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再興に対する想い
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招かれたのは僕一人だった。正勝たち同輩や秀長さんのような上役も呼ばれていない。
秀吉を介して招待されたのだけど、秀吉自身は呼ばれていない。これを無礼として断ることもできたけど、行かなければならぬと思っていた。
あの山中幸盛殿のことを知らねばならぬと思っていた。
おそらく隔たりがあるであろう、山中殿と語り合わなければならない。
僕の考えで山中殿の考えを変えることはできないけれど。
心の片隅にでも置いてくれれば良いと思う。
広間に入ると、山中殿以下、尼子家の武将がずらりと並んでいた。
彼らの主君である尼子勝久殿は居ないようだ。
僕を見るなり、軽く威嚇したり、見下すような表情をしたりする。
あるいは虎穴に入った兎を見るみたいに獲物が来たと考えている悪い顔。
「よく来ましたな。さあ。こちらへどうぞ。雨竜殿」
上座に座っている山中殿の空いている隣に誘導される。
そこには膳があったが酒が置かれていなかった。
ゆっくりと腰を落ち着けると「雨竜殿のご高名はかねてより聞いております」と上座に近い武将が口を開いた。
「何でも有能な内政官であると」
「噂は噂に過ぎませんよ」
「しかし事実もあるようで、たとえば伊勢長島での調略は見事でしたな」
普通に褒められた僕――いや、気は抜けない。
証拠に敵意を感じている。
「けれども、どうして調略を用いたのですかな? もしかして戦がお上手ではないのですか?」
せせら笑う武将たち。
これは僕に恥をかかせるつもりか……
秀吉だったら敢えて乗って無能のフリをするだろう。その上で相手をおだてるに決まっている。
だが、播磨国平定を完了し、次に中国の諸国を攻めようとするときに、方面軍の軍団長の家臣が、与力に侮られるのは不味い。
ここは全ての武将を論破しなければ。
「戦でも落とせたでしょうけど、敢えて調略を用いました」
「戦でも落とせた? 真ですか? あなたは――」
「しかし戦となれば織田家の兵に甚大な損害が出たでしょう。さらに言えば、敵方の兵も死なせたくなかった」
武将は鼻を鳴らし「敵方に情けをかけたのですか?」と攻撃してくる。
僕は受け止めて「ええ。そのとおりです」と答えた。
「一番の下策は無理攻めをして長島城を落とすこと。中策は兵糧攻めにして、相手方に降伏を促すこと。下策の場合はこちらに損害が起こり、下手をすれば落とせない可能性がありました。中策の場合は敵方の兵が死に、こちらに恨みを持ちます。後々治めるのではあれば、あまり良い策ではありません」
「では上策が調略であると?」
「そのとおりです。そもそも戦は伊勢長島を落とすという目的を果たすための手段に他ならない。であるならば同じ手段である調略を用いてもおかしなことではないでしょう」
僕の論に武将が「い、戦が上手かどうかの答えではないではないか!」と喚く。
それに追従するように周りの武将も頷いた。
「戦が上手か下手か。そのようなことは問題ではないです。要は城を最小限の戦費のみで落とせるかどうかが問題なのです。それにあなたは僕のことを有能な内政官とおっしゃった。そもそも内政官として名を馳せている者に戦が上手かどうか訊ねること自体おかしい」
「き、詭弁を――」
「では聞くが。虎が海を泳げなくて何の都合が悪いのか? 獣のような牙や爪が無いことを嘆く人間は居ますか? もしも僕を貶めたいのであれば、内政官としての不備を言うべきだ」
どよめく広間。隣の山中殿は何も言わず、黙っていた。
「な、ならば! あなたは武士ではないではないか!」
今度は別の武将が声を荒げた。
「武士であるならば、武を以って主君に仕えるのが筋であろう! だが雨竜殿は自らを内政官、つまり文を以って仕えていると言っている!」
「なるほど。では答える前に訊ねるが、武を以って仕えるとはどのようなことか?」
