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第013部 序列第13位と生きた山脈×まだまだ続くよ空の旅
Stage.7-23 風景
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「およそ4千人を超える位てとこだな」
「思ったより元気な奴らが多くて良かった」
カイム達が調べた牢獄の住民達の人数を千歳やタナトスのスマートフォンに報告しながら、街を歩き動けない者や此方を怪しむ者達をトワンと共説得や話し、時には金をチラつかせ広場に連れていく。
『カイムさんその通路の奥に弱っている方がいます、その建物の奥にもいますね』
「了解」
耳に嵌めたイヤホンから千華の優し気な声、白い花が千華の眼となりゴーレムやヒヨコ達も手伝い虱潰しに住民を探していく、満足に言葉も喋れない者、自分の意思もなくぼんやりと付いてくる者、ヤハネも真贋鑑定を行い身体に異常がある者、栄養が足りていない者等を分けて行く。
「明日には全員把握出来そうだな」
「ヤハネ、この下の異物はどうなってる?」
「今の所眼と耳だけ動かしているな、鼓動も動いているが命令がない限り動かないってとこ」
「こいつが動けばここが崩れるってのがタナトスの意見だ、いつその支配者様ってやつがそいつに命令するか分からないからな」
「そうなんだけど…」
「何かあんのか」
「フゥって魔人にもこのしたの生き物もタナトスもおかしいんだよな」
「そりゃおかしい奴らだしな」
「そうなんだけど…」
「決闘会の時に分るだろ、行くぞ」
「ああ」
ヤハネの違和感はカイムも感じている、特にタナトスは知り過ぎているしフゥは同じ魔人だが厭な奴でもあるし、この下の異界の生物は尋常では無い大きさだ、わざと刺激したとて支配者の命令が無ければ動かないのであれば放って置く事にし住民探しを引き続き行なった。
「どうぞ」
タナトスが討伐した魔物を収納空間から広場に山の様に積み重ねていく、どれも綺麗な状態で一撃で仕留められていて手分けして運ばれ解体されていく、数をこなしている為《ガルディア》《ホウラク》《島船》の面々と共に住民達も解体を始めていく。
「干し肉と塩漬けにしていくぞー」
「こっちは煮込みとスープなー」
「こっちは焼いていくぞー」
「解体した皮と牙と爪と骨は綺麗にして商業エリアに運ぶぞ、皇国でも買い取るそうだー」
「残った肉は時間停止収納袋と貯蔵庫にいれてくれー」
「他の場所にも何頭か持って行くぞー」
わいわいと声を掛け合い、カルとラドゥとオリガが造った貯蔵庫も活躍しているのを尻目にタナトスはまた何処かへと向かうとするのをウォルゾガが手を引き、タナトスを止めた。
「何か」
「ようやく捕まえたぞ、エージェが一緒に行きたがっているんだ。一回は一緒に行ってやってくれ」
「来ているじゃないですか」
「いや、早すぎて追えない合わせてくれ。後、飯も食おう」
「タナトス、1回だけ…見たい」
「……ついてこれないのであれば見る資格はないですね」
「……」
ウォルゾガの後ろで一緒にダンジョンに行きたいと言うエージェにタナトスは追いつく事も出来ないと言うのであれば一緒に行く資格はないと冷たく言い放ち、エージェは喉を詰まらせた。
「タナトス…1回だけで言いと言っているんだ、まだエージェは子供だ」
「だから?子供の我が儘に付き合えと?エージェ、私の後を追いたければ自力で来て下さい。それも出来ずに来れば怪我をするだけです」
「おい、タナトス」
「いい…ウォル…タナトスの言う事は正しい…家に帰る。でも決闘会は観ても良いかな…」
「そうか、分かった。決闘会は観ような、家に帰ろう。今日はハンバーグだぞ」
「うん…」
