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地獄へのいざない
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「新しい制度を考えた? どういうものだ?」
比叡山の焼き討ちから一年が過ぎた頃。
僕は評定の間で主要な武将が集まっている中で提案をした。
秀吉、秀長さん、正勝、半兵衛さん、長政という面々だ。
「ああ。現状だと仕事の漏れが多数あってね。細かい間違いが積み重なると、後々大きく響く。前々から考えてたんだ」
「ほう。つまり内政官の制度か。俺には関係なさそうだな」
正勝がつまらなさそうに笑った。ま、確かにそうだ。
「それで、新しい制度とはなんだ?」
長政が興味津々に訊ねる。僕は「簡単なことだ」と応じた。
「最初に現状を話しておこう。羽柴家にも多くの家臣が増えた。内政官も多くなった。しかし仕事に手馴れていない人間も多くなった。だから前述した間違いが多いんだ」
「なるほど。それはよく分かる。けれど慣れるしか解決しないだろう?」
秀長さんの言葉に「それを改善しようと思いまして」と返す。
「仕事を割り振る際の手順を決めておけば、間違いは減るんじゃないかと考えた」
「ふうん。具体的にどうするのよ?」
「半兵衛さん。戦では事前におおよその策を練るよね?」
「ええ。そうね……ああ、なるほど、見積もりを出させるのね」
おお。流石に賢い。僕の言わんとするのをすぐさま理解した。
「まず仕事の見積もりを出させて、それを筆記して記録しておく。そして結果報告のときに照らし合わせるんだ」
「……もう少し分かりやすく言ってくれ。理解できん」
正勝の兄さんには難しい話だったか。
「そうだな。たとえば米の売買で五千貫の利益が出ると見積もりを出して、差異が出たとしたらおかしいことになるよね」
「ああ。その場合はどうするんだ?」
「実際、米の相場は変動するから、正確な見積もりは立てられない。しかし誤差を小さくすることはできる。もし誤差が少なかったら褒賞を与える。逆に大きかったら罰則を与えるんだ」
僕の説明に正勝は「言いたいことは分かるけどよ」と納得できないで言う。
「それってかなりの内政官が必要じゃないか? 見積もりを作る者と確認する者、それぞれ必要だろう? それに行なうとしても最低限教育が必要だ」
おお、なかなか鋭い指摘だ。
「うん。だからとりあえず教本を作ってみた。基礎的なものだけど、これをしっかり一ヶ月か二ヶ月学べばある程度はできる。後は実践で覚えるしかないけどね」
僕は懐から教本を取り出した。京の商人、角倉に見せたところ「丁稚や見習いに学ばせたいですね」とお墨付きをくれた。
「ほうほう。なかなか分かりやすいではないか」
秀吉はパラパラとめくって感心している。
「しかし新しい制度をどうやって思いついたんだ?」
「実は子飼いたちの勉強用に、堺から書物を取り寄せたときに、たまたま法家の本を読んでね。このやり方は形名参同(けいめいさんどう)という」
正勝は長政に「法家ってなんだ?」と訊ねる。
「法家とは昔の明の諸子百家の一つで、法によって国家を治めるやり方だ。かつての始皇帝が行なった政治でもある」
元大名なだけあって、教養があるものだ。
「近江には元々算術に長けた者が多い。少なければもっと募集をかけよ」
秀吉は笑顔でそう言ってくれた。
「ありがとう、秀吉。それともう一つ頼みたいことがある」
「なんだ? 厄介事ではないだろうな?」
「違うよ。佐吉と桂松に仕事の手伝いをさせたいと思ってね」
秀長さんは「まだ十二か十三だろう?」と怪訝な表情を見せた。
「まだ幼い。仕事を任せてもいいのか?」
「周りの人間がどう思うか心配だけど、能力は申し分ないですから」
「そこまで吏僚が足りてないのか?」
長政も心配そうに言う。
「まあね。このまま行くと過労死してしまいそうなくらい僕は忙しい」