その武将は「もちろん。戦において活躍することだ!」と豪語した。
「戦えぬ武士など、武士ではない!」
「それは違うな。武士とは戦をするための者ではない」
「では、武士とは何ぞや!?」
僕は余裕を持って答える。
「武士とは主君を勝たせるために存在するのだ」
ざわめく広間に構わず僕は続けた。
「戦で主君を勝たせるのは、あなたの武士のあり方としては認めるところだろう。しかし内政によって国を豊かにすれば、戦わずして勝つことができる。加えて国を豊かにし、兵を強くすることで戦に勝つこともできる。内政無くして戦は勝てない」
「しかし戦えぬ武士など――」
「僕の言うことが分からぬから、尼子家は滅びたのだろう?」
挑発すると一斉に周りの武将が殺気立つ。
刀に手をかけた者も居る。
「尼子家が滅びたのは毛利家に攻め込まれたことでもなければ、戦に負けたことでもない。あなた方武将が主君を勝たせようという気概がなかったからだ」
「き、貴様! 何を言っているのか、分かっているのか!?」
「分からぬのはあなた方だ! 多勢で囲んで論によって僕を負かそうとするのならば、そのくらいの挑発で怒ること自体おかしなことなんだ!」
ハッとして武将たちは周りを見渡す。
己が知らず知らず刀を持っていることに気づき、顔を赤くする者も居た。
「程度の低い挑発に乗り、自ら負けを認めるような振る舞いをするのは、敗北よりも見苦しい。あなた方には勝とうと思う気概がないのか! 喜んで敗北を受け入れるのか! もしも戦であれば、主君の顔に泥を塗り、己の家名を汚す行ないだ!」
静まり返る広間。
僕に対する敵意が増してくるのを感じる。
「……肴だけで酒が無いな」
誰かが口を開こうとしたのを見計らって、山中殿が僕の膳を見ながら言う。
「雨竜殿に杯を。それから酒を注げ」
最初に僕を貶めようとした武将に命ずる山中殿。
杯を手に取って、その武将に向ける。
武将は怒りをこらえながら、杯に濁り酒を注いだ。
「……うん。美味しいな」
「我らが故郷の酒だ。気に入ったのであれば上々」
山中殿は僕のほうを向いて、頭を下げた。
何のつもりだろう?
「すまなかったな。しかし意外と胆力がある人だ」
謝れたのであれば許すしかない。
僕は山中殿に言う。
「いえ。僕自身、武士に向いていないと思いますから」
「……雨竜殿にお訊ね申す。いかにして尼子家を再興させるのか?」
難しい問いだ。それに誠実な問いでもある。
僕は山中殿に向かって正直に言う。
「僕は軍師や猛将ではない。国を獲った後にどうやって治めるのかを考える内政官です」
「分かっております」
「……羽柴家の竹中に渡りをつけます。あのお方なら良き策が浮かぶでしょう」
あくまでも誠実に答えた。
それしか策がなかったからだ。
「そうですか……」
山中殿は目に見えて落胆した。
失望したというより、疲れたようだった。
「――鹿之助。もう良いではないか」
がらりと襖が開き、広間に入ってきたのは、尼子勝久殿だった。
「殿……」
山中殿以下尼子家武将は平伏した。
僕は軽く頭を下げた。
「雨竜殿。つまらぬことに巻き込んで申し訳ない」
尼子殿は僕の正面に座った。
「意趣返し……だけではないようですね」
「ええ。あなたさまにお願いがございます」
尼子殿は、一呼吸おいて――
「尼子家再興の手伝いをしてもらいたいのです」
真っ直ぐに懇願した。
「どういうことですか? 僕は陪臣ですよ?」
「しかし織田殿の娘婿でもあらせられる」
必死なのは分かる。
御家の再興を懸けているのも伝わる。
もはや縁故に頼ることしかないのも感じてしまう。
「どうか。織田殿にもうしばらくの援助をお頼み申す」
気がつくと山中殿たちも僕に向かって頭を下げている。
「……論破して優位に立ち、交渉をする予定だったのですね」
「ご明察です」
だとしたら聞く義理はなかった。
無視してこの場から去っても良かった。
でもできなかった。
だって、ここまでの熱意で、主君と家臣が再興に命を懸けているんだから。
「僕一人の知恵では難しいです」
僕は尼子殿に向かって言う。
