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第一章
1話 ②自己紹介
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席は決まっておらず、適当に座るようになっており、さっさと席に着くが、左隣の席に着いた攻略キャラ《ザイド・スターク》とそいつの周りでうろちょろしていた攻略キャラ《アイン・ロゼルア》は画面の情報によると幼なじみらしい。
「あー! ザイドの隣は俺の予定だったのに!」
アインに少し文句を言われるが、「ばーか、のろまなのが悪いんだよ」と返すほど仲がいいわけでもないし無視することに決めた。アインは口を尖らせしぶしぶ俺の右隣に座った。
今はバレンタインイベントがあるのか、なぜか全員の机の上にガトーショコラが乗っていた。今入学式ってことは、4月だけど、周りは秋っぽいし、バレンタインイベント始まってるし、2月にゲーム始めてメインストーリーでは4月でって状態が混在したんだろうな……。秋なのは魔法学院だから季節操作できるとか? あんまり前世の季節や時期なんかは当てにしない方が良さそうだ。
ガトーショコラか。おいしそうだが吸血鬼だし食べられない……。お腹はすいているのに、おいしそうとは思うのに、食べられないなんて……! 吸血鬼不憫!! あんな設定追加しなきゃ良かった!! 始祖だからこの気持ちを分かってくれる吸血鬼仲間もいないしなぁ……。うわぁ、いきなり世界が敵に見えてきた。
仕方がない……と誰かにあげようと見渡すが、左隣の奴はどう見ても自分と同じタイプの人間である、いやそれよりタチが悪そうだ、一匹狼と言う奴か?
途中から放置し始めて、ゲームの内容あんまし覚えてないんだよなぁ。
こいつはパスで。
その奥の一見地味そうに見えるくせっ毛と青髪が特徴的だが美形なキャラへ向かっていく。
そいつに「口を開けろ」と脅し、「え、え」と戸惑うそいつの口に無理やりガトーショコラを突っ込んだ。青髪のキャラ《サイフェン・ブロイズ》は顔を青ざめて動かなくなってしまった。
なぜかその一部始終を見ていた他のキャラ達は、仲のいいキャラにあーんし始めた。
ザイドにもアインが出向いてあーんしている。なんか、男同士のキャラの距離が近いような……気のせいか。
席に着くと、未だにバレンタインデーに男キャラが男キャラにチョコレート菓子をあーんすると言う光景が目の前に広がっており、気味悪りぃ……「何なんだこの光景は」と文句を垂れる。
「お前が流行らせたんだろ」
とアインが席に着きながら言う。
そんなつもりはなかったんだけど。
「おい、無視かよ」
返事をせずにいると無視されたと思ったアインが席を立って身を乗り出し、不機嫌そうに文句を言ってくる。
……喧嘩か? と思った俺はアインの頭を殴ってやった。
瞬間、左隣からガタンッと音が鳴り、ザイドが立ち上がり、俺に掴み掛かろうとしてくる、席を立ってそれを避け、頭を鷲掴みにし机に思い切り押さえつければ、「うぐぅっ」と声を上げて苦しんだ。
あ、やべ、不良時代の癖が……。
「急に怒ってくるなよ、喧嘩かと思っただろ?」
「いやどう言う思考回路!?」
「こんくらい大丈夫だろ」
「俺は大丈夫だからいいけど……」
アインは許してくれたようだ。手を離すと、ザイドに睨み付けられる。ザイドは黙って席に着き、黒いオーラを放ちながら俺達のいる側でない――反対側の方に顔を向けた。つまりサイフェンの方なのだが、彼は気絶から覚醒したばかりでその眼光に睨みつけられあわあわしている。ゲーム通り不憫な奴らしい。
そんな様子を見ていたアインが、「ザイドは負けたことが相当悔しいんだよ」とこっそり教えてくれる。
全員が席に着いた頃、担任の先生らしき人がやって来た。
ん?
