21 / 22
幼馴染の妹ルート
2-10_ハイスペックすぎる彼女とのジレンマ
しおりを挟む
■ハイスペックすぎる彼女とのジレンマ
詩織との付き合いは、意外にも中々しっくりこなかった。
すごく気を遣ってくれる彼女。
そして、僕のことを常に偶像視していて、『すごい人』と思われているようだ。
全然そんなことはなく、僕は平凡すぎる高校生だ。
『彼女の理想の僕』は『現実の僕』の常に2歩先を行っているのではないだろうか。
僕は、『彼女の理想の僕』に追いつけるのか!?
そして、彼女自身がまたすごい。
中学3年生にして、芸能事務所に所属している。
動画配信で、登録者数が130万人いる。
中学では、『微笑み姫』と呼ばれていて、毎週誰かが告白し続けている。
モデル活動なんかしていて、ファッションセンスが長けていて、僕のファッションがダサく感じていないだろうか。
動画配信をして、びっくりするような額を稼いでいて、お昼にファストフードにしか連れて行けない僕に物足りなさはないだろうか。
『微笑み姫』の彼氏が僕みたいなので、中等部の男子たちは納得するのだろうか!?
平凡な僕に対して、ハイスペックすぎる彼女がいつか思うのではないだろうかと不安に思う。
『いざ付き合ったら、思ったほどじゃないな……』
そんな幻滅をされたら、僕は詩織の傍にいられるのだろうか。
それ以前に、詩織が僕の元を去って行ってしまうのではないだろうか……
詩織を彼女にしてから、常にこの不安が付いて回っていた。
「ユージさん、今度の週末ですけど……」
「あ、ごめん。今度の週末は……」
あまりお金がないんだ。
カフェに行くお金もないくらいに。
またバイトを始めようかな……
「そうですか……残念です。また誘ってください」
「うん……」
「ユージさん、学校に一緒に登校しませんか!?」
「え?うん……」
「私としては、毎朝手をつないで行くというのが理想なんですけど……」
「うん……」
「あれ?あんまり乗り気じゃありませんでした?」
「いや、そんなことはないんだけど……」
周囲から見たら、僕と詩織は月とすっぽんに見えないだろうか?
彼女の株を、僕が貶めてしまわないだろうか……
「ユージさん、動画配信の登録者数が140万人になりました!」
「え!?もう!?」
「この間、迷子ちゃんのお母さんを探していた時に歌った様子を録画している人がいたみたいで、バズってるみたいです」
頑張りだけじゃなくて、運も味方している……
しかも、140万人って……
ネット情報では月収500万円とも1000万円とも言われているけど、僕が行くのはファストフードだと幼稚に見えているんじゃないだろうか……
詩織は、僕の部屋に遊びに来ている時も姿勢が正しい。
カッコよすぎる。
「……」
そんなかっこよすぎる『微笑み姫』は、僕の部屋では片方の頬を膨らませてご不満なようだ。
「ユージさん!最近遊んでくれません!なんか変なことを考えている気がします!」
「いや、変なことを考えているっていうか……」
僕の両頬を両掌で挟んで、詩織が顔を近づけてきた。
「もしかして、早速、浮気ですか!?私じゃ物足りませんか!?やっぱりお姉ちゃんの方がよかったですか!?」
そんな風に感じていたのか。
むしろ逆だし……
僕は、全部詩織に話すことにした。
「詩織が、あまりにハイスペックすぎて、気後れしちゃって……」
「え?」
「こんなかわいくて、すごい子が僕の彼女でいいのかって、不安になって……」
「ユージさんが!?私に!?」
「だって、モデルだし、動画配信130万人だし、微笑み姫だし……」
「はーーーーっっっ」
空気の抜けたビニール人形のように、詩織が萎んでいった。
「そんな事ってあるんだ……って思いました」
「どういうこと?」
「私は、お姉ちゃんに勝って、ユージさんを射止めるために形振(なりふ)り構わず、いろんな鎧を身につけて武装してきました」
「……」
「私は私。今も昔もずっと変わりません。そんな鎧に惑わされないでください……」
「でも、モデルさんからしたら、僕の服ってダサくないかな?」
「私、広告のモデルとかしかしてないから、そんなの分かりません。変だと思ったら、ユージさんと一緒に服を買いに行くデートに行きます!」
