ある平凡な女、転生する

26話

私は今、自室でのんびり過ごしてるよ

あれから、元お母様は速やかに脱出困難な修道院へドナドナされました

実にあっさり

いや、かなり大変だったらしいけど

私は観ていないから、感覚的にあっさりといったイメージ

でも、これでやっと念願の旅行が実現出来そう

不謹慎だと思うけど、原因は問題を起こした方が悪いんじゃないかい？

私は、ただ魔王国へ旅行したいだけなのに

娘のささやかな夢を、いい加減叶えてほしいだけなんだよね

ちなみに、私へ時々手紙を出すよと伝言わ残して、オヤジは速やかに用意された場所へ嬉々として行ってしまったよ

バラバラな両親に、なんとも言えない感があるけど今更ね

さぁ、私の旅行計画立ててやる

先ずは、軍資金稼ぎに邁進！

せっかく魔法が使えるのに、今だに魔物相手に行使したことがない私

どうせなら、冒険者登録してバンバンやってみたい

今まで魔法を行政や私の周囲トイレとか生活インフラにしか使ってこなかった、残念仕様を今こそチート万歳万能仕様にしなくちゃ

軍資金稼ぎも楽しみぃ

ギルド登録は、何気に過去すませているのだよ！えっへん

いや、威張れることではないけれど

外に行くのに、どうしても必要だったんだ

インフラに使う資材、森から調達するのにね

業者から買うくらいなら、自分たちで切って持ってくる方がはるかに安い。

無駄に財政を圧迫する訳にはいかず、私自身が発したインフラ整備だったからには、言い出しっぺが身を粉に働きました。

なので、ギルドランクは低いままでもキチンと登録してるんだ

木材切り出しの際、出会したモンスターは周りの皆さんに先に退治され私の出る幕はなかった

モンスターは狩れなくても、薬草や調味料代わりの野草などは洩れなく回収はしたよ

決して、モンスターが狩れなくていじけてる際にたまたま見つけたわけでなはい。

もちろん鑑定を使いまくり、鑑定熟練度を上げるのも忘れなかったよ