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幼き傲慢
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秀勝くんが丹波国に来て、二ヶ月となった。
僕と家臣たちは自分の持つ技術や学問を一生懸命に教えた。それらを砂地に水を撒くように吸収していく様は見ていて気持ちが良かった。
しかし、時折淋しげな顔をするのを目撃することがあった。たとえば城下で親子連れを見かけたときとか。そんな横顔を見ると胸が締め付けられる思いがした。まるで幼い頃の僕のようだったから。
もちろん、淋しい気持ちは分かる。敬愛する父親から離れて暮らしているのだから。しかしそれだけではない気もしてきた。秀晴には父への劣等感という共通意識があるので、ある程度心を開いているが、それでも影で秀勝くんを守っている忍びでも、その理由らしき報告は上がってこなかった。
このまま、腹を割って話す機会はないのかもしれない――そう覚悟していたが、いよいよ明日、大坂へ帰るというときに、秀勝くんは僕の部屋に訪れた。
そのとき、僕は内政についてまとめた書を書いている途中だった。一ヶ月あっても忙しい仕事の合間ではとても時間が足らない。途中までは書いてあるが完成までは時間がかかりそうだ。
部屋の外から「秀勝です。入ってもよろしいですか?」と声がしたので、慌てて「少し待ってくれ」と答えた。
「……はい。入っていいよ」
紙や筆を片付けて秀勝くんを招き入れる。彼は「何かしていたのですか?」と僕の正面に座った。
「ああ、書き物をしていた。それで、何の用かな?」
「一つ、お聞きしたいことがあります」
秀勝くんは純真無垢な目で僕に訊ねた。
「私の母上に会ったことはありますか?」
秀勝くんの母……確か、秀吉の側室だったな。
しかし面識がなかったので「いや、会ったことはない」と正直に答えた。
「どんな人なのかも知らない」
「そうですか……父上と親しい雨竜さんなら知っていると思ったのですが」
「秀吉は母君のことを語らないのか?」
首を大きく横に振る秀勝くん。
「父上はめったに母上のことを言いません。美しくて優しい人としか、聞いたことはありません」
「……なるほど。それは秀勝くんにとってはつらいかな」
「私は母上の顔を覚えていません。だから美しいことが分からないです。それに思い出もないので優しいことも知りません」
秀勝くんは「本当は母なんて居なかったように思えます」と淋しげに言う。
「馬鹿を言うな。木の股から生まれたわけじゃあるまいし」
「母上は早死にしたと聞いていました。私が二つか三つのときに……最近、こう考えてしまうのです」
秀勝くんは子どもみたいに残酷で幼いからこそ言える傲慢な物言いをした。
「母上は私を産むために存在した――そう思えてならないのです」
考え過ぎだと一笑に付すのは簡単だが、そう思ってしまった理由を知らねばならなかった。
「どうしてそう思う?」
「羽柴家は今や畿内を支配している大大名。現在、父上には子が居らず、正室のねねさまの間にも子がない。おそらく私が羽柴家を継ぐことになるでしょう」
「ああ、そうかもしれないな」
「母上が居ないということは他に兄弟が産まれることはなく、跡目争いや派閥争いが起こりません。それに他の側室に子が産まれても、成長するのに時間がかかります」
秀勝くんは一呼吸置いて、それから早口で言った。
「私にとって都合が良ければ良いほど母上のことをそう思えてならないのです」
よく分からないが「そうだとして、何が問題あるんだ?」と僕は訊ねた。
「誰だって己の子を産むために存在しているだろう?」
「そうではなく、私はこう考えてしまうんです」
秀勝くんの顔色は青ざめていた。体調が悪いのではなく、自分の考えが恐ろしいものだと思っているからだろう。
