333 / 1,104
第09部 魔王たちの産声 歪
第4幕 第2蒐 妖しい客
しおりを挟む
「もう!ウォルくん!聞いているの?お父さんはすごく驚いたんだからね!」
「お、親父…」
「皇国のドラゴン殿が来てウォルくんが皇国にいるって!しかも子供もいるって!お父さん気を失ったんだよ!」
《ホウラク》のレストランでウォルゾガを責める10代後半の目の大きな少年がウォルゾガを責め立てる、ウォルゾガもたじたじに後ろへと下がった。
「魔人の子供を育てるって?自分の子供もいないでしょ?ウォルくんは」
「い、いやグローリーと育てるんだよ、俺も無責任な事を言ったし」
「なら、結婚するの?」
「し、しない」
「結婚もしないのに、子供を3人も育てるの?」
「そ、そう」
「ウォルくん…」
「ウォルのお父さん…ウォルに3人とも懐いている…ウォルがいると助かる…ます」
「ウォルゾガの父のカーテスと申します、魔人いえ魔神ですね、それに救世主の皆様もご挨拶が遅れすみません。100年振りの息子の近況に驚いてしまって…」
グローリーとイザラと2人に抱かれた子供達、それに心配そうにこちらを伺う詠斗達に頭を下げる、今朝いつものように住処の側の沼地で微睡んでいるとドラゴンがやって来て、何事かと皇国の皇帝からの書状で一度気を失い、遣いのドラゴンの背に乗り(人生初)100年振りに会った息子は相も変わらず誰に似たのか適当に生きているようで安堵しつつ急に子供を育てると聞いて頭を抱え、責めて事前に相談は欲しいと説教をしていた。
「ま、親父そんな感じで子育てするから、じゃ元気で」
「待ちなさい、久しぶり会ったお父さんにそれはないでしょう?お前という子は父さんに似て…それにお金は?」
「ある!」
「明日を生きるお金があるだけじゃあるとは言わないよ?お父さんもお金だすから」
「いや、鱗と爪と牙売ったら金になった!」
「そんな訳ないでしょ、昔父さんが金になるっていうから、ご近所の商業ギルドに売ったらこんな固いし磨げないし火にも溶けないから使いようがないって言われたんだから」
「10億で売れたんだよ」
「はあ?ウォルくん騙されているんじゃない?爪とか鱗だよ?もう、そういう所は本当に父さんに似て…僕の鱗はご近所さんのお家の鍋敷きだよ?」
心の底から心配そうな眼差しをするカーテスに、ウォルゾガがラジカを前に出した。
「ウォルくん、他の方を盾にしないの!しかも空の支配者を!全くこの子はそんな所ばかり父さんに似て!」
「ラジカとゴーレムに10億で買い取って貰ったんだよ、親父にも金渡すし」
「私とゴーレムが10億で買い取ったのは間違いありません、それよりもゲーターダイルラフテスの鱗を鍋敷きですか、信じられませんね。買い取りますよ、加工出来る伝手もありますから」
「確かに貴方ならありますね」
「話しまとまった?昼出来たわ、カーテスっちも食べてって、好きな物あんの?」
ラジカとカーテスの視線が交わる、そのタイミングで懐記がカーテスに厨房から声を掛けた。
「そ、そんな急に来て悪いです」
「ん、いいよ。沢山あるから、食いながらで話ししたら?」
「え、えとでは頂きます。お肉はお腹壊すので、野菜とかが好きです」
「ゲーターダイルラフテス…どんな固いし生物の皮を噛み砕くタータイルクッガに次ぐ大地の最強生物の一種じゃなかったか?」
「うちの親父は草食ゲーターダイルラフテスなんだなー」
ジラが呆れた視線をウォルゾガに送る、ウォルゾガもまたなんだかなーという表情を浮かべた。
「おいしい!この野菜スープもミルクも、パンもおいしいー」
「おかわりあるから」
野菜たっぷりスープにモギのミルクに焼きたてのパン、カーテスの表情はパアッと明るい、魔人の子供達に食事をさせるグローリーとウォルゾガを眺め周囲の人々も眺める、種族も差別も区別も無い、ここにいる全てが平等に思える、良い場所だとカーテスは心の底から思った。
「うん、決めた!僕も魔人の子供を育てる手伝いをするよ!」
「はあ?」
「うん?」
「うー?」
「いいよ…」
「ん」
あっさりウォルゾガ以外は受け入れた、ウォルゾガの顔は引き攣る、今さら父親と暮らすとか有り得ないだろう。
「これから子供もまだ増えるんでしょう?僕はウォルくんを育てているし!後、寂しいし、賑やかな方が好きだよ!」
