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8 噂話し…
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「なあ、あの話し本当か?ほら呪い…」
「お、おい!めったな事うなよ!」
街角の屋台で囁くように住人達が話している、呪い…あるのかこの世界にも…。
「い、いや。ほら結婚が決まっていた侍女長が肌におかしな事が起きて破談になったと…」
「30年前の…」
「しー」
肌に異変ならば薬がすぐに作られ治るだろう、なのに破談になってしまうのは早すぎるが気にしても仕方ないと歩みを進めれば屋台で豆を炒って強めに香辛料を掛けた物が視界に入り試しに買ってみる、葉に包まれた物を他の人々に傚ってその場で開けて食べてみる、カリカリしていておいしい飲み物が飲みたくなるので水筒を出して飲んで食べ続ける少し辛めなのがいい。
「王女様のご病気まだよくならないのかね」
「祭りの最後の夜には王様達が城のテラスで話しをしてくれるのにー」
「早く良くなるといいねー」
街を歩く親子連れが通り過ぎていく、祭りの時に不穏な話しだなと思いながら葉を返してまた歩く。
露店を眺めつつ歩いていれば、どうやら高級品を取り扱う城に近い通路に出たらしく品の良い身なりの後ろに召し使いを連れて練り歩くお金持ちな人々が沢山いた。
お目当ては宝飾品や魔法具らしい、ここで始めてちゃんとした石鹸をみたが高い…1つ1,000ログ以上で香りはないらしい…。
そういえば、石鹸水を塩を使って固める方法もあると思い出しながら店に入って見ることにする。
「いらっしゃいませ」
店内は賑わい正直浮いているが石鹸にかなり興味がある、いびつな四角い石鹸だ鑑定 石鹸:匂い少し 泡立ち悪し 毒もないです なるほどそれでも高級品だ飛ぶように売れている、店は忙しそうだ。
「手土産にすると喜ばれるんだ」
腹の出た身なりの良い紳士が声を掛けてくる、軽く会釈し、また棚に目線を戻す。
「他の街では香り付きの石鹸を売り始めている商会があって、すごい盛況らしい」
「………この街にも来ますか?」
「ああ、陛下が祭りに合うように依頼を出したらしいから、だが買い手はすでに付いているようだ。残念だ」
「………そうですか」
「所で君は商人かな?」
「……はい」
違うと言えば良かった…下げている札を見て判断したのか、面倒は御免だと思いつつ頷いた。
「そうかそうか、いやあ、手土産に色々探していてね。もし商品があれば見せ欲しいのだが」
「………入れ物と食器とコップしかないです」
「おお、是非見せてくれないか?一室借りよう」
「………はい」
木札明日は外そうかな、コップや皿は素人が作った物だ見せるのは恥ずかしいが仕方ない。
2階の商談室の一室を借りてトートバッグ(収納空間)から、皿とマグカップに蓋付きの入れ物を出して並べれば、中年の男と召し使いに店側の付き添いの表情が固まっている。
「なんだこれは?皿?」
「この杯見たことがありません?この空洞は成る程指を掛ける部分なのですね…」
「この入れ物…蓋との隙間がないですね、表面も滑らかで歪みもない…」
3人が手に取りまじまじと見つめているのを見ていると、居たたまれない。
「全て買い取らせていただきたい、いくらかな?」
「この入れ物は当店でも欲しいのですが…どちらで?」
「………………1つ500ログです……」
『は?』
「これが1つ500ログ?正気ですかな?」
正直石やら岩やらと魔力で元手0円…無料て渡しても良いくらいだ、正直500ログでも高い。
「いや…しかし…ふむ、ではそれで買い取らせて貰おう…《ソンテ》とういう街にもし立ち寄る事があればこれを見せるといい。私はジェンギンドという」
「こちらの入れ物は数はありますか?」
「分かりました…数日待って貰えれば…」
