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光の国に転生した闇属性の俺!?
79)シェイド
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(なんだこいつ…)
「おおー!!久しぶりだな!外!僕っちを解放してくれたのはお前か?」
「お前が何者かはわからないが君を解放したのは私ではなくこの子だ」
「ん~?このぶっ倒れているちびっ子が?」
「ちびっ子ではない。この子の名前はナハトだ」
何やら謎の何かと父が話し合っているようだ。本の中から出てきたことで父たちとも意思疎通できるようになったようだ。
「君は…誰?なんで僕に声をかけたの?」
魔力が吸い取られて重い体をなんとか起こして、謎の物体に声をかける。
「僕っちは闇の眷属だ!***様に仕えていた偉大な悪魔であるぞ。***様???って誰だ?」
「悪魔!?」
”悪魔”という言葉で皆が臨戦体制に入る。俺も一瞬身構えたが、この見た目で悪魔というにはなかなかに可愛らしく無理がある。俺の前に護衛と父が立ちふさがっているため、あまり見えない。
「それにしても上手い魔力だったなあ…もう一度食べたいくらいだ」
「君が僕の魔力を食べたんだね」
「それにしても悪魔の僕っちを見てもビビらないなんてお前たち何者だ?」
その姿でびびるも何もあるものか、宙に浮いたぬいぐるみくらいの大きさのふわふわが怖いわけがない。周りの視線に気がついたのか、自称悪魔が自分の姿を確認する。すると小さな目を見開いて…
「うおおおおお!!!なんじゃこのヘンテコな姿はああああああ!!!!!」
「うるさい。ここはリュミエール王国の王城だぞ」
「はあ!?何で僕っちが王宮に…ああ、そうか僕っちはお前たちの王にはめられたのか。色々思い出してきたらムカついてきたぞ。一発やり返さないと気が収まらねえ。おい、お前たちの王の元へ案内しろ」
「そんなこと言われた後で案内できるわけがないだろう」
「うぐぐ…」
父もこの自称悪魔の見た目に慣れてきたのかキレキレだ。イヤリングにそっと手を当てて自称悪魔を見てみる。俺から吸い取った魔力がそのままこの自称悪魔の力になっているそうだ。だが、この自称悪魔はここに存在しているだけで魔力を消費するらしく、少しずつ魔力が少なくなっている。
「こっちに出てきたのが久しぶりだから体が馴染まないのだろう。一応光魔法で拘束させてもらう」
「んな!?僕っちに何するんだあ~!」
なんか可哀想になってきた。でも本当に悪魔であればこれは陛下に報告しなければいけない重大事項だ。
(俺、悪魔の封印?を解いちゃったけど捕まらないよな!?)
王宮の書庫に封印されていた悪魔を解放してしまった罪とかで死刑になったりしないよな!?大丈夫か?こんなことで捕まったりしたくない。俺たちは光魔法で拘束した自称悪魔を連れて、もう一度陛下のもとに戻ったのであった。
「おおー!!久しぶりだな!外!僕っちを解放してくれたのはお前か?」
「お前が何者かはわからないが君を解放したのは私ではなくこの子だ」
「ん~?このぶっ倒れているちびっ子が?」
「ちびっ子ではない。この子の名前はナハトだ」
何やら謎の何かと父が話し合っているようだ。本の中から出てきたことで父たちとも意思疎通できるようになったようだ。
「君は…誰?なんで僕に声をかけたの?」
魔力が吸い取られて重い体をなんとか起こして、謎の物体に声をかける。
「僕っちは闇の眷属だ!***様に仕えていた偉大な悪魔であるぞ。***様???って誰だ?」
「悪魔!?」
”悪魔”という言葉で皆が臨戦体制に入る。俺も一瞬身構えたが、この見た目で悪魔というにはなかなかに可愛らしく無理がある。俺の前に護衛と父が立ちふさがっているため、あまり見えない。
「それにしても上手い魔力だったなあ…もう一度食べたいくらいだ」
「君が僕の魔力を食べたんだね」
「それにしても悪魔の僕っちを見てもビビらないなんてお前たち何者だ?」
その姿でびびるも何もあるものか、宙に浮いたぬいぐるみくらいの大きさのふわふわが怖いわけがない。周りの視線に気がついたのか、自称悪魔が自分の姿を確認する。すると小さな目を見開いて…
「うおおおおお!!!なんじゃこのヘンテコな姿はああああああ!!!!!」
「うるさい。ここはリュミエール王国の王城だぞ」
「はあ!?何で僕っちが王宮に…ああ、そうか僕っちはお前たちの王にはめられたのか。色々思い出してきたらムカついてきたぞ。一発やり返さないと気が収まらねえ。おい、お前たちの王の元へ案内しろ」
「そんなこと言われた後で案内できるわけがないだろう」
「うぐぐ…」
父もこの自称悪魔の見た目に慣れてきたのかキレキレだ。イヤリングにそっと手を当てて自称悪魔を見てみる。俺から吸い取った魔力がそのままこの自称悪魔の力になっているそうだ。だが、この自称悪魔はここに存在しているだけで魔力を消費するらしく、少しずつ魔力が少なくなっている。
「こっちに出てきたのが久しぶりだから体が馴染まないのだろう。一応光魔法で拘束させてもらう」
「んな!?僕っちに何するんだあ~!」
なんか可哀想になってきた。でも本当に悪魔であればこれは陛下に報告しなければいけない重大事項だ。
(俺、悪魔の封印?を解いちゃったけど捕まらないよな!?)
王宮の書庫に封印されていた悪魔を解放してしまった罪とかで死刑になったりしないよな!?大丈夫か?こんなことで捕まったりしたくない。俺たちは光魔法で拘束した自称悪魔を連れて、もう一度陛下のもとに戻ったのであった。
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