684 / 1,104
第014部 君分かれる事なかれ/君離れる事なかれ
第063話 君、分れる事なかれ/第63話 どうする?《ホローリングレース》
しおりを挟む
第063話 君、分れる事なかれ
「にいちゃーん」
「お、××早くしろよー置いてくぞ」
「待ってよー」
何の変哲もない貧しい村の貧しい家の大家族10人兄弟の4番目に産まれた、姉2人に兄1人下の兄弟達、釣りが上手な兄の後をいつも追いかけていた。
1番上の姉は嫁に行き2番目の姉も間も無く隣の村に嫁に行く、兄は同じ村の長の娘が嫁になると決められ自分もいつかそうなるのだろうと、猟が得意な父と料理上手な母親のように忙しない日々が当たり前な人生をを送るんだろうと彼は思っていた…。
「あぁぁあぁ!」
「タナトス!千歳!」
「鑑定は魔力過多と…神々は」
『ふむ、一気に魔力を喰い過ぎた』
『魔王になった故のスキルの暴走かもしれないのです、魔力を抜きますなのです」
タナトスの喉から悲鳴が迸る、身体を抱えていたウォルゾガがやって来た千歳に助けを求める、千歳鑑定を行い神々に助けを求め、神々が溢れた魔力を抜くと言い千歳の元へ人型の小さな鉱石を送った。
「これは」
『これをタナトスに余計な魔力を吸い上げてくれます、ですが今後はわかりません、スキルの暴走を抑え込めるかどうかは…』
『タナトス次第…』
「そう、ガイド。君はどうかな、君もタナトスさんのスキル1つだろう?制御等は出来るのかな」
『私はあくまでタナトス様のスキルの1部にしか過ぎません、ですが補助はします』
「そうだね、頼むよ」
『はい』
千歳の頼みにガイドが真摯に頷く、千歳はその型人形をタナトスに向けて苦しむタナトスの側で見えない魔力を吸い上げていっているようだった。
「へぇ。あのスキルおもしれー事すんじゃん」
何処かの場所で笑う少年、遠くを視るその眼の中には何かが蠢く。
「もしうまく分かれたら迎えにいってもいいな、また遊べるかもなぁ。そうだろ、チカ」
「うぐぅああああ!」
タナトスの記憶が濁流する、思い出したくもない過去が脳内、血、心臓を巡る、その時最も見たくも無い子どもだった時の記憶と全て失い復讐に駆られた子供時代、周囲に馴染む気も無く只力を魔法を求めていた時代…それから決別しタナトスは《名も無き島の支配人》となった。
「うく…止めろ、分れる…離れてしまう」
「駄目だよ、こうしないと君は苦しいままだ」
「いぃ…これで」
『いいえ、タナトス様、どんな結果であれ貴方がその苦しみから逃れる術はこれしかありません』
「もう少し我慢して、どんな結果になっても大丈夫だから」
型人形が形を変えていく、タナトスはそんな事何も望んでいない、タナトスは自分が餓えている事など知らなかったのだ、この世界に生まれ落ちたその時から飢えていたのだとすればそれが当たり前の事なのだ。
「タナトス、もうじき楽になる。大丈夫だ、な」
ウォルゾガが苦しむタナトスの身体を強く抱き締め優しく髪を梳き、何度も何度も優しい声で言う。
「分かれてしまう…」
「ああ」
「別れたくない」
「ああ」
「私はこれでいい」
「ごめん」
タナトスの慟哭にウォルゾガが頷き、最後にウォルゾガが謝りタナトスは意識を閉じた…。
第63話 どうする?《ホローリングレース》
忙しい…商業エリアが一般公開され、悪魔も人も獣民も押し寄せる、日に日に増えていく、店も希望者が毎日訪れ店も増えていく、異界…この世界に来た異界人達の世界からの品々が来るしこちらからも商品が買い取られ運ばれていく、人の坩堝となった今、このカジノタワーはこの地上界の象徴とも呼べる物となった。
「忙しいわね」
商業エリアに構えた店の中、募集を掛けたバイトに指導しながらパンを焼いていく、その端からパンが売れていく、その日の最後売れ残ったら風早達が買い取り自分達の世界に運ぶとの事なので幾らでもパンは作れる、作れば作る程儲けになるのだこれ程やりがいのある事はない。
「そろそろ次の《ホローリングレース》の次期が決まるわよねぇ…」
チェニエは粉を混ぜる手を止め溜息を吐く、正直僅かな賞金と天使達や悪魔と天人達の欲の為の《ホローリングレース》よりも自分の仕事を優先したかった。
「たくさん買ってくれてありがと」