「はぁ、えー」
「ウォル…お父さんを大事に…」
「う…」
「こいつら五月蝿いし、また増えるなら必要…」
「う…」
「いんじゃない?」
「そうだね!」
「なら、許可は出す」
「ありがとうございます!古代種様!」
戸惑うウォルゾガに、グローリーとイザラが賛成し懐記と詠斗が歓迎、さっそくイシュターが龍皇国のグローリー達の家に住む許可を出した。
「ご近所さんに挨拶に戻らないと!何を渡そうかな」
「…酒だろ」
「なら、カウン酒あげるからどうぞー」
「カウン酒?え…これって…」
「造れる奴がいる、沢山あるから配るにはいいだろう」
「俺が転移で連れていく…」
「ありがとう!グリくん、ウォルくんも久しぶりに顔をみせてよ」
「うぇー」
食べ終わった大河がカウン酒を勧める、ひたすら嫌そうなウォルゾガを他所に周囲は盛り上がり、グローリー、イザラ、魔人の子供、ウォルゾガ、大河が向かう事にした。
「ここが噂のカジノタワーですか」
「こ、こちらでカジノタワーに入れるか判定を…」
蒐集家と貴族の男がカジノタワーに会員カードで転移する、紹介しさえすれば入れようが入れまいが此処でこの男との縁は切れる…妻の件は心の底から感謝している、だが夢から覚めたような感覚と共にこの男から今すぐ離れたい気持ちでゾワリとした。
「こんにちは、カジノを利用したいのですが。こちらの方の紹介で来ました」
「ようこそ、この時間はカジノのはまだオープンしていませんが、今現在商業エリアは入る事が出来ます」
「是非、商業エリアも入りたいですね」
「承知しました、それではカジノのカード併せても作りますのでこちらに手を置いて下さい」
貴族の男に案内され受付に向かえば優しげな女性が笑顔で出迎えてくれる、希望を伝えればカウンターのモニターに手を置くよう指示され従い手を置くと淡い光が浮かびすぐに消える。
「こちらが、カジノのカードです。商業エリアは毎日朝から夜まで、カードに魔力を込めれば転移可能です、カジノは大体夕暮れから始まります、始まる合図はそのカードが光ればカジノに転移可能となります。カードを失くした場合は1万ログ掛かります、ご了承下さい。商業エリアへはそちらの乗り物をご利用下さい、商業エリアに向かうと詳しい案内があります。何かご質問はありますか?」
「いえ、親切にどうも」
「お楽しみ下さい」
受付の女性がにこりと会釈し見送られる、カードを懐にしまい貴族の男に笑顔を向けた。
「思いの外楽しめそうです」
「そ、それは良かった。私はまだ用があるので失礼する」
「ええ」
そわそわと落ち着きの無い感じでそそくさと貴族の男が転移で家に戻っていく、蒐集家はまるで連れなどいなかったかの
ようにエレベーターへと向かった。
その一連をみていた受付の女性が少し男に妖しさを抱く、風早が問題無しと見なしたのであればこちらは義務的に案内するだけだ。
見たこともない異装…が良く映える肢体、珍しい髪色は夜にふと目が覚めて見る何処か不安を掻き立てられる夜空色に毛先は透けるように薄い紫、見たこともない髪飾りにそして…。
「今の方目は何色だったかしら…」
顔をはっきりとみた筈なのに思い出せない、ここのオーナー達だって人目を惹く美形達ばかりで目の保養になる、友人知人達も美形だらけだ、今の客もかなりの美形だったが…服装や髪ばかり印象に残り徐々に印象ぼやけていった…。
「これは面白い」
エレベーターにのり扉が勝手に開くと、目の前には長い通路に露店が並び、多種多様な人々が大勢行き交っていた。
「なるほど…」
屋内な筈なのに天井には空が見える、どうやら外の空と連動しているようだ。
蒐集家は大きく口を歪ませ一歩を踏み出す、さあここは何を蒐集させてくれるのだろう…。
「お、親父…」
「皇国のドラゴン殿が来てウォルくんが皇国にいるって!しかも子供もいるって!お父さん気を失ったんだよ!」
《ホウラク》のレストランでウォルゾガを責める10代後半の目の大きな少年がウォルゾガを責め立てる、ウォルゾガもたじたじに後ろへと下がった。
「魔人の子供を育てるって?自分の子供もいないでしょ?ウォルくんは」
「い、いやグローリーと育てるんだよ、俺も無責任な事を言ったし」
「なら、結婚するの?」