「雲之介ちゃんの場合は子飼いの教育もしてるからでしょ」
自業自得だわと半兵衛さんは笑った。
「浅野くんと新しく入った――増田長盛くんと僕で羽柴家の財源は回っていると言っても過言ではないよ」
皮肉めいたことを言ってやると「ほう。大変だなあ」と正勝がのん気なことをのたまった。
「分かった。佐吉と桂松をおぬしの下に付かせる。本人にはわしが伝える」
秀吉の鶴の一声で評定は終わった。
ふう。これで少しは楽になるかな。
「雲之介。少しいいか?」
仕事場に戻ろうとすると長政が申し訳なさそうに僕に言う。
「なんだい? ああ、万福丸のことか?」
「いや。お市のことなんだが……近々、織田家から嫁を貰うんだろう? それを知ってしまったようなのだ」
あ、そういえば言ってなかったな。
冷や汗がたらりと流れる。
「それで、お市さまは……?」
「火箸、あるだろう? 火鉢に置くやつ」
「ううん? ああ、知ってるが……」
「……知って以来、火箸を使って、虫を殺しているんだ。その際、ぶつぶつと何かを呟いている」
冷や汗が滂沱のように流れる。
「……なんて呟いているんだ?」
「……聞けると思うか?」
まあ僕だったら聞けないな。
「頼む。一度だけ会ってくれないか?」
「……嫌だ」
「そこを何とか! 茶々たちが怯えているのだ!」
「嫌なものは嫌だ! 大体、君の妻だろ!」
「それはそうだが! 責任の一端は雲之介にあるだろ!」
「長政が知らせるのがいけないだろうが!」
そう指摘すると「拙者が教えると思うか?」と神妙な顔つきをする。
「教えたらああなると分かっていた。長年夫婦で一緒に暮らしているのだぞ?」
「じゃあ誰が?」
「……長益殿だ」
な、長益さま?
「手紙をわざわざ書いてな。多分嫌がらせだろう」
長益ぅうううううううううううううう!
「……ちょっと岐阜城行って殺してくる」
「やめろ! 謀反になるぞ!?」
半ば本気で思ったけど、ここは冷静にならねば……
「……もしこのまま放置すれば、どうなるか分かるだろう?」
両肩を掴んで必死の形相で見つめる長政。
「今晩、拙者の屋敷に来てくれるか?」
「…………」
本当に、物凄く本当に嫌だったけど。
必死になって友人に頼まれてしまったら、断れない……
「なあ。帰っていいか?」
「……十五回目だぞ、その台詞。いい加減諦めろ」
仕方がないので仕事が終わった後に長政の屋敷へ来てしまった。
もしかして死ぬんじゃないかと思ったので、事情を説明して島に来てもらおうとしたけど「行くくらいなら切腹する」とはっきり拒絶されてしまった。
「おかえりなさいませ。長政さま」
「ああ。ただいま帰った」
とりあえず長政に先に行ってもらってから、後で入ることにした。
……今なら逃げられるかも。
「あら。長政さまの言うとおりですね……雲之介さん」
よし逃げようと思ったときだった。
能面のような無表情のお市さまが、目の前に居た。
「ああ。お市さま。お久しぶりですね。少し前に晴太郎とかすみがお世話になりました」
人間、驚きすぎると、正常に戻ろうとする。
「ええ。二人はとても良い子ですね。なにせ……隠し事なんてしないですから」
無表情のまま皮肉を言うお市さまに「まだ子どもですから」としか言えない僕。
「さあ。中へ入ってください。ちょっとお話しましょう」
「ええと。もう帰らないと――」
ざしゅっと音がした。
金属が木に当たって、何か突き刺さる音だった。
火箸が、僕の顔ぎりぎりをかすめて、屋敷の塀に刺さったのだと、遅れて気づいた。
「さあ。中へ入ってください。ちょっとお話しましょう」
火箸を拾いながら、お市さまの口から、同じ台詞が二度繰り返された。
「……はい」
おそらく断ったら、額に火箸が突き刺さる予感がした。
虫けらのように殺される予感がしたのだ。
屋敷の門をくぐる。
足取りは重い。まるでなめくじのようにのろい。
「たっぷりとお話しましょう。ね? 雲之介さん……」