此方はチェニエの店の隣のビヒメゴの菓子屋、列が出来外神が造ってくれたショーケースのカウンター越しに客に商品を渡す、見栄えも良く温度管理も出来何より分り易い、誰でも商品を間違えない様に手前にも商品名の札を置き、レジは画像と値段を載せ価格の間違いも起こりにくい。
忙しいかなりとてもすごく、だからビヒメゴは1つの決断を下す。
「よし、操者引退するか」
今夜自分のマイスターの元へ行く、ここらで世代交代もいいだろうと気合を入れて菓子を焼いていった。
「唐揚げ10個ちょうだい」
「私は20」
「はーい、店長ー追加お願いします」
「うんー」
ビヒメゴの店の側のホセサライの唐揚げ屋、こちらも人気で次から次へと揚げ立ての唐揚げが売れていく、獣民の従業員達が売り運び包み、衣を付けて兎に角揚げに揚げていく。
揚げ立ても美味いが、冷めても美味しい唐揚げ、ホセサライは涎を呑み込みながらせっせと揚げていく。
「肉持って来たよ」
「マイスターありがと、揚げたの食べて」
「うん」
「お茶もどうぞ、パンもささっきチェニエさんの所で買って来ました」
「ありがと」
肉ダンジョンの肉を持って来たゴッオデマに揚げ立てを出し、従業員の獣民が冷えたお茶を出す。
「おいし」
冷えたお茶と熱々の唐揚げが美味しい、これがあるから肉ダンジョンも悪くはない、この後はカジノタワーの浴場で身体をすっきりさせよう。
「マイスター…」
「なあに?」
「…操者降りる」
「分かった」
ホセサライが唐揚げを揚げながらゴッオデマに伝えればあっさりと返す、パチパチと良い音がホセサライは好きだし《ホローリングレース》よりも遣り甲斐を見つけてしまった、そんなホセサライにゴッオデマは笑って頷いた…。
「にいちゃーん」
「お、××早くしろよー置いてくぞ」
「待ってよー」
何の変哲もない貧しい村の貧しい家の大家族10人兄弟の4番目に産まれた、姉2人に兄1人下の兄弟達、釣りが上手な兄の後をいつも追いかけていた。
1番上の姉は嫁に行き2番目の姉も間も無く隣の村に嫁に行く、兄は同じ村の長の娘が嫁になると決められ自分もいつかそうなるのだろうと、猟が得意な父と料理上手な母親のように忙しない日々が当たり前な人生をを送るんだろうと彼は思っていた…。
「あぁぁあぁ!」
「タナトス!千歳!」
「鑑定は魔力過多と…神々は」
『ふむ、一気に魔力を喰い過ぎた』
『魔王になった故のスキルの暴走かもしれないのです、魔力を抜きますなのです」
タナトスの喉から悲鳴が迸る、身体を抱えていたウォルゾガがやって来た千歳に助けを求める、千歳鑑定を行い神々に助けを求め、神々が溢れた魔力を抜くと言い千歳の元へ人型の小さな鉱石を送った。
「これは」
『これをタナトスに余計な魔力を吸い上げてくれます、ですが今後はわかりません、スキルの暴走を抑え込めるかどうかは…』
『タナトス次第…』
「そう、ガイド。君はどうかな、君もタナトスさんのスキル1つだろう?制御等は出来るのかな」
『私はあくまでタナトス様のスキルの1部にしか過ぎません、ですが補助はします』
「そうだね、頼むよ」
『はい』
千歳の頼みにガイドが真摯に頷く、千歳はその型人形をタナトスに向けて苦しむタナトスの側で見えない魔力を吸い上げていっているようだった。
「へぇ。あのスキルおもしれー事すんじゃん」
何処かの場所で笑う少年、遠くを視るその眼の中には何かが蠢く。
「もしうまく分かれたら迎えにいってもいいな、また遊べるかもなぁ。そうだろ、チカ」
「うぐぅああああ!」
タナトスの記憶が濁流する、思い出したくもない過去が脳内、血、心臓を巡る、その時最も見たくも無い子どもだった時の記憶と全て失い復讐に駆られた子供時代、周囲に馴染む気も無く只力を魔法を求めていた時代…それから決別しタナトスは《名も無き島の支配人》となった。
「うく…止めろ、分れる…離れてしまう」
「駄目だよ、こうしないと君は苦しいままだ」
「いぃ…これで」
『いいえ、タナトス様、どんな結果であれ貴方がその苦しみから逃れる術はこれしかありません』
「もう少し我慢して、どんな結果になっても大丈夫だから」
型人形が形を変えていく、タナトスはそんな事何も望んでいない、タナトスは自分が餓えている事など知らなかったのだ、この世界に生まれ落ちたその時から飢えていたのだとすればそれが当たり前の事なのだ。
