あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~

深楽朱夜

文字の大きさ
211 / 1,079
第7部 異世界帰りの魔王様はチートで無双したりしなかったり~サラリーマンの1から始める異世界ビジネスプラン~

第20話 ごちゃごちゃ

しおりを挟む
「んー美味しい!」
「懐記君はすごいね、タレも自分で作るから」
「俺はその日の気分とかで味変えるから、既製の調味料は使わなーい」
といっても懐記自身最後にすき焼きを食べたのは学生時代だ、久しぶりのすき焼きは本当に美味いと思った、こうして家族がいるからだろう、1人では食べない物をこれからも沢山作ろうかと懐記は思った。
具が次々消え次々足して待つ、千歳が素直に感嘆している。
「ダンジョン肉が合うねー」
「この甘辛い味ハマりそうです」
「この生卵を絡めるのが最高だな」
詠斗、ナイル、ジラがニコニコしながら食べる、米が大量に消費されていく。
「大分減った減った」
「ここはやっぱり」
「そうだな」
「締めと言えばあれですよ!」
「えーなになに」
「あれしかないかな」
「せーの」
『おじや!』
『おじや?』
「オケー」
綺麗に具材が無くなった鍋に飯をいれて暫く待つ、程よい所で卵を入れてそっとかき混ぜ皆のお椀によそう。
「今回は飯、次回はうどんにしよ」
「なるほど、無駄無く消費ですか」
「おかわり」
「チグリス、はやー」
「はいはい」
おじやも好評ですぐに無くなり、締めにアイスを食べて皆で風呂へ向かった。

「気持ち良かったーふいーもう寝ちゃお」
「僕もーおやすみなさいー」
「僕も寝ます」
詠斗と率とニア、チグリスは先に布団に入る、懐記、ラジカは商業エリアとビジネスエリアの確認、大河、千眼、千華に千歳とナイルとジラとラウラスは読書をしていた。
『おやすみなさい』

「それでナイル君、ラウラス君、皇国のアンダーグラウンドの王様の現在の後継者は大変そうだね」
「…私はあまり詳しくないのでなんとも言えないですが、ゴーシュ様は大分前から隠居を望んでいるんです…その後継者は現在…」
「伴侶との関係で揉めに揉めてて…あの場所はいつも建物の場所が変わったり増殖したり減ったりして、兎に角めんどーな場所なんすよ。それを視る眼や能力が必要なんす」
「そこの全てを把握出来る者が少ない……私や千華の力があれば問題無いが…」
「この大きくて色のある書物、美しいですね。今のあの場所の王は特殊な眼の持ち主ですから」
千歳がタブレットを操り話す、ナイルが本から目を離すが何処か表情は暗い、それにラウラスも浮かない表情を浮かべている、千眼が小説を読み千華は地球の城を特集した雑誌を片手に微笑む。
「なるほど…」
「何か思いつきましたか?」
「まあ…ね」
「明日が楽しみですね」
「さ、そろそろねようかな。おやすみ」
ラジカが微笑む千歳に尋ねるがはぐらかされ、千眼と千華を残し眠りに就いた…。

「あー、くそくそくそが!」
「ティス、よせよせ。暴れようが何しようが明日は来る」
「うるせ、ジジィ!くそくそ」
アンダーグラウンド…皇国の下街、雑多で適当でごちゃごちゃした街の一番高い建物、展望台の様なそこの最上階でゴーシュとティスがそこからごちゃごちゃの街を見ながらティスが毒づいた。
「逃げるな、ティス。次のここの支配者はお前だよ」
「うるせ、しゃべんな!ジジイ!こんな眼のせいで!」
「明日はお前の伴侶がここに来る、久しぶりなんだからあんまり暴れるなよ?」
「くそジジイが!」
「あーあ、ほらまた変わっちゃうぞ」
「うるせ、知った事か!」
ゴーシュは苦虫噛み潰した様な顔を浮かべて景色を視る、大分奥で建物が増殖した。
「ほらほら、もう休め。な?」
「……」
「一緒にいてやるから?何処にも行かないから、な?ティス」
「……」
ゴーシュがティスの頭を撫でてやる、ティスは何も言わない。
明日はティスの伴侶がこの下街に来る日、ゴーシュは明日何か波乱が起きそうな予感がするなと感じた。

