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第3章 断裂眼球
第41話 ハングドマン
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「まったく、書庫に限らず聖堂内では静かにするべきですわ。イドラ、慎みなさい」
「ああ悪かった——うぐっ。きゅ、急に下ろすなよ! 頭ぶつけちゃっただろっ」
「早速声が大きいです。怪我をしてもいいじゃないですか、マイナスナイフでいくらでも治せるんですから」
「頭に刺すのは避けてるんだよ……!」
「まあ。かばうほどの頭でもありませんのに」
マイナスナイフはどんな傷でも治してしまうが、刃が刺さる痛みだけは避けられない。青い水晶の刃を頭に刺して、脳がおかしなことにならないか心配なのでやったことがなかった。
ミロウはギフトを仕舞い、ダークブラウンの手袋を手にはめながら冷然と言い放つ。……しかし、あのソニアの閉じ込められていた集落で初めに会った時とは違い、表情の端にどこか親しみがにじんでいる気がした。
「……いいさ。僕だって遊びに来たんじゃないんだ」
「ええ。ビオス教について書かれた本、ですのよね? きちんとここにまとめておきました……とは言っても二冊だけしかありませんけれど。異教のものですから、あるだけマシだと思ってほしいです」
ミロウの向かいに座る。
机に置かれた本は二冊。どちらもさして分厚くなく、片方は装丁がしっかりとしており、もう片方は表紙などはぼ破けきったボロボロの有様だった。
「いや、助かる。でも今日ここに来た目的はそれだけじゃない。どうしてもキミと会って話がしたかった」
「……えっ。え、あれ。あの、それって」
「そんで、それどっちから読めばいいとかあるか? てか内容を知ってるなら要約までしてくれると非常にありがたいんだが。文字が読めないってわけじゃないんだけど、遅いんだよ読むの。それに長い文章は頭が痛くなる」
「ちょ、待ってください。さっきの、えっ。わたくしに会いにってどういう……待って、待ってください、心の準備が……い、いえでも嫌とかそういうんではなくて、むしろその」
「あ? ああ、もうひとつの理由は司教についてだ。内密にしてほしい問題なんだが、ミロウに訊きたいことがあって」
「はぁ?」
「え?」
イドラは再度吊り上げられた。
*
なんとかまた下ろしてもらった後もミロウの機嫌は斜めのままで、イドラは結局二冊とも自分で読むことになった。
装丁のしっかりとした方は比較的近代に書かれたもののようで問題なかったが、もう一冊のボロい方は古いもののようで、文法や綴りが今の時代のものといささか食い違うことがあったりして、解読にひどく苦労する。そもそもイドラはこういった作業は不得手だ。
「マッドフラッド……果ての海の氾濫。これについては、レツェリ司教にも少し教えてもらったが」
ビオス教はロトコル教と共通する部分も多い。あまねく自然や人類すべてが大いなる神の被造物であるとする点や、ギフトをその神からの恵みであるとする点などだ。神の名は違えど、概念的には同一のものを指している。
違いがあるとすれば、ビオス教は根幹が終末論であるところだ。
いずれ世は滅ぶ。大いなる氾濫によって、果ての海、無限の海原が地平のすべてを呑み込んでしまう。そんな無情なる終末が、明確に教えとして記されているのだ。
しかし、その終末を唯一逃れることができるのが、『箱船』だ。ロトコル教にはまったくない概念である。
マッドフラッドは神の怒り。被造物であるはずの人間は、いつしか謙虚さを忘れ、自然をほしいままに歪めてしまう。その傲慢に下す鉄槌こそが大氾濫。文明すべてを流し去り、すべてをゼロに戻してしまう。
されど信仰の強い者たちは、箱船に乗ることを許される。
救いの箱。これに乗る者は、神の国への道を歩むことができるらしい。
「神の国ってのが明文化されてないが……なあミロウ、ビオス教でも神様がいるのは空の向こうだよな?」
「ええ。それともイドラは、ビオス教の神は地の底や海の底にいるとでも?」
「そういうこともあるかなって」
「ありませんよ」
「じゃあ、地面の下にはなにがあるんだろうな」
「……む。それは少し、わたくしも疑問ですわ」
