あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~

深楽朱夜

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第7部 異世界帰りの魔王様はチートで無双したりしなかったり~サラリーマンの1から始める異世界ビジネスプラン~

第19話 休憩?仕事?

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「戻ったーお茶しよー」
「お茶したらテトラさんとこーもうじき13個出来るよ」
「僕もひとやすみします」
「俺は本を読むか」
「俺も休も、晴海っちアイスちょーだい」
「僕もアイスをいただけますか?」
「俺は親子サブレと緑茶を貰おうかな」
千眼と率と綴がお茶の用意をしてくれる、テーブルの上には親子サブレと羊羹が置かれお茶の時間が始まる、千華も晴海からミルクアイスを貰い美味しそうに食べている、それぞれおやつを楽しみわいわいと過ごす。

「明日はビジネスエリアと商業エリアと会議室ですね」 
「ウォーターサーバーも出来たし、モニターも問題なしだね」
「商業エリアは月10万の賃貸料、初月無料ってとこだな」
「飲食は無しで、野菜や果物等は販売可能ってとこ」
「風早が薬物等は判別してくれるそうです」
「すごいですねー」
ラジカを交え話を詰めていく、後はいつオープンするかという話しだ。
「今日はすき焼きでいい?」
『いい!』
「んー」
「手伝いますよ」
「手伝う…」
「私もお手伝いしますよ」
ナイル達がまだ戻って来ないため、綴と千眼と千華が手伝う事にした。

「ただいま…」
「戻りました」
「ただいますー」
「おかえりーなんか疲れてる?」
野菜を皆で刻んでいるとナイル達が戻ってくる、様子は何処か疲れている様子だった。
「疲れている…茶を用意しよう。何を飲む?」
「お菓子もあるよ?龍皇国で何かあったのかい?」
「アイスあるよー」
「くう…てきとー」
「ありがとうございます、紅茶を貰います」
「どもす、キンキンの果実水で」
千眼が用意した飲みと菓子を食べ一息吐いて、チグリスはアイスや菓子を片端から食べいく。
「龍皇国でも話題ですからね、色々聞かれて」
「陛下に渡したら皆行きたいって」
「もー大変すよ、俺のところもつれてけって」
『くればいいよ』
「ドラゴンの皆さんて沢山食べるんですよね」
「酒追加するか?」
「あ、スキルにイチゴとか桃とかスイカが出た!畑拡張するよー」
「買い出し行きます!」
「肉ダンジョンの肉も頼む?」
「揚げ物とか手軽だし出す?」
パタパタと動き出す、大河がニジェルガにラインを送る、希望者は全員来ても良いと、時間停止の無限収納があれば食料が腐ることもない。
「楽しみですね」
綴が微笑む、ナイル達も頷いて笑った、休憩が仕事に切り替わった。
「休憩が仕事になっちまったじゃん」
ジラが面白そうにミルクを飲みながら笑う、ジラもこの1杯を飲んで手伝う事を決めた。

「およ?なに?これ黒い板?鉱物?」
龍皇国の雑多な居住区、様々な種族が暮らす場所の様々な形の建物を無理矢理魔法で組み合わせた其処は何処か歪で不安定だった。
「陛下から?どうもー何招待状かぁーへぇ楽しみだな」
店先の斜めに傾いた看板『ゴーシュのなんでもや?』と薄くなった文字で書かれていた。
「おいーゴシュちゃん仕事頼むわ」
「あいよー」
灰色に銀粉を散らした髪、右目も髪と同様の色だが左眼は異質のローズピンク、ゴーシュと呼ばれたドラゴンの青年が呼ばれた方へ向かう。
「何の仕事?」
「これこれ」
「ん?あちゃ、魔力切れたのかあーちとまって」
案内された場所は壁の様な厚み高さの石盤の中心には無色の魔石、魔力が切れたんだろうゴーシュが手を伸ばし魔力を注ぐすぐに魔石は青く染まり魔力が補充される。
「流石はゴシュちゃん、ありがとよ。ほい1000ログ」
「まいどーどもども」
「おーい、ゴシュやん。ダイスやろーべ」
「あいよ、何賭ける?」
「今晩の干し肉ど?」
「いいよ」
コインを受け取り次に声を掛けられてゴーシュは向かう、なんでもや?のゴーシュはどんな仕事も全部1000ログでする、一風変わったドラゴンだった。
「そういえば、チグが《不毛の地》にいるんだっけ?相変わらず飯集ってんなかな?」

「へえ、龍皇国のアンダーグラウンドの王様ねー」
「ええ、陛下はゴーシュ様にも声を掛けてますから」
「…変なやつ」
「チグリス様の育ての親の1人じゃないすかー名付け親ですしー」
『え?』
「…皇国の下街はぐちゃぐちゃめちゃくちゃ…ゴーシュは俺をあの場所の次の支配者にしようとしてる…めんど」
「へえ、気になるねえ」
ナイルと千歳がオセロをしながら、龍皇国の下街…アンダーグラウンド地図などないその場所を唯一全て把握する存在。
「チグリスは人気だな、皇帝にもなれ王にもなれるんだろ?なろうと思えば」
「…父親が古代竜なだけ」
アルケール達の群れに行く前に暮らしていた場所、名付け親のハズレたドラゴンのゴーシュにあのアンダーグラウンドの様々な場所を毎日廻っていた。
『チグ、お前がここの王様やってくれるといんだけどー』
『やだ…ご飯ちょーだい』
『さっき食べたでしょ』
まだ幼年期の幼いチグリス、お腹が空けば街の住人が何かしらいつもくれる。
「負けました」
「ナイルくん、強くなってるよ」
「先生の教えが良いからかと」
「それは嬉しいね」
ボードゲームのオセロ、千歳と懐記が留守番として残りちょっとした遊びをしている、勝負は僅差で千歳の勝ちだった。
「あの場所の支配者はドラゴンの姿に戻れないドラゴンですよね」
「そ…大分昔になんかあったらしい…」
「…ああ、僕の知識の中にあるね…」
「ゴーシュはなんにも気にしてない…毎日笑ってる…きっと今日も笑ってる」
「墓参りにはゴーシュ様と行くんすよね」
「……」
「ん、明日説明終わったらチグっちそこに連れてって、チグっちの育ての親なら挨拶挨拶」
「そうだね、チグリス君の育ての親なら挨拶しようか。みんなにラインしておこうか」
「えー…」
すき焼きの準備をしている懐記と次は千華とオセロをしている千歳、微妙な顔をしているチグリスと何処か面白がっているナイルとラウラスだった。

「おや、明日みんなでゴーシュに会いに行くそうですよ」
「ん?会えるのか?」
「チグリスが行くから会えると思いますよ」
孤児院で子供たちの相手や夕食の手伝いをしている、アルケール達に千歳からラインのメッセージが入る。
「そろそろ顔を見せてやると良い」
「そうですね、墓参りも近いですし」
子供たちに呼ばれてこの話しを終わらせる、ナイデルはゴーシュの次にあの場所を熟知しているチグリスならば詠斗達を連れて行っても問題はないだろうと思った。
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