ようやく幸せになりました!〜泡沫の華々たち《異譚》

かわもり かぐら(旧:かぐら)

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ステファニー視点

02. 作戦会議をしましょう

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 ツェツィ様方とお会いしたのは、午後のティータイムの時間だった。
 これからあの国に帰るのも、明日帰るのも大して変わりないだろうからと、お申し出に甘えて泊まらせていただくことになり。私は離宮に案内され、一息つく。

「王妃殿下、夕食まで少々時間があるようです」
「そう…でも、少し疲れたから、時間まで休んでいるわ。ビビアナも下がってちょうだい」
「畏まりました」

 一礼して去っていく専属侍女のビビアナを見送ってから、ゆっくりとソファに腰掛ける。

 …ビビアナは、裏切っている侍女のひとり。
 いや、正確には私の味方となっている侍女はひとりもいない。

 ビビアナは私の情報をカタリナ様に流しており、私が慈善事業を行おうと計画すると、その計画内容をカタリナ様に話してしまう。それでカタリナ様が先に実施してしまう。
 孤児院への訪問をするにせよ、侍女を通してどこに訪問するのか等の調整をしてもらう必要がある。私ひとりでは出来ないような仕組みになっているから、侍女らを通さず何かすることができない状況。
 …だから、私は国民からも「何もしていない王妃」と認識されつつある、というのは、お父様から伝えられているから知っている。

 国から連れてきた侍女はビビアナとシーナのふたり。
 ビビアナは表面上は私に従順で侍女の鑑だけれど、シーナの方は私を馬鹿にしているのは傍から見ても分かるほど。


 ……ああ。このまま、ここから逃げ出したい。
 ヴァット王国になんて、帰りたくない。
 でも帰らないとお父様とお母様がどうなるか、分からない。

 幸いにも、先程泣き腫らした目元はツェツィーリア様に魔法で治していただいたからビビアナにも気づかれなかったのは良かったわ。
 泣いていた、なんてバレたら陛下やカタリナ様にどう伝えられるか。


 不意に、視界にキラキラと光るものが入り込む。
 そちらに目を向ければ、小さな精霊 ―― 通信の精霊魔法だわ。
 通常、精霊魔法によるこの通信は、周囲に人がいようがいまいが精霊の口によって話される。けれどこの精霊は周囲に人がいないことを確認した上でにこりと微笑むと、精霊が口を開いた。

『ステフへ、シェルより』
「っ」
『天に灯りが昇る頃、鍵を開けて』
「…ありがとう、分かったわ」

 部屋に置いてある甘味入れから、星の形をした砂糖菓子のスターシュガーを出して精霊に差し出す。通信を頼まれた精霊にはお礼として、お菓子をなにかひとつ渡すのが常識だから。
 すると精霊は怪訝な表情を浮かべて、それから首を横に振った。

『よくないものが入ってるから、それはいや』
「……そ、うだったの。ごめんなさい」

 ビビアナか、シーナのどちらか、もしくはふたりともでしょうね。
 私はたまに紅茶に、砂糖のかわりにこの砂糖菓子を入れる。それを狙ってのことでしょう。
 この部屋には未開封のお菓子はない。どうしたものかしら。

『シェルジオからもらうから、いいよ』
「…ごめんなさいね」
『ううん。シェルジオにも、はなしといてあげる!』
「え、ちょっとそれは」

 止める前にヒュンと精霊は消えてしまった。
 通信の精霊が来た名残である、キラキラとした粒子が部屋に漂う。

 ドキドキと心臓がうるさい。
 ああ、ああ。シェル様が、今夜いらしてくださるのだわ。
 でもここは離宮。警備は厳重なはずだもの、どうやって来てくださるのかしら。

 …まずは、この粒子をどうにかしなくちゃ。
 時間経過で消えるとはいえ、ビビアナたちに見られたら大変。
 試しに手で粒子を集めるように動かしてみると、ふわふわと思い通りに動いてくれた。
 それならばとクローゼットからストールを取り出して、それを使ってかき集めてベッドの掛け布団の中に隠す。

 そのとき、コンコンと部屋をノックされ「シーナです」と聞こえた。ストールを片付ける時間はない。
 慌てて羽織ってから「どうぞ」と返事を返す。
 私の様子を見て「あら」とシーナは目を瞬かせた。