「神の国とは言わずとも、また別の世界があったりして。僕たちのいる地面の下に、また別の人たちが住んでるんだ。そうだとしたら面白くないか?」
「ふふっ、あなたも存外に空想家ですのね。でもその世界は寂しいですわ。なにせ天上にわたくしたちの地面がある以上、空はずっと真っ暗なのですから」
「確かにな。そいつは気が滅入りそうだ」
いつの間にかミロウの機嫌も戻り、雑談に付き合ってくれた。
いい具合に休憩できたので、イドラは再び紙面に意識を集中する。ミロウもきっと、イドラが読み疲れたことを察して話に乗ってきてくれたのだろう。
神の国は雲の向こう。そう解釈するのであれば、やはりこれこそイドラが求めるべき、ウラシマの遺言に示された地点だ。
曰く、神の国は彼方にある。
曰く、箱船は神の国への道を示す。
曰く、道は沈む世界のどこからでも見ることができる。
「しかしこれ……記述じゃ、マッドフラッドが起きないと箱船やってこないんだけど。困ったな、こうなると僕が大陸すべてを海に沈めることになっちゃうぞ」
「できるわけないでしょうが。いえ、よしんばできたとしてもわたくしが身命を賭してでも止めますけれども。……イドラは神に会いに行くつもりですの?」
「わからない。ただ、雲の上に行くってのが恩人の遺言なんだ。だから僕は、方法がある限りはそれを探して実行する」
「そう、ですか。ですがそれは文字通り、雲をつかむような話です」
「だったらつかみ取ってやるだけだ」
本を閉じる。おおざっぱかもしれないが、記述にはすべて目を通した。
はっきりしたことは、この箱船とそこから示される道こそが、雲の上に行くために必要なものであること。
そしてはっきりしないのは、箱船の在りかだ。まさか本当にマッドフラッドを待つわけにもいかない。
記述通りならば、神の鉄槌はヒトが自然を歪める時に起こされるらしい。だがイドラには、これまでも今も、そしてこの先も、人々は自然と寄り添っていくものだとしか思えなかった。
大地に生かされ、大地と生きる。それがヒトの在り方であり、ほかの形などありえない。
……つまり、マッドフラッドが起こる時、世界の価値観や常識はイドラの中にあるそれとは大きく違うはずなのだ。世がそこまで移り変わるのに、どれくらい年月が必要だろう。
数百年? それとも数千年?
なにをどう考えても、先に寿命が尽きる。最大の悲劇が背に追いつく。
ならばイドラはマッドフラッドなどという終末をあてにせず、箱船を探し出さねばならない。だがその手がかりはない。
つまるところ、また行き止まりだ。こればかりはビオス教が根付くフィジー大陸に実際に出向かなければ、なんのヒントも得られないかもしれない。
「……なら、僕の目的のための用事はここまでだ。今度はソニアの目的のための用事をする。ミロウ、訊きたいことがある。本題はこっちだと思ってくれ」
「はい? ええ、構いませんが。確か司教様について……ですか」
「そうだ。そして早速見てほしいのは、こいつだ」
イドラは二冊の本を脇にどけると、腰のポーチからガラスの小瓶を取り出して机に置いてみせた。
「これは……」
「スクレイピーのところに行く時、馬車でソニアが話したことは覚えてるだろ。このビンは、ソニアが閉じ込められてた場所で見つかったものだ。コルク栓にされた刻印からして協会が絡んでるのは間違いない」
レツェリ司教を直接問いただしても、いなされるのは目に見えている。だから信頼できる相手——ミロウに託し、外堀から埋めていくのがイドラの狙いだった。
「単刀直入に言うぞ。僕たちは、レツェリ司教がソニアを不死憑きにさせたんじゃないかって疑ってる」
「そん、な——」
「このビンも決定的な証拠ってわけじゃない。中身も気になる……。ただとにかく、僕たちには司教を探る手立てが必要だ」
協会の人間について調べるには、協会の人間に頼むのが一番正確のはず。
「ミロウ! キミからすれば司教に疑いの目が向くのは不快かもしれないが、払拭するためにもあの男のことを調べなきゃならない。協力してくれ!」
「——っ、わたくし、は……」
ミロウは視線をあらぬ方向へと彷徨わせ、珍しくも歯切れ悪く口の中で言葉を転がす。
やがて、絞り出すように、目を合わせないまま言った。
「わかりました……今夜、聖堂の裏口を開けておきます。司教室の位置も教えておきましょう」
「ミロウ……! すまない、ありがとう。キミには助けられてばかりだ」