タナトスはさっさと転移石を使い他の場所に行ってしまう、後を追おうとするウォルゾガをエージェが止めて言われた言葉を呑み込み家に戻る事を決め、ウォルゾガがエージェの頭を撫でて帰る事にすれば、ウォルゾガの服を引く小さな気配に振り返れば頭に動物の耳と尻尾を生やした小さな子供が更に小さなよく似た弟の手を引いていた。
「ん?どうしたんだ?」
「ぱぱ?」
「ぱぁぱ?」
「………」
「ああ、その子達ね。最近親父が死んじまったんだ。あんたらが来なければ奴隷で売られちまう子らさ」
ウォルゾガが子供たちの頭を撫でれば風呂に入った後のようで柔らかな毛質だ、服も率のスキルの服で身ぎれいだが骨が浮いている痩せ細った身体だった。
「ウォル、その子達はまだ外に出せない」
「ああ、そうだな」
「ぱぱ…」
「ぱー」
ウォルゾガが連れて行こうかと思えば近くにいた大河が首を振る、まだ彼らは罪など犯していないが罪人とされているのだ此処からは出せない。
「ウォル良いよ、ここで寝よ。俺もこの子達といるよ」
「エージェ…そうだな、よし彼らは俺が引き取るしタナトスが支配者になって皆が自由になるまでここにいよう」
「うん、カーテスに伝える」
エージェも子ども達の頭を撫でてやり、大河が懐記から貰った家を出してそこをここでのウォルゾガ達の拠点にした。
「おいしい」
「そうですね、このミルクと果物…瑞々しくて…初めてこんなにも美味な物を食べましたね…サニートはこれ程の物を口にした事がありますか?」
「いいえ…初めてです。こんな柔らかくてふかふかしたパンも美味しいですね…みんなも嬉しそうです。ありがとうございます支配者様」
「いいえ、フゥが運んだ物ですから」
「はい、後でフゥさんにもお礼をいいますね」
白い鉱物で出来た部屋の中の食卓で食事を摂る者達、サニートと呼ばれた少年と支配者様と呼ばれた穏やかな声の存在が同じテーブルで瑞々しい果物とミルクを優雅に食す支配者と、夢中になってパンと厚めに焼かれた肉を食べる少年、少年の傍らにはソファに座り従者達が世話をしている子供達3名が一生懸命パンやスープを飲んでいた。
「3日後の決闘会はサニートも出るんですよね」
「はい、フゥさんにお世話になっているお礼をしたいと言ったら出て見ないかと誘われたので…」
「怪我はしないように」
「はい、決闘会で対戦者が優勝したてその人が希望したら支配者様とも決闘するんですよね?」
「はい…久しく求められていませんが…サニートが勝ちますから私の番は回ってこないでしょう」
「フゥさんと支配者様に恩を返したいので頑張ります、あ、怪我をさせない様にします」
「ふふ…無茶はしないで下さい」
「はい…」
食事が終わり従者たちが食器を片付けていく、一言も喋らず淡々と支配者を連れ部屋を出て行った。
残されたサニートと子ども達は寝る支度を整え、用意された大きなベッドに潜り込む。
「お父さん…会いたいなぁ、みんなも会いたいよね…」
子ども達はベッドに寝かされればすぐにすやすやと眠ってしまう、子ども達の頬や頭を撫でながらサニートも眠りに就いた…。
「戻らないんですか?」
「ああ、この子達とエージェとお前の決闘会が終わるまでここに住む事にしたぞ。明日は親父達も来る」
「………そうですか」
「どこへ行くんだ?」
「狩りですよ」
「休め、ほら」
「……」
「タナトス…」
暫くしてダンジョンから戻ったタナトスがまだいるウォルゾガに目を細めた、広場は活気に溢れ住民達も食事の準備をしている、あちこちで食事の匂いが漂う、解体を交代で行い子供は声を上げて笑っていた。
ウォルゾガもエージェもいい加減休めと言い、手伝いをしていた率やチナス達も戻って来るのでその隙にまたダンジョンへと戻って行ってしまう。
「あ、待て…」
「なんだかタナトスさん、楽しそう」
「そうかなのか…」
声を掛けるウォルゾガ、すれ違う率がいつもの不愛想なタナトスの表情が何処か楽し気だと言えば、ウォルゾガは少し寂しそうだがスマートフォンからのメッセージに笑みを零し気を取り直した。
「僕とチナスとカヌイがカーテスパパの所に戻るよ、また明日ね率」
