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回想、コンスタンス
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オレリアン様は、日の光を浴びてキラキラ光る金色の髪に、深い湖のような蒼い瞳の、本当に綺麗な男の方でした。
騎士様だからでしょうか。
立ち姿も凛々しく、言葉遣いも丁寧で、とても礼儀正しい青年とお見受け致します。
私は漠然と、この方となら大丈夫かもしれないと思いました。
王命ではありますが、当然添い遂げる覚悟で縁談をお受けしたのです。
私たちに恋愛感情はありませんが、夫婦として、あたたかい関係を築いていければ…と、そう思っていたのです。
ただ、オレリアン様に対しては、私のようなキズモノを押し付けられて、大変申し訳なく思いました。
王命とは言え、婚約解消された令嬢などキズモノ同然です。
しかも、相手はこの国の王太子様だったのですから、私はこの先どなたにも添うことなく、一生公爵家の厄介者として暮らすものと思っておりました。
それを王命で私という厄介者を押し付けられたオレリアン様は、なんてお気の毒な方なのでしょう。
ですから私は、この先ヒース侯爵家のために尽くし、オレリアン様の意に沿って生きていこうと心に誓いました。
結婚式を挙げたその日に、オレリアン様は私を連れてヒース侯爵領に向かいました。
彼は行く途中の馬車の中で、こうおっしゃいました。
「私たちはお互い王命で夫婦になったのです。
私は貴女のお立場も、辛いお気持ちも、理解しているつもりです。
だから貴女には、心穏やかに、静養していただきたいと思っています。
この上は、なるべく関わらずにいるのがお互いのためにも良いと思うのです」
最後の言葉はよく理解できませんでしたが、彼が私のために侯爵領に向かっているのはわかりました。
王太子殿下に婚約解消された私は社交界で噂の女になっておりましたし、何より、殿下が新しい婚約者を伴って顔を出される社交界に、私は近づきたくありませんでした。
この先、殿下が婚約されるのも、成婚されるのも、目にしたくはありませんでした。
いえ、祝福したい気持ちはあるのです。
でもただ、お二人のお幸せを遠くからお祈りしたかったのです。
だから、王都から離れたい私の意を、オレリアン様が汲んでくださったのだと思います。
オレリアン様は決して冷たい方ではありません。
使用人への接し方などを見ても、とても優しい方ですから。
侯爵領に着くと、オレリアン様は一泊されただけで、私を残して王都へ戻りました。
初夜は、ありませんでした。
もちろん、貴族令嬢の嗜みとして、私は閨教育も受けてきましたし、オレリアン様を受け入れる覚悟でおりました。
結婚した以上、跡継ぎを産むのも妻の務めですから。
でも、オレリアン様は私に侯爵夫人としての義務を果たさせてはくださいませんでした。
恐らく、キズモノで、王命で押し付けられた妻など、触れるのも嫌だったのでしょう。
そう言えば、顔合わせの時すでに、不本意な結婚であるとはっきりおっしゃっていたではないですか。
彼を責める気など毛頭ありません。
だって、当然のお気持ちだと思いますから。
騎士様だからでしょうか。
立ち姿も凛々しく、言葉遣いも丁寧で、とても礼儀正しい青年とお見受け致します。
私は漠然と、この方となら大丈夫かもしれないと思いました。
王命ではありますが、当然添い遂げる覚悟で縁談をお受けしたのです。
私たちに恋愛感情はありませんが、夫婦として、あたたかい関係を築いていければ…と、そう思っていたのです。
ただ、オレリアン様に対しては、私のようなキズモノを押し付けられて、大変申し訳なく思いました。
王命とは言え、婚約解消された令嬢などキズモノ同然です。
しかも、相手はこの国の王太子様だったのですから、私はこの先どなたにも添うことなく、一生公爵家の厄介者として暮らすものと思っておりました。
それを王命で私という厄介者を押し付けられたオレリアン様は、なんてお気の毒な方なのでしょう。
ですから私は、この先ヒース侯爵家のために尽くし、オレリアン様の意に沿って生きていこうと心に誓いました。
結婚式を挙げたその日に、オレリアン様は私を連れてヒース侯爵領に向かいました。
彼は行く途中の馬車の中で、こうおっしゃいました。
「私たちはお互い王命で夫婦になったのです。
私は貴女のお立場も、辛いお気持ちも、理解しているつもりです。
だから貴女には、心穏やかに、静養していただきたいと思っています。
この上は、なるべく関わらずにいるのがお互いのためにも良いと思うのです」
最後の言葉はよく理解できませんでしたが、彼が私のために侯爵領に向かっているのはわかりました。
王太子殿下に婚約解消された私は社交界で噂の女になっておりましたし、何より、殿下が新しい婚約者を伴って顔を出される社交界に、私は近づきたくありませんでした。
この先、殿下が婚約されるのも、成婚されるのも、目にしたくはありませんでした。
いえ、祝福したい気持ちはあるのです。
でもただ、お二人のお幸せを遠くからお祈りしたかったのです。
だから、王都から離れたい私の意を、オレリアン様が汲んでくださったのだと思います。
オレリアン様は決して冷たい方ではありません。
使用人への接し方などを見ても、とても優しい方ですから。
侯爵領に着くと、オレリアン様は一泊されただけで、私を残して王都へ戻りました。
初夜は、ありませんでした。
もちろん、貴族令嬢の嗜みとして、私は閨教育も受けてきましたし、オレリアン様を受け入れる覚悟でおりました。
結婚した以上、跡継ぎを産むのも妻の務めですから。
でも、オレリアン様は私に侯爵夫人としての義務を果たさせてはくださいませんでした。
恐らく、キズモノで、王命で押し付けられた妻など、触れるのも嫌だったのでしょう。
そう言えば、顔合わせの時すでに、不本意な結婚であるとはっきりおっしゃっていたではないですか。
彼を責める気など毛頭ありません。
だって、当然のお気持ちだと思いますから。
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