「いえ。そんなことはありません」
身を乗り出すイドラと対照的に、ミロウは俯く。その表情はまだ迷い、なんらかの思いに煩悶するかのような。
「……ないんです。なにも」
「ああ悪かった——うぐっ。きゅ、急に下ろすなよ! 頭ぶつけちゃっただろっ」
「早速声が大きいです。怪我をしてもいいじゃないですか、マイナスナイフでいくらでも治せるんですから」
「頭に刺すのは避けてるんだよ……!」
「まあ。かばうほどの頭でもありませんのに」
マイナスナイフはどんな傷でも治してしまうが、刃が刺さる痛みだけは避けられない。青い水晶の刃を頭に刺して、脳がおかしなことにならないか心配なのでやったことがなかった。
ミロウはギフトを仕舞い、ダークブラウンの手袋を手にはめながら冷然と言い放つ。……しかし、あのソニアの閉じ込められていた集落で初めに会った時とは違い、表情の端にどこか親しみがにじんでいる気がした。
「……いいさ。僕だって遊びに来たんじゃないんだ」
「ええ。ビオス教について書かれた本、ですのよね? きちんとここにまとめておきました……とは言っても二冊だけしかありませんけれど。異教のものですから、あるだけマシだと思ってほしいです」
ミロウの向かいに座る。
机に置かれた本は二冊。どちらもさして分厚くなく、片方は装丁がしっかりとしており、もう片方は表紙などはぼ破けきったボロボロの有様だった。
「いや、助かる。でも今日ここに来た目的はそれだけじゃない。どうしてもキミと会って話がしたかった」
「……えっ。え、あれ。あの、それって」
「そんで、それどっちから読めばいいとかあるか? てか内容を知ってるなら要約までしてくれると非常にありがたいんだが。文字が読めないってわけじゃないんだけど、遅いんだよ読むの。それに長い文章は頭が痛くなる」
「ちょ、待ってください。さっきの、えっ。わたくしに会いにってどういう……待って、待ってください、心の準備が……い、いえでも嫌とかそういうんではなくて、むしろその」
「あ? ああ、もうひとつの理由は司教についてだ。内密にしてほしい問題なんだが、ミロウに訊きたいことがあって」
「はぁ?」
「え?」
イドラは再度吊り上げられた。
*
なんとかまた下ろしてもらった後もミロウの機嫌は斜めのままで、イドラは結局二冊とも自分で読むことになった。
装丁のしっかりとした方は比較的近代に書かれたもののようで問題なかったが、もう一冊のボロい方は古いもののようで、文法や綴りが今の時代のものといささか食い違うことがあったりして、解読にひどく苦労する。そもそもイドラはこういった作業は不得手だ。
「マッドフラッド……果ての海の氾濫。これについては、レツェリ司教にも少し教えてもらったが」
ビオス教はロトコル教と共通する部分も多い。あまねく自然や人類すべてが大いなる神の被造物であるとする点や、ギフトをその神からの恵みであるとする点などだ。神の名は違えど、概念的には同一のものを指している。
違いがあるとすれば、ビオス教は根幹が終末論であるところだ。
いずれ世は滅ぶ。大いなる氾濫によって、果ての海、無限の海原が地平のすべてを呑み込んでしまう。そんな無情なる終末が、明確に教えとして記されているのだ。
しかし、その終末を唯一逃れることができるのが、『箱船』だ。ロトコル教にはまったくない概念である。
マッドフラッドは神の怒り。被造物であるはずの人間は、いつしか謙虚さを忘れ、自然をほしいままに歪めてしまう。その傲慢に下す鉄槌こそが大氾濫。文明すべてを流し去り、すべてをゼロに戻してしまう。
されど信仰の強い者たちは、箱船に乗ることを許される。
救いの箱。これに乗る者は、神の国への道を歩むことができるらしい。
「神の国ってのが明文化されてないが……なあミロウ、ビオス教でも神様がいるのは空の向こうだよな?」
「ええ。それともイドラは、ビオス教の神は地の底や海の底にいるとでも?」
「そういうこともあるかなって」
「ありませんよ」
「じゃあ、地面の下にはなにがあるんだろうな」
「……む。それは少し、わたくしも疑問ですわ」
「神の国とは言わずとも、また別の世界があったりして。僕たちのいる地面の下に、また別の人たちが住んでるんだ。そうだとしたら面白くないか?」
