元外科医の俺が異世界で何が出来るだろうか?~現代医療の技術で異世界チート無双~

冒険者ギルド酒場 チューイ

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【遭遇】

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 山頂付近の朝は結構冷え込む。

”あー、布団の中は暖かくて幸せだぁー。やっぱ、探索は、昼からにしよう。うんうん。”

 俺は、勝手にスケジュールを変更した。

”しかし、この布団、柔らかくてふかふかで最高だ!”

 俺は、布団に頬ずりをする。

”凄く暖かくて柔らかい。この手触りなんかもう、最高だ!”

 前にある柔らかな二つの膨らみを”サワサワ”すると、何か聞こえたような気がする。

”ん?なんだ?布団んはこんな感触だったっけ?”

 俺は、再度、布団を“サワサワ”する。そして、そのまま手を滑らせていくとちょっと固めの突起物があった。俺は、そこも“サワサワ”してみる。なんだこれは?

「ご、ご主人・・・そ、そんなに触られると妾は変な気持ちになるぞ。」

”へ?ナディアのい声?”

 俺は、目を開けて状況を確認する。すると、全裸のナディアとティナが一緒のベットに居た。俺はどうやらナディアの“おっ〇い”を撫でていたようだ。

「わーー!!お前達、また、俺の布団に潜り込んできたな!しかも、ナディアはまたしても裸じゃないか!」

「妾は、寝る時はこの格好じゃ。前にも言ったじゃろ。」

「じゃろ。じゃない!じゃあ、せめて元の姿に戻ってくれ(;’∀’)」

「この格好の方がご主人は喜ぶと思ってのぉ。でも、実際、良かったじゃろ?」

「ええまぁ・・・じゃない!早く服を着てくれ!誰かに見られたら誤解されるだろ!」

「まぁ、ええじゃろ?妾はご主人の”もの”なんじゃし。」

 ナディアは、”カラカラ”と笑う。そんなやり取りをしている最中、ノックの音が聞こえ扉が開いた。

”コンコン。ガチャ。”

 これってノックの意味あるの?(;’∀’)

 ティファが普通に入ってきた。もし、俺が裸族だったらどうするんだろう・・・

 って、裸族がいた!!!

「アルファード、おはよう。もう起きているの?ちょ、あ、あ、あんた達、一体何をしているのよ!!!!」

「見てわかるじゃろ。ご主人と寝ておったのじゃ。」

「ね、寝るって!!!!寝てないじゃないの!!」

「うるさいのぉ。妾はもう一眠りするぞ。」

 ナディアは、九尾に戻り、ティナの横で丸くなって寝始めた。

「ちょ、ちょっと、アルファード!!!どういうことなの!!!あんた達、そんな関係だったの?」

「え?どうもこうも、こいつらが、俺が寝ている隙に布団に潜り込んできたんだよ。そんな関係って・・・まぁ、主従関係ではあるけれども・・・」

「しゅ、主従関係ってそんな事もするの!!!じゃあ、私も主従関係になる!!!」

「おいおい・・・、訳が分からなくなっているぞ・・・、ってゆうか、誤解だよ。俺は、普通に寝ていただけだよ。やましい事は何も無いって(;’∀’)」

「だ、だって、ナディアさん、裸だったし・・・その・・・ナディアさんの胸を・・・その、・・・していたし・・・」

「寝ぼけていたんだよー。ちょっと、想像してみてくれ。寝ていて、顔にあんな凄いのがあったら、”何だ”って思って触ってみるでしょ?」

 ティファは素直に想像しているみたいだ。何故か顔を赤らめている。

「ま、まぁ、確かに、そう言う状況ならそうかもしれないけど・・・」

「ま、まぁ、そう言う事だよ。で、ティファは何の用なの?」

「わ、私は、朝食を作ろうと思って起きてきたら、アルファードの部屋が騒がしかったから様子を見に来ただけだけど・・・」

「なるほど。まぁ、了解。じゃあ、一緒に朝食作ろうか。」

 俺は、起きてティと一緒に朝食をすることにした。まぁ、定番の朝食だけどね。俺達が朝食の支度を始めようとして時、ヴァイロンもやって来た。

「あれ?随分と早起きだニャ。二人で何やってるんだニャ?」

「朝食を作ろうと思ってね。昨日の夕食はヴァイロン達に作ってもらったから、今日は俺が朝食位作ろうと思ってね。」

「流石アルファードだニャ。にゃんでも出来るんだニャ。にゃあ、アルファードの朝食を楽しみにしているニャ。」

 俺は、人数分のお皿にサラダ、スクランブルエッグ、ベーコンを盛りつけ、テーブルに置いて行く。そして、ブイヨンを使ったオニオンスープを作り、パンをスライスし、軽く炙る。テーブルの中心に、スープとパンとバター&ジャムをセットして完成だ。匂いにつられたのか、皆が起きてくる。