プイと横を向かれてしまった。
「あと、動画配信ってすごく儲かってるんじゃ……僕みたいな普通の高校生じゃ子供っぽく感じない?」
「私は、お金(かね)のためにやってるんじゃないから、広告出していません!モデルとかのバイト料は、トレーニングに使ってるからほとんど残らないし……」
「天下の『微笑み姫』が凡人と歩いてて、詩織の株が下がらないか心配で……」
「私は自分から『微笑み姫』と名乗ったことはありません!幻滅されるなら、勝手に幻滅してください。私はユージさんといた方が嬉しいです!」
なんか、触れることも躊躇して、近寄ることも烏滸(おこ)がましいと思っていたけど、実際に話してみると、全然違う様に感じているもんだなぁ。
「ごめん、僕がなんか、卑屈になっていたみたい……」
「許しません!私、不安になったし、寂しい思いをしました!」
プイと横を向いて許してくれないらしい。
「これはもう、簡単には安心できませんので、ハグとちゅーを要求します!」
「え?」
横を向いたまま、詩織は顔が真っ赤だ。
頑張って言ったらしい。
僕は、詩織にゆっくり近づいて、ゆっくり抱きしめた。
部屋の床に座っていた僕らは、膝立ちで抱き合っていた。
全然カッコ良くないだろう。
でも、いいんだ。
これが僕らの等身大ってことで。
僕は、いもしない偶像を追いかけるのをやめた。
目の前の詩織を抱きしめた。
「まだ、ちゅーが残ってますよ?」
テレくさかったけれど、詩織の顔を覗き込んだ。
詩織は目を瞑って、少しだけあごを上げて、キスしやすくしてくれていた。
(ちゅっ)本当に唇同士が触れるだけのキス。
詩織は耳まで真っ赤だし、僕も自分のことが分からないくらい真っ赤になっているだろう。
「お兄ちゃんが、変なことを考えてないか、調べる必要があるから、定期的にちゅーは必要だと思います!」
詩織が、まだまだ顔を横に向けて拗ねてみせる。
あと、『お兄ちゃん』に戻ってるし。
動揺が伝わる。
詩織は詩織、僕は詩織を見るようにしようと思った。
「詩織、呼び方は『お兄ちゃん』の方がよくないかな?『ユージさん』は少しぎこちなくない?」
「実際呼んでみたら、ずっと『お兄ちゃん』だったから、その方が呼びやすいかも……」
「僕も、『詩織ちゃん』の方が呼びやすいんだけど……」
「そこは、呼び捨てでお願いします!『詩織ちゃん』は子供っぽいんで!」
『お兄ちゃん』は良いのか……
ツッコみたいところはあるけれど、『ユージさん』、『詩織』は、『お兄ちゃん』、『詩織』に変化した。
「あと、さっきのは、私の初めてのキスなので、もう少し感想などいただけると……」
そんなことを言われるとテレまくってしまう。
「あの、その、えっと……やわらかかった。そして、いい匂いがした」
ぷしゅーと詩織が蒸気を脳天から吹き出す様に真っ赤になって下を向いてしまった。
「お兄ちゃん、ズルいです……」
何故か涙目の詩織。
なんか、色々考えてくれたらしい。
「私も、少しずつだらけたところを出すようにしますので、お兄ちゃん幻滅しないでくださいね?」
やっぱり、普段からちゃんとするように心がけていたのか。
いつも姿勢が良すぎて、リラックスできてないんじゃないかと思ってたんだ。
「うん、じゃあ、手始めにここで寝転んでマンガを読むところからスタートしようか」
「そ、それは、もうちょっと後で……もうちょっと後にします」
ホントに砕けてくれるのだろうか……
「ここんとこ遊んでくれなかったので、一緒に出掛けてください。デートをしましょう!」
なんだかんだで、昼の3時は過ぎている。
今日は休みだと言っても、出かけるには少し遅いような……
まあ、早めに帰ってくればいいのか。
「じゃあ、ちょっと出かけてみるか。貧乏デートだけど」
「貧乏デートで十分です!」
僕らは少し遅いスタートでデートに出かけたのだった。
仲良く手をつないで。
詩織との付き合いは、意外にも中々しっくりこなかった。
すごく気を遣ってくれる彼女。
そして、僕のことを常に偶像視していて、『すごい人』と思われているようだ。
全然そんなことはなく、僕は平凡すぎる高校生だ。
『彼女の理想の僕』は『現実の僕』の常に2歩先を行っているのではないだろうか。
僕は、『彼女の理想の僕』に追いつけるのか!?
