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全然違うんだ
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ハイメくんが出る種目は、攻撃魔法と、使役魔法と、箒術。
攻撃魔法は、ランダムで現れる的を魔法で倒していく。
使役魔法は、用意された魔獣を使役する。
箒術は、障害物のあるコースを走る。
攻撃魔法と使役魔法は、観客するのも危険な時があるため午前では見学できないから、見に行けるのは箒術だけだ。
それまで時間があったので、アンジュ、ルーシー、クリスの競技を見に行った。本当はドロシーのも見に行きたかったんだけど、今、昼晴寮めっちゃギラついているから気を付けてと言われ、見に行くのは辞めた。
みんなのを見たりしていると、ハイメくんが箒術を受ける時間になる。
箒術の競技を見ると言っても、箒術のコースは範囲が広い為、パブリックビューイングとしてライブ映像を教室で見ることが出来ると言った形式だ。
こそこそとライブ映像が映る部屋に入り、端っこの席に座る。箒術の競技は見る側が分かりやすいのもあって、見に来ている人が多い。
だから、私が見にしているのもそんなに変じゃなさそう。この時間、同寮の知り合いが出るか知らないんだよね。
競技が始まる時間になると、モニターにライブ映像が映し出される。
最初に、今回出場する選手達が映る。
一年生から六年生まで満遍なくいて、勿論ハイメくんもいる。
集中している様子がカメラに映った。
ハイメくん頑張れ。
声に出すのは恥ずかしくて、心の中で応援する。
次に、コースの全体図が映し出される。学校の外周を一周するらしい。
コース上にあるリングも映る。箒術の競技は、ただゴールまで飛べばいいんじゃなくて、順番が描かれたリングをその順番通りに潜っていかないといけないんだけど、リングとリングの間には障害物があったりで大変そうだ。
スタート地点は、一年生から一番最初のリングに近い場所を取れるらしく、ハイメくんは一番前の列の真ん中からちょっと右だった。
飛んでいる状態からスタートをするみたいで、始まる一分前にみんな空に浮かび上がる。
カウントダウンの後、先生が魔法の花火を打ち上げ、走者一斉にスタートを切った。
ハイメくんは、一番最初に飛び出した。
わっ、すごい凄い。
その勢いのまま、一番最初にリングを潜る。
箒を操り、難しそうなリングも華麗なテクニックで潜っていき、どんどんと進む。
時には、先輩達に抜かれたりすることもあるけど、それでも全然負けてない。
ハイメくんって、本気だとこんなに速いんだ。
初めてみた彼のMAXスピードの状態にただただ驚いた。
普段から本気でやれば良いのに。でも、そしたら会えなかったな。
一位近くにいるハイメくんは、ほとんどの時間ライブ映像に映っていて、あっという間にゴールをしてしまう。一位ではなかったけど、先輩達に交じって三位でのゴールだ。
ライブ映像では結果が表示されなかったけど、あのスピード、きっとAランクなんだろうな。本当に凄い。
ライブビューイングの会場も、「一年生なのに凄いね」「あれが、ハイメか」ってハイメくんの話題で持ちきりだ。
『見てたよ。めっちゃ、凄かった。やっぱ、ハイメくんって箒術上手なんだね』
チャットを送ると、いくらか時間が経って返事が来た。
『見ててくれたの、ありがとう。でも、一番じゃないし、まだまだだよ』
凄い向上心だな、最初はやる気なさそうだったのに。負けず嫌いなのかな。
『一番じゃなくても、ハイメくんが一番箒術上手に見えたよ。Aランクだった?』
『うん、Aランク』
『おめでとう。他の競技はどうだったの?』
『攻撃魔法はAだったけど、使役術はBだった。雷狼とは相性の悪い相手で……言い訳なんかしてちゃダメだけどね』
『どっちも凄い! 攻撃魔法のAは勿論。使役術だって相性悪くてもBなんでしょ。本当に凄いよ』
A二つと、B一つ。全学年同じ競技を受けているのにその結果を出しているんだから、ハイメくんって本当に凄い。凄い人なんだな……
『ありがとう。グラって、治療魔法Cだったよね』
送られてきたその言葉に、ドキッとする。
私、受けたの一つでCランク。
Cランクより下のランクだって有る。でも、ハイメくんはAとB。私とハイメくんって全然違うんだ。
『そうだよ』
私が魔法を得意じゃないって、ハイメくんは知っている。それでも、なんて返って来るのか怖かった。
『じゃあ、午後見に行けないや。使役術のBと、治療のC被っている』
へ?