「母上が、ただそのために産まれて生きて、そして死んだのなら、虚しい以外に言葉が見つかりません」
なんと自分本位な考えだろう。でも産まれたときから大名の子として、今は次期天下人の子として育っている現状を鑑みれば、まだ酌量はある。
要するに秀勝くんは『与えられた者』であり『受け継ぐ者』なのだ。貰うことは当然であり、受け継ぐことは必然であると考えている。
それは間違ってはいない。問題はそれに罪悪感を覚えていることだ。
「秀勝くんは、母君のことをどう思っている?」
「先ほども言ったとおり、虚しいと思っています」
「もう一度会いたいとか、産んでくれてありがとうとか、そういう風に考えられないかい?」
秀勝くんは一瞬、傷ついた表情を見せた。
だけどすぐに「思うべきでしょうけど、思わないんです」と答えた。
「寂寥とか感謝とか、全然思わないんです。雨竜さん。私は――おかしいのでしょうか?」
そう言えば秀勝くんはここ二ヶ月の間、ずっと父上、つまり秀吉のことしか語っていなかったことを思い出す。
かなり異常とは言わないが、ちょっと変わってはいる。
「僕は――おかしいとは思わない」
きっぱりと言う僕に秀勝くんは言葉を飲み込んだ。
「思い出が無ければ愛や憎しみを感じない。人として当然なことだ」
「そ、そうなんですね……」
「母親代わりの人は居なかったのか?」
秀勝くんは「乳母やねねさまが良くしてくれました」とちょっとだけ笑った。
「でも、本当の母親じゃないと知ったとき、とても悲しかったことを覚えています」
「ねねさまを母親とは思えないのか?」
「……優しい人なんでしょう。自分の子のように扱ってくれます」
暗に思えないと言っている。
「秀勝くん。君はおかしくはない。母親と幼い頃死別したなら当然だ」
「…………」
「そんなことで罪の意識を感じることはない」
優しく言うと秀勝くんは黙ったまま頷いた。
「それでも罪の意識を感じるのなら、自分の子にそんな思いはさせないようにすればいい」
これが僕にできる精一杯の助言だった。
「自分の子を愛すること。そうすれば思い出せると思う」
「何を思い出せるんですか?」
そんなの決まりきっていることだった。
「自分が親に愛されて祝福されて産まれたことだ」
秀勝くんを大坂に帰るのに同行して――まあ護衛だ――着いてから数日後に僕は秀吉と会うことにした。
大坂の武家屋敷。以前と変わりない部屋で秀吉は歓迎してくれた。
「おお、雲之介よくやった! 秀勝が多少活発になっていたぞ!」
親馬鹿なのか、我が子の些細な変化に気づく秀吉。
「秀吉。ほんのちょっとでいいから親子の会話しろ。どんなことでもいい。自慢話でもいいから」
「そ、そうか? わしは秀勝の話を聞くだけで満足なのだが」
「秀勝くんのほうは不満だって言っているんだよ。あの子、秀吉のこと大好きなんだ」
秀吉は照れて「そ、そうか?」と猿みたいに笑う。
「あ、だから数日間、わしに会わなかったのか。秀勝と会話させるために――」
「そうじゃない。ここらの商人と話していたんだ」
錫や青銅が高く売れるか交渉をしていたのだ。
「真っ先に会いに来れば良かろうに。まあいい、わしから一つ言っておかねばならぬことがある」
秀吉は「信雄さまに本能寺の変の真実を言った」と僕に告げた。
「信雄さまはどんな反応だった?」
「徳川家を討つべしと怒っていた」
「つまり、兵を挙げるのか」
「ああ。雨竜家も兵を出してもらうぞ」
僕は頷いた。
「それで、いつ出兵なんだ?」
「一ヵ月後だ。既に準備は整っている。石川数正は戦が始まる十日前にこちらへ寝返る予定だ」
「直前だな。それはどうしただ?」
秀吉は「三河の軍制を知っている数正が寝返ったらどうする?」と逆に問う。
「なるほど。急には変えられないな」
「実を言うと既に手に入れているがな。向こうの動揺を誘うのと、寝返りを誘発するためでもある」
家老が寝返ったのなら、自分も寝返っても何も文句言われないだろう。そういう心理を突くのか。
