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魂革命
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(1)
「じゃ、新戦力の入団を祝って乾杯!」
その日俺は来月からチームに合流する、ルイス・カルキの歓迎会に参加していた。
ルイスはフランスのサッカーリーグ、リーグ・アンでトップクラスのゴールキーパー。
守備力もだが、DF陣への支持も適格だ。
フランス人ながら妻に日本語を教わりコミュニケーションもとれてる。
何よりフランス人の気質なのか明るくよくしゃべる。
そんな彼だからすぐにレギュラーに抜擢された。
フランス代表にも選ばれたルイス。
よくそんな選手をチームに勧誘出来たな。
ルイス自身が妻の朱理さんの希望を聞いたともあるが、やはり江口グループがスポンサーになって経営が楽になったからだろう。
J1ではもはや強豪チームと化してる地元チーム。
天皇杯でも、そして今季のリーグ戦でもトップ争いをしている。
少し前に移籍したロベルトアランが入ってくれば念願のリーグ3連覇を狙える。
俺達の活躍もあったのだろう。
人気が高くなり俺達の後を継ぐU-18とかも強化されている。
息子の誠司も小学校3年生になったらU-12のセレクションを受けさせるつもりだ。
息子が大きくなるまでは現役でいたい。
そう張り切っていた。
だけどそれも体力的に限界が来てる。
あとから新戦力が来てる中、俺達の時代が終わりを告げようとしている。
中には50過ぎても現役の選手もいるらしいが、そこまで自分が続ける自信が無かった。
日本代表に選ばれていれば解説者等の道も開けるが、それは日本代表選手だけ。
Jリーグの選手はコーチのライセンスを取るとかしか道はない。
あとは事業を始めるか。
家族を養うだけの資金はある。
なんせ江口グループが参入して年棒が3億まで上がったのだから。
ただそれも今季で契約が終る。
更新をどうするか悩んでいた。
「そんなしけた面してないで飲もうぜ!誠らしくないぜ」
「ああ!そうだな!」
この時は忘れていた。
そして朝家に帰る。
「また随分と楽しんでいたな」
神奈が言う。
「ああ、新メンバーの歓迎会やっててな。悪い、遅くなった」
「そうじゃねーよ。今日は渡辺たちとキャンプに行く日だ」
しまった!忘れてた。
怒られるのを覚悟した。
「……トーヤ達が連れて行ってくれた。今日はゆっくり休め」
「ごめん」
「しけた面するな。私もお前に話したい事があったんだ」
とりあえず寝とけ。
神奈はそう言って準備をしている。
俺は風呂に入って寝室に行って少し寝た。
昼になると神奈に起こされる。
「昼めし食うだろ?」
神奈は雑炊を用意してくれた。
「胃に優しいらしいから」
「ありがとう」
「いいよ、それ食ったら連れて行ってくれないか?」
「どこに?」
「那奈瀬の公演。愛莉と冬吾と冬莉は家にいるみたいだから」
「わかった」
公園に行くと子供たちのサッカーのプレイスタイルは親に似ていた。
正確にパスを送る誠司に常に同じ位置にボールを返す冬吾。
冬吾は将来サッカー選手になりたいらしい。
冬夜の血が混ざっているなら間違いなくなれるだろう。
時折その片鱗をみせる。
どんなに誠司がミスキックをしてもそれを的確にとらえそしてワンタッチでパスを返す。
血はちゃんと継いでるみたいだ。
そんな風に冬吾と誠司を見ていた。
「どうしたの?何か悩んでるみたいだけど」
愛莉さんがそんな俺を見て聞いてきた。
相変わらずの勘の良さだな。
「私も薄々きづいてたんだ。お前何か悩みあるだろ?」
神奈が言った。話したい事ってその事か。
嘘はつかない方がいいな。神奈達の将来にも関わることだ。
「……実は引退を考えてる」
俺はそう切り出した。
さすがに神奈達は驚いている。
まだ活躍してるのにどうして?
