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キャベツの塩漬け入りマスのほかほかシチュー
キャベツの塩漬け入りマスのほかほかシチュー4
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起きてきたエクトル達も外から戻ってきた人と一緒に食事をとった。汚れた食器をボリスが洗うと言ってくれたのでアリシャはその横でパンを捏ねていた。
「明日さ、こっちから湯を運んでいこうって話になったんだ。暖炉とここの炉に鍋をかけておいていいかい?」
汲み置き用の樽に水を運んできてから、樽の前に桶を置いてボリスは洗い物をしている。
「ええ、いいわ。火の番をしてくれている人達の為に湯を沸かしておきたいと思っていたの。熱々のお湯にリンゴ酒を入れると体が温まるらしいのよ」
洗い終えた食器をあげて水を切っていたボリスが笑う。
「それはドク親子には秘密にしておくべきだな」
最後に振って水を切った器を洗いあげた物をいれる用の桶に置いた。
「あの二人は飲まないほうが良さそう」
アリシャも笑ってそう返し、ボリスは次の器を手に取った。
「家畜小屋の飲み水が凍ってて、上辺だけならいいんだけどかなり厚い氷が張っていたんだ。ここの大鍋は一つしかない?」
「エクトルさんがリリーのお店から買ったものの中にあったわ。闇雲に買って無駄遣いだと思ったけど、そうではなかったみたいね」
ボリスはあははと声に出して笑い「アヴリル達も同じように言っていたな」と教えてくれた。
「リリーの店から布やら皮やら一切合切買い込んで、こんなにどうするのかと思ったらしい。でも、兵士たちが次々と注文してくれるから冬中忙しそうだし、春までには材料がなくなるんじゃないかってさ」
「材料代はエクトルさんに払うの?」
「材料代は返してくれなくていいから兵士たちからお代を貰うときに半分にしてやってくれってさ。太っ腹だな、王族は」
それならレゼナ達も兵士たちも喜んだだろう。
「お金持ちってすごいわね」
ボリスは食器を洗う手を止めて顔を上げた。
「それを言うなら桁違いの金持ちは、だよ」
アリシャはパンの焼け具合を確認しながら「お金持ちにランクがあるのね」と答えた。
「ランクか。ランクなのかな? まぁ、そうかもね。その辺の領主レベルじゃケチくさいのが多いかも」
ケチくさいとそこだけ繰り返して笑ったアリシャに、ボリスが再び手を動かして話していく。
「前にさ、修道院を建てるって領主がうちに依頼しに来てさ。うちは大きな請負だったから。幾ら値が張っても構わない、立派なのを建ててくれって言うからその通りにしたんだよ。そしたら、完成間近でここの装飾は高すぎるとかいちゃもん付けだして、値切る値切る」
「まぁ……」
「材料のグレード落として、落として、なんとか対応したんだけどお披露目会の時『なかなか材料が手に入らず、思ったより金をかけられず、残念だが』とか言っちゃってさ」
呆れて笑ってしまったアリシャに「見栄っ張りだと笑えるよな」とボリスも笑っていた。
食器を洗い終えたボリスが広間に行くと、その桁違いがちょっと話したいことがあると自室にボリスを招いた。
「戸は締めてくれ」
椅子に腰掛けたエクトルが足を組んで言うので、ボリスは後ろ手で戸を締めた。
エクトルは相変わらず女と見紛うほどの美貌だった。均整のとれた身体は訓練している証だろう。そういうところをとってもその辺の自堕落な領主たちとは一線を画す。見た目はパーフェクト、金払いもパーフェクトだ。
「なんでしょうか」
「折り入って頼みたいことがあるのだ」
「はぁ」
金持ちの頼み事はろくな物じゃないことばかりなので、ボリスはやる気のない返事になった。いくらケチくさい金持ちじゃなくてもなんとなく敬遠してしまう。
「お前にとっては得しかない話なのだが──聞くか?」
やる気のなさが伝わったらしくエクトルがそう付け足したが、ますます嫌な予感しかしなかった。
「内容によりますね。偉いお人の依頼だろうが、金を積まれようがやりたくないことはしない主義なんで」
フンと鼻で一蹴し「お前が受けないと言うなら他の者にやらせるまでだ」と告げてから本題に入った。
「アリシャと子を成せ。報酬は払う」
青天の霹靂とはこのことで、あまりのことにボリスの思考はひとたび停止した。美しく整った顔はまるで笑っておらず冗談ではないらしいが、正気で話しているならどうかしているとボリスは思った。
「伴侶になるのに金を貰うつもりはないので」
素っ気なさの中に怒りが滲んだが、エクトルは想定内だったのか顔色を変えずに言う。
「そうか。ならばうちの兵に依頼しよう。アリシャを思って少しでも気心が知れている者を選んだのだが仕方あるまいな」
何もかも気に障る。大人しく聞いていられなくなったボリスは珍しく食って掛かる。もちろん手などは出さないが、黙っていられなかった。
「何を言っているのかちゃんと考えたほうがいい。そもそも、誰と子を成すのかはアリシャ自身が決めることです。なぜあなたが首を突っ込むのかまるで理解できない。理解できないどころか、大いに腹立たしい」
エクトルは顔を顰め、ボリスが反抗的な態度を露わにしたことより声を抑えろと外に漏れ聞こえることに難色を示していた。
「アリシャと私は惹かれ合っているが、互いに魔力を持ち、このまま体を重ねることは危険なことなのだ。愛し合い、子が出来たら、ふたほうから魔力が移行し受け入れきれずに壊れてしまうらしい。それは世界にとって悲劇といえよう」