「し、しない」
「結婚もしないのに、子供を3人も育てるの?」
「そ、そう」
「ウォルくん…」
「ウォルのお父さん…ウォルに3人とも懐いている…ウォルがいると助かる…ます」
「ウォルゾガの父のカーテスと申します、魔人いえ魔神ですね、それに救世主の皆様もご挨拶が遅れすみません。100年振りの息子の近況に驚いてしまって…」
グローリーとイザラと2人に抱かれた子供達、それに心配そうにこちらを伺う詠斗達に頭を下げる、今朝いつものように住処の側の沼地で微睡んでいるとドラゴンがやって来て、何事かと皇国の皇帝からの書状で一度気を失い、遣いのドラゴンの背に乗り(人生初)100年振りに会った息子は相も変わらず誰に似たのか適当に生きているようで安堵しつつ急に子供を育てると聞いて頭を抱え、責めて事前に相談は欲しいと説教をしていた。
「ま、親父そんな感じで子育てするから、じゃ元気で」
「待ちなさい、久しぶり会ったお父さんにそれはないでしょう?お前という子は父さんに似て…それにお金は?」
「ある!」
「明日を生きるお金があるだけじゃあるとは言わないよ?お父さんもお金だすから」
「いや、鱗と爪と牙売ったら金になった!」
「そんな訳ないでしょ、昔父さんが金になるっていうから、ご近所の商業ギルドに売ったらこんな固いし磨げないし火にも溶けないから使いようがないって言われたんだから」
「10億で売れたんだよ」
「はあ?ウォルくん騙されているんじゃない?爪とか鱗だよ?もう、そういう所は本当に父さんに似て…僕の鱗はご近所さんのお家の鍋敷きだよ?」
心の底から心配そうな眼差しをするカーテスに、ウォルゾガがラジカを前に出した。
「ウォルくん、他の方を盾にしないの!しかも空の支配者を!全くこの子はそんな所ばかり父さんに似て!」
「ラジカとゴーレムに10億で買い取って貰ったんだよ、親父にも金渡すし」
「私とゴーレムが10億で買い取ったのは間違いありません、それよりもゲーターダイルラフテスの鱗を鍋敷きですか、信じられませんね。買い取りますよ、加工出来る伝手もありますから」
「確かに貴方ならありますね」
「話しまとまった?昼出来たわ、カーテスっちも食べてって、好きな物あんの?」
ラジカとカーテスの視線が交わる、そのタイミングで懐記がカーテスに厨房から声を掛けた。
「そ、そんな急に来て悪いです」
「ん、いいよ。沢山あるから、食いながらで話ししたら?」
「え、えとでは頂きます。お肉はお腹壊すので、野菜とかが好きです」
「ゲーターダイルラフテス…どんな固いし生物の皮を噛み砕くタータイルクッガに次ぐ大地の最強生物の一種じゃなかったか?」
「うちの親父は草食ゲーターダイルラフテスなんだなー」
ジラが呆れた視線をウォルゾガに送る、ウォルゾガもまたなんだかなーという表情を浮かべた。
「おいしい!この野菜スープもミルクも、パンもおいしいー」
「おかわりあるから」
野菜たっぷりスープにモギのミルクに焼きたてのパン、カーテスの表情はパアッと明るい、魔人の子供達に食事をさせるグローリーとウォルゾガを眺め周囲の人々も眺める、種族も差別も区別も無い、ここにいる全てが平等に思える、良い場所だとカーテスは心の底から思った。
「うん、決めた!僕も魔人の子供を育てる手伝いをするよ!」
「はあ?」
「うん?」
「うー?」
「いいよ…」
「ん」
あっさりウォルゾガ以外は受け入れた、ウォルゾガの顔は引き攣る、今さら父親と暮らすとか有り得ないだろう。
「これから子供もまだ増えるんでしょう?僕はウォルくんを育てているし!後、寂しいし、賑やかな方が好きだよ!」
「はぁ、えー」
「ウォル…お父さんを大事に…」
「う…」
「こいつら五月蝿いし、また増えるなら必要…」
「う…」
「いんじゃない?」
「そうだね!」
「なら、許可は出す」
「ありがとうございます!古代種様!」
戸惑うウォルゾガに、グローリーとイザラが賛成し懐記と詠斗が歓迎、さっそくイシュターが龍皇国のグローリー達の家に住む許可を出した。
「ご近所さんに挨拶に戻らないと!何を渡そうかな」
「…酒だろ」
「なら、カウン酒あげるからどうぞー」
「カウン酒?え…これって…」
「造れる奴がいる、沢山あるから配るにはいいだろう」
「俺が転移で連れていく…」