その人影に見覚えがあるような気がしてよく観察する。彼が教壇に立った頃には、その正体が分かっていた。
彼は前世の俺とクラスメイトだった男だ。ちなみにこの世界のモチーフとなっているアルマタクトと言う乙女ゲームを教えてくれたのは彼である。そしてこの担任と言う立場こそヒロインが立つべき場所である。つまり、あいつがヒロインってことは、あいつBL展開の転生しやがったのか!!wwww
口元を押さえて笑うのを我慢していると、震えている俺を見てアインが心配してくる。
「大丈夫か?」
「ああ、平気……ぶふっ」
「……苦しいわけじゃなさそうだな。それにしても可愛い先生だな」
かわいい、だと?
「ぶはははははははは、あはははははははは!!」
ヒロイン扱い、ヒロイン扱いされとる!!
担任を指差して笑っていれば、ムッとされる。もう彼はヒロインとしての役目を果たしているのか攻略キャラ達からも冷ややかな目を向けられた。
「いやぁ、笑った笑った。すんません先生何でもないんです」
「う、うん」
彼はにこりと笑ってから、ぽそりと呟く。
「ヴォンヴァートってあんなキャラだったっけ?」
よく聞こえなかったが恐らく笑われたことに立腹しているのだろう。俺も出会ったばかりで突然指を指されて笑われたら怒るわ。
担任は黒板に自分の名前を書き始める。
「みんな、俺はチヨ・アキヅキ」
「ぶふっ」
笑うのは無理もない。
黒板に書かれた文字は――秋月千夜。そう、彼の名はあきづきせんやである。それなのに彼は名前を変えて、チヨと呼ばれたがっているらしい。
見た目は前世と変わらず、薄い茶髪に茶色い瞳とこの世界では目立たない部類に入ってはいるが、相変わらず顔はいいままだ。前世ではめちゃくちゃモテる爽やか系男子だった。
俺は時々笑いを堪え、担任が困りつつも話し終えたら、次はみんなの自己紹介が始まった。攻略キャラには興味ないし、あの画面で名前も確認できるから今は覚えなくていいや。
自己紹介の番はサイフェンまでやってくる。
「さ、サイフェン……・ブロイズです。趣味はお菓子作りで……す。えっと、水魔法を使います。よろしくお願いします」
なるほど、趣味とか自分の魔法について言えばいいんだな。サイフェンナイス! 目があって、グッと親指を立てれば、彼は戸惑ったような顔をしてから俯いてしまった。
そこは分からなくてもウインクしとけよ。
「ザイド・スタークだ。趣味はない。火の魔法を使う。……この学園に来たのは闇魔術組織を壊滅させるためだ。俺はいつかトップになる。本気じゃない奴らは今すぐ出ていくんだな」
座る直前に目が合って、相手の眼孔が開く。……もしかして俺今喧嘩売られた?