「羽柴家のみんなで考えます。今しばらく待ってください」
秀吉を介して招待されたのだけど、秀吉自身は呼ばれていない。これを無礼として断ることもできたけど、行かなければならぬと思っていた。
あの山中幸盛殿のことを知らねばならぬと思っていた。
おそらく隔たりがあるであろう、山中殿と語り合わなければならない。
僕の考えで山中殿の考えを変えることはできないけれど。
心の片隅にでも置いてくれれば良いと思う。
広間に入ると、山中殿以下、尼子家の武将がずらりと並んでいた。
彼らの主君である尼子勝久殿は居ないようだ。
僕を見るなり、軽く威嚇したり、見下すような表情をしたりする。
あるいは虎穴に入った兎を見るみたいに獲物が来たと考えている悪い顔。
「よく来ましたな。さあ。こちらへどうぞ。雨竜殿」
上座に座っている山中殿の空いている隣に誘導される。
そこには膳があったが酒が置かれていなかった。
ゆっくりと腰を落ち着けると「雨竜殿のご高名はかねてより聞いております」と上座に近い武将が口を開いた。
「何でも有能な内政官であると」
「噂は噂に過ぎませんよ」
「しかし事実もあるようで、たとえば伊勢長島での調略は見事でしたな」
普通に褒められた僕――いや、気は抜けない。
証拠に敵意を感じている。
「けれども、どうして調略を用いたのですかな? もしかして戦がお上手ではないのですか?」
せせら笑う武将たち。
これは僕に恥をかかせるつもりか……
秀吉だったら敢えて乗って無能のフリをするだろう。その上で相手をおだてるに決まっている。
だが、播磨国平定を完了し、次に中国の諸国を攻めようとするときに、方面軍の軍団長の家臣が、与力に侮られるのは不味い。
ここは全ての武将を論破しなければ。
「戦でも落とせたでしょうけど、敢えて調略を用いました」
「戦でも落とせた? 真ですか? あなたは――」
「しかし戦となれば織田家の兵に甚大な損害が出たでしょう。さらに言えば、敵方の兵も死なせたくなかった」
武将は鼻を鳴らし「敵方に情けをかけたのですか?」と攻撃してくる。
僕は受け止めて「ええ。そのとおりです」と答えた。
「一番の下策は無理攻めをして長島城を落とすこと。中策は兵糧攻めにして、相手方に降伏を促すこと。下策の場合はこちらに損害が起こり、下手をすれば落とせない可能性がありました。中策の場合は敵方の兵が死に、こちらに恨みを持ちます。後々治めるのではあれば、あまり良い策ではありません」
「では上策が調略であると?」
「そのとおりです。そもそも戦は伊勢長島を落とすという目的を果たすための手段に他ならない。であるならば同じ手段である調略を用いてもおかしなことではないでしょう」
僕の論に武将が「い、戦が上手かどうかの答えではないではないか!」と喚く。
それに追従するように周りの武将も頷いた。
「戦が上手か下手か。そのようなことは問題ではないです。要は城を最小限の戦費のみで落とせるかどうかが問題なのです。それにあなたは僕のことを有能な内政官とおっしゃった。そもそも内政官として名を馳せている者に戦が上手かどうか訊ねること自体おかしい」
「き、詭弁を――」
「では聞くが。虎が海を泳げなくて何の都合が悪いのか? 獣のような牙や爪が無いことを嘆く人間は居ますか? もしも僕を貶めたいのであれば、内政官としての不備を言うべきだ」
どよめく広間。隣の山中殿は何も言わず、黙っていた。
「な、ならば! あなたは武士ではないではないか!」
今度は別の武将が声を荒げた。
「武士であるならば、武を以って主君に仕えるのが筋であろう! だが雨竜殿は自らを内政官、つまり文を以って仕えていると言っている!」
「なるほど。では答える前に訊ねるが、武を以って仕えるとはどのようなことか?」
その武将は「もちろん。戦において活躍することだ!」と豪語した。
「戦えぬ武士など、武士ではない!」
「それは違うな。武士とは戦をするための者ではない」
「では、武士とは何ぞや!?」
僕は余裕を持って答える。
「武士とは主君を勝たせるために存在するのだ」