そんな事も言われた。
俺は説明した。
サッカー選手の基本的な寿命は平均引退年齢は25歳。
いくら体力があっても、技術を以てしても年棒が高騰するから若手を起用し高齢者は戦力外にする傾向にある。
俺は今年で37になる。
これでも頑張ってきた方だ。
しかしあとは若手に任せて経験を積ませた方がいいんじゃないだろうか?
俺も持ってあと3年が限界だろう。
本当は誠司が表舞台に立つまでは父親の姿を見せてやりたかったがどうやらもう限界みたいだ。
もちろん今後の身の振り方も考えてる。
経営陣と相談してコーチとして若手の指導に入ろうと思ってる。
いつかこの手で誠司たちに自分の持てる技術を仕込むつもりだ。
俺の話を二人は黙って聞いていた。
「まだやれるんだから頑張れ!」
そう言われると思った。
だけど二人は違った
「どうしてもっと早く相談してくれなかったんだ?」
神奈が言う。
「相談しようとは思ってたんだけどな。やっぱり怒られるのが怖かった」
「ああ、怒ってるよ。どうしてそういう話を妻の私にしてくれなかったんだ?ってな。お前の一番の理解者のつもりだぞ」
「そうだな」
「私はサッカーの事は分からない。だけどお前が今まで頑張ってくれたおかげで貯えは十分ある。選手としての限界をお前が感じたのならそれが正しいんだろ。お疲れ様」
神奈がそう言った。
「ありがとう」
「その話いつから考えてたんだ?」
「天皇杯の後から」
もっというとロベルトとルイスが入ってからかな。
コーチと相談してた。
「お前が心配しなくてもちゃんと誠司には受け継がれてるよ。だから今ああやってサッカーボールで遊んでるんだろ?」
最近じゃ珍しい子だ。と神奈は言う。
「ありがとう。じゃあ今季限りで引退するよ。ちょうど契約が切れるし」
「ああ、お疲れ様」
「もう私達も若くないんですね」
愛莉さんが言った。
未来は次の世代に託そう。
俺達はそんな目で誠司と冬吾を見ていた。
帰りはファミレスで夕食を食べた。
冬吾も冬莉も冬夜の血を引いてるらしい。
よく食べる。
そして二人は躾は洋式だったみたいだ。
公の場では静かにしている。同年代の子にしては珍しいくらい。
夕食が終ると俺達は家に帰る。
誠司を風呂に入れて寝かしつけると神奈と一杯飲んだ。
「本当にコーチでいいのか?会社を起業するって手もあるんだろ?」
神奈が言う。
「ああ、コーチにするよ。俺は経営には向いてない」
「わかった。じゃあ、今日はゆっくり休め」
まだ終わったわけじゃないんだから。
「ありがとう」
少し早めに寝ることにする。
その後ルイスとロベルトを入れた俺達は快進撃を続けることになった。
(2)
夏休みに入った僕達は早速海にキャンプに行った。
今年は父さんが付いてきた。
あとは渡辺班のメンバー。
海で遊んでBBQして花火して夜食を食べて寝る。
毎年やってる事。
天音は渡辺美嘉さんに相談事をしていた。
何かあるんだろうか?
美嘉さんは笑っていた。
大人は大人で騒いで、子供は子供で騒いでいた。
そして皆が就寝すると朝が訪れる。
早朝から僕と翼は散歩をしていた。
海辺を歩いて、足跡を残して、その足跡を引き返していく。
戻ると大人たちが朝ごはんの仕度をしていた。
僕達は子供で騒いでいた。
朝ごはんを食べると撤収の準備。
そして銭湯に入って疲れをいやす。
大人は大人、子供は子供で固まっていた。
奇しくも僕達は皆彼女がいた。
話の話題はいくらでもあった。
夏休みをどう過ごすか?
花火大会にはいくのか?