「いよいよ太平の世に向けて戦が始まる」
秀吉は真剣な顔で僕に言う。
「もう一働きしてもらうぞ、雲之介」
「ああ、任せてくれ。秀吉」
僕と家臣たちは自分の持つ技術や学問を一生懸命に教えた。それらを砂地に水を撒くように吸収していく様は見ていて気持ちが良かった。
しかし、時折淋しげな顔をするのを目撃することがあった。たとえば城下で親子連れを見かけたときとか。そんな横顔を見ると胸が締め付けられる思いがした。まるで幼い頃の僕のようだったから。
もちろん、淋しい気持ちは分かる。敬愛する父親から離れて暮らしているのだから。しかしそれだけではない気もしてきた。秀晴には父への劣等感という共通意識があるので、ある程度心を開いているが、それでも影で秀勝くんを守っている忍びでも、その理由らしき報告は上がってこなかった。
このまま、腹を割って話す機会はないのかもしれない――そう覚悟していたが、いよいよ明日、大坂へ帰るというときに、秀勝くんは僕の部屋に訪れた。
そのとき、僕は内政についてまとめた書を書いている途中だった。一ヶ月あっても忙しい仕事の合間ではとても時間が足らない。途中までは書いてあるが完成までは時間がかかりそうだ。
部屋の外から「秀勝です。入ってもよろしいですか?」と声がしたので、慌てて「少し待ってくれ」と答えた。
「……はい。入っていいよ」
紙や筆を片付けて秀勝くんを招き入れる。彼は「何かしていたのですか?」と僕の正面に座った。
「ああ、書き物をしていた。それで、何の用かな?」
「一つ、お聞きしたいことがあります」
秀勝くんは純真無垢な目で僕に訊ねた。
「私の母上に会ったことはありますか?」
秀勝くんの母……確か、秀吉の側室だったな。
しかし面識がなかったので「いや、会ったことはない」と正直に答えた。
「どんな人なのかも知らない」
「そうですか……父上と親しい雨竜さんなら知っていると思ったのですが」
「秀吉は母君のことを語らないのか?」
首を大きく横に振る秀勝くん。
「父上はめったに母上のことを言いません。美しくて優しい人としか、聞いたことはありません」
「……なるほど。それは秀勝くんにとってはつらいかな」
「私は母上の顔を覚えていません。だから美しいことが分からないです。それに思い出もないので優しいことも知りません」
秀勝くんは「本当は母なんて居なかったように思えます」と淋しげに言う。
「馬鹿を言うな。木の股から生まれたわけじゃあるまいし」
「母上は早死にしたと聞いていました。私が二つか三つのときに……最近、こう考えてしまうのです」
秀勝くんは子どもみたいに残酷で幼いからこそ言える傲慢な物言いをした。
「母上は私を産むために存在した――そう思えてならないのです」
考え過ぎだと一笑に付すのは簡単だが、そう思ってしまった理由を知らねばならなかった。
「どうしてそう思う?」
「羽柴家は今や畿内を支配している大大名。現在、父上には子が居らず、正室のねねさまの間にも子がない。おそらく私が羽柴家を継ぐことになるでしょう」
「ああ、そうかもしれないな」
「母上が居ないということは他に兄弟が産まれることはなく、跡目争いや派閥争いが起こりません。それに他の側室に子が産まれても、成長するのに時間がかかります」
秀勝くんは一呼吸置いて、それから早口で言った。
「私にとって都合が良ければ良いほど母上のことをそう思えてならないのです」
よく分からないが「そうだとして、何が問題あるんだ?」と僕は訊ねた。
「誰だって己の子を産むために存在しているだろう?」
「そうではなく、私はこう考えてしまうんです」
秀勝くんの顔色は青ざめていた。体調が悪いのではなく、自分の考えが恐ろしいものだと思っているからだろう。
「母上が、ただそのために産まれて生きて、そして死んだのなら、虚しい以外に言葉が見つかりません」