「ええ、待ちますよ!是非!良ければ石鹸をどうぞ」
「いえ…そんな…」
「貰っておくといい」
「……はい」
先に貰ってしまうと……造らないとと思ってしまうが、待って貰えるならいいかと石鹸を2つ貰い、ジェンギンドから家紋だろうか紋章を刻まれた木札を渡された。
コインを受け取り店を後にする、やる事が増えたので今日は街の散策は終わりにして明日は城を見に行こうとテントへと戻った。
「数がいるならもっと効率的に粘土を…」
大きな岩を粘土にして……形をイメージすれば筒の様な容器と蓋が瞬く間に出来てしまう……何かつまらないが、人に渡す物なら均一が良いのかもしれない。
色々な大きさの入れ物を全て石魔法で造り上げる、自分で使う物は自分で作るとして…。
古市場で買った固めの色取り取りの紐をテーブルに出してみる、パラコードのような質感だこれならと紐を組み合わせて編んでいく、バッグのショルダー部分にしようかと編み始めた。
丈夫な紐…かつて登山が趣味だった祖父から教えて貰ったものだ、山にも登った事もある…祖父の影響だが……ブレスレットやストラップにもなるからと随分前の事だが指は覚えていた。
バッグに使うなら2色、青と緑を使ったキングコブラ編みにしよう、黙々と編んでいく初めてしまえばなんて事はない、地味で地道な作業は好きだ…。
入れ物にも意識を向けつつ造っていく……、気が付いたらもう夜だ。
夕食は肉と……キノコを焼いてみる事にしパンとスープとお茶を用意する、今日はレモンもどき風呂にしてまた後で作業を続けようかと背伸びをした。
「キノコ美味しい……また採ろう…キノコスープにしようか」
今日貰った石鹸を使ってみたが、香りもなく泡立ちも悪いので結局ミントもどきの石鹸水で身体を洗い、石鹸水にレモンを混ぜた物で髪を洗い、レモン汁でリンスの代わり…いつもと変わらずだが、塩を沢山購入して固形の石鹸にしてみようと思考しながら、キノコと肉のソテーを食べればキノコの旨味がより肉を引き立て美味で気に入った。
パン屋は他にもないだろうか、探してみよう…いつもより多く食べ、眠くなるまで作業を行った…。
「お、おい!めったな事うなよ!」
街角の屋台で囁くように住人達が話している、呪い…あるのかこの世界にも…。
「い、いや。ほら結婚が決まっていた侍女長が肌におかしな事が起きて破談になったと…」
「30年前の…」
「しー」
肌に異変ならば薬がすぐに作られ治るだろう、なのに破談になってしまうのは早すぎるが気にしても仕方ないと歩みを進めれば屋台で豆を炒って強めに香辛料を掛けた物が視界に入り試しに買ってみる、葉に包まれた物を他の人々に傚ってその場で開けて食べてみる、カリカリしていておいしい飲み物が飲みたくなるので水筒を出して飲んで食べ続ける少し辛めなのがいい。
「王女様のご病気まだよくならないのかね」
「祭りの最後の夜には王様達が城のテラスで話しをしてくれるのにー」
「早く良くなるといいねー」
街を歩く親子連れが通り過ぎていく、祭りの時に不穏な話しだなと思いながら葉を返してまた歩く。
露店を眺めつつ歩いていれば、どうやら高級品を取り扱う城に近い通路に出たらしく品の良い身なりの後ろに召し使いを連れて練り歩くお金持ちな人々が沢山いた。
お目当ては宝飾品や魔法具らしい、ここで始めてちゃんとした石鹸をみたが高い…1つ1,000ログ以上で香りはないらしい…。
そういえば、石鹸水を塩を使って固める方法もあると思い出しながら店に入って見ることにする。
「いらっしゃいませ」
店内は賑わい正直浮いているが石鹸にかなり興味がある、いびつな四角い石鹸だ鑑定 石鹸:匂い少し 泡立ち悪し 毒もないです なるほどそれでも高級品だ飛ぶように売れている、店は忙しそうだ。
「手土産にすると喜ばれるんだ」
腹の出た身なりの良い紳士が声を掛けてくる、軽く会釈し、また棚に目線を戻す。
「他の街では香り付きの石鹸を売り始めている商会があって、すごい盛況らしい」