「寒かったんですか?」
「ちょっとね。でももう大丈夫」
「ええ…。体調が悪いならお部屋で夕食をとられたらいかがです?晩餐会に参加する準備が大変なんですから…」
「大丈夫よ」

 あからさまにため息を吐いて、シーナは準備を始めた。
 それを見てからそっとストールを畳み、ベッドの上に置く。




 
 恙無く晩餐会も終え、用意された部屋に戻る。
 フィーネ女王陛下とも楽しくお話できてよかったわ。それに憧れのユーリ王配殿下とも、口頭でお話できた!
 晩餐会の終わり頃、女王陛下と王配殿下にお休みのご挨拶をしたところ、おふたりとも意味ありげに微笑まれたから…恐らく、あの精霊からの伝言の通り、シェル様が来られるのだろう。

 いつも通りシーナは適当な対応をして「おやすみなさーい」とさっさと退室していった。
 こう考えると、ビビアナはよくやっていると思う。ビビアナは裏ではどうであれ、誰の目がなくともきちんと私を王妃として扱うから。

 そうして、月が天高く昇る頃に、私はストールを羽織ってドアの鍵を開けた。
 …あら。鍵って、窓?とりあえず、窓も開けておこう。

 そう思って窓際に寄ったとき、月明かりが遮られて暗くなる。は、と見上げるとそこには―― 思わず叫びそうになって、口を押さえた。
 震える手で、窓の鍵を開ける。そっと物音立てずに開かれた窓からするりとそれは入ってきて、手早く何かの結界を張られた。

「…遮音、それから人避けの結界を張ったから、大声出しても大丈夫」

 そう呟くと、それ ―― 小さな赤いドラゴンは、ボンと煙を立ててその身を隠した。
 次の瞬間には煙が晴れて、青年がゆっくりと上背を起こす。

 爬虫類に似た縦長の瞳孔の金色の瞳、燃えるような赤い髪に赤黒い角。

「…っ、シェル様!」
「ステフ!」

 思わず駆け寄って、広げられたその腕の中に飛び込んだ。
 ああ。シェル様だ、シェル様だ!私の、私の好きな方。私が唯一想う方!

 自然と涙が溢れていく。
 はしたないと分かってはいるけれど、シェル様を抱きしめた。シェル様もそれに応えてくれるかのように強く抱きしめてくださる。
 ほんのり冷たいのは今まで外にいたからかしら。

 ふと腕の力が緩んだのに合わせて、私も離れる。
 頬にシェル様の大きな手がそっと添えられた。

「良かった、ステフだ…俺の、俺のステフ…」

 シェル様の顔が近づいてくる。
 あ。これは ―― 

『お待ちになって?』

 誰かの声がかかってびくりと体が跳ねた。
 声の方へ振り向けば、そこには苦笑いを浮かべたツェツィ様とエヴァン様。
 お忍びできているのだろう、おふたりともローブを羽織っている。

 慌てて離れようとしたけれど、逆にシェル様に肩を抱き寄せられてしまう。
 彼の顔を見上げると、ツェツィ様を見て苦虫を噛み潰したような表情をしていた。

『シェルジオ、まだだ。今はまだ』
『…っ、くそ!』
「悪いな、王妃殿下。個人的にはあのままキスでもセックスでもなんでもすりゃ良いと思っているんだが」
「せっ!?」
「そうね。問題ないとは思うけど、まずは法律を確認しないと、ね」

 エヴァン様の言葉遣い等に衝撃を受けたけれど、その衝撃すら消えるツェツィーリア様のお言葉に血の気が引いた。
 そう、そうよ。今の私はヴァット王国の王妃。陛下以外の殿方にキスどころか、ふたりきりの逢瀬を見られたら処刑される可能性もあるのに。

 私の顔色を見たシェル様も、そっと私の肩から手を外す。けれど決して傍から離れようとはされなかった。

「…さすが、第一王女殿下。私が張った人避けの結界も難なく通られるとは」
「ふふ、わたくしでなくてお兄様のお力よ。さて、時間は有限ですわ。本題に入るために、まずは座りましょう」

 真夜中なのでお茶等用意できない状況だ。
 私とシェル様、ツェツィーリア様とエヴァン様で並んでソファに腰を下ろす。

 ふと、エヴァン様の手にある分厚い本に気づいた。

「エヴァン様、それは…?」
「法律書だ」

 机に下ろせばドスン、と音が立ちそうなほどに重厚な本。
 タイトルは「国際条項と各国の法律」…あら、これセントラル・ヴェリテ学園で法律の講師を務めていらっしゃるヤージェ先生が絶賛されていた本だわ。