「タナトス、もうじき楽になる。大丈夫だ、な」
ウォルゾガが苦しむタナトスの身体を強く抱き締め優しく髪を梳き、何度も何度も優しい声で言う。
「分かれてしまう…」
「ああ」
「別れたくない」
「ああ」
「私はこれでいい」
「ごめん」
タナトスの慟哭にウォルゾガが頷き、最後にウォルゾガが謝りタナトスは意識を閉じた…。
第63話 どうする?《ホローリングレース》
忙しい…商業エリアが一般公開され、悪魔も人も獣民も押し寄せる、日に日に増えていく、店も希望者が毎日訪れ店も増えていく、異界…この世界に来た異界人達の世界からの品々が来るしこちらからも商品が買い取られ運ばれていく、人の坩堝となった今、このカジノタワーはこの地上界の象徴とも呼べる物となった。
「忙しいわね」
商業エリアに構えた店の中、募集を掛けたバイトに指導しながらパンを焼いていく、その端からパンが売れていく、その日の最後売れ残ったら風早達が買い取り自分達の世界に運ぶとの事なので幾らでもパンは作れる、作れば作る程儲けになるのだこれ程やりがいのある事はない。
「そろそろ次の《ホローリングレース》の次期が決まるわよねぇ…」
チェニエは粉を混ぜる手を止め溜息を吐く、正直僅かな賞金と天使達や悪魔と天人達の欲の為の《ホローリングレース》よりも自分の仕事を優先したかった。
「たくさん買ってくれてありがと」
此方はチェニエの店の隣のビヒメゴの菓子屋、列が出来外神が造ってくれたショーケースのカウンター越しに客に商品を渡す、見栄えも良く温度管理も出来何より分り易い、誰でも商品を間違えない様に手前にも商品名の札を置き、レジは画像と値段を載せ価格の間違いも起こりにくい。
忙しいかなりとてもすごく、だからビヒメゴは1つの決断を下す。
「よし、操者引退するか」
今夜自分のマイスターの元へ行く、ここらで世代交代もいいだろうと気合を入れて菓子を焼いていった。
「唐揚げ10個ちょうだい」
「私は20」
「はーい、店長ー追加お願いします」
「うんー」
ビヒメゴの店の側のホセサライの唐揚げ屋、こちらも人気で次から次へと揚げ立ての唐揚げが売れていく、獣民の従業員達が売り運び包み、衣を付けて兎に角揚げに揚げていく。
揚げ立ても美味いが、冷めても美味しい唐揚げ、ホセサライは涎を呑み込みながらせっせと揚げていく。
「肉持って来たよ」
「マイスターありがと、揚げたの食べて」
「うん」
「お茶もどうぞ、パンもささっきチェニエさんの所で買って来ました」
「ありがと」
肉ダンジョンの肉を持って来たゴッオデマに揚げ立てを出し、従業員の獣民が冷えたお茶を出す。
「おいし」
冷えたお茶と熱々の唐揚げが美味しい、これがあるから肉ダンジョンも悪くはない、この後はカジノタワーの浴場で身体をすっきりさせよう。
「マイスター…」
「なあに?」
「…操者降りる」
「分かった」
ホセサライが唐揚げを揚げながらゴッオデマに伝えればあっさりと返す、パチパチと良い音がホセサライは好きだし《ホローリングレース》よりも遣り甲斐を見つけてしまった、そんなホセサライにゴッオデマは笑って頷いた…。
10
あなたにおすすめの小説
私を裏切った夫が、後悔しているようですが知りません
藤原遊
恋愛
政略結婚として、公爵家に嫁いだ私は
愛のない夫婦関係を「仕事」だと思い、正妻の役目を果たしてきた。
夫が愛人を持つことも、
その子を屋敷に迎え入れることも、黙って受け入れてきた。
けれど――
跡取りを、正妻の子ではなく愛人の子にする。
その言葉を、人前で軽く口にした瞬間。
私は悟ったのだ。
この家では、息子を守れないと。
元々、実家との間には
「嫡子以外の子は実家の跡取りにする」という取り決めがあった。
ならば話は簡単だ。
役目を終えた私は、離縁を選ぶ。
息子と共に、この家を去るだけ。
後悔しているようですが――
もう、私の知るところではありません。
召喚とか聖女とか、どうでもいいけど人の都合考えたことある?
浅海 景
恋愛
水谷 瑛莉桂(みずたに えりか)の目標は堅実な人生を送ること。その一歩となる社会人生活を踏み出した途端に異世界に召喚されてしまう。召喚成功に湧く周囲をよそに瑛莉桂は思った。
「聖女とか絶対ブラックだろう!断固拒否させてもらうから!」