うわぁ。俺だけじゃなくクラスメイト全員にもいきなり喧嘩売ってくるとか。こいつ友達いなさそ~。あ、右隣にいるか。
せんやは文句を言う他の生徒達を押さえ、「つ、次、次どうぞ」と俺に自己紹介するよう言ってくる。
「ヴォンヴァート……インシュベルン」
「え? 君はヴォンヴァート・リリア・インシュベルンだよね?」
「ヴォンヴァート・インシュベルン!! 趣味は喧嘩! 魔法はなし! 以上だ!!」
言い終えて座れば、せんやは困惑した表情を浮かべていた。他の生徒も同じである。恐らく趣味が喧嘩なことに困惑しているのではなく、魔法がないことに困惑している。
「おいテメエ、何だそのふざけた自己紹介は」
すごんだ声が聞こえてきたと思ったら、左隣から発せられたようだった。
「何? ウザイドくん」
「はあ!?」
あ、しまった。ゲームしてた時にそう呼んでたんだよ確か。今思い出した。自分のことは棚に上げてすぐ喧嘩売るザイドのこと嫌ってたんだよな。だから覚えてたんだし。
「いや、つい」
「何がついだ、それよりテメエ、魔法が使えなくて魔法学園に入れたとでも言いたいのかよ!」
突然手を伸ばしてきて、襟首を掴み上げられる。
「まあ色々あったんだよ。あんま突っ込んで来んなよ。他人の事情によぉ。お前だって知られたくない過去の一つや二つ三つ四つあるだろ?」
「多くね?」
「とにかく仲も良くないのに教える気にはならねえな」
「チッ」
一理あったのか、ザイドはパッと手を離すと、乱暴に席に着いた。まるで苛立っていると見せつけようとするガキだな。
あ~やだやだ。
「ザイドに目ぇ付けられたらヤバいよ」
と、アインが言ってくるが何も言うことはないし怖くもないので笑って返してやる。
「え、なんで今笑ったの、怖いんだけど」
「殺すぞタコ」
「いや、ごめん。訳分かんなくて」
そう言えばこいつのことはアイちゃんって呼んでたな。こいつは今からアイちゃんだ。アイちゃんと呼んでやる。
「自己紹介、次アイちゃんの番だよ」
世界一イケメンな顔面を使って笑いかければ、アイちゃんは顔を赤くして「アイちゃんって何だよ!」と両手をブンブンと振る。いやぁ、アイちゃんって呼ぶだけでこんな可愛い反応してくれるんだな。おもしれぇ~。
「アイン・ロゼルアです。趣味は友達づくり! 取り柄は元気なこと! ザイドとは幼なじみで、仲良し!」
「――オイ」左隣から控えめな殺気が溢れ出た。なんだ仲良しか。
「ザイドと同じ火の魔法を使います! よろしく!」
何人かから拍手が送られる。自己紹介はこれで最後で、せんやは明日のことについて話すと、机の上に置いていたガトーショコラは彼からの贈り物であることを告げて解散となった。ちなみに攻略キャラ達は歓喜の声を上げていた。
バレンタインに男からのチョコレートだと知って喜ぶなんて、さすがはヒロインってか。
俺は慌ててせんやの後を追いかける。
「せ、せん……先生!」
「あー! ザイドの隣は俺の予定だったのに!」
アインに少し文句を言われるが、「ばーか、のろまなのが悪いんだよ」と返すほど仲がいいわけでもないし無視することに決めた。アインは口を尖らせしぶしぶ俺の右隣に座った。
今はバレンタインイベントがあるのか、なぜか全員の机の上にガトーショコラが乗っていた。今入学式ってことは、4月だけど、周りは秋っぽいし、バレンタインイベント始まってるし、2月にゲーム始めてメインストーリーでは4月でって状態が混在したんだろうな……。秋なのは魔法学院だから季節操作できるとか? あんまり前世の季節や時期なんかは当てにしない方が良さそうだ。
ガトーショコラか。おいしそうだが吸血鬼だし食べられない……。お腹はすいているのに、おいしそうとは思うのに、食べられないなんて……! 吸血鬼不憫!! あんな設定追加しなきゃ良かった!! 始祖だからこの気持ちを分かってくれる吸血鬼仲間もいないしなぁ……。うわぁ、いきなり世界が敵に見えてきた。
仕方がない……と誰かにあげようと見渡すが、左隣の奴はどう見ても自分と同じタイプの人間である、いやそれよりタチが悪そうだ、一匹狼と言う奴か?