「ふふっ、あなたも存外に空想家ですのね。でもその世界は寂しいですわ。なにせ天上にわたくしたちの地面がある以上、空はずっと真っ暗なのですから」
「確かにな。そいつは気が滅入りそうだ」
いつの間にかミロウの機嫌も戻り、雑談に付き合ってくれた。
いい具合に休憩できたので、イドラは再び紙面に意識を集中する。ミロウもきっと、イドラが読み疲れたことを察して話に乗ってきてくれたのだろう。
神の国は雲の向こう。そう解釈するのであれば、やはりこれこそイドラが求めるべき、ウラシマの遺言に示された地点だ。
曰く、神の国は彼方にある。
曰く、箱船は神の国への道を示す。
曰く、道は沈む世界のどこからでも見ることができる。
「しかしこれ……記述じゃ、マッドフラッドが起きないと箱船やってこないんだけど。困ったな、こうなると僕が大陸すべてを海に沈めることになっちゃうぞ」
「できるわけないでしょうが。いえ、よしんばできたとしてもわたくしが身命を賭してでも止めますけれども。……イドラは神に会いに行くつもりですの?」
「わからない。ただ、雲の上に行くってのが恩人の遺言なんだ。だから僕は、方法がある限りはそれを探して実行する」
「そう、ですか。ですがそれは文字通り、雲をつかむような話です」
「だったらつかみ取ってやるだけだ」
本を閉じる。おおざっぱかもしれないが、記述にはすべて目を通した。
はっきりしたことは、この箱船とそこから示される道こそが、雲の上に行くために必要なものであること。
そしてはっきりしないのは、箱船の在りかだ。まさか本当にマッドフラッドを待つわけにもいかない。
記述通りならば、神の鉄槌はヒトが自然を歪める時に起こされるらしい。だがイドラには、これまでも今も、そしてこの先も、人々は自然と寄り添っていくものだとしか思えなかった。
大地に生かされ、大地と生きる。それがヒトの在り方であり、ほかの形などありえない。
……つまり、マッドフラッドが起こる時、世界の価値観や常識はイドラの中にあるそれとは大きく違うはずなのだ。世がそこまで移り変わるのに、どれくらい年月が必要だろう。
数百年? それとも数千年?
なにをどう考えても、先に寿命が尽きる。最大の悲劇が背に追いつく。
ならばイドラはマッドフラッドなどという終末をあてにせず、箱船を探し出さねばならない。だがその手がかりはない。
つまるところ、また行き止まりだ。こればかりはビオス教が根付くフィジー大陸に実際に出向かなければ、なんのヒントも得られないかもしれない。
「……なら、僕の目的のための用事はここまでだ。今度はソニアの目的のための用事をする。ミロウ、訊きたいことがある。本題はこっちだと思ってくれ」
「はい? ええ、構いませんが。確か司教様について……ですか」
「そうだ。そして早速見てほしいのは、こいつだ」
イドラは二冊の本を脇にどけると、腰のポーチからガラスの小瓶を取り出して机に置いてみせた。
「これは……」
「スクレイピーのところに行く時、馬車でソニアが話したことは覚えてるだろ。このビンは、ソニアが閉じ込められてた場所で見つかったものだ。コルク栓にされた刻印からして協会が絡んでるのは間違いない」
レツェリ司教を直接問いただしても、いなされるのは目に見えている。だから信頼できる相手——ミロウに託し、外堀から埋めていくのがイドラの狙いだった。
「単刀直入に言うぞ。僕たちは、レツェリ司教がソニアを不死憑きにさせたんじゃないかって疑ってる」
「そん、な——」
「このビンも決定的な証拠ってわけじゃない。中身も気になる……。ただとにかく、僕たちには司教を探る手立てが必要だ」
協会の人間について調べるには、協会の人間に頼むのが一番正確のはず。
「ミロウ! キミからすれば司教に疑いの目が向くのは不快かもしれないが、払拭するためにもあの男のことを調べなきゃならない。協力してくれ!」
「——っ、わたくし、は……」
ミロウは視線をあらぬ方向へと彷徨わせ、珍しくも歯切れ悪く口の中で言葉を転がす。
やがて、絞り出すように、目を合わせないまま言った。
「わかりました……今夜、聖堂の裏口を開けておきます。司教室の位置も教えておきましょう」
「ミロウ……! すまない、ありがとう。キミには助けられてばかりだ」
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