「お!いい匂いだな。うひょー!朝食が出来てるよ。」

 キャップがテーブルに並んだ朝食を見て走ってくる。コブラも朝食に気付きやって来た。俺は、ティナとナディアを呼びに行く。皆が揃い、席に着いたところで朝食となった。

「今朝の朝食は、アルファードが作ったニャ。凄く美味しそうニャ!」

「まぁ、簡単なものだけどね。さあ、食べようか。」

 スープやパンは各自、自分で取って食べる。各々好きな物から食べ始める。凄く和気藹々としていてこれから未知の相手と対峙する様な雰囲気ではなかった。まぁ、力を抜いて挑む方がいいと思うが、ちょっとは緊張感があってもいいんじゃないかなぁ。

「おお!このスープ、すごく美味しいぞ!飲んだことない味だ!」

「これは、オニオンスープって言ってブイヨンってゆう野菜を煮込んで作ったものだよ。時間がかかるから作り置きしているんだ。」

「へー、アルファードは、戦いだけじゃなくてこういう事にも精通してるんだ。すげーなー」

 キャプは、感心しながらスープのを飲む。皆も、このスープを絶賛してくれた。

「このベーコンも絶品ニャ!」

「うん。俺も、このベーコンはお勧めなんだよ。色々なスパイスに漬け込んで、塩抜きをして燻煙してるんだけど、手間がかかるんだよなぁー。」

 ヴァイロンはベーコンを頬張っている。

「しかし、遠征に来て、こんなにのんびりと朝食をしてこれから大物と対峙するなんて考えられないな。普通あり得ないよ。まぁ、アルファードが普通じゃなうがな。」

 コブラは、楽しそうに毒を吐く。ディスられてるのか褒められてるのか分からない。まぁ、良いけど。

「さて、朝食が終わったら早速フェニックスの探索に入る。気を引き締めて行こう!」

一同「おう!」

朝食も終わり、片付けをし、最後の打合せをする。

「さて、昨日も話した通り、どんな相手か分からない。兎に角、逃げ道は作っておくので”まずい!”って思ったら躊躇なく逃げてくれ。俺も駄目だと思ったら逃げるから。」

「アルファードが逃げるとこ何て想像がつかないな。」

「まぁ、どんな相手か分からないから。ナディアもコブラなんかのサポート頼んだよ。」

「任せておくのじゃ!」

「では、出発しようか!」

 俺達は、フェニックスがいるだろうと思われる火口に向け出発した。途中、魔物が現れるが、昨日の経験が良かったらしく、連携をとって対処する。流石は、プラチナ冒険者。適用力が高い。火口に進むにつれ気温が下がっていく。流石に山頂付近は寒い。火口に到着し、火口付近を調べる。すると、火口の中に1つではなく無数の反応がある。

「火口の中にいるらしいけど、反応が一つじゃない。気を引き締めて行こう!」

 皆は、頷き、火口を下っていく。火口を下るにつれ、予想通り有毒なガスが噴き出し、温度も上昇してくる。

「皆、このマスクを付けて。このマスクの中は、樹魔法のエアレーションが発動するので新鮮な空気が吸えるようになっているから。」

 俺は、昨晩ワイルドウルフの皮で作った魔道具マスクを皆に手渡す。

「もう、驚かないけど、アルファードはすげーなー。何でも知ってるし、なんでも作る。その知識と能力はどうやったら養えるんだ?」

「ははは・・・、神様がくれた能力かもね。」

「アルファードが言うと冗談に聞こえないよ。本当にそうなのかもね。」

 まぁ、昔の知識がわりと役立っていることは言うまでもない。この世界は、魔力が存在するからある意味、知識と魔力で何とかなる。ほんとにチートな世界だな。

 俺達は、マスクを付け更に火口に近づいていく。

「わあ!!こりゃ、酷い・・・」

 先頭を歩くキャップとコブラが急に立ち止まった。キャップとコブラの先には、人骨がぽつりとあった。

「多分、このガスにやられて死んだ冒険者だろう。何にも対策してなかったんだな。」

「うわぁー、もしアルファードが居にゃかったら私達もこうなってたかもしれニャイニャ・・・」

火口に近づくにつれ、人骨も増えてきた。俺達は、それを横目に先に進む。進むにつれファニックスの反応がしっかりとしたものになる。

「この先にいるぞ!でも、反応が一つじゃない。みんな気を引き締めてくれ。」

 俺は、ゆっくりとターゲットがいる場所へ踏み込んだ。そこには、炎に包まれた美しい鳥がいる。取敢えず、ファニックスを鑑定してみる。

《鑑定》

ファニックス(聖獣) LV51

HP783/783

MP3874/3874

筋力558

魔力837

防御力691

魔防887

俊敏541

器用541

知力670

幸運558



【ユニークスキル】

魔術 ブレス 看破 異常状態耐性(高) 不老不死 真偽

【スキル】

毒耐性(高) 聖属性(中) 炎属性(高) 風属性(中) 火炎ブレス

魔法耐性(中) 物理耐性(中) 威嚇(中)



魔力向上(低)  MP向上(低)  魔法耐性(低)  物理耐性(低)

【魔法】

《炎魔法》(7階層)

《風魔法》(6階層)

《聖魔法》(6階層)

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