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第三章「ミサキちゃんとヒューガとわたし」
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「ニャ、ニャ、ニャーゴオオオ」
ママの腕を必死で抜け出そうとしているチロルに、苦笑いをした。
「だからねえ、ダメなの。チロルはメイと一緒に学校には行けないの。今日はママと一お留守番よ。あとでツメ切ってあげますからねえ」
抱かれたまま、ママに右手を持たれて、わたしにバイバイと手を振らされているチロルは怒っているようだ。
本当ならば今日からアイルちゃん探しをしたいだろうから。
「チロル、学校への行き帰りにわたしが探すから」
「メイ? なにを探すの?」
「ん? なんでもない、いってきます! ママ、チロルのことよろしくね!」
「ニャアアアアアアア」
チロルの悲痛な叫び声が、玄関のドアを閉めた後でも聞こえてきたた。
ふと道路の向かい側をみたら、ヒューガが首をかしげている。
「メイの家、またネコ飼いだしたのか?」
「あ、うん、そうなの、預かってる子だけどね」
アイルちゃんを見つけたら、チロルは元の世界に一緒に連れて帰るって言ってたから、とりあえず預かりネコってことにしとこう。
「そっか……。あのさ、メイ。ネコって飼うの難しい?」
「難しくはないよ。でも、時々病気をしたりするし、かわいがるだけじゃダメだから大変かも」
「病気……したら、どうするんだ?」
「うちは、病院に連れて行ってたよ。でもすっごくお金がかかるらしくてペット保険に入っていたよ、ミイの時は」
「ふうん」
めずらしく話しかけてきたかと思ったら、なにか考えているみたい。
「ヒューガ?」
「あ、いや、なんでもない。オレ、先に行くわ」
いつものように先に歩き出すヒューガの背中を追うように歩きながら、通学路の途中の脇道や、塀の上に目を向ける。
ママの腕を必死で抜け出そうとしているチロルに、苦笑いをした。
「だからねえ、ダメなの。チロルはメイと一緒に学校には行けないの。今日はママと一お留守番よ。あとでツメ切ってあげますからねえ」
抱かれたまま、ママに右手を持たれて、わたしにバイバイと手を振らされているチロルは怒っているようだ。
本当ならば今日からアイルちゃん探しをしたいだろうから。
「チロル、学校への行き帰りにわたしが探すから」
「メイ? なにを探すの?」
「ん? なんでもない、いってきます! ママ、チロルのことよろしくね!」
「ニャアアアアアアア」
チロルの悲痛な叫び声が、玄関のドアを閉めた後でも聞こえてきたた。
ふと道路の向かい側をみたら、ヒューガが首をかしげている。
「メイの家、またネコ飼いだしたのか?」
「あ、うん、そうなの、預かってる子だけどね」
アイルちゃんを見つけたら、チロルは元の世界に一緒に連れて帰るって言ってたから、とりあえず預かりネコってことにしとこう。
「そっか……。あのさ、メイ。ネコって飼うの難しい?」
「難しくはないよ。でも、時々病気をしたりするし、かわいがるだけじゃダメだから大変かも」
「病気……したら、どうするんだ?」
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「ふうん」
めずらしく話しかけてきたかと思ったら、なにか考えているみたい。
「ヒューガ?」
「あ、いや、なんでもない。オレ、先に行くわ」
いつものように先に歩き出すヒューガの背中を追うように歩きながら、通学路の途中の脇道や、塀の上に目を向ける。
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