途中から放置し始めて、ゲームの内容あんまし覚えてないんだよなぁ。
こいつはパスで。
その奥の一見地味そうに見えるくせっ毛と青髪が特徴的だが美形なキャラへ向かっていく。
そいつに「口を開けろ」と脅し、「え、え」と戸惑うそいつの口に無理やりガトーショコラを突っ込んだ。青髪のキャラ《サイフェン・ブロイズ》は顔を青ざめて動かなくなってしまった。
なぜかその一部始終を見ていた他のキャラ達は、仲のいいキャラにあーんし始めた。
ザイドにもアインが出向いてあーんしている。なんか、男同士のキャラの距離が近いような……気のせいか。
席に着くと、未だにバレンタインデーに男キャラが男キャラにチョコレート菓子をあーんすると言う光景が目の前に広がっており、気味悪りぃ……「何なんだこの光景は」と文句を垂れる。
「お前が流行らせたんだろ」
とアインが席に着きながら言う。
そんなつもりはなかったんだけど。
「おい、無視かよ」
返事をせずにいると無視されたと思ったアインが席を立って身を乗り出し、不機嫌そうに文句を言ってくる。
……喧嘩か? と思った俺はアインの頭を殴ってやった。
瞬間、左隣からガタンッと音が鳴り、ザイドが立ち上がり、俺に掴み掛かろうとしてくる、席を立ってそれを避け、頭を鷲掴みにし机に思い切り押さえつければ、「うぐぅっ」と声を上げて苦しんだ。
あ、やべ、不良時代の癖が……。
「急に怒ってくるなよ、喧嘩かと思っただろ?」
「いやどう言う思考回路!?」
「こんくらい大丈夫だろ」
「俺は大丈夫だからいいけど……」
アインは許してくれたようだ。手を離すと、ザイドに睨み付けられる。ザイドは黙って席に着き、黒いオーラを放ちながら俺達のいる側でない――反対側の方に顔を向けた。つまりサイフェンの方なのだが、彼は気絶から覚醒したばかりでその眼光に睨みつけられあわあわしている。ゲーム通り不憫な奴らしい。
そんな様子を見ていたアインが、「ザイドは負けたことが相当悔しいんだよ」とこっそり教えてくれる。
全員が席に着いた頃、担任の先生らしき人がやって来た。
ん?
その人影に見覚えがあるような気がしてよく観察する。彼が教壇に立った頃には、その正体が分かっていた。
彼は前世の俺とクラスメイトだった男だ。ちなみにこの世界のモチーフとなっているアルマタクトと言う乙女ゲームを教えてくれたのは彼である。そしてこの担任と言う立場こそヒロインが立つべき場所である。つまり、あいつがヒロインってことは、あいつBL展開の転生しやがったのか!!wwww
口元を押さえて笑うのを我慢していると、震えている俺を見てアインが心配してくる。
「大丈夫か?」
「ああ、平気……ぶふっ」
「……苦しいわけじゃなさそうだな。それにしても可愛い先生だな」
かわいい、だと?
「ぶはははははははは、あはははははははは!!」
ヒロイン扱い、ヒロイン扱いされとる!!
担任を指差して笑っていれば、ムッとされる。もう彼はヒロインとしての役目を果たしているのか攻略キャラ達からも冷ややかな目を向けられた。
「いやぁ、笑った笑った。すんません先生何でもないんです」
「う、うん」
彼はにこりと笑ってから、ぽそりと呟く。
「ヴォンヴァートってあんなキャラだったっけ?」
よく聞こえなかったが恐らく笑われたことに立腹しているのだろう。俺も出会ったばかりで突然指を指されて笑われたら怒るわ。
担任は黒板に自分の名前を書き始める。
「みんな、俺はチヨ・アキヅキ」
「ぶふっ」
笑うのは無理もない。
黒板に書かれた文字は――秋月千夜。そう、彼の名はあきづきせんやである。それなのに彼は名前を変えて、チヨと呼ばれたがっているらしい。
見た目は前世と変わらず、薄い茶髪に茶色い瞳とこの世界では目立たない部類に入ってはいるが、相変わらず顔はいいままだ。前世ではめちゃくちゃモテる爽やか系男子だった。
俺は時々笑いを堪え、担任が困りつつも話し終えたら、次はみんなの自己紹介が始まった。攻略キャラには興味ないし、あの画面で名前も確認できるから今は覚えなくていいや。
自己紹介の番はサイフェンまでやってくる。
「さ、サイフェン……・ブロイズです。趣味はお菓子作りで……す。えっと、水魔法を使います。よろしくお願いします」
なるほど、趣味とか自分の魔法について言えばいいんだな。サイフェンナイス! 目があって、グッと親指を立てれば、彼は戸惑ったような顔をしてから俯いてしまった。
そこは分からなくてもウインクしとけよ。
「ザイド・スタークだ。趣味はない。火の魔法を使う。……この学園に来たのは闇魔術組織を壊滅させるためだ。俺はいつかトップになる。本気じゃない奴らは今すぐ出ていくんだな」
座る直前に目が合って、相手の眼孔が開く。……もしかして俺今喧嘩売られた?