そして、彼女自身がまたすごい。
中学3年生にして、芸能事務所に所属している。
動画配信で、登録者数が130万人いる。
中学では、『微笑み姫』と呼ばれていて、毎週誰かが告白し続けている。
モデル活動なんかしていて、ファッションセンスが長けていて、僕のファッションがダサく感じていないだろうか。
動画配信をして、びっくりするような額を稼いでいて、お昼にファストフードにしか連れて行けない僕に物足りなさはないだろうか。
『微笑み姫』の彼氏が僕みたいなので、中等部の男子たちは納得するのだろうか!?
平凡な僕に対して、ハイスペックすぎる彼女がいつか思うのではないだろうかと不安に思う。
『いざ付き合ったら、思ったほどじゃないな……』
そんな幻滅をされたら、僕は詩織の傍にいられるのだろうか。
それ以前に、詩織が僕の元を去って行ってしまうのではないだろうか……
詩織を彼女にしてから、常にこの不安が付いて回っていた。
「ユージさん、今度の週末ですけど……」
「あ、ごめん。今度の週末は……」
あまりお金がないんだ。
カフェに行くお金もないくらいに。
またバイトを始めようかな……
「そうですか……残念です。また誘ってください」
「うん……」
「ユージさん、学校に一緒に登校しませんか!?」
「え?うん……」
「私としては、毎朝手をつないで行くというのが理想なんですけど……」
「うん……」
「あれ?あんまり乗り気じゃありませんでした?」
「いや、そんなことはないんだけど……」
周囲から見たら、僕と詩織は月とすっぽんに見えないだろうか?
彼女の株を、僕が貶めてしまわないだろうか……
「ユージさん、動画配信の登録者数が140万人になりました!」
「え!?もう!?」
「この間、迷子ちゃんのお母さんを探していた時に歌った様子を録画している人がいたみたいで、バズってるみたいです」
頑張りだけじゃなくて、運も味方している……
しかも、140万人って……
ネット情報では月収500万円とも1000万円とも言われているけど、僕が行くのはファストフードだと幼稚に見えているんじゃないだろうか……
詩織は、僕の部屋に遊びに来ている時も姿勢が正しい。
カッコよすぎる。
「……」
そんなかっこよすぎる『微笑み姫』は、僕の部屋では片方の頬を膨らませてご不満なようだ。
「ユージさん!最近遊んでくれません!なんか変なことを考えている気がします!」
「いや、変なことを考えているっていうか……」
僕の両頬を両掌で挟んで、詩織が顔を近づけてきた。
「もしかして、早速、浮気ですか!?私じゃ物足りませんか!?やっぱりお姉ちゃんの方がよかったですか!?」
そんな風に感じていたのか。
むしろ逆だし……
僕は、全部詩織に話すことにした。
「詩織が、あまりにハイスペックすぎて、気後れしちゃって……」
「え?」
「こんなかわいくて、すごい子が僕の彼女でいいのかって、不安になって……」
「ユージさんが!?私に!?」
「だって、モデルだし、動画配信130万人だし、微笑み姫だし……」
「はーーーーっっっ」
空気の抜けたビニール人形のように、詩織が萎んでいった。
「そんな事ってあるんだ……って思いました」
「どういうこと?」
「私は、お姉ちゃんに勝って、ユージさんを射止めるために形振(なりふ)り構わず、いろんな鎧を身につけて武装してきました」
「……」
「私は私。今も昔もずっと変わりません。そんな鎧に惑わされないでください……」
「でも、モデルさんからしたら、僕の服ってダサくないかな?」
「私、広告のモデルとかしかしてないから、そんなの分かりません。変だと思ったら、ユージさんと一緒に服を買いに行くデートに行きます!」
プイと横を向かれてしまった。
「あと、動画配信ってすごく儲かってるんじゃ……僕みたいな普通の高校生じゃ子供っぽく感じない?」
「私は、お金(かね)のためにやってるんじゃないから、広告出していません!モデルとかのバイト料は、トレーニングに使ってるからほとんど残らないし……」
「天下の『微笑み姫』が凡人と歩いてて、詩織の株が下がらないか心配で……」
「私は自分から『微笑み姫』と名乗ったことはありません!幻滅されるなら、勝手に幻滅してください。私はユージさんといた方が嬉しいです!」
