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アドレの過去の孤独(独白)
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かつて、アドレは「伯爵家の令息」として、華やかな場ではそれなりに注目を集めていた。
舞踏会で声をかけられることも多く、笑顔を返せば相手は容易に頬を染める。
だが――それは所詮「肩書き」に集まった人々だった。
二年前、領地を襲った大災害。
田畑は枯れ、家屋は崩れ、人々の暮らしが傾いた。
復興に全てを注ぎ込むため、屋敷の調度品も、宝石も、次々と手放していった。
残したのは、ただひとつ。
母の形見の真珠と、母が縫ったベッドカバー。
雇っていた従者も、ひとり、またひとりと辞めていく。
「申し訳ありません」と頭を下げる者もいれば、何も言わず背を向けた者もいた。
本当に信じられる人間が誰なのか、嫌でも突きつけられる日々。
――モテていた? あれは幻だ。
金と肩書きがあったから、近づいてきただけ。
伯爵家が潰れるかもしれないと分かった瞬間、潮が引くように人が離れた。
残ったのは、形見と、わずかな誇りだけ。
だから、アドレは「鉄面皮」と呼ばれるような顔を選んだのだ。
もう二度と、空虚な笑顔で心をえぐられるのはごめんだったから。
屋敷は空っぽだった。
母の形見の家具を残して、あとはすべているもの以外は売り払った。
父は働きすぎて倒れ、二度と立ち上がることはなく亡くなった。
食事も、ろくに喉を通らない。
腹を満たすだけの粗末なパンとスープ。
味わう余裕もなく、ただ日々を回すためだけに生きていた。
そんな時、ひとつの縁談が持ち込まれた。
相手は――シレーヌ嬢。
名は公爵家に連なっているが、実際には男爵家の庶子。
だが、持参金はかなりあった。
家を救う金、領地を冬越えさせるために必要な金。
華やかな令嬢たちが去った後に残った唯一の“救い”だった。
最初から、相手に期待などしていなかった。
庶子であっても、派手な暮らしをしていると聞いた。
ならば、いずれここから飽きて出て行くだろう。
そのときはそれで構わない。
欲しかったのは、金。
今ここで手を抜けば、領民が飢える。
冬を越せない。
だから――結婚を決めた。
打算だけの結婚。
それ以上でも、それ以下でもなかった。
迎えの馬車
(アドレ視点)
結婚することになり、花嫁を迎えに行くことになった。
――だが、うちには馬車がない。
屋敷を維持するのに必死で、とっくの昔に売り払ったからだ。
残っているのは愛馬ペロ一頭。
王宮に出仕する時も、領地へ行く時も、この馬だけが頼りだった。
仕方なく、外から馬車を借りた。
「伯爵家の迎えだ」と胸を張れるものではない。
だが、見栄を張っても仕方がない。
直前になって、縁談の相手が入れ替わったと知らされた。
――シレーヌ嬢ではなく、公爵家の令嬢。
は?
なんでわざわざ令嬢が、こんな没落寸前の家に?
……わからない。
だが、結局同じことだろう。
いずれ逃げ出す。
華やかな宮廷育ちの令嬢が、この空っぽの伯爵家に耐えられるはずもない。
――そう思いながら、アドレは馬車の手綱を握った。
冷めた心で。
ただ“金と名分”のために。
(その時の彼はまだ知らなかった。
花嫁が夜中に枝豆をゆでて、歌いながら酒を飲むような女であることを――)
初対面
借り物の馬車に揺られて、花嫁を迎えに出た。
空っぽの屋敷、減り続ける金庫。
「どうせ、すぐに出て行くだろう」
その確信だけが、アドレの胸にあった。
けれど、馬車の扉が開き――現れたのは、想像と違う女だった。
きらびやかな宝石も、厚塗りの化粧もない。
控えめな布のワンピースに身を包み、髪もきちんとまとめられている。
まるで「これから苦労に飛び込む覚悟」を背負っているような姿だった。
「……公爵令嬢、か」
声に出してみても、しっくりこない。
目の前の彼女から漂うのは、宮廷の虚飾ではなく、むしろ質素な生活の匂いだった。
彼女は、まっすぐこちらを見て、にこりと笑った。
「アドレ様、はじめまして。メイベルです」
――笑った。
この状況で、笑ったのだ。
普通なら「ここが終わりの家か」と絶望の顔をするはずなのに。
逃げ道を探す顔をするはずなのに。
アドレの中で、冷めた心にひびが入った。
(……馬鹿な。すぐに出ていくはずだ。
それなのに――なぜ、少しだけ胸が軽くなった?)
