あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~

深楽朱夜

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第017部 お祭りは片付けまでがお祭りです/お祭りは最後まで楽しむのがお祭りです 

《ガルディア》偏 festival:013 身売り/《アーケディア》 偏 carnival:013 外神とイシュター 

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《ガルディア》偏 festival:015 依頼
「これ美味いな。酒に合う」
「うん、辛めなのがいいね」
「ああ、これで今夜酒を飲むか」
「あのですね、崇幸さん、千歳さん、大河さん。この実をこうして手を加える事が出来る方は少ない上にこの香辛料の配分もこの実を食べる為のみの配合、これ1つで1,000ログの価値がある高級品ですよ」
「この実は身体強化で無理に開けようとすれば砕け、魔力を制御しながら殻を開けないと腐る上そのまま食べるのは渋みがありその渋抜きも手間が掛かります」
「その殻は矢じりや薬にも使え殻1つでも1万ログ程度の価値がある代物ですよ」
「俺、親父に持って帰るか。そうほいほい食べられないな。親父にも食わせてやりたいけど辛いか」
「辛くないのもあるよ、花を細かく刻んで混ぜたやつがこれ」
「お、ありがとな」
コーカスが苦笑いを浮かべ、ラジカは手を加えられた実をじっくり味わいながら希少価値があると言いタナトスは殻を幾つか1つ1万ログで購入する、ウォルゾガはカーテスへの手土産に持ち帰りたいが辛いのは好まないと言えばバベルが収納袋から甘みが少しある手を加えた物を渡した。
「手間はそうでもないし簡単だよ、いいの?こんなに金貰って、殻なんかいくらでもあげるよ」
「私でも出来ませんよ、金は幾らあってもいいでしょう。持っていなさい」
「そっか、ありがと。魔王様」
「……」
バベルはニコリと人好きのする笑顔をタナトスに向けるがタナトスは無言で見ている、崇幸も千歳も正規の値段で定期的に買わせて欲しいと伝えてバベルも同意した。
「で、蒐集家。あんたの元に就くよ」
「そうですか、では石板に本に描かれた魔術陣を刻んで下さい、全て。それと行列の中に呪いを齎す術者がいる筈ですそれを見つけて下さい。優先は術者です、魔術陣はいつでも構いません。風早、彼らの部屋は私の下に用意して下さい。それとその異界生物はニアさんのポップコーン屋の護衛でも使いましょうか」
バベルはそこは譲らないと言い、蒐集家は嗤ってバベルには魔術本から魔術陣を石板に刻む事と呪い匣を持ち込もうとした術者の捜索、アベルにはニアの店の護衛を依頼する。
「それでいいの?アベルは…」
「やります…バベルさん、すみません私の問題に貴方を巻き込んでしまい…」
「拾ったのは俺だから責任を持つ、重荷に思わなくていいから」
蒐集家から出された依頼はバベルにとって然程難しい物ではないらしい、アベルは巻き込んでしまって申し訳ないと頭を下げるがバベルは気にしていないと笑う、大河達も彼らの話しにこれ以上は入らず当人達の判断に任せる事にした
「部屋用意してくれるのは良いけど、術者探すなら馬車の中を拠点にするよ」
「ええ、それで良いですよ。ポップコーン屋のオーナーは序列第1位の魔王です」
「魔王が店を?」
「…………ふうん、そう」
蒐集家が嗤いながらポップコーン屋のニアが序列1位の魔王だと教え、アベルは驚きバベルは少しの間の後無表情に返した。
「案内します」
「アベル行って来てくれる?俺はさっそく依頼に取り掛かるからさ」
「はい」
「アシャは俺が見ておくから」
「お願いします」
アベルを送り出しバベルは転移石と転移札を貰い使い方を聞いて馬車と共にトトとココが待つ《カジノタワー》の外へと戻る、千歳は少し首を傾げてバベルを見送った。
「何か気になる事があるんですか?」
「うん、彼…魔王じゃないんだろうけど…僕の何かが魔王だと訴えてくるんだよね」
「現在全ての魔王を私達が把握している訳ではないですから、ステータスを弄った魔王なのでは?」
「うん…そうなのかもしれない…今度話してみようかな、舵さんや千眼さんと千華さんにも視て貰おうかな」
千歳の疑問にラジカが頷く、神々は魔王に近い存在であり魔人ではないという答え、タナトスや蒐集家は分かっているだろうが答えてはくれないだろうと千歳達も各自の作業に戻っていった…。

《アーケディア》 偏 carnival:015 夜の市場
夜の市場を歩く外神と懐記、周囲はカルナラー石で明るく大いに賑わっていた。
「どこもかしこも賑やか」
「そうですね、こちらはこちらで賑やかですね」
獣人達が酒を飲み食事を行いながら踊ったり歌ったりと楽しみ、屋台では様々な食事が売られ懐記は2人分の飲み物と煎った木の実を買い食べながら歩く。
「どうだい?おにいさんがた手土産に」
「これなに?」
「知らないのかい?この辺りじゃ見ないか、虫取り草さ。虫を食べてくれる草だよ、畑とかに植えておくと野菜なんかを食べてくれるんだ」
「食虫植物ですね、種類がいくつもあるんですね」
「お、知ってんか」
露店のアリクイのような獣人に呼び止められ商品を除いてみると、葉に牙が生えた鉢に植えられた草が並ぶ、少し膨れた葉や2枚の葉を何度も開いて閉じてを繰り返したり、踊っているとうにうねうねとしている草等種類は豊富で全て食虫植物だと言う。
「全て購入しても良いですか?」
「おお!もちろん!沢山運んで来たからな!俺はこいつら専門で育てて、他の作物はついでに作っているんだ。こいつらは面白くてな」
外神が興味を持ち全て買い取ると言うと店主も嬉しそうにはしゃぐ、全部で20株程購入し全て収納袋に入れていく。
「便利な物だな」
「《アーケディアホテル》で販売とか貸出してるからよろしく」
店主が羨ましそうに言い懐記が宣伝をしておく、次は布を扱う店へと向かった。




あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×EX~ダンジョン都市にて独り生きる人否症候群の変な人はスローライフを満喫している~
014 実食
「いただきます!……うん…うん、肉のおかげでおいしい」
出来上がったチャーハンをさっそくスープと食べる、いまいち物足りない気がするが肉の旨味を米が吸い込んで食べ応えのある物になった。
「こうしてダンジョンでちゃんと生活が出来て食事が出来て安全な場所に住めて…俺が運がいいな…日本にいた時は運なんか無かったのに…」
チャーハンを食べしみじみ言葉にする、ここで家族?も出来日々の暮らしも成り立ち、大抵の物はダンジョン内で戦えば手に入る、いや戦ってもいない。
「いわゆるチートってやつのおかげで痛い思いも怖い思いもしなくていいし」
チャーハンを食べ終わり、スープも飲み干しお茶をぐぴぐぴ飲んでごちそう様と言い、桶に水を張り皿を付けておく。
『ジリジリジリ…』
収納空間から目覚まし時計の様な音が聞こえてくるので収納空間から大きな水晶玉を取り出し映し出された物を覗く、15と数字が浮かび水晶玉には冒険者パーティらしい若者達が魔物と交戦していた。
「けっこいう酷い怪我をしているなーこのままだと不味い」
男は水晶越しの冒険者パーティが負傷しながら魔物達と戦っているので、このままでは負けてしまうと転移で15階層に向かった…。

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