なんか、触れることも躊躇して、近寄ることも烏滸(おこ)がましいと思っていたけど、実際に話してみると、全然違う様に感じているもんだなぁ。
「ごめん、僕がなんか、卑屈になっていたみたい……」
「許しません!私、不安になったし、寂しい思いをしました!」
プイと横を向いて許してくれないらしい。
「これはもう、簡単には安心できませんので、ハグとちゅーを要求します!」
「え?」
横を向いたまま、詩織は顔が真っ赤だ。
頑張って言ったらしい。
僕は、詩織にゆっくり近づいて、ゆっくり抱きしめた。
部屋の床に座っていた僕らは、膝立ちで抱き合っていた。
全然カッコ良くないだろう。
でも、いいんだ。
これが僕らの等身大ってことで。
僕は、いもしない偶像を追いかけるのをやめた。
目の前の詩織を抱きしめた。
「まだ、ちゅーが残ってますよ?」
テレくさかったけれど、詩織の顔を覗き込んだ。
詩織は目を瞑って、少しだけあごを上げて、キスしやすくしてくれていた。
(ちゅっ)本当に唇同士が触れるだけのキス。
詩織は耳まで真っ赤だし、僕も自分のことが分からないくらい真っ赤になっているだろう。
「お兄ちゃんが、変なことを考えてないか、調べる必要があるから、定期的にちゅーは必要だと思います!」
詩織が、まだまだ顔を横に向けて拗ねてみせる。
あと、『お兄ちゃん』に戻ってるし。
動揺が伝わる。
詩織は詩織、僕は詩織を見るようにしようと思った。
「詩織、呼び方は『お兄ちゃん』の方がよくないかな?『ユージさん』は少しぎこちなくない?」
「実際呼んでみたら、ずっと『お兄ちゃん』だったから、その方が呼びやすいかも……」
「僕も、『詩織ちゃん』の方が呼びやすいんだけど……」
「そこは、呼び捨てでお願いします!『詩織ちゃん』は子供っぽいんで!」
『お兄ちゃん』は良いのか……
ツッコみたいところはあるけれど、『ユージさん』、『詩織』は、『お兄ちゃん』、『詩織』に変化した。
「あと、さっきのは、私の初めてのキスなので、もう少し感想などいただけると……」
そんなことを言われるとテレまくってしまう。
「あの、その、えっと……やわらかかった。そして、いい匂いがした」
ぷしゅーと詩織が蒸気を脳天から吹き出す様に真っ赤になって下を向いてしまった。
「お兄ちゃん、ズルいです……」
何故か涙目の詩織。
なんか、色々考えてくれたらしい。
「私も、少しずつだらけたところを出すようにしますので、お兄ちゃん幻滅しないでくださいね?」
やっぱり、普段からちゃんとするように心がけていたのか。
いつも姿勢が良すぎて、リラックスできてないんじゃないかと思ってたんだ。
「うん、じゃあ、手始めにここで寝転んでマンガを読むところからスタートしようか」
「そ、それは、もうちょっと後で……もうちょっと後にします」
ホントに砕けてくれるのだろうか……
「ここんとこ遊んでくれなかったので、一緒に出掛けてください。デートをしましょう!」
なんだかんだで、昼の3時は過ぎている。
今日は休みだと言っても、出かけるには少し遅いような……
まあ、早めに帰ってくればいいのか。
「じゃあ、ちょっと出かけてみるか。貧乏デートだけど」
「貧乏デートで十分です!」
僕らは少し遅いスタートでデートに出かけたのだった。
仲良く手をつないで。
10
あなたにおすすめの小説
そんなに嫌いなら、私は消えることを選びます。
秋月一花
恋愛
「お前はいつものろまで、クズで、私の引き立て役なのよ、お姉様」
私を蔑む視線を向けて、双子の妹がそう言った。
「本当、お前と違ってジュリーは賢くて、裁縫も刺繍も天才的だよ」
愛しそうな表情を浮かべて、妹を抱きしめるお父様。
「――あなたは、この家に要らないのよ」
扇子で私の頬を叩くお母様。
……そんなに私のことが嫌いなら、消えることを選びます。
消えた先で、私は『愛』を知ることが出来た。
妹に婚約者を取られてしまい、家を追い出されました。しかしそれは幸せの始まりだったようです
hikari
恋愛
姉妹3人と弟1人の4人きょうだい。しかし、3番目の妹リサに婚約者である王太子を取られてしまう。二番目の妹アイーダだけは味方であるものの、次期公爵になる弟のヨハンがリサの味方。両親は無関心。ヨハンによってローサは追い出されてしまう。
結婚記念日をスルーされたので、離婚しても良いですか?
