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4 きっとまた会える
5 持ち帰り残業?
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オレは学術書を読みなが仕事をする両親と兄をチラチラと見る。
母上と兄上はべったりとオレにくっつきながら書類に目を通し、時には論じ合い時にはオレの髪を撫で 時にはオレの髪にキスをしてくる。
もともとがスキンシップをする習慣がない世界から来ているし、コドモトビネコとしてはレーナにしか懐いていないし、セクウとしてだってこんな風に家族とべったりと触れ合ったことが無い。
あーーーー読書に集中できないし、身体中がむず痒い。それでも オレは家族にされるがままにしていた。
「やはり 家族は一緒に暮らすのがいいと思わないか?」
書類が15センチくらいになった時に首を鳴らしながら父上が言うと母上と兄上がソファが揺れるくらい大きく頷いた。
「よし、来年から一緒に住むか?」
「そうよ セクウの部屋はちゃんと用意してあるんですものね」
両親と兄上に顔を覗き込まれてはオレだった頷くしかないじゃないか。ただ心配な事が一つある。
「あの 月の宮の使用人や護衛達は?」
「大事な第二王子には身の回りの世話をするものや護衛は必要だろうな」
良かった。表に出ないオレに尽くすなんて貧乏くじを引いたような彼らには報われてほしい。
「よし また忙しくなりますね」
兄上が両親に言いながら新しい書類に手を伸ばした。
*****
「モリーノ辺境伯夫人から昨日の夜に『来週 迎えに行くから支度をしておいてね』という便りが来ましたの」
オレの部屋を訪ねてきたレーナは今日は部屋に入らなかった。そして、オレはレーナの言葉に返事が出来なかった。
バルカ様はいつも急だ こちらへ来られる時も『明後日、例の令嬢を連れて行くから宜しく』というような話が来て、こちらの対応は大変で天候を恐れながらガーデンパーティという形になったんだったな。
それでオレは部屋に閉じ込められることになって……過去の思い出に逃避しそうになって、首を振る。
「いつでも突然な方なので……申し訳ありません」
黙ったままのオレにマオリが謝罪する。
「いえ、手伝えることがあれば何でも言って、これでもオレ王族だから無理は出来るよ じゃあ、帰国の準備が忙しいだろうから、今日は、もう行った方がいい」
オレの微笑みは引きつっていなかっただろうか?声は明るかっただろうか?
「寂しいなあ」
ソファに深く座って天井を眺める、たまった涙は目の上に留まってくれた。
兄経由でバルカ様が今週中に来られることを両親に伝える。今週中とは明日なのか76日後なのか?
今回もやはりガーデンパーティが計画される。普通は天候に左右される屋外での催しものだけど、バルカ様はその魔力故なのか困るような天候になる事は無い。
兄にそそのかされて レーナにドレスを贈りたいと申し出たけれど、今回のパーティは制服で臨みたいと却下されてしまった。
それでも、何か送りたいなあ
母上と兄上はべったりとオレにくっつきながら書類に目を通し、時には論じ合い時にはオレの髪を撫で 時にはオレの髪にキスをしてくる。
もともとがスキンシップをする習慣がない世界から来ているし、コドモトビネコとしてはレーナにしか懐いていないし、セクウとしてだってこんな風に家族とべったりと触れ合ったことが無い。
あーーーー読書に集中できないし、身体中がむず痒い。それでも オレは家族にされるがままにしていた。
「やはり 家族は一緒に暮らすのがいいと思わないか?」
書類が15センチくらいになった時に首を鳴らしながら父上が言うと母上と兄上がソファが揺れるくらい大きく頷いた。
「よし、来年から一緒に住むか?」
「そうよ セクウの部屋はちゃんと用意してあるんですものね」
両親と兄上に顔を覗き込まれてはオレだった頷くしかないじゃないか。ただ心配な事が一つある。
「あの 月の宮の使用人や護衛達は?」
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良かった。表に出ないオレに尽くすなんて貧乏くじを引いたような彼らには報われてほしい。
「よし また忙しくなりますね」
兄上が両親に言いながら新しい書類に手を伸ばした。
*****
「モリーノ辺境伯夫人から昨日の夜に『来週 迎えに行くから支度をしておいてね』という便りが来ましたの」
オレの部屋を訪ねてきたレーナは今日は部屋に入らなかった。そして、オレはレーナの言葉に返事が出来なかった。
バルカ様はいつも急だ こちらへ来られる時も『明後日、例の令嬢を連れて行くから宜しく』というような話が来て、こちらの対応は大変で天候を恐れながらガーデンパーティという形になったんだったな。
それでオレは部屋に閉じ込められることになって……過去の思い出に逃避しそうになって、首を振る。
「いつでも突然な方なので……申し訳ありません」
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「いえ、手伝えることがあれば何でも言って、これでもオレ王族だから無理は出来るよ じゃあ、帰国の準備が忙しいだろうから、今日は、もう行った方がいい」
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それでも、何か送りたいなあ
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