晴太郎、かすみ。
お父さんは今、地獄の入り口に来ているよ……
比叡山の焼き討ちから一年が過ぎた頃。
僕は評定の間で主要な武将が集まっている中で提案をした。
秀吉、秀長さん、正勝、半兵衛さん、長政という面々だ。
「ああ。現状だと仕事の漏れが多数あってね。細かい間違いが積み重なると、後々大きく響く。前々から考えてたんだ」
「ほう。つまり内政官の制度か。俺には関係なさそうだな」
正勝がつまらなさそうに笑った。ま、確かにそうだ。
「それで、新しい制度とはなんだ?」
長政が興味津々に訊ねる。僕は「簡単なことだ」と応じた。
「最初に現状を話しておこう。羽柴家にも多くの家臣が増えた。内政官も多くなった。しかし仕事に手馴れていない人間も多くなった。だから前述した間違いが多いんだ」
「なるほど。それはよく分かる。けれど慣れるしか解決しないだろう?」
秀長さんの言葉に「それを改善しようと思いまして」と返す。
「仕事を割り振る際の手順を決めておけば、間違いは減るんじゃないかと考えた」
「ふうん。具体的にどうするのよ?」
「半兵衛さん。戦では事前におおよその策を練るよね?」
「ええ。そうね……ああ、なるほど、見積もりを出させるのね」
おお。流石に賢い。僕の言わんとするのをすぐさま理解した。
「まず仕事の見積もりを出させて、それを筆記して記録しておく。そして結果報告のときに照らし合わせるんだ」
「……もう少し分かりやすく言ってくれ。理解できん」
正勝の兄さんには難しい話だったか。
「そうだな。たとえば米の売買で五千貫の利益が出ると見積もりを出して、差異が出たとしたらおかしいことになるよね」
「ああ。その場合はどうするんだ?」
「実際、米の相場は変動するから、正確な見積もりは立てられない。しかし誤差を小さくすることはできる。もし誤差が少なかったら褒賞を与える。逆に大きかったら罰則を与えるんだ」
僕の説明に正勝は「言いたいことは分かるけどよ」と納得できないで言う。
「それってかなりの内政官が必要じゃないか? 見積もりを作る者と確認する者、それぞれ必要だろう? それに行なうとしても最低限教育が必要だ」
おお、なかなか鋭い指摘だ。
「うん。だからとりあえず教本を作ってみた。基礎的なものだけど、これをしっかり一ヶ月か二ヶ月学べばある程度はできる。後は実践で覚えるしかないけどね」
僕は懐から教本を取り出した。京の商人、角倉に見せたところ「丁稚や見習いに学ばせたいですね」とお墨付きをくれた。
「ほうほう。なかなか分かりやすいではないか」
秀吉はパラパラとめくって感心している。
「しかし新しい制度をどうやって思いついたんだ?」
「実は子飼いたちの勉強用に、堺から書物を取り寄せたときに、たまたま法家の本を読んでね。このやり方は形名参同(けいめいさんどう)という」
正勝は長政に「法家ってなんだ?」と訊ねる。
「法家とは昔の明の諸子百家の一つで、法によって国家を治めるやり方だ。かつての始皇帝が行なった政治でもある」
元大名なだけあって、教養があるものだ。
「近江には元々算術に長けた者が多い。少なければもっと募集をかけよ」
秀吉は笑顔でそう言ってくれた。
「ありがとう、秀吉。それともう一つ頼みたいことがある」
「なんだ? 厄介事ではないだろうな?」
「違うよ。佐吉と桂松に仕事の手伝いをさせたいと思ってね」
秀長さんは「まだ十二か十三だろう?」と怪訝な表情を見せた。
「まだ幼い。仕事を任せてもいいのか?」
「周りの人間がどう思うか心配だけど、能力は申し分ないですから」
「そこまで吏僚が足りてないのか?」
長政も心配そうに言う。
「まあね。このまま行くと過労死してしまいそうなくらい僕は忙しい」
「雲之介ちゃんの場合は子飼いの教育もしてるからでしょ」
自業自得だわと半兵衛さんは笑った。
「浅野くんと新しく入った――増田長盛くんと僕で羽柴家の財源は回っていると言っても過言ではないよ」