皆で行こうと言い出す人はいなかった。
2人で過ごしたい。
誰もがそう思ったのだろう。
風呂を出ると女性陣を待つ。
コーヒー牛乳とアイスは外せない。
女性陣がでてくるとファミレスで昼ご飯を食べる。
昼ご飯を食べると僕達は家に帰る。
僕達の夏が始まる。
(3)
朝練の日だった。
体育館は専用の体育館があるわけじゃない。
決められた時間がある。
今日は午前中だけ借りていた。
練習が終わると家に帰って昼ご飯を食べて宿題をする。
美翔はまだ練習中だ。
今日の分の宿題を済ませてゲームをしているとメッセージが届く。
「お疲れ様」
美翔からメッセージが届く。
「美翔もおつかれ」
「取り込み中?」
「いや、暇つぶししてた」
「勉強もしないとだめだよ」
そんな感じでメッセージをやり取りする。
「花火大会一緒に行けなくてごめん」
僕はそう打っていた。
ちょうど九州大会と重なる。
僕達は九州大会への切符を手にしていた。
「いいよ、その代わりといっちゃなんだけど」
なんだろう?
「どうせ、部活で青春するなら完全燃焼してね」
「どういう意味?」
「全国大会までいっちゃいなよ」
「……わかった!いい結果持って帰ってくるよ」
美翔と約束する。
「美翔は寂しくないの?」
「どうして?」
「だって夏休みデートもしてやれない」
「それは夏休みだけの話?」
それもそうか……。
「ごめん」
「大丈夫、学校で会えるから」
「そうだね」
「お互いの夢に向かって励まし合って。そして支え合って。最後は一緒にいる。それでいいじゃない」
「最後まで夢見て良いの?」
「だめ」
「え?」
「夢じゃ終わらせない。ちゃんと現実にしていかなくちゃ」
「……そうだね」
ゴールへむかって道なき道を切り開く時。
逆境は最強に変身中。
本能を呼び覚まそう。
いばらの道で僕は次のステップへ駆けあがる。
空へしびれる歌を響かせていこう。
豪快に今立ち上がれ。
頂上へ道なき道を切り開く時、戦士は立ち上がる。
戦いの歌、未知の世界へ。
魂の革命。
僕達はまだ終わりじゃない。
次へとステップアップしていく。
未知の世界へ踏み込んでいく。
お互いに頑張ろう。
励まし合いながら、支え合いながら。
時には休み、僕達の魂は変化をしている最中。
「じゃ、新戦力の入団を祝って乾杯!」
その日俺は来月からチームに合流する、ルイス・カルキの歓迎会に参加していた。
ルイスはフランスのサッカーリーグ、リーグ・アンでトップクラスのゴールキーパー。
守備力もだが、DF陣への支持も適格だ。
フランス人ながら妻に日本語を教わりコミュニケーションもとれてる。
何よりフランス人の気質なのか明るくよくしゃべる。
そんな彼だからすぐにレギュラーに抜擢された。
フランス代表にも選ばれたルイス。
よくそんな選手をチームに勧誘出来たな。
ルイス自身が妻の朱理さんの希望を聞いたともあるが、やはり江口グループがスポンサーになって経営が楽になったからだろう。
J1ではもはや強豪チームと化してる地元チーム。
天皇杯でも、そして今季のリーグ戦でもトップ争いをしている。
少し前に移籍したロベルトアランが入ってくれば念願のリーグ3連覇を狙える。
俺達の活躍もあったのだろう。
人気が高くなり俺達の後を継ぐU-18とかも強化されている。
息子の誠司も小学校3年生になったらU-12のセレクションを受けさせるつもりだ。
息子が大きくなるまでは現役でいたい。
そう張り切っていた。
だけどそれも体力的に限界が来てる。
あとから新戦力が来てる中、俺達の時代が終わりを告げようとしている。
中には50過ぎても現役の選手もいるらしいが、そこまで自分が続ける自信が無かった。
日本代表に選ばれていれば解説者等の道も開けるが、それは日本代表選手だけ。
Jリーグの選手はコーチのライセンスを取るとかしか道はない。
あとは事業を始めるか。
家族を養うだけの資金はある。
なんせ江口グループが参入して年棒が3億まで上がったのだから。
ただそれも今季で契約が終る。
更新をどうするか悩んでいた。
「そんなしけた面してないで飲もうぜ!誠らしくないぜ」
「ああ!そうだな!」
この時は忘れていた。
そして朝家に帰る。
「また随分と楽しんでいたな」
神奈が言う。
「ああ、新メンバーの歓迎会やっててな。悪い、遅くなった」
「そうじゃねーよ。今日は渡辺たちとキャンプに行く日だ」
しまった!忘れてた。
怒られるのを覚悟した。
「……トーヤ達が連れて行ってくれた。今日はゆっくり休め」
「ごめん」
「しけた面するな。私もお前に話したい事があったんだ」
とりあえず寝とけ。
神奈はそう言って準備をしている。
俺は風呂に入って寝室に行って少し寝た。
昼になると神奈に起こされる。
「昼めし食うだろ?」
神奈は雑炊を用意してくれた。
「胃に優しいらしいから」
「ありがとう」
「いいよ、それ食ったら連れて行ってくれないか?」
「どこに?」
「那奈瀬の公演。愛莉と冬吾と冬莉は家にいるみたいだから」
「わかった」
公園に行くと子供たちのサッカーのプレイスタイルは親に似ていた。
正確にパスを送る誠司に常に同じ位置にボールを返す冬吾。
冬吾は将来サッカー選手になりたいらしい。
冬夜の血が混ざっているなら間違いなくなれるだろう。
時折その片鱗をみせる。
どんなに誠司がミスキックをしてもそれを的確にとらえそしてワンタッチでパスを返す。
血はちゃんと継いでるみたいだ。
そんな風に冬吾と誠司を見ていた。
「どうしたの?何か悩んでるみたいだけど」
愛莉さんがそんな俺を見て聞いてきた。
相変わらずの勘の良さだな。
「私も薄々きづいてたんだ。お前何か悩みあるだろ?」
神奈が言った。話したい事ってその事か。
嘘はつかない方がいいな。神奈達の将来にも関わることだ。
「……実は引退を考えてる」
俺はそう切り出した。
さすがに神奈達は驚いている。
まだ活躍してるのにどうして?
そんな事も言われた。
俺は説明した。
サッカー選手の基本的な寿命は平均引退年齢は25歳。
いくら体力があっても、技術を以てしても年棒が高騰するから若手を起用し高齢者は戦力外にする傾向にある。
俺は今年で37になる。
これでも頑張ってきた方だ。
しかしあとは若手に任せて経験を積ませた方がいいんじゃないだろうか?
俺も持ってあと3年が限界だろう。
本当は誠司が表舞台に立つまでは父親の姿を見せてやりたかったがどうやらもう限界みたいだ。
もちろん今後の身の振り方も考えてる。
経営陣と相談してコーチとして若手の指導に入ろうと思ってる。
いつかこの手で誠司たちに自分の持てる技術を仕込むつもりだ。
俺の話を二人は黙って聞いていた。
「まだやれるんだから頑張れ!」
そう言われると思った。
だけど二人は違った
「どうしてもっと早く相談してくれなかったんだ?」
神奈が言う。
「相談しようとは思ってたんだけどな。やっぱり怒られるのが怖かった」
「ああ、怒ってるよ。どうしてそういう話を妻の私にしてくれなかったんだ?ってな。お前の一番の理解者のつもりだぞ」
「そうだな」
「私はサッカーの事は分からない。だけどお前が今まで頑張ってくれたおかげで貯えは十分ある。選手としての限界をお前が感じたのならそれが正しいんだろ。お疲れ様」
神奈がそう言った。
「ありがとう」
「その話いつから考えてたんだ?」
「天皇杯の後から」
もっというとロベルトとルイスが入ってからかな。
コーチと相談してた。
「お前が心配しなくてもちゃんと誠司には受け継がれてるよ。だから今ああやってサッカーボールで遊んでるんだろ?」
最近じゃ珍しい子だ。と神奈は言う。
「ありがとう。じゃあ今季限りで引退するよ。ちょうど契約が切れるし」
「ああ、お疲れ様」
「もう私達も若くないんですね」
愛莉さんが言った。
未来は次の世代に託そう。
俺達はそんな目で誠司と冬吾を見ていた。
帰りはファミレスで夕食を食べた。
冬吾も冬莉も冬夜の血を引いてるらしい。
よく食べる。
そして二人は躾は洋式だったみたいだ。
公の場では静かにしている。同年代の子にしては珍しいくらい。
夕食が終ると俺達は家に帰る。
誠司を風呂に入れて寝かしつけると神奈と一杯飲んだ。
「本当にコーチでいいのか?会社を起業するって手もあるんだろ?」
神奈が言う。
「ああ、コーチにするよ。俺は経営には向いてない」
「わかった。じゃあ、今日はゆっくり休め」
まだ終わったわけじゃないんだから。
「ありがとう」
少し早めに寝ることにする。
その後ルイスとロベルトを入れた俺達は快進撃を続けることになった。
(2)
夏休みに入った僕達は早速海にキャンプに行った。
今年は父さんが付いてきた。
あとは渡辺班のメンバー。
海で遊んでBBQして花火して夜食を食べて寝る。
毎年やってる事。
天音は渡辺美嘉さんに相談事をしていた。
何かあるんだろうか?
美嘉さんは笑っていた。
大人は大人で騒いで、子供は子供で騒いでいた。
そして皆が就寝すると朝が訪れる。
早朝から僕と翼は散歩をしていた。
海辺を歩いて、足跡を残して、その足跡を引き返していく。
戻ると大人たちが朝ごはんの仕度をしていた。
僕達は子供で騒いでいた。
朝ごはんを食べると撤収の準備。
そして銭湯に入って疲れをいやす。
大人は大人、子供は子供で固まっていた。
奇しくも僕達は皆彼女がいた。
話の話題はいくらでもあった。
夏休みをどう過ごすか?
花火大会にはいくのか?
皆で行こうと言い出す人はいなかった。
2人で過ごしたい。
誰もがそう思ったのだろう。
風呂を出ると女性陣を待つ。
コーヒー牛乳とアイスは外せない。
女性陣がでてくるとファミレスで昼ご飯を食べる。
昼ご飯を食べると僕達は家に帰る。
僕達の夏が始まる。
(3)
朝練の日だった。
体育館は専用の体育館があるわけじゃない。
決められた時間がある。
今日は午前中だけ借りていた。
練習が終わると家に帰って昼ご飯を食べて宿題をする。
美翔はまだ練習中だ。
今日の分の宿題を済ませてゲームをしているとメッセージが届く。
「お疲れ様」
美翔からメッセージが届く。
「美翔もおつかれ」
「取り込み中?」
「いや、暇つぶししてた」
「勉強もしないとだめだよ」
そんな感じでメッセージをやり取りする。
「花火大会一緒に行けなくてごめん」
僕はそう打っていた。
ちょうど九州大会と重なる。
僕達は九州大会への切符を手にしていた。
「いいよ、その代わりといっちゃなんだけど」
なんだろう?
「どうせ、部活で青春するなら完全燃焼してね」
「どういう意味?」
「全国大会までいっちゃいなよ」
「……わかった!いい結果持って帰ってくるよ」
美翔と約束する。
「美翔は寂しくないの?」
「どうして?」
「だって夏休みデートもしてやれない」
「それは夏休みだけの話?」
それもそうか……。
「ごめん」
「大丈夫、学校で会えるから」
「そうだね」
「お互いの夢に向かって励まし合って。そして支え合って。最後は一緒にいる。それでいいじゃない」
「最後まで夢見て良いの?」
「だめ」
「え?」
「夢じゃ終わらせない。ちゃんと現実にしていかなくちゃ」
「……そうだね」
ゴールへむかって道なき道を切り開く時。
逆境は最強に変身中。
本能を呼び覚まそう。
いばらの道で僕は次のステップへ駆けあがる。
空へしびれる歌を響かせていこう。
豪快に今立ち上がれ。
頂上へ道なき道を切り開く時、戦士は立ち上がる。
戦いの歌、未知の世界へ。
魂の革命。
僕達はまだ終わりじゃない。
次へとステップアップしていく。
未知の世界へ踏み込んでいく。
お互いに頑張ろう。
励まし合いながら、支え合いながら。
時には休み、僕達の魂は変化をしている最中。
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