屋敷にて
屋敷に戻ると、メイベルはすぐに侍女に案内され、自分の部屋となる場所へ向かった。
かつては母が使っていた部屋――調度品も色褪せ、豪奢さとはほど遠い。
「こちらが奥様のお部屋になります」
扉が開く。
中は簡素だった。
壁紙も古びていて、家具も最低限。
けれど、窓辺に光が差し込み、そこに置かれたベッドには――母の手によるパッチワークのキルトが掛かっていた。
「あら……かわいい布ですね」
メイベルは近寄り、指先でキルトの縫い目をなぞった。
「母が……作ったものだ」
アドレは思わず口を開いていた。
ずっと言葉にしなかった記憶が、自然と口からこぼれた。
「母は、よくこの部屋に花を飾っていた」
ふと、懐かしい光景がよみがえる。
忙しない父と違って、母はこの小さな部屋を居心地よく整えていた。
「そうなんですね」
メイベルは、にこりと微笑み、一輪の薔薇を花瓶に生けた。
「……」
アドレは言葉を失った。
母がしていたことを、この女は何のためらいもなく繰り返してみせた。
(……やはり、公爵令嬢なんて、すぐに逃げるはずだ。
だが――なぜ、母の面影を重ねてしまう……?)
質素な夕食
夕刻。
いつものように、食卓に並んだのはスープと黒パン、そして申し訳程度のサラダ。
災害以降、この家の食卓はずっとこうだ。
飢えなければ十分。そう割り切っていた。
アドレは、無表情のままメイベルに告げた。
「……うちは、領地が災害で金がない。
料理人も辞めさせた。今あるのは通いの下女が用意するスープとパンだけだ。
嫌なら……自分で作れ」
ぱああっと、目の前の令嬢の顔が輝いた。
「自分で作っていいんですか!?」
……え?
思わずアドレは固まった。
普通の令嬢なら「嫌だ」と顔をしかめるところだろう。
けれど、この女は、心底うれしそうに両手を合わせている。
「まぁ、勝手にしろ」
夜にこっそりと、彼女は荷物の中から小さなポーチを取り出し、そこから枝豆と冷えた酒の瓶を出した。
布にくるまれた枝豆を抱えて、台所に駆け込んでいく。
「さてと、ゆがきますか!」
楽しげな声。
鍋に水を張り、歌うように鼻歌をしながら準備を始めている。
……信じられない。
公爵令嬢が、台所で枝豆をゆでて酒を飲もうとしている。
アドレはドアノブを持つ手を止めた。
(……やはり、ただの“令嬢”ではないな)
胸の奥に、小さなひびがまたひとつ入った。
舞踏会で声をかけられることも多く、笑顔を返せば相手は容易に頬を染める。
だが――それは所詮「肩書き」に集まった人々だった。
二年前、領地を襲った大災害。
田畑は枯れ、家屋は崩れ、人々の暮らしが傾いた。
復興に全てを注ぎ込むため、屋敷の調度品も、宝石も、次々と手放していった。
残したのは、ただひとつ。
母の形見の真珠と、母が縫ったベッドカバー。
雇っていた従者も、ひとり、またひとりと辞めていく。
「申し訳ありません」と頭を下げる者もいれば、何も言わず背を向けた者もいた。
本当に信じられる人間が誰なのか、嫌でも突きつけられる日々。
――モテていた? あれは幻だ。
金と肩書きがあったから、近づいてきただけ。
伯爵家が潰れるかもしれないと分かった瞬間、潮が引くように人が離れた。
残ったのは、形見と、わずかな誇りだけ。
だから、アドレは「鉄面皮」と呼ばれるような顔を選んだのだ。
もう二度と、空虚な笑顔で心をえぐられるのはごめんだったから。
屋敷は空っぽだった。
母の形見の家具を残して、あとはすべているもの以外は売り払った。
父は働きすぎて倒れ、二度と立ち上がることはなく亡くなった。
食事も、ろくに喉を通らない。
腹を満たすだけの粗末なパンとスープ。
味わう余裕もなく、ただ日々を回すためだけに生きていた。
そんな時、ひとつの縁談が持ち込まれた。
相手は――シレーヌ嬢。
名は公爵家に連なっているが、実際には男爵家の庶子。
だが、持参金はかなりあった。
家を救う金、領地を冬越えさせるために必要な金。
華やかな令嬢たちが去った後に残った唯一の“救い”だった。
最初から、相手に期待などしていなかった。
庶子であっても、派手な暮らしをしていると聞いた。
ならば、いずれここから飽きて出て行くだろう。
そのときはそれで構わない。
欲しかったのは、金。
今ここで手を抜けば、領民が飢える。
冬を越せない。
だから――結婚を決めた。
打算だけの結婚。
それ以上でも、それ以下でもなかった。
迎えの馬車
(アドレ視点)
結婚することになり、花嫁を迎えに行くことになった。
――だが、うちには馬車がない。
屋敷を維持するのに必死で、とっくの昔に売り払ったからだ。
残っているのは愛馬ペロ一頭。
王宮に出仕する時も、領地へ行く時も、この馬だけが頼りだった。
仕方なく、外から馬車を借りた。
「伯爵家の迎えだ」と胸を張れるものではない。
だが、見栄を張っても仕方がない。
直前になって、縁談の相手が入れ替わったと知らされた。
――シレーヌ嬢ではなく、公爵家の令嬢。
は?
なんでわざわざ令嬢が、こんな没落寸前の家に?
……わからない。
だが、結局同じことだろう。
いずれ逃げ出す。
華やかな宮廷育ちの令嬢が、この空っぽの伯爵家に耐えられるはずもない。
――そう思いながら、アドレは馬車の手綱を握った。
冷めた心で。
ただ“金と名分”のために。
(その時の彼はまだ知らなかった。
花嫁が夜中に枝豆をゆでて、歌いながら酒を飲むような女であることを――)
初対面
借り物の馬車に揺られて、花嫁を迎えに出た。
空っぽの屋敷、減り続ける金庫。
「どうせ、すぐに出て行くだろう」
その確信だけが、アドレの胸にあった。
けれど、馬車の扉が開き――現れたのは、想像と違う女だった。
きらびやかな宝石も、厚塗りの化粧もない。
控えめな布のワンピースに身を包み、髪もきちんとまとめられている。
まるで「これから苦労に飛び込む覚悟」を背負っているような姿だった。
「……公爵令嬢、か」
声に出してみても、しっくりこない。
目の前の彼女から漂うのは、宮廷の虚飾ではなく、むしろ質素な生活の匂いだった。
彼女は、まっすぐこちらを見て、にこりと笑った。
「アドレ様、はじめまして。メイベルです」
――笑った。
この状況で、笑ったのだ。
普通なら「ここが終わりの家か」と絶望の顔をするはずなのに。
逃げ道を探す顔をするはずなのに。
アドレの中で、冷めた心にひびが入った。
(……馬鹿な。すぐに出ていくはずだ。
それなのに――なぜ、少しだけ胸が軽くなった?)
屋敷にて
屋敷に戻ると、メイベルはすぐに侍女に案内され、自分の部屋となる場所へ向かった。
かつては母が使っていた部屋――調度品も色褪せ、豪奢さとはほど遠い。
「こちらが奥様のお部屋になります」
扉が開く。
中は簡素だった。
壁紙も古びていて、家具も最低限。
けれど、窓辺に光が差し込み、そこに置かれたベッドには――母の手によるパッチワークのキルトが掛かっていた。
「あら……かわいい布ですね」
メイベルは近寄り、指先でキルトの縫い目をなぞった。
「母が……作ったものだ」
アドレは思わず口を開いていた。
ずっと言葉にしなかった記憶が、自然と口からこぼれた。
「母は、よくこの部屋に花を飾っていた」
ふと、懐かしい光景がよみがえる。
忙しない父と違って、母はこの小さな部屋を居心地よく整えていた。
「そうなんですね」
メイベルは、にこりと微笑み、一輪の薔薇を花瓶に生けた。
「……」
アドレは言葉を失った。
母がしていたことを、この女は何のためらいもなく繰り返してみせた。
(……やはり、公爵令嬢なんて、すぐに逃げるはずだ。
だが――なぜ、母の面影を重ねてしまう……?)
質素な夕食
夕刻。
いつものように、食卓に並んだのはスープと黒パン、そして申し訳程度のサラダ。
災害以降、この家の食卓はずっとこうだ。
飢えなければ十分。そう割り切っていた。
アドレは、無表情のままメイベルに告げた。
「……うちは、領地が災害で金がない。
料理人も辞めさせた。今あるのは通いの下女が用意するスープとパンだけだ。
嫌なら……自分で作れ」
ぱああっと、目の前の令嬢の顔が輝いた。
「自分で作っていいんですか!?」
……え?
思わずアドレは固まった。
普通の令嬢なら「嫌だ」と顔をしかめるところだろう。
けれど、この女は、心底うれしそうに両手を合わせている。
「まぁ、勝手にしろ」
夜にこっそりと、彼女は荷物の中から小さなポーチを取り出し、そこから枝豆と冷えた酒の瓶を出した。
布にくるまれた枝豆を抱えて、台所に駆け込んでいく。
「さてと、ゆがきますか!」
楽しげな声。
鍋に水を張り、歌うように鼻歌をしながら準備を始めている。
……信じられない。
公爵令嬢が、台所で枝豆をゆでて酒を飲もうとしている。
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