「ありがとう!グリくん、ウォルくんも久しぶりに顔をみせてよ」
「うぇー」
食べ終わった大河がカウン酒を勧める、ひたすら嫌そうなウォルゾガを他所に周囲は盛り上がり、グローリー、イザラ、魔人の子供、ウォルゾガ、大河が向かう事にした。
「ここが噂のカジノタワーですか」
「こ、こちらでカジノタワーに入れるか判定を…」
蒐集家と貴族の男がカジノタワーに会員カードで転移する、紹介しさえすれば入れようが入れまいが此処でこの男との縁は切れる…妻の件は心の底から感謝している、だが夢から覚めたような感覚と共にこの男から今すぐ離れたい気持ちでゾワリとした。
「こんにちは、カジノを利用したいのですが。こちらの方の紹介で来ました」
「ようこそ、この時間はカジノのはまだオープンしていませんが、今現在商業エリアは入る事が出来ます」
「是非、商業エリアも入りたいですね」
「承知しました、それではカジノのカード併せても作りますのでこちらに手を置いて下さい」
貴族の男に案内され受付に向かえば優しげな女性が笑顔で出迎えてくれる、希望を伝えればカウンターのモニターに手を置くよう指示され従い手を置くと淡い光が浮かびすぐに消える。
「こちらが、カジノのカードです。商業エリアは毎日朝から夜まで、カードに魔力を込めれば転移可能です、カジノは大体夕暮れから始まります、始まる合図はそのカードが光ればカジノに転移可能となります。カードを失くした場合は1万ログ掛かります、ご了承下さい。商業エリアへはそちらの乗り物をご利用下さい、商業エリアに向かうと詳しい案内があります。何かご質問はありますか?」
「いえ、親切にどうも」
「お楽しみ下さい」
受付の女性がにこりと会釈し見送られる、カードを懐にしまい貴族の男に笑顔を向けた。
「思いの外楽しめそうです」
「そ、それは良かった。私はまだ用があるので失礼する」
「ええ」
そわそわと落ち着きの無い感じでそそくさと貴族の男が転移で家に戻っていく、蒐集家はまるで連れなどいなかったかの
ようにエレベーターへと向かった。
その一連をみていた受付の女性が少し男に妖しさを抱く、風早が問題無しと見なしたのであればこちらは義務的に案内するだけだ。
見たこともない異装…が良く映える肢体、珍しい髪色は夜にふと目が覚めて見る何処か不安を掻き立てられる夜空色に毛先は透けるように薄い紫、見たこともない髪飾りにそして…。
「今の方目は何色だったかしら…」
顔をはっきりとみた筈なのに思い出せない、ここのオーナー達だって人目を惹く美形達ばかりで目の保養になる、友人知人達も美形だらけだ、今の客もかなりの美形だったが…服装や髪ばかり印象に残り徐々に印象ぼやけていった…。
「これは面白い」
エレベーターにのり扉が勝手に開くと、目の前には長い通路に露店が並び、多種多様な人々が大勢行き交っていた。
「なるほど…」
屋内な筈なのに天井には空が見える、どうやら外の空と連動しているようだ。
蒐集家は大きく口を歪ませ一歩を踏み出す、さあここは何を蒐集させてくれるのだろう…。
10
あなたにおすすめの小説
私を裏切った夫が、後悔しているようですが知りません
藤原遊
恋愛
政略結婚として、公爵家に嫁いだ私は
愛のない夫婦関係を「仕事」だと思い、正妻の役目を果たしてきた。
夫が愛人を持つことも、
その子を屋敷に迎え入れることも、黙って受け入れてきた。
けれど――
跡取りを、正妻の子ではなく愛人の子にする。
その言葉を、人前で軽く口にした瞬間。
私は悟ったのだ。
この家では、息子を守れないと。
元々、実家との間には
「嫡子以外の子は実家の跡取りにする」という取り決めがあった。
ならば話は簡単だ。
役目を終えた私は、離縁を選ぶ。
息子と共に、この家を去るだけ。
後悔しているようですが――
もう、私の知るところではありません。
召喚とか聖女とか、どうでもいいけど人の都合考えたことある?
浅海 景
恋愛
水谷 瑛莉桂(みずたに えりか)の目標は堅実な人生を送ること。その一歩となる社会人生活を踏み出した途端に異世界に召喚されてしまう。召喚成功に湧く周囲をよそに瑛莉桂は思った。
「聖女とか絶対ブラックだろう!断固拒否させてもらうから!」