うわぁ。俺だけじゃなくクラスメイト全員にもいきなり喧嘩売ってくるとか。こいつ友達いなさそ~。あ、右隣にいるか。
せんやは文句を言う他の生徒達を押さえ、「つ、次、次どうぞ」と俺に自己紹介するよう言ってくる。
「ヴォンヴァート……インシュベルン」
「え? 君はヴォンヴァート・リリア・インシュベルンだよね?」
「ヴォンヴァート・インシュベルン!! 趣味は喧嘩! 魔法はなし! 以上だ!!」
言い終えて座れば、せんやは困惑した表情を浮かべていた。他の生徒も同じである。恐らく趣味が喧嘩なことに困惑しているのではなく、魔法がないことに困惑している。
「おいテメエ、何だそのふざけた自己紹介は」
すごんだ声が聞こえてきたと思ったら、左隣から発せられたようだった。
「何? ウザイドくん」
「はあ!?」
あ、しまった。ゲームしてた時にそう呼んでたんだよ確か。今思い出した。自分のことは棚に上げてすぐ喧嘩売るザイドのこと嫌ってたんだよな。だから覚えてたんだし。
「いや、つい」
「何がついだ、それよりテメエ、魔法が使えなくて魔法学園に入れたとでも言いたいのかよ!」
突然手を伸ばしてきて、襟首を掴み上げられる。
「まあ色々あったんだよ。あんま突っ込んで来んなよ。他人の事情によぉ。お前だって知られたくない過去の一つや二つ三つ四つあるだろ?」
「多くね?」
「とにかく仲も良くないのに教える気にはならねえな」
「チッ」
一理あったのか、ザイドはパッと手を離すと、乱暴に席に着いた。まるで苛立っていると見せつけようとするガキだな。
あ~やだやだ。
「ザイドに目ぇ付けられたらヤバいよ」
と、アインが言ってくるが何も言うことはないし怖くもないので笑って返してやる。
「え、なんで今笑ったの、怖いんだけど」
「殺すぞタコ」
「いや、ごめん。訳分かんなくて」
そう言えばこいつのことはアイちゃんって呼んでたな。こいつは今からアイちゃんだ。アイちゃんと呼んでやる。
「自己紹介、次アイちゃんの番だよ」
世界一イケメンな顔面を使って笑いかければ、アイちゃんは顔を赤くして「アイちゃんって何だよ!」と両手をブンブンと振る。いやぁ、アイちゃんって呼ぶだけでこんな可愛い反応してくれるんだな。おもしれぇ~。
「アイン・ロゼルアです。趣味は友達づくり! 取り柄は元気なこと! ザイドとは幼なじみで、仲良し!」
「――オイ」左隣から控えめな殺気が溢れ出た。なんだ仲良しか。
「ザイドと同じ火の魔法を使います! よろしく!」
何人かから拍手が送られる。自己紹介はこれで最後で、せんやは明日のことについて話すと、机の上に置いていたガトーショコラは彼からの贈り物であることを告げて解散となった。ちなみに攻略キャラ達は歓喜の声を上げていた。
バレンタインに男からのチョコレートだと知って喜ぶなんて、さすがはヒロインってか。
俺は慌ててせんやの後を追いかける。
「せ、せん……先生!」
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