ナルシストな王太子や欲深い神官長、腹黒騎士などを相手に主人公が幸せを勝ち取るため奮闘する物語です。
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!
よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。
獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。
俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。
単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。
ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。
大抵ガチャがあるんだよな。
幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。
だが俺は運がなかった。
ゲームの話ではないぞ?
現実で、だ。
疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。
そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。
そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
どうやら異世界だ。
魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。
そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。
貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ
凜
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます!
貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。
前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?
「俺が勇者一行に?嫌です」
東稔 雨紗霧
ファンタジー
異世界に転生したけれども特にチートも無く前世の知識を生かせる訳でも無く凡庸な人間として過ごしていたある日、魔王が現れたらしい。
物見遊山がてら勇者のお披露目式に行ってみると勇者と目が合った。
は?無理
婚約者チェンジ? 義理の妹は公爵令嬢の地位もチェンジされました』 ~三日で破談、家ごと褫奪の末路です~
ふわふわ
恋愛
「お姉様の婚約者、私がいただきますわ。だって“公爵令嬢”ですもの」
義理の妹コンキュはそう言って、王太子との婚約を奪いました。
父はそれを容認し、私は静かに受け入れます。
けれど――
公爵令嬢とは“地位”ではなく、“責任”の継承者。
王宮で礼儀も実務も拒み、「未来の王太子妃」を名乗った義妹は、わずか三日で婚約破棄。
さらに王家への不敬と統治能力の欠如が問題視され、父の監督責任が問われます。
そして下されたのは――家ごとの褫奪。
一方で私は、領地を守り、帳簿を整え、静かに家を支え続ける。
欲しがったのは肩書。
継いだのは責任。
正統は叫びません。
ただ、残るだけ。
これは、婚約を奪われた公爵令嬢が
“本当に継がれるべきもの”を証明する物語。
私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。
小野 まい
恋愛
結婚記念日のディナーに夫のオスカーは現れない。
「マリアが熱を出したらしい」
駆けつけた先で、オスカーがマリアと息子カイルと楽しげに食事をする姿を妻のエリザが目撃する。
「また裏切られた……」
いつも幼馴染を優先するオスカーに、エリザの不満は限界に達していた。
「あなたは家族よりも幼馴染のほうが大事なのね」
離婚する気持ちが固まっていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる