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しおりを挟むキョトンとして首を傾げました。
そう言えば先ほど…。
「あ!お父様にも会ったって言ってた…。お父様は…何か言ってましたか?」
言葉がもう…めちゃ、めちゃです。
大人になったのだから、淑女の言葉遣いを心がけていたのに。
ちゃんと”ベルナルダンさま”とお名前でお呼びしていたのに、先ほどもつい自分の心の中だけで呼んでいる”ベルナルダンお兄様”と言ってしまいました…。
でも、ベルナルダンお兄様は私の言葉など気にも留めていないご様子です。
「エミリに任せる、と言っていたよ。…グレン次期宰相殿の事も、薦めている訳ではないとおっしゃっていた。ティーシルの時は、君に選択権がなかったから、今後はエミリの希望を叶えてやりたいと。でも、”1人でいる”なんて言わないで、誰かと幸せに暮らして欲しい、てね。その為にも、エミリが選ぶまで申し出があれば順番に引き合わせるっても言っていた。それは、しばらく止めてくれるようにお願いしてきたよ。」
グレン様がお父様の許可をいただいたと言っていた事は、ここへ来る、私に会う、そして結婚の申し込みをする許可をもらったという事だったのね。
私の気持ちをわかってくださっているお父様が、勝手に相手を決めるなんてしないと思ってました。
でも、少し疑ってしまいました…。
お父様、ごめんなさい…。
1人、頭の中で納得の私に少々冷えた声でベルナルダンお兄様が話を続けてきました。
「ゆっくりなんて言ってられないよ。君がグレン次期宰相殿や僕を保留にすれば候補者がどんどん送り込まれてくるだけだからね。早く決めてね。まあ、誰かに譲る気なんてないけど。」
今までに無く、強引なお言葉に驚いて肩に力が入りました。
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