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第20話 しっかり玉雪と余裕の平日
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頼寿の上にダイブする形で飛び込んで、思い切りその胸板に頬擦りする。思いやりを持って御奉仕したかったけれど、目の前でご褒美をちらつかせられたら食らいつかないわけにはいかない。
「素直だな、タマ」
頼寿が俺の頭を優しく撫でるのは、更に俺を煽るためだ。恐らくは弱点を発見してしまった俺を暴走させないため。俺の意識をご褒美に向ければ、これ以上失態を晒さなくて済む──ということ。
どうも頼寿はボトムやネコに本気で主導権を握られるのが嫌らしい。自分はいつでも完璧なトップであるべきだと思っているからだ。
喘ぐ頼寿も可愛いと思えるけど、頼寿本人がそうありたいなら俺はそれを尊重する。敢えて余計なことには触れず、頼寿が持っていきたい方向へ喜んで転がる。
それだってきっと、思いやりの一種だ。
「ふあ」
頼寿の手が下から俺のパンツをずらし、下着に包まれた尻が露出する。布の表面からくすぐるように触れられ、頼寿を跨ぐ状態で四つん這いになった俺の腰がビクついた。
「よ、頼寿……。好きなように、してほしい……。頼寿がしたいこと、全部していいから、……」
下着も脱がされ、シャツも脱がされ、頼寿と繋がれることへの嬉しさで目が潤んでしまう。
頼寿は少し呆れたように笑って、抱き寄せた俺の体を横に倒し囁いた。
「俺がしたいのは、お前がされてえことだ」
「あ、あ……」
そのまま片脚を持ち上げられ、強引な体勢で頼寿のペニスが入り込んでくる。お互い横に寝たまま繋がるというのは初めての体位だ。激しく動けない分、ゆっくりと一つになる感覚が恥ずかしくて……気持ち良かった。
「んん、あ、ん……」
「すげえ吸い付いてくるな」
「わ、分かんない……。何か知らんけど、今日ちょっと……ドキドキしてる、かも……」
腰をくねらせて、体の中でめいっぱい頼寿のペニスを味わう俺。ゆっくりと俺の中を擦っているそれは、まるで欲張りな俺を焦らしているみたいだ。
「あ、気持ちい、ぃ……」
「スローなのも悪かねえ、たまにはな」
「頼寿、……俺に合わせてくれてんの……? 本当はもっと強くしたいとか、……」
「言っただろ、悪くねえって」
言葉で言わなくても伝わる思いやり。頼寿の体と声、それに視線からも──物凄く愛されてるって、伝わってくる。
「ん、……ぅ、頼寿……」
繋がったまま頼寿を見上げれば、大きな手が俺の後頭部を支えて優しいキスをしてくれた。
「ふっ、う……。はぁ、……」
ゆっくりと舌を絡ませながら、俺の中の奥深くまでグッと入り込んでくる頼寿のペニス。頼寿の腰と俺の尻が密着してこれ以上は入らないはずなのに、頼寿が力を込めるたび、更に奥のダメなところに頼寿の先端が届いてしまう。
「あ、あぁ……ん、そこヤバい、……腹のとこ、きゅってなる……あっ」
「玉雪、……」
背中が反るほど深く繋がって、キスをして名前を呼ばれて。
俺は何も言っていないのに、頼寿は、俺がして欲しいこと全部してくれている──。
「素直だな、タマ」
頼寿が俺の頭を優しく撫でるのは、更に俺を煽るためだ。恐らくは弱点を発見してしまった俺を暴走させないため。俺の意識をご褒美に向ければ、これ以上失態を晒さなくて済む──ということ。
どうも頼寿はボトムやネコに本気で主導権を握られるのが嫌らしい。自分はいつでも完璧なトップであるべきだと思っているからだ。
喘ぐ頼寿も可愛いと思えるけど、頼寿本人がそうありたいなら俺はそれを尊重する。敢えて余計なことには触れず、頼寿が持っていきたい方向へ喜んで転がる。
それだってきっと、思いやりの一種だ。
「ふあ」
頼寿の手が下から俺のパンツをずらし、下着に包まれた尻が露出する。布の表面からくすぐるように触れられ、頼寿を跨ぐ状態で四つん這いになった俺の腰がビクついた。
「よ、頼寿……。好きなように、してほしい……。頼寿がしたいこと、全部していいから、……」
下着も脱がされ、シャツも脱がされ、頼寿と繋がれることへの嬉しさで目が潤んでしまう。
頼寿は少し呆れたように笑って、抱き寄せた俺の体を横に倒し囁いた。
「俺がしたいのは、お前がされてえことだ」
「あ、あ……」
そのまま片脚を持ち上げられ、強引な体勢で頼寿のペニスが入り込んでくる。お互い横に寝たまま繋がるというのは初めての体位だ。激しく動けない分、ゆっくりと一つになる感覚が恥ずかしくて……気持ち良かった。
「んん、あ、ん……」
「すげえ吸い付いてくるな」
「わ、分かんない……。何か知らんけど、今日ちょっと……ドキドキしてる、かも……」
腰をくねらせて、体の中でめいっぱい頼寿のペニスを味わう俺。ゆっくりと俺の中を擦っているそれは、まるで欲張りな俺を焦らしているみたいだ。
「あ、気持ちい、ぃ……」
「スローなのも悪かねえ、たまにはな」
「頼寿、……俺に合わせてくれてんの……? 本当はもっと強くしたいとか、……」
「言っただろ、悪くねえって」
言葉で言わなくても伝わる思いやり。頼寿の体と声、それに視線からも──物凄く愛されてるって、伝わってくる。
「ん、……ぅ、頼寿……」
繋がったまま頼寿を見上げれば、大きな手が俺の後頭部を支えて優しいキスをしてくれた。
「ふっ、う……。はぁ、……」
ゆっくりと舌を絡ませながら、俺の中の奥深くまでグッと入り込んでくる頼寿のペニス。頼寿の腰と俺の尻が密着してこれ以上は入らないはずなのに、頼寿が力を込めるたび、更に奥のダメなところに頼寿の先端が届いてしまう。
「あ、あぁ……ん、そこヤバい、……腹のとこ、きゅってなる……あっ」
「玉雪、……」
背中が反るほど深く繋がって、キスをして名前を呼ばれて。
俺は何も言っていないのに、頼寿は、俺がして欲しいこと全部してくれている──。
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