ざわめく広間に構わず僕は続けた。
「戦で主君を勝たせるのは、あなたの武士のあり方としては認めるところだろう。しかし内政によって国を豊かにすれば、戦わずして勝つことができる。加えて国を豊かにし、兵を強くすることで戦に勝つこともできる。内政無くして戦は勝てない」
「しかし戦えぬ武士など――」
「僕の言うことが分からぬから、尼子家は滅びたのだろう?」
挑発すると一斉に周りの武将が殺気立つ。
刀に手をかけた者も居る。
「尼子家が滅びたのは毛利家に攻め込まれたことでもなければ、戦に負けたことでもない。あなた方武将が主君を勝たせようという気概がなかったからだ」
「き、貴様! 何を言っているのか、分かっているのか!?」
「分からぬのはあなた方だ! 多勢で囲んで論によって僕を負かそうとするのならば、そのくらいの挑発で怒ること自体おかしなことなんだ!」
ハッとして武将たちは周りを見渡す。
己が知らず知らず刀を持っていることに気づき、顔を赤くする者も居た。
「程度の低い挑発に乗り、自ら負けを認めるような振る舞いをするのは、敗北よりも見苦しい。あなた方には勝とうと思う気概がないのか! 喜んで敗北を受け入れるのか! もしも戦であれば、主君の顔に泥を塗り、己の家名を汚す行ないだ!」
静まり返る広間。
僕に対する敵意が増してくるのを感じる。
「……肴だけで酒が無いな」
誰かが口を開こうとしたのを見計らって、山中殿が僕の膳を見ながら言う。
「雨竜殿に杯を。それから酒を注げ」
最初に僕を貶めようとした武将に命ずる山中殿。
杯を手に取って、その武将に向ける。
武将は怒りをこらえながら、杯に濁り酒を注いだ。
「……うん。美味しいな」
「我らが故郷の酒だ。気に入ったのであれば上々」
山中殿は僕のほうを向いて、頭を下げた。
何のつもりだろう?
「すまなかったな。しかし意外と胆力がある人だ」
謝れたのであれば許すしかない。
僕は山中殿に言う。
「いえ。僕自身、武士に向いていないと思いますから」
「……雨竜殿にお訊ね申す。いかにして尼子家を再興させるのか?」
難しい問いだ。それに誠実な問いでもある。
僕は山中殿に向かって正直に言う。
「僕は軍師や猛将ではない。国を獲った後にどうやって治めるのかを考える内政官です」
「分かっております」
「……羽柴家の竹中に渡りをつけます。あのお方なら良き策が浮かぶでしょう」
あくまでも誠実に答えた。
それしか策がなかったからだ。
「そうですか……」
山中殿は目に見えて落胆した。
失望したというより、疲れたようだった。
「――鹿之助。もう良いではないか」
がらりと襖が開き、広間に入ってきたのは、尼子勝久殿だった。
「殿……」
山中殿以下尼子家武将は平伏した。
僕は軽く頭を下げた。
「雨竜殿。つまらぬことに巻き込んで申し訳ない」
尼子殿は僕の正面に座った。
「意趣返し……だけではないようですね」
「ええ。あなたさまにお願いがございます」
尼子殿は、一呼吸おいて――
「尼子家再興の手伝いをしてもらいたいのです」
真っ直ぐに懇願した。
「どういうことですか? 僕は陪臣ですよ?」
「しかし織田殿の娘婿でもあらせられる」
必死なのは分かる。
御家の再興を懸けているのも伝わる。
もはや縁故に頼ることしかないのも感じてしまう。
「どうか。織田殿にもうしばらくの援助をお頼み申す」
気がつくと山中殿たちも僕に向かって頭を下げている。
「……論破して優位に立ち、交渉をする予定だったのですね」
「ご明察です」
だとしたら聞く義理はなかった。
無視してこの場から去っても良かった。
でもできなかった。
だって、ここまでの熱意で、主君と家臣が再興に命を懸けているんだから。
「僕一人の知恵では難しいです」
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「羽柴家のみんなで考えます。今しばらく待ってください」
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