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後ろの快楽への好奇心
01 きっかけ
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時間は少し遡る。
「ごめんねー。翼も忙しいのにアシ頼んじゃって」
ボブカットと黒縁メガネがよく似合う小柄な女が、机に向かったまますまなそうになる。翼の彼女である、紫之宮真琴だ。同じ大学の同級生で、ゼミが一緒であったことから知り合い付き合い始めた。
「まあいいってことさ。真琴の頼みだもの。しかし、商業誌となると同人誌とは違うなあ」
デジタル原稿に向き合いながら、翼は応じる。
真琴はいわゆる腐女子、腐ったお嬢さん。要するにBL、男同士の恋愛をこよなく愛するオタクだ。最初は同人作家として活動していたが、最近持ち込みが認められて商業誌デビューを飾った。
が、同人誌とは違って自分のペースでできるものではない。締め切りに終われ、やむなく彼氏をアシスタントに使っている。しょせん大学生で、漫画家としても駆け出し。専用の仕事場を借りるような経済力もないため、こうして彼女のアパートがふたりの仕事場となっている。
(美人なのに……もったいないなあ……。あれじゃ……)
成年は愛おしい彼女を見て、胸中で嘆息する。
真琴の顔にも疲れが見られ、肌が少し荒れ気味だ。睡眠時間を削って原稿を進めているせいだ。プロ根性がなせるわざとはいえ彼氏としては見ていて楽しいものではない。
「ごめんねー。翼も忙しいのにアシ頼んじゃって」
ボブカットと黒縁メガネがよく似合う小柄な女が、机に向かったまますまなそうになる。翼の彼女である、紫之宮真琴だ。同じ大学の同級生で、ゼミが一緒であったことから知り合い付き合い始めた。
「まあいいってことさ。真琴の頼みだもの。しかし、商業誌となると同人誌とは違うなあ」
デジタル原稿に向き合いながら、翼は応じる。
真琴はいわゆる腐女子、腐ったお嬢さん。要するにBL、男同士の恋愛をこよなく愛するオタクだ。最初は同人作家として活動していたが、最近持ち込みが認められて商業誌デビューを飾った。
が、同人誌とは違って自分のペースでできるものではない。締め切りに終われ、やむなく彼氏をアシスタントに使っている。しょせん大学生で、漫画家としても駆け出し。専用の仕事場を借りるような経済力もないため、こうして彼女のアパートがふたりの仕事場となっている。
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