「国際条約を批准した国々の法律がすべてまとめられている」
「さすがお父様よね」
「母上もそうだが、父上もある意味化け物だ。毎年、確認して改訂版出してるんだぞ?」

 ユーリ王配殿下は、世間では「トゥイナーガ」という名の方が知られている。
 彼の翻訳は正確無比、現地の人間ですら舌を巻くほど正確で、彼が翻訳できない言語はないと言われるほど。
 言語学の権威とも呼ばれていて、言語学を専攻していた私にとっては憧れの方だった。

「…さて。国際条約にはいくつか種類があるが、ふたりに関連するものは婚姻条約になるだろう。特に竜人・獣人の部分」

 私たちが読むのに合わせ、エヴァン様は該当するページを開いてくださった。
 エインスボルト国内向けの本だからエインスボルト語で書かれているけれど、これは私にも分かる。

――――――――――――――――
 国際婚姻条約第三条
 竜人および獣人の運命の番が現れた場合、以下の項目すべてに当てはまる場合において、いかなる婚約・婚姻を白紙とすることができる

 項一、当事者同士の現在の婚約者、または夫との間に子を成していない
 項二、当事者同士の婚約者、または夫と二年以上床を共にしていない
 項三、番が人族や精霊族の場合、本人が竜人、獣人の番となることを望んでいる
――――――――――――――――

 これは有名な条文。
 竜人や獣人の運命の番を求める衝動は凄まじいと聞く。

 過去にはすでに結婚し、子どもがいたにも関わらず運命の番に出会ってしまったがために、妻子を蔑ろにし運命の番に傾倒し、運命の番との間に生まれた子を嫡子としようとしただとか。
 はたまた婚約者が存在する相手と駆け落ちしただとか。
 更には運命の番を自覚することができない人族や伴侶の決め方が異なる精霊族が相手だったとき、既に別の人物と婚約や結婚をしていたにも関わらず本人の同意なく無理やり連れ去っただとか。

 この世界にはすべての種族をあわせて数億もの命が生きている。
 大海の一滴を探し当てるような確率なのだけど、当たる人は当たる、らしい。
 各国がその状況に頭を抱えたため、いっそのこと国際条約としてしまおうと国際機関を設立して精霊族、人族、竜人族、獣人族のための条文が話し合いの末に策定・公布されたのが数百年前。
 それが婚姻条約と呼ばれるもので、それをベースに各国独自のルールが盛り込まれる。

「グランパス卿、あなたの運命の番はステフ様でしょう?」

 ツェツィ様の言葉に、思わずシェル様を見た。
 シェル様は真剣な表情で「はい」と答える。

「やっぱり…」
「そ…それなら、どうして……」

 どうして、私が呼び戻される前に番だと告げてくださらなかったのか。人族は運命の番を感知することができないから、竜人や獣人側から言われないと分からないのに。
 もうお互い告白して婚約も秒読みの段階だった。運命の番だったのなら、婚約等すっ飛ばして結婚していたのに。

 思わずシェル様を見つめれば、シェル様は苦しそうな表情で瞳を閉じた。

「…ごめんなさい、ステフ様。グランパス卿が言えなかったのは理由があるのよ」
「…はい?」
「厄介なもんだよな…ここ、見てくれ」

 エヴァン様が示したページを見る。

――――――――――――――――
 エインスボルト王国婚姻法第二条
 竜人および獣人族の子は成人になるまで運命の番の認識器官を阻害する魔道具を装着すること
――――――――――――――――

 え、と声が漏れた。
 認識を阻害?

