【完結】Restartー僕は異世界で人生をやり直すー

エウラ

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タイラー子爵家にて

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晩餐会も恙無く終わり、ルカを休ませるために別館へ移動したヒューズとダグラスを見送ってから、エドワードに促され、執務室に通されたイライアス。

「すまんな、こちらの方が防音防御結界がしっかりしているのでな」
「構わんよ。その方が聞きたいことに応えられる」

使用人にお茶を容れさせてから人払いをする。
キンッと結界が起動したのを合図に話し出す。

「---で? いったいどういう事なんだ。さっきもずっと聞きたくてうずうずして晩餐どころじゃなかったぞ!」
「落ち着け。順を追って話す」

イライアスはそういって話し出した。

年に一度の二つの月が満月になる夜に、辺境伯の森で保護したこと。
その時にヒューズが一目惚れをして、ルカも満更ではなかった為、婚約をしたこと。

その婚約式の時に神殿でアルカエラ神から『愛し子を護って欲しい』と託され、そのまま婚姻式も行って夫夫となったこと。

簡潔に経緯を報告した。

「---はー。なんか凄いしか言えないんだが・・・・・・」
「とにかくヒューズがベタ惚れでな、見ただろう? ルカを構い倒しているんだ。でもな、それを見せつければ陛下達も諦めるだろうという魂胆でな。そもそも神が許さないだろうし」
「確かに、驚いたよ。しかし良く婚姻出来たな。アルカエラ神の特例か? 白い結婚なのか?」
「・・・・・・ルカは18歳だ。とっくに成人済みだ」
「---はあ?! 嘘だろ? どう見ても10歳くらいで・・・」
「俺達も最初はそう思っていた。保護した当初は17歳だったな」
「は・・・・・・」

あまりの衝撃に言葉が出なくなったエドワード。
気持ちは分かるよ。

「・・・・・・え? じゃあ、夜の営みもちゃんとあるのか? え? あの体格差で?!」
「・・・詳しくは言えないが、しっかりやることはやっているから心配ない」

・・・下世話な話になるから止めておこう。

「まあなんだ、話は分かった。それで王都にどのくらい滞在予定なんだ? 帰りも泊まるだろう?」

エドワードが思案顔で聞いてくる。
また準備が必要だからな。
日数によっては急いで食材などを用意しなくてはならない。

「すまないな、よろしく頼むよ。謁見自体は直ぐに終わるだろうが、ルカに王都観光をさせてやりたくてな。3日ほどで予定を立てている。ルカは辺境伯領うちに骨を埋めるつもりだと。だから王都に来るのは最初で最後だってさ」
「---それは凄いな。・・・よかったな。そんな人が稀人で」
「ああ、得難い人だ」

そうしてエドワードに帰途の宿も頼んで、執務室を後にした。


別館のあてがわれた部屋へ入ると、サッと湯浴みをして寝衣に着替えてベッドに横になる。

さて、明日は王都入りだとイライアスは気合いを入れ直した。








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