タイムスケジュールを確認する。
午後はランクごとに競技を受けるけど、攻撃のAと攻撃のBなど同じ種目は場所的に無理で、だからといって一つずつやっていくのも時間が足りないから、攻撃魔法のAと治療魔法のDと言ったように、種目とランクをずらしながら一緒の時間にやるんだけど、配役の言った通り時間が被っている。
ああ、これを確認したかったのか。
知らずにこわばっていた体から、力が抜ける。
『ほんとだね』
『見に行きたかったのに残念だ』
『私も使役魔法、見てみたかった』
午後なら、攻撃魔法や使役魔法も見に行けたんだけどな。もし私が、治療魔法Bだったら見に行けた。悔しいな。
『攻撃魔法と箒術は見に行けるから行くね』
『分かった。俺は、グラのを見にいけないけど応援している。グラなら絶対大丈夫だよ。治療魔法頑張って』
『頑張る』
攻撃魔法は、ランダムで現れる的を魔法で倒していく。
使役魔法は、用意された魔獣を使役する。
箒術は、障害物のあるコースを走る。
攻撃魔法と使役魔法は、観客するのも危険な時があるため午前では見学できないから、見に行けるのは箒術だけだ。
それまで時間があったので、アンジュ、ルーシー、クリスの競技を見に行った。本当はドロシーのも見に行きたかったんだけど、今、昼晴寮めっちゃギラついているから気を付けてと言われ、見に行くのは辞めた。
みんなのを見たりしていると、ハイメくんが箒術を受ける時間になる。
箒術の競技を見ると言っても、箒術のコースは範囲が広い為、パブリックビューイングとしてライブ映像を教室で見ることが出来ると言った形式だ。
こそこそとライブ映像が映る部屋に入り、端っこの席に座る。箒術の競技は見る側が分かりやすいのもあって、見に来ている人が多い。
だから、私が見にしているのもそんなに変じゃなさそう。この時間、同寮の知り合いが出るか知らないんだよね。
競技が始まる時間になると、モニターにライブ映像が映し出される。
最初に、今回出場する選手達が映る。
一年生から六年生まで満遍なくいて、勿論ハイメくんもいる。
集中している様子がカメラに映った。
ハイメくん頑張れ。
声に出すのは恥ずかしくて、心の中で応援する。
次に、コースの全体図が映し出される。学校の外周を一周するらしい。
コース上にあるリングも映る。箒術の競技は、ただゴールまで飛べばいいんじゃなくて、順番が描かれたリングをその順番通りに潜っていかないといけないんだけど、リングとリングの間には障害物があったりで大変そうだ。
スタート地点は、一年生から一番最初のリングに近い場所を取れるらしく、ハイメくんは一番前の列の真ん中からちょっと右だった。
飛んでいる状態からスタートをするみたいで、始まる一分前にみんな空に浮かび上がる。
カウントダウンの後、先生が魔法の花火を打ち上げ、走者一斉にスタートを切った。
ハイメくんは、一番最初に飛び出した。
わっ、すごい凄い。
その勢いのまま、一番最初にリングを潜る。
箒を操り、難しそうなリングも華麗なテクニックで潜っていき、どんどんと進む。
時には、先輩達に抜かれたりすることもあるけど、それでも全然負けてない。
ハイメくんって、本気だとこんなに速いんだ。
初めてみた彼のMAXスピードの状態にただただ驚いた。
普段から本気でやれば良いのに。でも、そしたら会えなかったな。
一位近くにいるハイメくんは、ほとんどの時間ライブ映像に映っていて、あっという間にゴールをしてしまう。一位ではなかったけど、先輩達に交じって三位でのゴールだ。
ライブ映像では結果が表示されなかったけど、あのスピード、きっとAランクなんだろうな。本当に凄い。
ライブビューイングの会場も、「一年生なのに凄いね」「あれが、ハイメか」ってハイメくんの話題で持ちきりだ。
『見てたよ。めっちゃ、凄かった。やっぱ、ハイメくんって箒術上手なんだね』
チャットを送ると、いくらか時間が経って返事が来た。
『見ててくれたの、ありがとう。でも、一番じゃないし、まだまだだよ』
凄い向上心だな、最初はやる気なさそうだったのに。負けず嫌いなのかな。
『一番じゃなくても、ハイメくんが一番箒術上手に見えたよ。Aランクだった?』
『うん、Aランク』
『おめでとう。他の競技はどうだったの?』
『攻撃魔法はAだったけど、使役術はBだった。雷狼とは相性の悪い相手で……言い訳なんかしてちゃダメだけどね』
『どっちも凄い! 攻撃魔法のAは勿論。使役術だって相性悪くてもBなんでしょ。本当に凄いよ』
A二つと、B一つ。全学年同じ競技を受けているのにその結果を出しているんだから、ハイメくんって本当に凄い。凄い人なんだな……
『ありがとう。グラって、治療魔法Cだったよね』
送られてきたその言葉に、ドキッとする。
私、受けたの一つでCランク。
Cランクより下のランクだって有る。でも、ハイメくんはAとB。私とハイメくんって全然違うんだ。
『そうだよ』
私が魔法を得意じゃないって、ハイメくんは知っている。それでも、なんて返って来るのか怖かった。
『じゃあ、午後見に行けないや。使役術のBと、治療のC被っている』
へ?
タイムスケジュールを確認する。
午後はランクごとに競技を受けるけど、攻撃のAと攻撃のBなど同じ種目は場所的に無理で、だからといって一つずつやっていくのも時間が足りないから、攻撃魔法のAと治療魔法のDと言ったように、種目とランクをずらしながら一緒の時間にやるんだけど、配役の言った通り時間が被っている。
ああ、これを確認したかったのか。
知らずにこわばっていた体から、力が抜ける。
『ほんとだね』
『見に行きたかったのに残念だ』
『私も使役魔法、見てみたかった』
午後なら、攻撃魔法や使役魔法も見に行けたんだけどな。もし私が、治療魔法Bだったら見に行けた。悔しいな。
『攻撃魔法と箒術は見に行けるから行くね』
『分かった。俺は、グラのを見にいけないけど応援している。グラなら絶対大丈夫だよ。治療魔法頑張って』
『頑張る』
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