「うん、また明日。今夜は僕がご飯を作りますよ」
エツィア達が家へ転移し、率とギーギスとチャスがこちらに残るというのでウォルゾガから離れない子ども達の頭を撫でてやった…。
「思ったより元気な奴らが多くて良かった」
カイム達が調べた牢獄の住民達の人数を千歳やタナトスのスマートフォンに報告しながら、街を歩き動けない者や此方を怪しむ者達をトワンと共説得や話し、時には金をチラつかせ広場に連れていく。
『カイムさんその通路の奥に弱っている方がいます、その建物の奥にもいますね』
「了解」
耳に嵌めたイヤホンから千華の優し気な声、白い花が千華の眼となりゴーレムやヒヨコ達も手伝い虱潰しに住民を探していく、満足に言葉も喋れない者、自分の意思もなくぼんやりと付いてくる者、ヤハネも真贋鑑定を行い身体に異常がある者、栄養が足りていない者等を分けて行く。
「明日には全員把握出来そうだな」
「ヤハネ、この下の異物はどうなってる?」
「今の所眼と耳だけ動かしているな、鼓動も動いているが命令がない限り動かないってとこ」
「こいつが動けばここが崩れるってのがタナトスの意見だ、いつその支配者様ってやつがそいつに命令するか分からないからな」
「そうなんだけど…」
「何かあんのか」
「フゥって魔人にもこのしたの生き物もタナトスもおかしいんだよな」
「そりゃおかしい奴らだしな」
「そうなんだけど…」
「決闘会の時に分るだろ、行くぞ」
「ああ」
ヤハネの違和感はカイムも感じている、特にタナトスは知り過ぎているしフゥは同じ魔人だが厭な奴でもあるし、この下の異界の生物は尋常では無い大きさだ、わざと刺激したとて支配者の命令が無ければ動かないのであれば放って置く事にし住民探しを引き続き行なった。
「どうぞ」
タナトスが討伐した魔物を収納空間から広場に山の様に積み重ねていく、どれも綺麗な状態で一撃で仕留められていて手分けして運ばれ解体されていく、数をこなしている為《ガルディア》《ホウラク》《島船》の面々と共に住民達も解体を始めていく。
「干し肉と塩漬けにしていくぞー」
「こっちは煮込みとスープなー」
「こっちは焼いていくぞー」
「解体した皮と牙と爪と骨は綺麗にして商業エリアに運ぶぞ、皇国でも買い取るそうだー」
「残った肉は時間停止収納袋と貯蔵庫にいれてくれー」
「他の場所にも何頭か持って行くぞー」
わいわいと声を掛け合い、カルとラドゥとオリガが造った貯蔵庫も活躍しているのを尻目にタナトスはまた何処かへと向かうとするのをウォルゾガが手を引き、タナトスを止めた。
「何か」
「ようやく捕まえたぞ、エージェが一緒に行きたがっているんだ。一回は一緒に行ってやってくれ」
「来ているじゃないですか」
「いや、早すぎて追えない合わせてくれ。後、飯も食おう」
「タナトス、1回だけ…見たい」
「……ついてこれないのであれば見る資格はないですね」
「……」
ウォルゾガの後ろで一緒にダンジョンに行きたいと言うエージェにタナトスは追いつく事も出来ないと言うのであれば一緒に行く資格はないと冷たく言い放ち、エージェは喉を詰まらせた。
「タナトス…1回だけで言いと言っているんだ、まだエージェは子供だ」
「だから?子供の我が儘に付き合えと?エージェ、私の後を追いたければ自力で来て下さい。それも出来ずに来れば怪我をするだけです」
「おい、タナトス」
「いい…ウォル…タナトスの言う事は正しい…家に帰る。でも決闘会は観ても良いかな…」
「そうか、分かった。決闘会は観ような、家に帰ろう。今日はハンバーグだぞ」
「うん…」
タナトスはさっさと転移石を使い他の場所に行ってしまう、後を追おうとするウォルゾガをエージェが止めて言われた言葉を呑み込み家に戻る事を決め、ウォルゾガがエージェの頭を撫でて帰る事にすれば、ウォルゾガの服を引く小さな気配に振り返れば頭に動物の耳と尻尾を生やした小さな子供が更に小さなよく似た弟の手を引いていた。
