あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~

深楽朱夜

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第016部 魔なる神たる人の子よ*尊き血と古き血/自己犠牲の先の解

《クナアンジ二ツ国》偏 no.1 入国 /《アーケディア》 偏 dress:59 もちゃの雇用  

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《クナアンジ二ツ国》偏 no.1 入国
時間は現在…
「冒険者か?」
「ああ、仕事を探しに来た。パーティだ5人」
首都の門は岩づくり高く堅牢だ、何名かいる門番達が順番に通して空いた場所で目的とヴリトゥユが手短に伝える、門番はちらりと面子を見てマントを深く被った者を気にしつつ頷いた。
「今橋が崩壊した上にその橋付近は閉鎖されている、支援に来てくれた他国の使者達が城の地下で1部行方不明だ、仕事は沢山ある。詳しい話しは冒険者ギルドで聞いてくれ、冒険者ならば入国料は無しだ」
さっさち行けと顎で促し門番は次の案内を行う、ヴリトゥユを先頭に5名は先ずは冒険者ギルドへ向かった。

「おい、城に新しいダンジョンが発生したって本当かよ」
「っし、莫迦、箝口令が敷かれているだろう?」
「あ、ああ、すまん。だが…」
「聖者様の安否は?」
「それは問題ないらしいが…」
冒険者ギルドへ向かう最中囁く民の声に耳を傾ける、城にダンジョンが出来た…突拍子もない話しだが在り得ない話しではない、それで連絡がつかなくなる…というのはどういう事なのだろうと各々思考しつつ向かうさながらヴァルキアは市場の値段を確認していた。
「これ、高くないか?」
「仕方ないのさ、橋がまだ直らないから迂回して来る分仕入れ値が釣り上がる」
「そうか、ま、そうだなー4つくれ」
「ありがと、1,500ログね」
市場でのあり触れた遣り取り、確かに果物4つでその額は高い。
「ここが冒険者ギルドですね」
タナトスが目の前の岩づくりの2階建ての建物を見る、屈強な冒険者から仕事を求めている民まで様々な者達が出入りしていた。

これから先は時を遡る……
「ようこそ、皆さん。私は《クナア》の聖者を冠するテオハリドと申します。オジガト様、久しぶりですね」
「そうじゃな、息災で何より」
「俺はアコミア…です」
「俺はキッフ」
城の中の階段を上ったり下がったりして着いた場所、大きな細工扉を兵士がユーゼンの合図で開けば中は室内の筈が手入れをされた庭園の様な物が広がり、奥の東屋で座って待っている人物の元に案内されて向かう。
待っていたのは《クナア》の聖者、ドラゴンと妖精の間の子であり淡い白に近いピンクの長い髪と揃いの瞳の美しい青年が微笑んでいた。
「《ナプソ橋》の修復を支援して頂き…」
「構わん、現在の橋の修復状況を確認し兵とゴーレムを分けて向かうとする」
「感謝します…ですが《ナプソ橋》の件で報告しなければならない事があります、最初原因は古い事が原因による崩落だと報告を受けていたのですが……何物かによって橋が喰い壊されたと判明しました…オジガト殿申し訳ありません、その何物かの正体が掴めていません。その中で他国の方々に橋の修復を頼む訳にはいかなくなりました」
オジガトの話に申し訳なさそうに目を伏せ頭を下げるテオハリド、アコミアとキッフは互いに顔を見合わせオジガトは無表情にしている。
「ニエストリス殿からは?」
「ニエストリス殿に書状を送りました、橋を食い壊した何物かを探すと橋周辺を立ち入らないように封鎖すると…」
「それじゃ、橋はすぐ直せないし使えないのか?一応代わりの橋も持って来たけど…」
「オジガトさん、俺達もその喰ったやつ探そう」
「……ふむ、そうじゃな。では我々も探すのに手を貸そう」
「それは……危険です、オジガト殿…知らせるのが遅くなってすみません…」
《アンジ国》の長の状況を聞き申し訳ないと何度も謝るテオハリドの姿を見てアコミアとキッフも捜索に加わると言いオジガトも頷く、テオハリドは顔色を曇らせたままでいるのキッフが収納袋から瓶に入れた干した果物とラダカ特製の果物飴をだしてテーブルに置く。
「これでも食べて待っててくれ、すぐに原因を捕まえて橋を置くか直して戻ってくる」
「あ…」
「では、行こうかの」
テオハリドが小さく声出し、オジガトはユーゼンに案内され兵達が待機している外へと向かった。

《アーケディア》 偏 dress:59 もちゃの雇用
「あーあ、腹いっぱい食べちゃって動けないのか」
「おも、動き鈍いけどおもた」
気が済むまで巨大な芋とカボチャを食い荒らした水晶ネズミ達、そっと近づいて抱えたチェカとナチェ、ずしりと重たい動かないネズミに呆れ返ってしまう。
「大きい個体の水晶は大きくて質も良いんです、よっぽど野菜が美味しかったんでしょうね。満足そうな顔をしていますわ」
「こうしてよくみると……可愛くない」
「食えるのか?」
「味は分かりませんわ、捕食される側なので肉食獣には美味しく感じるのかもしれませんわ」
結羅がふふところころしている水晶ネズミを見て笑う、ノイズが持ち上げ正面からじっくり見てみてもやっぱり可愛くないなと言うしイフタークは美味いか不味いかしか興味が湧かない。
『も!も!もも!もちゃ』
『もちゃそれは良い条件だ』
「ええ、美味しいお仕事ですわね」
「それいいな」
「何て?」
水晶ネズミ達にもちゃは片手を挙げてこっちに来る事に対してのメリットを上げ、ウズラと結羅やイフタークとナチェは良い条件だと言い、ノイズとチェカは首を傾げた。
「水晶提供で3食食事おやつ付き」
「それ最高」
「私もそれがいい」
ナチェが訳してくれチェカが笑う、イフタークも頷きもちゃの雇用条件に水晶ネズミ達がわらわらともちゃの元に集まっていく…どんどん茂みから現れもちゃの毛の中に入っていった。
『も!』
「そうですわね、外神様の肉の木を植えておきましょう」
「そうだな、他の獣達が飢えて死んじまうからな。もちゃは本当にやさしいな」
『も!も!」
水晶ネズミがいなくなると彼らを捕食していた肉食獣達が飢えてしまうともちゃが結羅に言えばにこりと笑い、収納に入れていた外神の肉の実の木を何本も植えておく。
「依頼達成、戻ろ」
「だな」
チェカとナチェが依頼がすぐ終わって良かったと言い、もちゃも満足そうにしているのでホテルへ結羅の転移で戻った…。



あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×EX~お猿の星の少年王~
EP024 芋畑
「もう野菜ができてる!芋だ!」
『うき』
『きき』
『まき』
『……』
『……』
朝起きれば猿達が鍋で煮たスープとも煮物とも言い難い物を渡されそれを食べて水を飲めば猿達に手を引かれ畑へと向かえば、先に起きていたドラゴンとコブラが畑を見ていた。
唯苳もよく畑を見てみれば、芋と蕪と人参のような物がすっかり食べごろで驚く。
「すげーじゃ、野菜とる」
唯苳はさっそく出来た野菜を収穫していく、沢山採って食べきれなくても収納空間に入れればいいと端から猿達と皆で土だらけになりながらわいわいと収穫を行った…。
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