元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜

一ノ瀬 彩音

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今日は何を買うか迷うが、結局いつもと同じものを買ってしまう。
そして家に帰ると読書をする。今日読む本はこれだ。
タイトルは【ダンジョンに潜る冒険者たち】だ。
この本は主人公が様々な困難を乗り越えながら成長していく物語になっている。
とても面白い作品なので是非読んでみて欲しい。
「ふぅ、今日も良い一日だったなぁ」
俺は満足感に浸りつつ眠りについた。
翌日、いつものように朝早く起き、畑に向かう。そしていつものようにミハルちゃんと出会う。
「おはようございます。ユウトさん」
「ああ、おはようミハルちゃん」
ミハルちゃんは微笑みかけてくる。とても可愛らしい。
俺は照れ隠しをするように視線を逸らし、畑仕事をする。
しばらく作業をした後、休憩するために一旦家に戻ろうとしたその時、
「あの、少しお時間よろしいでしょうか?」
と、彼女に声をかけられた。
「うん、大丈夫だよ」
「ありがとうございます。ではこちらに来てください」
「わかったよ」
俺はミハルちゃんについていく。
そして着いた先は村の外れにある森の中だった。
そしてミハルちゃんはおもむろに口を開く。
「実は私、あなたに謝らなければならないことがあります。
実は昨日あなたの過去を調べさせていただきました。ごめんなさい」
彼女は申し訳なさそうにしている。
まぁ確かに調べたくなる気持ちはわかる。
俺だって逆の立場だったら同じ事をしていたと思うし。
なので俺は気にしないで欲しいと伝えた。
すると彼女はホッとしたような顔を見せた。
「そう言ってくれて良かったです。
これで心置きなくお話しできます」
……ん?  何やら雲行きが怪しくなってきたぞ。
一体何を言われるんだろうか?
まさか俺の秘密がバレてしまったとか?
いやまぁそれはないよな。
仮にそうだとしても、わざわざこんな場所に連れてくる必要はないはずだ。
ということはやっぱりアレのことなんじゃないのか?  俺は覚悟を決めた。
「単刀直入に言いましょう。私は、いえ私たちは貴方の力になりたいと思っています」
………………えっ?  予想外過ぎる言葉に俺は呆然としてしまった。
するとミハルが続けて言う。
「私たちのことはもう知っていると思いますが一応自己紹介をさせてください。
私は勇者パーティーの魔法使いを務めていました。名前はミナと言います。年齢は15歳です。
好きなものは可愛いものと甘いもの。
そして嫌いなものは辛いもの全般です。
特技は魔法を使うこと。
苦手なことは運動です。
あとは……えっと……とにかく頑張りますのでよろしくお願いします!」
彼女は頭を下げてきた。
俺は慌てて返事をした。
「あぁ、そんなにかしこまらなくても大丈夫ですよ。
俺はただの村人ですし」
「でも……」
ミハルは不安そうな顔をしている。
俺は安心させるように笑いかけた。
「本当に大丈夫だから。それに俺の方こそ君たちに迷惑をかけてしまうんじゃないかって思ってるんだ」
「そんなことありません!  私はユウトさんがどんな人なのか知りたいんです。
それに困った時はお互い様だと言ったのはユウトさんの方ではありませんか」
「……そうだな。俺が間違っていたよ。じゃあお願いしようかな」
「はい!  任せてください!」
ミハルは満面の笑みを浮かべている。
こうして俺たちは協力関係を結ぶことになったのであった。
あれから数日が経過していた。
俺はミハルちゃん達と共に行動することになった。
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