔法使いはいない。そのことを知っているのはごく限られた人物だけだった。
鍵をあけて牢を出ると、給仕に化けた義妹のマトビアが現れる。
「私も連れて行ってください、お兄様」
「いやだ」
止めるフェアに、強引なマトビア。
なんだかんだでベギラス帝国の元皇子と皇女の、ゆるすぎる逃亡劇が始まった──。
※カクヨム様、小説家になろう様でも投稿中。
無能扱いされ、パーティーを追放されたおっさん、実はチートスキル持ちでした。戻ってきてくれ、と言ってももう遅い。田舎でゆったりスローライフ。
さら
ファンタジー
かつて勇者パーティーに所属していたジル。
だが「無能」と嘲られ、役立たずと追放されてしまう。
行くあてもなく田舎の村へ流れ着いた彼は、鍬を振るい畑を耕し、のんびり暮らすつもりだった。
――だが、誰も知らなかった。
ジルには“世界を覆すほどのチートスキル”が隠されていたのだ。
襲いかかる魔物を一撃で粉砕し、村を脅かす街の圧力をはねのけ、いつしか彼は「英雄」と呼ばれる存在に。
「戻ってきてくれ」と泣きつく元仲間? もう遅い。
俺はこの村で、仲間と共に、気ままにスローライフを楽しむ――そう決めたんだ。
無能扱いされたおっさんが、実は最強チートで世界を揺るがす!?
のんびり田舎暮らし×無双ファンタジー、ここに開幕!
隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜
桜井正宗
ファンタジー
能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。
スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。
真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜
あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」
貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。
しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった!
失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する!
辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。
これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる