吸血鬼だって殺せるくせに、調査と謎解きばっかりじゃん

大野原幸雄

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旧友と傀儡

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時は…
ジェイスが俺を殺そうとする30分前にさかのぼる。



「…」



ジェイスは皆が寝静まったあと…
一人で川辺に行き剣を砥いでいた。

俺が苦しまずに死ねるよう…
一撃で首を跳ねることができるよう…

傀儡のように表情を崩さず、ただ黙々と剣を研いでいた。


キン…


切先を乾いた布でふき…
今度は自分の顔を水で洗う。

そして…
旅の目的を達成するため…

俺の家に帰ってくるのである。



「…」



家に帰ってくると…
寝ていたハズのディページが家の扉の前に立っていたそうだ。




「殺るの?」

「…あぁ」

「…」

「…」




ジェイスは、ディページの横を通り過ぎようとする。
するとディページが、例の悪魔的な笑みでこう言った。



「旧友ですら簡単に殺す…モンスタースレイヤーってのは本当に心が無いんだねぇ…」

「…」

「それとも…心が無いフリをしているだけなのかなぁ…?」

「…」

「本当は殺したくないくせに…自分に嘘をついて無機質な狩人を演じるのはずいぶん楽しいんだろうね」

「…」

「そうやって心の無い存在を演じているうちに…本当に心を無くした悪魔になっちゃったりしてね…くくく」


いつもの皮肉。
しかしジェイスには、ディページのこの言葉の意図がわかっていた。


「俺を止めているつもりか…?」

「…」

「…お前に何を言われようと…俺は目的を達成するだけだ…」

「…」

「俺はバージニア・フェンスターを殺す」

「…」

「…」

「ふーん…いつもの『俺は勇者や英雄なんかじゃない』ってやつ?」

「…そうだ…俺はただ目的を遂行する狩人でいい」

「…」

「…」

「この旅の中で…お前を見ていて思ったことがある」

「…?」

「お前…人間好きだろ?」

「…」

「…」

「…んなわけないじゃん」

「…」

「…」

「…そうか」


そう言って…

ジェイスはディページの横を通り過ぎ…
家のドアを開けた。


ガチャ…


家の隅で…バージニアが座りながら寝ている。


「…」


ジェイスは剣を抜き…
ゆっくりと旧友の前に立つ。

音をたてないように剣を抜き…
すっと振り上げ、小さく言った。


「バージニア・フェンスター…お前が無事シエルの地へ辿りつけることを願わん…どうか安らかに」


そして…


シュッ…


剣を振り降ろそうとしたとき…
ジェイスは気づいた。


「…」


剣は…首から数センチ上でピタリと静止している。


「何をしている?カーラ」

「…」


すると…
バージニアが目をパチリと開けて、ジェイスに返した。


「なぜ…偽物だとわかったんですか?」

「…俺の記憶では、あいつは昨日から風呂に入っていない…それなのにお前の髪は乾燥している」

「…」


そう言われると…
バージニアはゆっくりと魔法の光を放ち…

本来の姿へ戻った。


「…」

「あいつは?」

「あなたがいない間に…魔法で強く眠らせて、移動させました」

「…ってことは…外にいたディページもグルってわけか…」

「私がお願いしたんです…ディページさんは、何も悪くありません」

「…」

「…」

「俺とバージニアの話を聞いていたのか…今夜寝ている間に殺すこと…」

「…はい」

「あいつは自分が死ぬことを受け入れていた…」

「…」

「だめです…」

「…」

「バージニアさんは…死んだら駄目なんです」

「…どういう意味だ?」

「あの人は…私と違って…」

「…」

「生きているから」


カーラは、まっすぐにジェイスに向かって、そう言ったそうだ。


「呼吸をして、いっぱい笑って、ご飯を食べて…」

「…」

「それが出来るだけで…人は生きる資格を持っています」

「カーラ…」

「もう一度、バージニアさんに変身します…バージニアさんになった私の首を跳ねてください」

「…」

「そしてその首を持って…明日の朝、バージニアさんが目覚めて帰ってくる前に…ここを発ってください…」

「…」

「バージニアさんに見つかったら…きっとジェイスさん達を怒るから」

「…お前は…それでいいのか?」

「それがいいんです…」

「…」

「なぜ…そこまでアイツのためにできる?…お前は心を持たない傀儡のハズだろう?」

「…」

「…」

「それは…バージニアさんが…教えてくれたからです」

「…教えてくれた?」

「…」

「…」




「…はい」









夜が明ける。
俺は、家の近くの林の中で目を覚ました。



「…?…なぜ…俺はこんな所で眠ってる?」



一瞬…
ここはあの世なんじゃないかと錯覚した。

しかし、土の匂いや草の音が…
ここは現実なんだと実感させてくれる。

自分の首を触ってみる。
俺の頭は身体としっかり繋がっていた。


「…」


俺は、慌てて家に帰る。









ガチャ…

家に入ると…
ディページとジェイスがいた。


「ジェイス…ディページ…」

「…」

「おかえり」


2人とも、神妙な面持ちで帰宅した俺を見る。

しかし、俺はそんなことより…
机の上においてあるモノを見て、驚愕した。



俺の首がそこにあるのだ。



そしてベッドをみる。
そこには裸で倒れる成人男性の身体が横たわっており…
首から上が無かった。

俺はその身体が、俺の身体とまったく同じだとすぐに気付いた。
しかし、首の無い身体には、俺の身体にはないたくさんの魔法陣が描かれている。

俺はすぐに…
この場所で起こった全てを悟った。


「…」

「…」

「…」



俺は…
溢れる感情を抑えることができなかった。








「きさまあああああああああああああああッ!!!!!」







俺は座るジェイスの首ねっこを掴む。
そして、感情のまま言葉をぶつけた。



「俺の代わりにッ!カーラを殺したなッ!?」

「…」

「カーラに俺の姿へ変身させて殺すなんてッ!?それがてめぇのやり方かッ!?ジェイス・ヘンディッ!!!!!」

「…」



しかしジェイスは表情を変えず。
ただ俺をじっと見た。



「なぜ俺を殺さないッ!?昨日話したはずじゃねぇかッ!俺を殺すのはかまわないとッ!その代わりにカーラの命は助けてくれとッ!」

「…」

「なんか言いやがれッ!」

「…」


ジェイスは…感情的になる俺に…
落ちついた口調で言う。


「お前は…殺せない」


しかし、その落ち着きが俺の怒りに拍車をかける。



「嘘をつくなッ!」

「…」

「吸血鬼だって殺せるくせにッ!…こんな薄汚れた吟遊詩人一人殺せないハズがあるかッ!!」

「…」



ディページは、ただ黙って俺たちを見ていた。

俺が怒りにまかせてジェイスを殴ろうとしたその時…
ジェイスは少し視線を下へ向けた。



「お前…カーラに言ったそうだな…?」

「…!?」

「『自分が幸せだと思うことをしろ』と…」

「…」

「…」





「…これからは…自分が幸せだと思うことだけをするんだ」

「…」

「…頼む…」

「…かしこ…まりました」





「カーラは…お前のために死ぬことを…自分の幸せだと思ったんだ」

「…」

「彼女は…お前の言葉通り、自分が幸せだと思える決断をした」


頭が…
真っ白になっていく。

言葉を操る吟遊詩人の頭の中が…
まるで真っ白な絵の具をぶちまけたキャンパスのように…

何も無くなっていく。

そしてゆっくりと、全てを自覚していった。



「そんな…」

「…」

「そんな…うそだ…」



俺はジェイスの首元から手を離す。
意図的じゃない…込める力が、無くなっていったんだ。

カーラが俺のために死んだ…?

それを…徐々に身体が理解していったんだ。



「…なんで…どうして…」


俺は、震える身体を無理やりに動かす。
そしてテーブルの上に置かれた、自分の首の前に立った。


俺はまた涙が止まらなくなっていた。


俺のせいで、あんなにひどい目にあったのに…
そんな俺なんかのために…どうして…

自分の首の前で立ち尽くす俺に…
ジェイスが何かを渡す。


「なんだよ…これ…」

「…手紙…カーラからだ」

「あいつ…字なんて読むこともできないじゃないか…」

「カーラに頼まれて…俺が書いたんだよ」

「…」







「手紙…?」

「はい!…バージニアさんがいつも書いているのを見てて…私も書けたらいいなって思ってて…」

「…」

「…だめ…ですか?」

「わかった…俺が代わりに書いてやる…内容を話してくれ」

「ありがとうございます!」

「…」

「えっとじゃあ…『バージニアさんへ…」


バージニアさんへ

バージニアさんと手をつないで、色んな街にいきましたね。
全てが本当に素敵で、私には全部がきらきらしているように見えました。

私は最初、とっても不思議でした。
なんで私以外の全てが、こんなにきらきらしているのかなって。

それはきっと、この旅でバージニアさんが私に見せてくれたものぜんぶが生きていたからなのでしょう。

人、お馬さん、虫さん、猫さん、犬さん、そしてモンスタースレイヤーさんと、悪魔さん。

生きてない私から見ると、全部がとっても力強く見えたんです。


気づけば、それを見ているだけで…
まるで、私も本当に生きているんじゃないかなって思うようになりました。

色んな人と話したり、ムカデを食べて怒られたり、土で汚れた手を洗っているだけで。
私も、バージニアさんと一緒で 生きているみたいだなって。

それはなんだかとっても素敵なことな気がして、胸の奥がなんだか、ぽって感じに、不思議な感じになりました。

私は明日からいないですが、バージニアさんには、これからもたくさん素敵なことがあると思うんです。
ちょっとうらやましいけれど、この世界はきっと生きている人のモノだから。
私よりも、あなたが残った方がいい。


それに…
ええと…ええと…



「…どうした?」

「なんだか、書いてほしいことがいっぱいあって…まとまりません」

「…」

「どうしようかなぁ…」

「…あいつのことをどう思っていたとか…そういうのはいいのか?」

「バージニアさんを…私がどう思っていたか…?」

「あぁ…」

「んー…なんて言えばいいのか…バージニアさんが笑っていると…なんだか素敵だなって気持ちになったんです…ん?ちがうかな…楽しい?っていうのかな…」

「…似たようなことを…あいつも言ってたよ」

「そうなんですか?この気持ち…なんて言えばいいんでしょうか…」

「それはきっと…」





次に生まれてくる時は…
こんな生きてない身体じゃなくて…

バージニアさんの隣にいても変じゃなくなりたいなって思います。


最後にジェイスさんが教えてくれました。
私はバージニアさんを、こう思ってるって。



バージニアさん。
大好きです。









それは言葉を操る吟遊詩人からすれば…
あまりに稚拙な文章だった。

だけど…

俺は今までこんなに優しい言葉を見たことがないと思った。
その手紙はとにかく暖かくて、思いやりにあふれていた。


俺はとても嬉しくて…
同時に悲しくて、さびしくて…
何より愛おしくて…


ぽろぽろと涙がでてきた。



「カーラ…」



俺はお前から「ありがとう」なんて…
「大好き」だなんて言葉を貰えるような人間じゃない…

俺もお前が…
大好きだった。



「…平気か?」

「…」



ジェイスは…
そんな俺に優しく言葉をかける。

俺の心は一杯になって言葉も上手く出てこなかったけど…
ジェイスに確認するように、こう聞いた。



「ジェイス…」

「ん?」

「命のない傀儡でも…シエルの地へいけるのだろうか…」

「…」

「…」

「…いけるさ」

「…」

「シエルの地は、生前に正しい行いをした人間が辿りつく場所だ…」

「…」

「カーラは…俺たちよりもずっと優しい心を持った…人間だったじゃないか」

「…」



人間だった。

確かにそうだ。

大切な人のために死ぬなんて…
人形ができるか…?

カーラにはあったんだ…
たしかにあったんだ…

誰よりも深くてあったかい『心』が。


カーラ…
君は本当に美しい人間だった。

薄汚れた権力で国を統べる宰相なんかより…
浅はかな考えで歌う吟遊詩人なんかより…

ずっとずっと…
君はただひたすらに優しい人間だったんだ。


生きるよ。


お前に活かして貰ったこの命…
もう絶対に無駄になんかしない。

どんなにカッコ悪くったって…
みっともなくたって…

必死で生きて、無表情だったお前の分まで笑い続けて見せる。


カーラ。


本当にありがとう。

本当に…
本当にありがとう。







俺達は…
家の裏に小さな墓を作った。

カーラの身体だけを埋めて…
俺は墓の前で、飛びっきり明るい曲をリュートで演奏した。





「これからどうするんだ?お前」

「別に今までと変わらねぇさ…歌を歌いながら旅をする…いかにも吟遊詩人らしい生き方だろ?」

「…そうだな」

「お前たちは戻るんだろ?ホークビッツに」

「あぁ…宰相にこの首を届けないといけないからな…」



そう言ってジェイスは、カーラが化けた俺の首を大きな布にくるんだ。

さっきはまともに見れなかったけれど…
この時、一瞬だけ自分の生首と目があった。


「あれ?…その首…」

「ん?あぁ…そうなんだ」

「ジェイスはやくー」

「あぁ…じゃあ俺たちは行く…旅先であんまり俺の歌は歌うなよ?」

「あぁ…できるかぎりな」

「元気でね!」

「おう!」



そう言って…
ディページはジェイスを乗せて走り去って行く。

俺は、カーラの墓の前でもう少し音楽を奏でることにする。

できるだけ、精一杯の笑顔で。

だって…
ジェイス達が持っていった、あんな無表情だったカーラが化けた俺の生首が…


まるで心のある人間のように…
活き活きと笑っていたんだから。





ー今回対応したモンスターの記録ー

■カーラ

怪物:傀儡
種別:魔法生物

木や人形などに魔法陣で行動を制御することで動くもの。
種別としては魔法生物であるが、実際は命を持たないただのモノ。

神に生贄を捧げる風習があった古来の文明において、人間の代わりの生贄として作られた。
神をだますために作られた存在であるがゆえ、多くの国で忌み嫌われている。

現在でも多くの国が傀儡の生産を禁止している。
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