なんと自分本位な考えだろう。でも産まれたときから大名の子として、今は次期天下人の子として育っている現状を鑑みれば、まだ酌量はある。
要するに秀勝くんは『与えられた者』であり『受け継ぐ者』なのだ。貰うことは当然であり、受け継ぐことは必然であると考えている。
それは間違ってはいない。問題はそれに罪悪感を覚えていることだ。
「秀勝くんは、母君のことをどう思っている?」
「先ほども言ったとおり、虚しいと思っています」
「もう一度会いたいとか、産んでくれてありがとうとか、そういう風に考えられないかい?」
秀勝くんは一瞬、傷ついた表情を見せた。
だけどすぐに「思うべきでしょうけど、思わないんです」と答えた。
「寂寥とか感謝とか、全然思わないんです。雨竜さん。私は――おかしいのでしょうか?」
そう言えば秀勝くんはここ二ヶ月の間、ずっと父上、つまり秀吉のことしか語っていなかったことを思い出す。
かなり異常とは言わないが、ちょっと変わってはいる。
「僕は――おかしいとは思わない」
きっぱりと言う僕に秀勝くんは言葉を飲み込んだ。
「思い出が無ければ愛や憎しみを感じない。人として当然なことだ」
「そ、そうなんですね……」
「母親代わりの人は居なかったのか?」
秀勝くんは「乳母やねねさまが良くしてくれました」とちょっとだけ笑った。
「でも、本当の母親じゃないと知ったとき、とても悲しかったことを覚えています」
「ねねさまを母親とは思えないのか?」
「……優しい人なんでしょう。自分の子のように扱ってくれます」
暗に思えないと言っている。
「秀勝くん。君はおかしくはない。母親と幼い頃死別したなら当然だ」
「…………」
「そんなことで罪の意識を感じることはない」
優しく言うと秀勝くんは黙ったまま頷いた。
「それでも罪の意識を感じるのなら、自分の子にそんな思いはさせないようにすればいい」
これが僕にできる精一杯の助言だった。
「自分の子を愛すること。そうすれば思い出せると思う」
「何を思い出せるんですか?」
そんなの決まりきっていることだった。
「自分が親に愛されて祝福されて産まれたことだ」
秀勝くんを大坂に帰るのに同行して――まあ護衛だ――着いてから数日後に僕は秀吉と会うことにした。
大坂の武家屋敷。以前と変わりない部屋で秀吉は歓迎してくれた。
「おお、雲之介よくやった! 秀勝が多少活発になっていたぞ!」
親馬鹿なのか、我が子の些細な変化に気づく秀吉。
「秀吉。ほんのちょっとでいいから親子の会話しろ。どんなことでもいい。自慢話でもいいから」
「そ、そうか? わしは秀勝の話を聞くだけで満足なのだが」
「秀勝くんのほうは不満だって言っているんだよ。あの子、秀吉のこと大好きなんだ」
秀吉は照れて「そ、そうか?」と猿みたいに笑う。
「あ、だから数日間、わしに会わなかったのか。秀勝と会話させるために――」
「そうじゃない。ここらの商人と話していたんだ」
錫や青銅が高く売れるか交渉をしていたのだ。
「真っ先に会いに来れば良かろうに。まあいい、わしから一つ言っておかねばならぬことがある」
秀吉は「信雄さまに本能寺の変の真実を言った」と僕に告げた。
「信雄さまはどんな反応だった?」
「徳川家を討つべしと怒っていた」
「つまり、兵を挙げるのか」
「ああ。雨竜家も兵を出してもらうぞ」
僕は頷いた。
「それで、いつ出兵なんだ?」
「一ヵ月後だ。既に準備は整っている。石川数正は戦が始まる十日前にこちらへ寝返る予定だ」
「直前だな。それはどうしただ?」
秀吉は「三河の軍制を知っている数正が寝返ったらどうする?」と逆に問う。
「なるほど。急には変えられないな」
「実を言うと既に手に入れているがな。向こうの動揺を誘うのと、寝返りを誘発するためでもある」
家老が寝返ったのなら、自分も寝返っても何も文句言われないだろう。そういう心理を突くのか。
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