ある平凡な女、転生する

眼鏡から鱗

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5話

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長かった‥‥本当に。

私の部屋でまさか夕方まで、大説教会をやるとか意味がわからない。

幼児に必要な昼寝さえ出来ず

途中ラーラさんはわたしを不憫に思ったのか、あたためたミルクやおやつを持ってきてくれたりしたよ。

他にも、ゾロゾロ居た大人達も持ち場に戻り父親・執事長・メイド長だけが私の部屋に居残り。

夕方ようやく説教から解放された執事長とメイド長は、幼児に涙ながらに土下座で謝罪。

正直、うえぇ~いらんって思ったけど受けないと後々我が身に危険だと考えて謝罪は受けたよ。

父親はブチギレも収まりスッキリした顔してやがるので、まだ本題が残ってるがまた明日話をしようと言い部屋から追い出した。

ラーラさんに、部屋で夕食後に湯浴みをしたら早めに寝ますとつたえて準備してもらってる。

昼寝しないと、成長に悪いのよ。


~~~~~~~~~~~~~~~~



目が覚めても、夢ではなかったことにがっかり

朝から気分がダダ下がりだ~

と凹んでいたら、トントンとノック音

「ラーラでございます。お嬢様失礼します。」

「どうぞ~」

ついつい返事してしまうわたし

颯爽と部屋に入室するメイド然したラーラさん

「お嬢様おはようございます。」

「ラーラさん、おはようございます。」

にっこりスマイルでご挨拶。

まだまだ幼児、大人の手がないと生活が大変だからね。

「ラーラさん、今日はわたしの記憶が無いから以前のわたしを教えてもらいたいのと、今後の相談もしたいの。いい?」

あら?なんだか、ラーラさんが物言いたげな雰囲気

「お嬢様、私のことはラーラと呼び捨てにして下さい。」

あ~、わたし良いとこのお嬢様みたいだからかぁ~作法が難しいなぁ




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