ナルシストな王太子や欲深い神官長、腹黒騎士などを相手に主人公が幸せを勝ち取るため奮闘する物語です。
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!
よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。
獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。
俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。
単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。
ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。
大抵ガチャがあるんだよな。
幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。
だが俺は運がなかった。
ゲームの話ではないぞ?
現実で、だ。
疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。
そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。
そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
どうやら異世界だ。
魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。
そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。
貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ
凜
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます!
貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。
前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?
「俺が勇者一行に?嫌です」
東稔 雨紗霧
ファンタジー
異世界に転生したけれども特にチートも無く前世の知識を生かせる訳でも無く凡庸な人間として過ごしていたある日、魔王が現れたらしい。
物見遊山がてら勇者のお披露目式に行ってみると勇者と目が合った。
は?無理
婚約者チェンジ? 義理の妹は公爵令嬢の地位もチェンジされました』 ~三日で破談、家ごと褫奪の末路です~
ふわふわ
恋愛
「お姉様の婚約者、私がいただきますわ。だって“公爵令嬢”ですもの」
義理の妹コンキュはそう言って、王太子との婚約を奪いました。
父はそれを容認し、私は静かに受け入れます。
けれど――
公爵令嬢とは“地位”ではなく、“責任”の継承者。
王宮で礼儀も実務も拒み、「未来の王太子妃」を名乗った義妹は、わずか三日で婚約破棄。
さらに王家への不敬と統治能力の欠如が問題視され、父の監督責任が問われます。
そして下されたのは――家ごとの褫奪。
一方で私は、領地を守り、帳簿を整え、静かに家を支え続ける。
欲しがったのは肩書。
継いだのは責任。
正統は叫びません。
ただ、残るだけ。
これは、婚約を奪われた公爵令嬢が
“本当に継がれるべきもの”を証明する物語。
私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。
小野 まい
恋愛
結婚記念日のディナーに夫のオスカーは現れない。
「マリアが熱を出したらしい」
駆けつけた先で、オスカーがマリアと息子カイルと楽しげに食事をする姿を妻のエリザが目撃する。
「また裏切られた……」
いつも幼馴染を優先するオスカーに、エリザの不満は限界に達していた。
「あなたは家族よりも幼馴染のほうが大事なのね」
離婚する気持ちが固まっていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる