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第09部 魔王たちの産声 歪
STAGE.4-23 駆けるグローリー
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明かり1つないダンジョン、黒い霧で視界が悪いがグローリーにはどうでもいい大した事はない。
グローリーは駆ける急ぐ、魔物が襲いくるが無理矢理魔法で攻撃し蹴散らしていく、敵が何なのかも分からない、いつもより加減が効かないので魔力過多でヒヨコでは無く鳥が産まれて、ヒヨコとおりがみの子達が回収してくれる。
「ありがとう、ついてこれる子達だけきて…」
グローリーの早さについてこれる者達以外は、デュスノアと蒐集家に回収して貰う。
速さについてこれる子達も魔物と応戦し足止めを食らい、目の前の魔物には魔法を使い時間を掛けずに進む、戦う子達産まれた子達…それを省みず先に進む、長い直線のダンジョン、おそらく敵も強い方なのだろうがグローリーの前では皆同じだ。
「まだ…」
グローリーは呟く、先は長いと…。
「ん!出来たぞ!」
「わあ、カッコいい」
「すごいの造ったね!俺乗りたい!」
「俺も!」
「おー、何台か造るぞー」
《ホウラク》の広間で崇幸、千眼、晴海、詠斗、千歳がわいわいと騒いでいた。
『皆様…』
「どうかしたのかい?風早?」
『それが…』
風早から少しばかり戸惑う声が漏れ、事情を千歳が尋ねればグローリーと番外個体魔王との遣り取りを説明する。
「それじゃグリは1人で毒ダンジョンに入ったって事!?」
「番外個体魔王…」
「2体か…」
千眼と千歳が考え込む、毒ダンジョンからの連絡はリアルタイムで行えずどうしても誤差が生じる、グローリーがダンジョンに1人で挑んでからおよそ1時間、中の状況は不明だ。
「デュスノアと蒐集家が後2時間後に入るんだろ、丁度良い!これを使って追い付いて貰おう」
「よし、神々に連絡するよ」
『こちらで神々に今連絡を取りました、何時でも転移可能との事です。私が補助します』
「お、頼むな!まだ走らせてないがあの2人なら問題ないだろう」
『はい』
「風早…後で番外個体について聞きたい」
「僕も聞かせて欲しいね」
『承知しました』
崇幸が造ったばかりの物を風早に託し、大河達の元へ運ばれていく、千眼と千歳は番外個体魔王が気になり落ち着いたら話しを聞く事にした。
「行く前に食事をしたい」
『…………』
「どうした?」
「いや、味噌汁とおにぎりと…か?」
「収納にあるやつ出す」
「そうだな、車に戻るぞ。お前も来い」
『いやなのね~ん』
デュスノアが時間までまずは食事をと希望しイザラとイデアが考え、大河が車に戻ろうとピンク子ゾウにも声を掛けるが断られてしまう。
『お前…ほら来いよ、飯あるしおかしもあるぞ…』
『いやなのね~そんなもの必要ないのね~』
「じゃない抱っこする…重い」
『勝手に触らないで欲しいのね~』
チキが釣られないだろうと分かって言うがピンクの子ゾウはプイとそっぽを向くのでイザラが両腕で抱えると暴れたりはしないが重たく、イデアと一緒に運んだ。
「身体洗ってもいいか?」
『……好きにしたらいいのね~』
「洗わせても……もしかして女性か?ならゴーレム達に洗ってもらうが?」
『違うのね~ん』
「そうか、なら俺が洗わせて…重い持ち上がらないな」
「運ぶ」
「うん、俺達が洗ってやるよ」
車の入り口で大河が聞けば特に抵抗も無く受け入れる、子ゾウの両脇に手を入れて持ち上げようとすると全く持ち上がらない、しゃべり方や外見だけだと性別も分からないが、否定されイザラとイデアが風呂場に運んで洗ってくれるので食事の準備をというよりかは出すだけの物を並べた。
「3時間ならあの魔神が攻略しているんじゃないのか?」
「どうですかね、関係ありませんよ。ダンジョンのドロップ品目的ですし」
「俺もそうだが」
