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第三章「ミサキちゃんとヒューガとわたし」
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よく野良ネコちゃんたちが歩くような場所にアイルちゃんがいないだろうかと探しながら歩いた。
チロルが言うには、アイルちゃんは亡くなってしまった博士に会いたいと願っていたんだって。
未来では今、時空を渡り歩く研究が進んでいて、アイルちゃんはその施設に忍び込み、この時代に穴を開けて、タイムリープしたらしい。
チロルは、その穴に落ちていくアイルちゃんを追いかけて、そうして空から落ちてきたみたいなんだけど。
「だったら、早く見つけてあげないとアイルちゃんだってケガしてるかもよね」
「は?」
考えながらつぶやいたわたしのひとり言が、あんがい大きすぎたみたいでヒューガが足を止めて振り返っていた。
き、聞こえちゃってた!
「あのさ? やっぱ、昨日から、なんかヘンじゃね?」
振り返ったヒューガがわたしを真っすぐに見ていた。
「へ、ヘンって、なにが? わたし?」
いや、どう考えてもヘンだと思うよ、わたしだって。
昨日は空から降ってきたネコ助けて、その後悲鳴上げながらヒューガを追い抜いたんだし。
今日は今日でキョロキョロしながら、大きなひとり言、つぶやいちゃってるし。
そんなわたしの変化を見逃さないのは、幼なじみだからだろう。
「また、なんかあった? 坂本のこととか?」
「ううん、全然! それは、もう大丈夫!」
ヒューガに気づかれないように、ひきつり笑いのままでプルプル首を振った。
大丈夫、ではないけどね?
ヒューガのいう坂本さんというのは、同じクラスの坂本ミサキちゃんのことだ。
ミサキちゃんは、スポーツ万能で頭もよくて、いつも明るいからクラスのまとめ役みたいな女の子で、友達も多いしっかり者の美人さんだ。
チロルが言うには、アイルちゃんは亡くなってしまった博士に会いたいと願っていたんだって。
未来では今、時空を渡り歩く研究が進んでいて、アイルちゃんはその施設に忍び込み、この時代に穴を開けて、タイムリープしたらしい。
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「だったら、早く見つけてあげないとアイルちゃんだってケガしてるかもよね」
「は?」
考えながらつぶやいたわたしのひとり言が、あんがい大きすぎたみたいでヒューガが足を止めて振り返っていた。
き、聞こえちゃってた!
「あのさ? やっぱ、昨日から、なんかヘンじゃね?」
振り返ったヒューガがわたしを真っすぐに見ていた。
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大丈夫、ではないけどね?
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