滔々と話していくエクトルの口に藁でも突っ込んでやりたいとボリスは思った。勝手なことばかりだ。
「アリシャはエドに好意を寄せている。あなたではない」
「明日さ、こっちから湯を運んでいこうって話になったんだ。暖炉とここの炉に鍋をかけておいていいかい?」
汲み置き用の樽に水を運んできてから、樽の前に桶を置いてボリスは洗い物をしている。
「ええ、いいわ。火の番をしてくれている人達の為に湯を沸かしておきたいと思っていたの。熱々のお湯にリンゴ酒を入れると体が温まるらしいのよ」
洗い終えた食器をあげて水を切っていたボリスが笑う。
「それはドク親子には秘密にしておくべきだな」
最後に振って水を切った器を洗いあげた物をいれる用の桶に置いた。
「あの二人は飲まないほうが良さそう」
アリシャも笑ってそう返し、ボリスは次の器を手に取った。
「家畜小屋の飲み水が凍ってて、上辺だけならいいんだけどかなり厚い氷が張っていたんだ。ここの大鍋は一つしかない?」
「エクトルさんがリリーのお店から買ったものの中にあったわ。闇雲に買って無駄遣いだと思ったけど、そうではなかったみたいね」
ボリスはあははと声に出して笑い「アヴリル達も同じように言っていたな」と教えてくれた。
「リリーの店から布やら皮やら一切合切買い込んで、こんなにどうするのかと思ったらしい。でも、兵士たちが次々と注文してくれるから冬中忙しそうだし、春までには材料がなくなるんじゃないかってさ」
「材料代はエクトルさんに払うの?」
「材料代は返してくれなくていいから兵士たちからお代を貰うときに半分にしてやってくれってさ。太っ腹だな、王族は」
それならレゼナ達も兵士たちも喜んだだろう。
「お金持ちってすごいわね」
ボリスは食器を洗う手を止めて顔を上げた。
「それを言うなら桁違いの金持ちは、だよ」
アリシャはパンの焼け具合を確認しながら「お金持ちにランクがあるのね」と答えた。
「ランクか。ランクなのかな? まぁ、そうかもね。その辺の領主レベルじゃケチくさいのが多いかも」
ケチくさいとそこだけ繰り返して笑ったアリシャに、ボリスが再び手を動かして話していく。
「前にさ、修道院を建てるって領主がうちに依頼しに来てさ。うちは大きな請負だったから。幾ら値が張っても構わない、立派なのを建ててくれって言うからその通りにしたんだよ。そしたら、完成間近でここの装飾は高すぎるとかいちゃもん付けだして、値切る値切る」
「まぁ……」
「材料のグレード落として、落として、なんとか対応したんだけどお披露目会の時『なかなか材料が手に入らず、思ったより金をかけられず、残念だが』とか言っちゃってさ」
呆れて笑ってしまったアリシャに「見栄っ張りだと笑えるよな」とボリスも笑っていた。
食器を洗い終えたボリスが広間に行くと、その桁違いがちょっと話したいことがあると自室にボリスを招いた。
「戸は締めてくれ」
椅子に腰掛けたエクトルが足を組んで言うので、ボリスは後ろ手で戸を締めた。
エクトルは相変わらず女と見紛うほどの美貌だった。均整のとれた身体は訓練している証だろう。そういうところをとってもその辺の自堕落な領主たちとは一線を画す。見た目はパーフェクト、金払いもパーフェクトだ。
「なんでしょうか」
「折り入って頼みたいことがあるのだ」
「はぁ」
金持ちの頼み事はろくな物じゃないことばかりなので、ボリスはやる気のない返事になった。いくらケチくさい金持ちじゃなくてもなんとなく敬遠してしまう。
「お前にとっては得しかない話なのだが──聞くか?」
やる気のなさが伝わったらしくエクトルがそう付け足したが、ますます嫌な予感しかしなかった。
「内容によりますね。偉いお人の依頼だろうが、金を積まれようがやりたくないことはしない主義なんで」
フンと鼻で一蹴し「お前が受けないと言うなら他の者にやらせるまでだ」と告げてから本題に入った。
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青天の霹靂とはこのことで、あまりのことにボリスの思考はひとたび停止した。美しく整った顔はまるで笑っておらず冗談ではないらしいが、正気で話しているならどうかしているとボリスは思った。
「伴侶になるのに金を貰うつもりはないので」
素っ気なさの中に怒りが滲んだが、エクトルは想定内だったのか顔色を変えずに言う。
「そうか。ならばうちの兵に依頼しよう。アリシャを思って少しでも気心が知れている者を選んだのだが仕方あるまいな」
何もかも気に障る。大人しく聞いていられなくなったボリスは珍しく食って掛かる。もちろん手などは出さないが、黙っていられなかった。
「何を言っているのかちゃんと考えたほうがいい。そもそも、誰と子を成すのかはアリシャ自身が決めることです。なぜあなたが首を突っ込むのかまるで理解できない。理解できないどころか、大いに腹立たしい」
エクトルは顔を顰め、ボリスが反抗的な態度を露わにしたことより声を抑えろと外に漏れ聞こえることに難色を示していた。
「アリシャと私は惹かれ合っているが、互いに魔力を持ち、このまま体を重ねることは危険なことなのだ。愛し合い、子が出来たら、ふたほうから魔力が移行し受け入れきれずに壊れてしまうらしい。それは世界にとって悲劇といえよう」
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