皮肉めいたことを言ってやると「ほう。大変だなあ」と正勝がのん気なことをのたまった。
「分かった。佐吉と桂松をおぬしの下に付かせる。本人にはわしが伝える」
秀吉の鶴の一声で評定は終わった。
ふう。これで少しは楽になるかな。
「雲之介。少しいいか?」
仕事場に戻ろうとすると長政が申し訳なさそうに僕に言う。
「なんだい? ああ、万福丸のことか?」
「いや。お市のことなんだが……近々、織田家から嫁を貰うんだろう? それを知ってしまったようなのだ」
あ、そういえば言ってなかったな。
冷や汗がたらりと流れる。
「それで、お市さまは……?」
「火箸、あるだろう? 火鉢に置くやつ」
「ううん? ああ、知ってるが……」
「……知って以来、火箸を使って、虫を殺しているんだ。その際、ぶつぶつと何かを呟いている」
冷や汗が滂沱のように流れる。
「……なんて呟いているんだ?」
「……聞けると思うか?」
まあ僕だったら聞けないな。
「頼む。一度だけ会ってくれないか?」
「……嫌だ」
「そこを何とか! 茶々たちが怯えているのだ!」
「嫌なものは嫌だ! 大体、君の妻だろ!」
「それはそうだが! 責任の一端は雲之介にあるだろ!」
「長政が知らせるのがいけないだろうが!」
そう指摘すると「拙者が教えると思うか?」と神妙な顔つきをする。
「教えたらああなると分かっていた。長年夫婦で一緒に暮らしているのだぞ?」
「じゃあ誰が?」
「……長益殿だ」
な、長益さま?
「手紙をわざわざ書いてな。多分嫌がらせだろう」
長益ぅうううううううううううううう!
「……ちょっと岐阜城行って殺してくる」
「やめろ! 謀反になるぞ!?」
半ば本気で思ったけど、ここは冷静にならねば……
「……もしこのまま放置すれば、どうなるか分かるだろう?」
両肩を掴んで必死の形相で見つめる長政。
「今晩、拙者の屋敷に来てくれるか?」
「…………」
本当に、物凄く本当に嫌だったけど。
必死になって友人に頼まれてしまったら、断れない……
「なあ。帰っていいか?」
「……十五回目だぞ、その台詞。いい加減諦めろ」
仕方がないので仕事が終わった後に長政の屋敷へ来てしまった。
もしかして死ぬんじゃないかと思ったので、事情を説明して島に来てもらおうとしたけど「行くくらいなら切腹する」とはっきり拒絶されてしまった。
「おかえりなさいませ。長政さま」
「ああ。ただいま帰った」
とりあえず長政に先に行ってもらってから、後で入ることにした。
……今なら逃げられるかも。
「あら。長政さまの言うとおりですね……雲之介さん」
よし逃げようと思ったときだった。
能面のような無表情のお市さまが、目の前に居た。
「ああ。お市さま。お久しぶりですね。少し前に晴太郎とかすみがお世話になりました」
人間、驚きすぎると、正常に戻ろうとする。
「ええ。二人はとても良い子ですね。なにせ……隠し事なんてしないですから」
無表情のまま皮肉を言うお市さまに「まだ子どもですから」としか言えない僕。
「さあ。中へ入ってください。ちょっとお話しましょう」
「ええと。もう帰らないと――」
ざしゅっと音がした。
金属が木に当たって、何か突き刺さる音だった。
火箸が、僕の顔ぎりぎりをかすめて、屋敷の塀に刺さったのだと、遅れて気づいた。
「さあ。中へ入ってください。ちょっとお話しましょう」
火箸を拾いながら、お市さまの口から、同じ台詞が二度繰り返された。
「……はい」
おそらく断ったら、額に火箸が突き刺さる予感がした。
虫けらのように殺される予感がしたのだ。
屋敷の門をくぐる。
足取りは重い。まるでなめくじのようにのろい。
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お父さんは今、地獄の入り口に来ているよ……
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