「その昔、我が国で成人間近の未成年の竜人・獣人が運命の番を探すのだと言って家出する事例が多発した。戻らないことが殆どだったことから、衝動を抑える器官が完成する成人に成るまでは魔道具で制御することにした、という経緯があるんだ」
「…そういえば、我が国でも年に何件かあるわね。海路で探しに行こうとする竜人や獣人の子が多くて、大半は港で働く者たちに見つかって親族に連れ戻されるようだけど」
「俺も例に漏れず、その魔導具を身に着けてたから…でもステフの傍が一番心地が良くて安心するから、運命の番であろうがなかろうが成人したら結婚するつもりだったよ」

 竜人族が成人とみなすには、体に成人の証である特殊な鱗が生えたらとなっているのを聞いたことがある。
 聞くと成人の証である鱗が生えたのは、ついこの間みたい。

 シェル様から結婚するつもりだったと聞けて嬉しい。
 …でも。

 エヴァン様がヴァット王国のページを開く。

――――――――――――――――
 ヴァット王国婚姻法第四条
 国王、王妃の離婚は特別な事由以外は認めない
――――――――――――――――

「これなら、離婚できるわね。…でもそれができない事情があるということかしら?」

 ツェツィ様の問いに、私は小さく頷いた。
 …この法律の原文は【国王、王妃の離婚は特別な事由があれども認めない】となっているのよ。

 ヴァット語は、エインスボルト語と文法や意味する単語が被るものが多いけれど、それ以上に同音異義語が多い言語でもある。
 大体は前後の文脈から判断するか、黙字と呼ばれる発音しない文字を入れて意味をわかりやすくすることが多い。
 原文では【特別な事由があれども】という意味の黙字が薄っすらと表記されているけれど、一般に広がっている法律書には黙字が印刷で写らなかったようで【特別な事由以外は】となっている。
 …いや、わざとかもしれない。条約の批准国はそれに合わせ、法律を改正する義務がある。批准した時代の王と宰相が手を組んで、王妃と離婚できないようにするために。

 原文には黙字があることを理解し、知っているのは、王族と宰相や元老院のメンバーなど一部の者だけ。
 対外的には【特別な事由以外は】とあるから、元老院で審議はかけられるけれど、形だけ。最終的にはその事由に当たらないと過去に離婚を求めた王妃は嘆いた…と、歴代の王妃に引き継がれる日記に記されていたのを、覚えている。

 それについて話そうと口を開いたとき、エヴァン様があっさりと言った。

「でもこれ、原文は【特別な事由があれども認めない】なんだよな」
「え?」

 ……どうして、それを。
 驚きで目を丸くする私に、エヴァン様は苦笑いを浮かべた。

「父上がこの本をまとめるときにヴァット王国で国民向けに発行されている法律書を読んだそうだ。この単語の後ろに、他にはないあきらかな余分なスペースがあった。もしそこに黙字が挿入されていたのであれば、どのような黙字になるのか…と調べたら、hという黙字しかなかったらしい。それを挿入するとこれは【あれども】という真逆の意味になる」
「…もしそれが本当なのであれば、ステフは…離婚できないということでしょうか…」

 ぐ、と膝の上で強く拳を握るシェル様の表情は悲痛そのもので。
 先程述べたとおり、過去の王妃たちも離婚したいと願った者はいたけれど、いずれも叶うことがなかった…この法律を盾にされたせいで。

 お兄様、とツェツィ様がエヴァン様を見上げる。
 エヴァン様は鼻で笑うと、意地悪い笑みを浮かべられた。

「問題ない。蛇の道は蛇だ」





 詳細を詰めて解散した頃には、もう夜明け間近だった。
 ひっそりと戻られたツェツィーリア様とエヴァン様を見送ってドアに鍵をかけ、窓をこっそりと開ける。
 小さなドラゴンの姿になったシェル様は、窓を通る前にその鼻先を私の鼻先にちょんと合わせた。

「―― 必ず」
「……はい」

 短い言葉。
 けれどそれだけで、彼が迎えに来てくれると分かった。

 するりと窓の隙間を通って、夜明け前の空を飛んでいく彼を見送る。
 窓際に椅子を持ってきて、そのままぼんやりと空を見上げた。

 来月。来月には、私は解放される。
 そのために、私は私の周囲を騙し切る必要がある。
 まだ喜んじゃいけない。喜べば周囲に怪しまれる。

 問題ない、とエヴァン様は仰った。絶対にうまくいくと。
 どうしてだろう。ツェツィーリア様とエヴァン様がいてくださるなら、絶対に成功すると思える。

 だから私は胸を張って、進みましょう。


 しばらくして、ノック音が聞こえる。
 返事をすれば、ゆっくりとドアが開いてビビアナが顔を出した。
 私が起きていることに驚いたようで、少し目を丸くしている。

「…昨夜は眠れませんでしたか?」
「いいえ…ちょっと早く起きちゃったの」
「モーニングティーをお持ちいたします」
「ええ」

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