「ん?どうしたんだ?」
「ぱぱ?」
「ぱぁぱ?」
「………」
「ああ、その子達ね。最近親父が死んじまったんだ。あんたらが来なければ奴隷で売られちまう子らさ」
ウォルゾガが子供たちの頭を撫でれば風呂に入った後のようで柔らかな毛質だ、服も率のスキルの服で身ぎれいだが骨が浮いている痩せ細った身体だった。
「ウォル、その子達はまだ外に出せない」
「ああ、そうだな」
「ぱぱ…」
「ぱー」
ウォルゾガが連れて行こうかと思えば近くにいた大河が首を振る、まだ彼らは罪など犯していないが罪人とされているのだ此処からは出せない。
「ウォル良いよ、ここで寝よ。俺もこの子達といるよ」
「エージェ…そうだな、よし彼らは俺が引き取るしタナトスが支配者になって皆が自由になるまでここにいよう」
「うん、カーテスに伝える」
エージェも子ども達の頭を撫でてやり、大河が懐記から貰った家を出してそこをここでのウォルゾガ達の拠点にした。
「おいしい」
「そうですね、このミルクと果物…瑞々しくて…初めてこんなにも美味な物を食べましたね…サニートはこれ程の物を口にした事がありますか?」
「いいえ…初めてです。こんな柔らかくてふかふかしたパンも美味しいですね…みんなも嬉しそうです。ありがとうございます支配者様」
「いいえ、フゥが運んだ物ですから」
「はい、後でフゥさんにもお礼をいいますね」
白い鉱物で出来た部屋の中の食卓で食事を摂る者達、サニートと呼ばれた少年と支配者様と呼ばれた穏やかな声の存在が同じテーブルで瑞々しい果物とミルクを優雅に食す支配者と、夢中になってパンと厚めに焼かれた肉を食べる少年、少年の傍らにはソファに座り従者達が世話をしている子供達3名が一生懸命パンやスープを飲んでいた。
「3日後の決闘会はサニートも出るんですよね」
「はい、フゥさんにお世話になっているお礼をしたいと言ったら出て見ないかと誘われたので…」
「怪我はしないように」
「はい、決闘会で対戦者が優勝したてその人が希望したら支配者様とも決闘するんですよね?」
「はい…久しく求められていませんが…サニートが勝ちますから私の番は回ってこないでしょう」
「フゥさんと支配者様に恩を返したいので頑張ります、あ、怪我をさせない様にします」
「ふふ…無茶はしないで下さい」
「はい…」
食事が終わり従者たちが食器を片付けていく、一言も喋らず淡々と支配者を連れ部屋を出て行った。
残されたサニートと子ども達は寝る支度を整え、用意された大きなベッドに潜り込む。
「お父さん…会いたいなぁ、みんなも会いたいよね…」
子ども達はベッドに寝かされればすぐにすやすやと眠ってしまう、子ども達の頬や頭を撫でながらサニートも眠りに就いた…。
「戻らないんですか?」
「ああ、この子達とエージェとお前の決闘会が終わるまでここに住む事にしたぞ。明日は親父達も来る」
「………そうですか」
「どこへ行くんだ?」
「狩りですよ」
「休め、ほら」
「……」
「タナトス…」
暫くしてダンジョンから戻ったタナトスがまだいるウォルゾガに目を細めた、広場は活気に溢れ住民達も食事の準備をしている、あちこちで食事の匂いが漂う、解体を交代で行い子供は声を上げて笑っていた。
ウォルゾガもエージェもいい加減休めと言い、手伝いをしていた率やチナス達も戻って来るのでその隙にまたダンジョンへと戻って行ってしまう。
「あ、待て…」
「なんだかタナトスさん、楽しそう」
「そうかなのか…」
声を掛けるウォルゾガ、すれ違う率がいつもの不愛想なタナトスの表情が何処か楽し気だと言えば、ウォルゾガは少し寂しそうだがスマートフォンからのメッセージに笑みを零し気を取り直した。
「僕とチナスとカヌイがカーテスパパの所に戻るよ、また明日ね率」
「うん、また明日。今夜は僕がご飯を作りますよ」
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