秋月一花
恋愛
本日、結婚記念日を迎えた。三周年のお祝いに、料理長が腕を振るってくれた。私は夫であるマハロを待っていた。……いつまで経っても帰ってこない、彼を。
……結婚記念日を過ぎてから帰って来た彼は、私との結婚記念日を覚えていないようだった。身体が弱いという幼馴染の見舞いに行って、そのまま食事をして戻って来たみたいだ。
彼と結婚してからずっとそう。私がデートをしてみたい、と言えば了承してくれるものの、当日幼馴染の女性が体調を崩して「後で埋め合わせするから」と彼女の元へ向かってしまう。埋め合わせなんて、この三年一度もされたことがありませんが?
もう我慢の限界というものです。
「離婚してください」
「一体何を言っているんだ、君は……そんなこと、出来るはずないだろう?」
白い結婚のため、可能ですよ? 知らないのですか?
あなたと離婚して、私は第二の人生を歩みます。
※カクヨム様にも投稿しています。
三度裏切られたので堪忍袋の緒が切れました
蒼黒せい
恋愛
ユーニスはブチ切れていた。外で婚外子ばかり作る夫に呆れ、怒り、もうその顔も見たくないと離縁状を突き付ける。泣いてすがる夫に三行半を付け、晴れて自由の身となったユーニスは、酒場で思いっきり羽目を外した。そこに、婚約解消をして落ちこむ紫の瞳の男が。ユーニスは、その辛気臭い男に絡み、酔っぱらい、勢いのままその男と宿で一晩を明かしてしまった。
互いにそれを無かったことにして宿を出るが、ユーニスはその見知らぬ男の子どもを宿してしまう…
※なろう・カクヨムにて同名アカウントで投稿しています
妹に婚約者を奪われたけど、婚約者の兄に拾われて幸せになる
ワールド
恋愛
妹のリリアナは私より可愛い。それに才色兼備で姉である私は公爵家の中で落ちこぼれだった。
でも、愛する婚約者マルナールがいるからリリアナや家族からの視線に耐えられた。
しかし、ある日リリアナに婚約者を奪われてしまう。
「すまん、別れてくれ」
「私の方が好きなんですって? お姉さま」
「お前はもういらない」
様々な人からの裏切りと告白で私は公爵家を追放された。
それは終わりであり始まりだった。
路頭に迷っていると、とても爽やかな顔立ちをした公爵に。
「なんだ? この可愛い……女性は?」
私は拾われた。そして、ここから逆襲が始まった。
余命宣告を受けたので私を顧みない家族と婚約者に執着するのをやめる事にしました 〜once again〜
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【アゼリア亡き後、残された人々のその後の物語】
白血病で僅か20歳でこの世を去った前作のヒロイン、アゼリア。彼女を大切に思っていた人々のその後の物語
※他サイトでも投稿中
あ、すみません。私が見ていたのはあなたではなく、別の方です。
秋月一花
恋愛
「すまないね、レディ。僕には愛しい婚約者がいるんだ。そんなに見つめられても、君とデートすることすら出来ないんだ」
「え? 私、あなたのことを見つめていませんけれど……?」
「なにを言っているんだい、さっきから熱い視線をむけていたじゃないかっ」
「あ、すみません。私が見ていたのはあなたではなく、別の方です」
あなたの護衛を見つめていました。だって好きなのだもの。見つめるくらいは許して欲しい。恋人になりたいなんて身分違いのことを考えないから、それだけはどうか。
「……やっぱり今日も格好いいわ、ライナルト様」
うっとりと呟く私に、ライナルト様はぎょっとしたような表情を浮かべて――それから、
「――俺のことが怖くないのか?」
と話し掛けられちゃった! これはライナルト様とお話しするチャンスなのでは?
よーし、せめてお友達になれるようにがんばろう!
元カノが復縁したそうにこちらを見ているので、彼の幸せのために身を引こうとしたら意外と溺愛されていました
おりの まるる
恋愛
カーネリアは、大好きな魔法師団の副師団長であるリオンへ告白すること2回、元カノが忘れられないと振られること2回、玉砕覚悟で3回目の告白をした。
3回目の告白の返事は「友達としてなら付き合ってもいい」と言われ3年の月日を過ごした。
もう付き合うとかできないかもと諦めかけた時、ついに付き合うことがてきるように。
喜んだのもつかの間、初めてのデートで、彼を以前捨てた恋人アイオラが再びリオンの前に訪れて……。
大好きな彼の幸せを願って、身を引こうとするのだが。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる