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第六章「博士の遺言」
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「チロルは、ネコなのに人間の言葉をしゃべるし、半分AIだし。そういえば、最初の日、わたしを幸せにしようって最初は魔法を使って、無理やり跳び箱を飛ばせたりしたりね」
「あ! あれって、チロルのせいだったのか?」
ヒューガが目を丸くする。
「そう、他にもあの日は色々とあって」
「いきなりメイが跳び箱飛べたから、ビックリしたけど、そういうことだったのか」
「うん。だから、わたしに怒られたんだよね? チロル」
「メイは、自分のチカラで跳びたいって言ってたね」
「そうだね! でも最初は強引だったチロルのことを、知る度にかわいいなって思えたの。跳び箱のことだってやり方は間違ってたけど、わたしのためを思ってのことだったんでしょ? 家に帰ってくるとママと一緒にわたしを出迎えてくれたり、お昼寝してる姿や、ご飯を食べてるところを見ているだけで、かわいいなって思うの。見ているだけで幸せな気持ちになれるの。わたしたちが笑顔でいるから、それがチロルの石に伝わってるんじゃないかな?」
黙って聞いていたアイルちゃんがはげしく首を縦に振って、興奮気味に体を乗り出してくる。
「そうなの、メイちゃん! アタシのおばあちゃんも同じことを言っていたの。アタシがいるだけで幸せなんだよって。ねえ、チロル? 今なら、アタシの気持ちわかってくれるでしょ? アタシだって、おばあちゃんと一緒にいるだけで幸せだったってこと」
しばらく考えていたチロルは、小さな声でつぶやいた。
「もし……、もし、ね、ボクがメイの家ですごしてて、撫でられたり、声をかけてもらえたりしてる時に感じるのが幸せだってことなら」
「ことなら?」
「アイルの言う通りなんだろうな」
わたしはチロルをギュッと抱きしめた。
その瞬間、優しいピンク色の光がチロルの首輪から漏れる。
それを見ていたアイルちゃんの首輪も同じ色に光っていた。
「これって、幸せ色?」
ヒューガの呟きに微笑んで、頷く。
「そっか」
ヒューガもアイルちゃんに手を伸ばして優しく頭をなでながら、やっぱりピンク色に光った石を見て笑顔になった。
「あ! あれって、チロルのせいだったのか?」
ヒューガが目を丸くする。
「そう、他にもあの日は色々とあって」
「いきなりメイが跳び箱飛べたから、ビックリしたけど、そういうことだったのか」
「うん。だから、わたしに怒られたんだよね? チロル」
「メイは、自分のチカラで跳びたいって言ってたね」
「そうだね! でも最初は強引だったチロルのことを、知る度にかわいいなって思えたの。跳び箱のことだってやり方は間違ってたけど、わたしのためを思ってのことだったんでしょ? 家に帰ってくるとママと一緒にわたしを出迎えてくれたり、お昼寝してる姿や、ご飯を食べてるところを見ているだけで、かわいいなって思うの。見ているだけで幸せな気持ちになれるの。わたしたちが笑顔でいるから、それがチロルの石に伝わってるんじゃないかな?」
黙って聞いていたアイルちゃんがはげしく首を縦に振って、興奮気味に体を乗り出してくる。
「そうなの、メイちゃん! アタシのおばあちゃんも同じことを言っていたの。アタシがいるだけで幸せなんだよって。ねえ、チロル? 今なら、アタシの気持ちわかってくれるでしょ? アタシだって、おばあちゃんと一緒にいるだけで幸せだったってこと」
しばらく考えていたチロルは、小さな声でつぶやいた。
「もし……、もし、ね、ボクがメイの家ですごしてて、撫でられたり、声をかけてもらえたりしてる時に感じるのが幸せだってことなら」
「ことなら?」
「アイルの言う通りなんだろうな」
わたしはチロルをギュッと抱きしめた。
その瞬間、優しいピンク色の光がチロルの首輪から漏れる。
それを見ていたアイルちゃんの首輪も同じ色に光っていた。
「これって、幸せ色?」
ヒューガの呟きに微笑んで、頷く。
「そっか」
ヒューガもアイルちゃんに手を伸ばして優しく頭をなでながら、やっぱりピンク色に光った石を見て笑顔になった。
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