あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~

深楽朱夜

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第7部 異世界帰りの魔王様はチートで無双したりしなかったり~サラリーマンの1から始める異世界ビジネスプラン~

第26話 いよいよ

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くつくつ…懐記達も戻り夕飯の支度を行う、チグリスの希望の煮物を懐記が大鍋3つで煮ていた。
芋と大根の煮物、祖母の得意料理の1つ、味噌汁はナイルが作り千眼が米を炊き、ラウラスと千華が魚を鉄板で焼いてくれる。
そろそろ他の魚も食べたいと懐記は思った、カジノの稼働状況を見て海に皆で行こうかなと思いつつ味見をする、安定した美味さ、祖母のレシピ通りに出来ている、基本アレンジはしない。
『なっちゃん、おばあちゃんまた一緒にお料理したいわ…』
今際の祖母の言葉、そうして暫くしてそっと息を引き取った祖母の顔は穏やかだった。
「懐記さん?どうしました?トウモロコシ出来ましたよ?」
「ん、サンキュ」
ナイルから下茹でしたトウモロコシを1つの鍋に散らしてひと煮立ちさせ完成、そのまま収納に納める便利だわと思いつつ焼き魚や味噌汁も出来たのでそれも纏めて収納し風呂に向かった。

「お風呂良い香りで良かったね!」
「きゅうやモギ達が入れた端からレモンモドキ食べてさー笑っちゃったなー」
「またやりましょう!畑に植えた木が順調に育ってますし」
風呂上がり全員畑に戻り夕食前、各々まったりと過ごしている。
「明後日のオープンも楽しみだなー昨日も楽しかったし!」
「カジノのというよりかは商業エリアメインかな、《ズィーガー商会》の人とかドワーフの皆やラージュさんの所とか…」
「ま、楽しめればなんでもいいしょ」
「だねー」
晴海、懐記、詠斗が笑う、そろそろ飯にしようかと懐記が立ち上がり準備をしてくれた。

「懐記…美味しい…」
「ん、リクエストくれた方が楽だしいいよ」
「明日…カレー」
「ん、みんなオッケ?」
『オッケ!』
「明日カレーな」
煮物をお代わりしながらチグリスがカレーをリクエストする、懐記が快諾して明日の晩飯がカレーに決定して皆喜んだ。
煮物もあれだけ作ったのもほぼ無くなり、片付けを終わらせ各々のタイミングでテントに戻り就寝した…。

「おはよ」
「おはようございます」
「おはよー」
「おはよう」
朝テントから畑に行けば、懐記、千眼、千華、ラウラス、ナイルが朝食の準備をしてくれていた。
焼きおにぎりの漬物、味噌汁、目玉焼きと腸詰めにサラダと果物が並んでいた。
「焼きおにぎりだー」
「うれしー」
「香ばしいですね、美味しいですね」
ラジカや率、晴海と詠斗が早速ありつく、香ばしい醤油とみりんが程よく美味しい。
「今日ははやく起きたし、《トイタナ》の店の様子見てからカジノに行こうかな」
「僕も行きますよ、おはようございます」
「おはよ」
起きて来た綴とジラも椅子に座り朝食を食べ始める、朝の癒しという優しい味に2人の目が細まる。
「大河さん達起きて、飯食い終わったらカジノで合流ね」
『はーい』

「いやぁ、今日も店凄かった!」
「あっという間に売り切れでしたね」
「ま、うまいからな。あの村の名物じゃん、人も増えたみたいじゃん」
「確かにー」
早々に商品が売り切れ撤収し、現在《ガルディア》のカジノに来た詠斗、綴、ジラ、貴族屋敷のフードコートも話を進めていきたい、まずは目の前事をこなしていくとしよう。
「大河さんたちいた」
「詠斗くん達、店の方は?」
「問題無しです、順調です」
「即売り切れー」
「そうか、こっちは今スタッフと細かい確認と調整していた所だ」
「特に調整する所もないので、この後は皆さんに英気を養って貰い解散ですね」
「アシュー君とサウ君の作品も飾りました!」
「いいねー」
従業員達もわいわいと緊張感もあまり無いようにリラックスしている、良い雰囲気のようで良かった…。

「どうします?やはり依頼しますか?」
「ふむ、それが1番良さそうだ」
「依頼内容は調査にしますか?」
「だろうな、何があるのか分からんし」
「明日、カジノに行くのは?」
「ふむ、私と」
「私…カジノ…行く…」
「私です」
「では、直接依頼をして下さい」
《神の庭》で《アタラクシア》の闇色の箇所を見つめ神々の意見を合わせる、お茶と羊羮を食べながらだが声色は全員固い。
「分かりました」
「厭な予感…」
「次の最後の召喚は暫く保留ですね」
「この状態では出来ませんから」
「最後の召喚は慎重に…」
「序列第12位の魔王の動向も気になりますし」
「魔神の事もあるぞ」
「《アタラクシア》…」
茶の追加を淹れつつ厭な予感が足元を蠢いている、治癒自体は神々の予定よりは進んでいないが想定の範囲内程度の事だ。
「まずは様子見といきましょう、何が在るのかは分かりませんが」
「そうだな、依頼を受けて貰えれば答えは出る」
全員が頷く、《アタラクシア》が神々の眼を盗み何かをしている…だが今現在病んでいる《アタラクシア》の思考を読み取るのは神々にも出来ない、だが神々も後には引けない。
「以前引き取った彼らの魂の浄化も済み、これから肉体を構築します…」
「肉体が上手く馴染めば彼らに…」
「きっと助けになるでしょう」
全員頷く、やるべき事は多いが目を背ける時間はもう終わっている、神々も進む、詠斗達から教わり学んだことだった…。





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