「………この街にも来ますか?」
「ああ、陛下が祭りに合うように依頼を出したらしいから、だが買い手はすでに付いているようだ。残念だ」
「………そうですか」
「所で君は商人かな?」
「……はい」
違うと言えば良かった…下げている札を見て判断したのか、面倒は御免だと思いつつ頷いた。
「そうかそうか、いやあ、手土産に色々探していてね。もし商品があれば見せ欲しいのだが」
「………入れ物と食器とコップしかないです」
「おお、是非見せてくれないか?一室借りよう」
「………はい」
木札明日は外そうかな、コップや皿は素人が作った物だ見せるのは恥ずかしいが仕方ない。
2階の商談室の一室を借りてトートバッグ(収納空間)から、皿とマグカップに蓋付きの入れ物を出して並べれば、中年の男と召し使いに店側の付き添いの表情が固まっている。
「なんだこれは?皿?」
「この杯見たことがありません?この空洞は成る程指を掛ける部分なのですね…」
「この入れ物…蓋との隙間がないですね、表面も滑らかで歪みもない…」
3人が手に取りまじまじと見つめているのを見ていると、居たたまれない。
「全て買い取らせていただきたい、いくらかな?」
「この入れ物は当店でも欲しいのですが…どちらで?」
「………………1つ500ログです……」
『は?』
「これが1つ500ログ?正気ですかな?」
正直石やら岩やらと魔力で元手0円…無料て渡しても良いくらいだ、正直500ログでも高い。
「いや…しかし…ふむ、ではそれで買い取らせて貰おう…《ソンテ》とういう街にもし立ち寄る事があればこれを見せるといい。私はジェンギンドという」
「こちらの入れ物は数はありますか?」
「分かりました…数日待って貰えれば…」
「ええ、待ちますよ!是非!良ければ石鹸をどうぞ」
「いえ…そんな…」
「貰っておくといい」
「……はい」
先に貰ってしまうと……造らないとと思ってしまうが、待って貰えるならいいかと石鹸を2つ貰い、ジェンギンドから家紋だろうか紋章を刻まれた木札を渡された。
コインを受け取り店を後にする、やる事が増えたので今日は街の散策は終わりにして明日は城を見に行こうとテントへと戻った。
「数がいるならもっと効率的に粘土を…」
大きな岩を粘土にして……形をイメージすれば筒の様な容器と蓋が瞬く間に出来てしまう……何かつまらないが、人に渡す物なら均一が良いのかもしれない。
色々な大きさの入れ物を全て石魔法で造り上げる、自分で使う物は自分で作るとして…。
古市場で買った固めの色取り取りの紐をテーブルに出してみる、パラコードのような質感だこれならと紐を組み合わせて編んでいく、バッグのショルダー部分にしようかと編み始めた。
丈夫な紐…かつて登山が趣味だった祖父から教えて貰ったものだ、山にも登った事もある…祖父の影響だが……ブレスレットやストラップにもなるからと随分前の事だが指は覚えていた。
バッグに使うなら2色、青と緑を使ったキングコブラ編みにしよう、黙々と編んでいく初めてしまえばなんて事はない、地味で地道な作業は好きだ…。
入れ物にも意識を向けつつ造っていく……、気が付いたらもう夜だ。
夕食は肉と……キノコを焼いてみる事にしパンとスープとお茶を用意する、今日はレモンもどき風呂にしてまた後で作業を続けようかと背伸びをした。
「キノコ美味しい……また採ろう…キノコスープにしようか」
今日貰った石鹸を使ってみたが、香りもなく泡立ちも悪いので結局ミントもどきの石鹸水で身体を洗い、石鹸水にレモンを混ぜた物で髪を洗い、レモン汁でリンスの代わり…いつもと変わらずだが、塩を沢山購入して固形の石鹸にしてみようと思考しながら、キノコと肉のソテーを食べればキノコの旨味がより肉を引き立て美味で気に入った。
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