「千眼、明日は貴方も行くでしょう?」
「確定か…?」
「ええ」
「明日は他のゲームを造るつもりだ…皇国に興味はない」
「そうですか?私は常に彼らのやる事全てに興味があります、彼らは我々に何を魅せてくれるのでしょう?」
「現在進行で魅せて貰っている…私はここにいる事を奇蹟だと思っている…彼らの全てが私の…魔王の上をいく…」
「私もそう思っていますよ、もっと彼らを傍で見ていたい」
「なら…魅ていれば良い…彼らの傍なら私達はかつての様に人から隠れなくても良い…」
「ええ、ではお茶の追加を」
「何にする…?」
「果実の香りのする物を」
「ああ…」
千眼が茶を用意する、平穏で安泰な200年前とは違う日々、千華も嬉しそうに笑っていた。

「失礼します、兄上…」
「ああ、明日は下街に行く日か……」
時間は少し遡る、皇城の執務室をノックし入る青年。
「はい」
「……行かなくても…」
構わない…という言葉をニジェルガは皇帝として呑み込む、久し振りに会った弟…はあまり自分とは似ていない。
表情の無い硬質な顔、ライガル・トオン・バーミルガーの表情は動かない。
「今日はゆっくりと休むと良い、明日は久し振りに余も行くとする」
「……承知致しました」
一礼し執務室を後にする、相も変わらず感情の読めない弟。
「千歳からライン………」
メッセージを読んで息を吐く、どうやら明日は波乱が起こる予感がするニジェルガは思った…。

NexT STAGE… 始動


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

底辺から始まった俺の異世界冒険物語!

ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
 40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。  しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。  おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。  漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。  この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

異世界サバイバルゲーム 〜転移先はエアガンが最強魔道具でした〜

九尾の猫
ファンタジー
サバイバルゲームとアウトドアが趣味の主人公が、異世界でサバゲを楽しみます! って感じで始めたのですが、どうやら王道異世界ファンタジーになりそうです。 ある春の夜、季節外れの霧に包まれた和也は、自分の持ち家と一緒に異世界に転移した。 転移初日からゴブリンの群れが襲来する。 和也はどうやって生き残るのだろうか。

世の中は意外と魔術で何とかなる

ものまねの実
ファンタジー
新しい人生が唐突に始まった男が一人。目覚めた場所は人のいない森の中の廃村。生きるのに精一杯で、大層な目標もない。しかしある日の出会いから物語は動き出す。 神様の土下座・謝罪もない、スキル特典もレベル制もない、転生トラックもそれほど走ってない。突然の転生に戸惑うも、前世での経験があるおかげで図太く生きられる。生きるのに『隠してたけど実は最強』も『パーティから追放されたから復讐する』とかの設定も必要ない。人はただ明日を目指して歩くだけで十分なんだ。 『王道とは歩むものではなく、その隣にある少しずれた道を歩くためのガイドにするくらいが丁度いい』 平凡な生き方をしているつもりが、結局騒ぎを起こしてしまう男の冒険譚。困ったときの魔術頼み!大丈夫、俺上手に魔術使えますから。※主人公は結構ズルをします。正々堂々がお好きな方はご注意ください。

【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~

石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。 ありがとうございます 主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。 転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。 ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。 『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。 ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする 「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる

仙道
ファンタジー
 気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。  この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。  俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。  オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。  腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。  俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。  こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。 12/23 HOT男性向け1位

ユーヤのお気楽異世界転移

暇野無学
ファンタジー
 死因は神様の当て逃げです!  地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

処理中です...