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第十四章 うさぎ、誤解を生む
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「クラス委員の方からは、なにか困ったことや、気になった点はないでしょうか?」
特にクラスの中でも問題はなく、どこもうまく回ったようで苦情のような声は上がらなかった。
それよりも、楽しかったという声をたくさんいただいた。
「保健委員の方はどうでしたか?」
「ケガ人らしきけが人はいませんでした。多少膝などをすりむいたぐらいの人が数人ですね」
「まだ夏には早い時期だし、窓を開けて開催したので熱中症対策になったのも良かったのだと思います」
「やるなら来年もこの時期ですね」
私と大樹くんは上がった声をメモしていく。
「では、これで今年度の球技大会反省会を終わります。皆さん、今日は一日本当にお疲れ様でした! 明日はゆっくり休んで下さい!」
「お疲れ様でした~!」
体育館の扉や窓を閉めて、それぞれが解散していく。
クラスに戻っていくサツキちゃんが一瞬私を振り返って、またねと小さく手を振ってる。
私も笑顔で振り返したら、サツキちゃんがニッコリ笑った。
「へえ、前川ってあんな風に笑うんだな」
いつの間にか私の横に立ってクラス委員を見送っていた吉居先輩も嬉しそうだ。
「仲直り、できたんだね」
「いっぱい心配をおかけしました。吉居先輩のおかげです、ありがとうございます!」
あの時、サツキちゃんについての話を聞かなければ私はずっと誤解したままだったと思う。
それは全部吉居先輩のおかげだと思う。
「お、オレのおかげ? じゃあ、今度なんか奢ってもらおうかなあ」
「承知しました! 美味しいカフェでいいですかね」
「え? 今、オレ、うさぎちゃんにデートに誘われてる?」
「うさぎちゃん、吉居くんに乗り換えたの?」
ニュッと私と吉居先輩の間から顔を出したのは、なっちゃん先輩だ。
「え? 乗り換えたって?」
「まあ、わかるけどね? 相原くんって女心わかってないとこあるし。でも吉居くんは危険よ、うさぎちゃん」
「そうそう、吉居はうさぎちゃんに近づくな、汚れるから」
「ちょ、なんで、そうなるかな」
なっちゃん先輩と明日香先輩が吉居先輩から私を引き離す構図を見て、大樹くんがクスクス笑っている。
「あれ? そういえば、会長は?」
「うん? さっきまで、そこにいて吉居くんとうさぎちゃんがイチャイチャしてるのを、じとーっと見てたけど。生徒会室にでも逃げたんじゃない?」
「じとー、確かに! あれは絶対ヤキモチやいてた、うん!」
「ま、まさか、そんなわけ」
フルフルと首を振って、あわてて否定。
だって、会長が好きなのは――。
特にクラスの中でも問題はなく、どこもうまく回ったようで苦情のような声は上がらなかった。
それよりも、楽しかったという声をたくさんいただいた。
「保健委員の方はどうでしたか?」
「ケガ人らしきけが人はいませんでした。多少膝などをすりむいたぐらいの人が数人ですね」
「まだ夏には早い時期だし、窓を開けて開催したので熱中症対策になったのも良かったのだと思います」
「やるなら来年もこの時期ですね」
私と大樹くんは上がった声をメモしていく。
「では、これで今年度の球技大会反省会を終わります。皆さん、今日は一日本当にお疲れ様でした! 明日はゆっくり休んで下さい!」
「お疲れ様でした~!」
体育館の扉や窓を閉めて、それぞれが解散していく。
クラスに戻っていくサツキちゃんが一瞬私を振り返って、またねと小さく手を振ってる。
私も笑顔で振り返したら、サツキちゃんがニッコリ笑った。
「へえ、前川ってあんな風に笑うんだな」
いつの間にか私の横に立ってクラス委員を見送っていた吉居先輩も嬉しそうだ。
「仲直り、できたんだね」
「いっぱい心配をおかけしました。吉居先輩のおかげです、ありがとうございます!」
あの時、サツキちゃんについての話を聞かなければ私はずっと誤解したままだったと思う。
それは全部吉居先輩のおかげだと思う。
「お、オレのおかげ? じゃあ、今度なんか奢ってもらおうかなあ」
「承知しました! 美味しいカフェでいいですかね」
「え? 今、オレ、うさぎちゃんにデートに誘われてる?」
「うさぎちゃん、吉居くんに乗り換えたの?」
ニュッと私と吉居先輩の間から顔を出したのは、なっちゃん先輩だ。
「え? 乗り換えたって?」
「まあ、わかるけどね? 相原くんって女心わかってないとこあるし。でも吉居くんは危険よ、うさぎちゃん」
「そうそう、吉居はうさぎちゃんに近づくな、汚れるから」
「ちょ、なんで、そうなるかな」
なっちゃん先輩と明日香先輩が吉居先輩から私を引き離す構図を見て、大樹くんがクスクス笑っている。
「あれ? そういえば、会長は?」
「うん? さっきまで、そこにいて吉居くんとうさぎちゃんがイチャイチャしてるのを、じとーっと見てたけど。生徒会室にでも逃げたんじゃない?」
「じとー、確かに! あれは絶対ヤキモチやいてた、うん!」
「ま、まさか、そんなわけ」
フルフルと首を振って、あわてて否定。
だって、会長が好きなのは――。
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