テーブルに並べられたおにぎり、サンドイッチ、唐揚げとポテトサラダに味噌汁とポトフ、デュスノアやチキが旺盛に食べていく。
「気持ち良いだろ?風呂」
『まあまあなのね~』
『俺も後で入るぞ』
「おー一緒に入ろ」
子ゾウがイデア達と一緒に出てくる、部屋の隅に座りそのまま目を閉じて静かに過ごす事にしたようだ。
「寝るのか」
『そいつは寝ないぞ』
『……』
「グローリーさんが入っておよそ30分が経ちましたね」
「グローリーさんはどうですか?」
『何故私に聞くのね~』
「視えていますよね」
『………知らないのね~ん』
大河が聞けばチキが答え、ラジカが腕時計を確認し蒐集家が子ゾウに尋ねればはぐらかした。
「長い…まだ長い」
グローリーがエクトとセレネが造った腕時計を確認、かれこれ30以上走っているが途中のボスもラスボスの気配も無く魔物達が単調に襲い来るだけだった。
休む事無く走る、少し先に膨大な魔力を感じ彼処かと速度を上げて奥の扉の先に飛び込んだ…。
「なっ…」
僅かにグローリーの眼が見開く、背筋を這うような厭な空間にグローリーが口元を抑えるが目の前にラスボス…が3体座してこちらを見ている…休ませて貰えそうにない、グローリーは剣を構えた…。
『野菜美味いな!』
『単純なのね~』
『うるせ!食えよ』
『食べても食べなくても同じなのね~』
『なら食えよ』
『……ふん…普通なのね~』
食堂の隅で座って目を閉じている子ゾウの前に果物をチキが置く、暫し考えて子ゾウは鼻で果物を掬い口に運び咀嚼した。
『皆さま、崇幸様に事情を話した所デュスノア様と蒐集家に乗り物を貸し出すとの事です…出発前に確認をして下さい』
車内に風早から放送が入る、全員…外でジラと毒草を食べていたゴーレム、マンドランドやお化け野菜達も車周辺に集まり、ベータードートやエンダーダクッガ達は番外個体魔王が2体もいる食堂には行きたくないらしくゴーレム達にお世話をされながら部屋に籠っていた。
「乗り物?」
「崇幸さん作成ならばすごい物が出ますね、見せて下さい」
何処かそわそわしている蒐集家、大河は大体分検討はついているが…黙って見ていた…。
『あの魔神だけじゃ難しいのね~』
グローリーは駆ける急ぐ、魔物が襲いくるが無理矢理魔法で攻撃し蹴散らしていく、敵が何なのかも分からない、いつもより加減が効かないので魔力過多でヒヨコでは無く鳥が産まれて、ヒヨコとおりがみの子達が回収してくれる。
「ありがとう、ついてこれる子達だけきて…」
グローリーの早さについてこれる者達以外は、デュスノアと蒐集家に回収して貰う。
速さについてこれる子達も魔物と応戦し足止めを食らい、目の前の魔物には魔法を使い時間を掛けずに進む、戦う子達産まれた子達…それを省みず先に進む、長い直線のダンジョン、おそらく敵も強い方なのだろうがグローリーの前では皆同じだ。
「まだ…」
グローリーは呟く、先は長いと…。
「ん!出来たぞ!」
「わあ、カッコいい」
「すごいの造ったね!俺乗りたい!」
「俺も!」
「おー、何台か造るぞー」
《ホウラク》の広間で崇幸、千眼、晴海、詠斗、千歳がわいわいと騒いでいた。
『皆様…』
「どうかしたのかい?風早?」
『それが…』
風早から少しばかり戸惑う声が漏れ、事情を千歳が尋ねればグローリーと番外個体魔王との遣り取りを説明する。
「それじゃグリは1人で毒ダンジョンに入ったって事!?」
「番外個体魔王…」
「2体か…」
千眼と千歳が考え込む、毒ダンジョンからの連絡はリアルタイムで行えずどうしても誤差が生じる、グローリーがダンジョンに1人で挑んでからおよそ1時間、中の状況は不明だ。
「デュスノアと蒐集家が後2時間後に入るんだろ、丁度良い!これを使って追い付いて貰おう」
「よし、神々に連絡するよ」
『こちらで神々に今連絡を取りました、何時でも転移可能との事です。私が補助します』
「お、頼むな!まだ走らせてないがあの2人なら問題ないだろう」
『はい』
「風早…後で番外個体について聞きたい」
「僕も聞かせて欲しいね」
『承知しました』
崇幸が造ったばかりの物を風早に託し、大河達の元へ運ばれていく、千眼と千歳は番外個体魔王が気になり落ち着いたら話しを聞く事にした。
「行く前に食事をしたい」
『…………』
「どうした?」
「いや、味噌汁とおにぎりと…か?」
「収納にあるやつ出す」
「そうだな、車に戻るぞ。お前も来い」
『いやなのね~ん』
デュスノアが時間までまずは食事をと希望しイザラとイデアが考え、大河が車に戻ろうとピンク子ゾウにも声を掛けるが断られてしまう。
『お前…ほら来いよ、飯あるしおかしもあるぞ…』
『いやなのね~そんなもの必要ないのね~』
「じゃない抱っこする…重い」
『勝手に触らないで欲しいのね~』
チキが釣られないだろうと分かって言うがピンクの子ゾウはプイとそっぽを向くのでイザラが両腕で抱えると暴れたりはしないが重たく、イデアと一緒に運んだ。
「身体洗ってもいいか?」
『……好きにしたらいいのね~』
「洗わせても……もしかして女性か?ならゴーレム達に洗ってもらうが?」
『違うのね~ん』
「そうか、なら俺が洗わせて…重い持ち上がらないな」
「運ぶ」
「うん、俺達が洗ってやるよ」
車の入り口で大河が聞けば特に抵抗も無く受け入れる、子ゾウの両脇に手を入れて持ち上げようとすると全く持ち上がらない、しゃべり方や外見だけだと性別も分からないが、否定されイザラとイデアが風呂場に運んで洗ってくれるので食事の準備をというよりかは出すだけの物を並べた。
「3時間ならあの魔神が攻略しているんじゃないのか?」
「どうですかね、関係ありませんよ。ダンジョンのドロップ品目的ですし」
「俺もそうだが」
テーブルに並べられたおにぎり、サンドイッチ、唐揚げとポテトサラダに味噌汁とポトフ、デュスノアやチキが旺盛に食べていく。
「気持ち良いだろ?風呂」
『まあまあなのね~』
『俺も後で入るぞ』
「おー一緒に入ろ」
子ゾウがイデア達と一緒に出てくる、部屋の隅に座りそのまま目を閉じて静かに過ごす事にしたようだ。
「寝るのか」
『そいつは寝ないぞ』
『……』
「グローリーさんが入っておよそ30分が経ちましたね」
「グローリーさんはどうですか?」
『何故私に聞くのね~』
「視えていますよね」
『………知らないのね~ん』
大河が聞けばチキが答え、ラジカが腕時計を確認し蒐集家が子ゾウに尋ねればはぐらかした。
「長い…まだ長い」
グローリーがエクトとセレネが造った腕時計を確認、かれこれ30以上走っているが途中のボスもラスボスの気配も無く魔物達が単調に襲い来るだけだった。
休む事無く走る、少し先に膨大な魔力を感じ彼処かと速度を上げて奥の扉の先に飛び込んだ…。
「なっ…」
僅かにグローリーの眼が見開く、背筋を這うような厭な空間にグローリーが口元を抑えるが目の前にラスボス…が3体座してこちらを見ている…休ませて貰えそうにない、グローリーは剣を構えた…。
『野菜美味いな!』
『単純なのね~』
『うるせ!食えよ』
『食べても食べなくても同じなのね~』
『なら食えよ』
『……ふん…普通なのね~』
食堂の隅で座って目を閉じている子ゾウの前に果物をチキが置く、暫し考えて子ゾウは鼻で果物を掬い口に運び咀嚼した。
『皆さま、崇幸様に事情を話した所デュスノア様と蒐集家に乗り物を貸し出すとの事です…出発前に確認をして下さい』
車内に風早から放送が入る、全員…外でジラと毒草を食べていたゴーレム、マンドランドやお化け野菜達も車周辺に集まり、ベータードートやエンダーダクッガ達は番外個体魔王が2体もいる食堂には行きたくないらしくゴーレム達にお世話をされながら部屋に籠っていた。
「乗り物?」
「崇幸さん作成ならばすごい物が出ますね、見せて下さい」
何処かそわそわしている蒐集家、大河は大体分検討はついているが…黙って見ていた…。
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