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第1部
第一章 クライン工房、開業②
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グラム島、北西の海岸沿いに位置するアティス王国――。
島の四分の一を国土にするこの国は、肥沃な土壌による農業と鉄鉱石や銀の産出により発展してきた王国である。そして建国からおよそ三百年。その立地条件ゆえにただ一度も他国に侵略されたことも、したこともない歴史を持つ「平和」で有名な国でもある。
そして王都ラズン。海岸と草原に囲われ、近隣に広大な森林『ラフィルの森』を持つこの都市は、意外なことに高い外壁で覆われた城砦都市だ。いかに他国からの侵略がなくとも島の四分の三は未開の土地――魔獣や獣達の領域だ。それを警戒しての構造らしい。
アッシュは乗合馬車の窓から外の景色を窺った。
視界に映るのは、遠くに構える外壁と道の両脇にある街路樹。そして広い田畑とちらほら点在する木造家屋だ。時々農具を担いだ農夫ともすれ違う。
何とものどかな景観だが、時間の経過と共に徐々に変化し始める。田畑は少なくなり相対的に家屋の数は増えていく。そして大きな川にかかる桟橋を越えた所で土を固めただけの街道は石畳で舗装されたものに変わり、景色は完全に喧騒に満ちた都会へと移行した。
ふと高台を見上げると、白を基調にした石造りの街並みと白亜の王城が目に入る。
王都の中心。王侯貴族や富裕層が住む『王城区』だ。
木造家屋が多く並ぶこの場所――『市街区』とは随分と趣が違う。
この国に来てから、まだ一度も王城区に出向いたことはないが、話によるとあの高台の中央にそびえ建つ王城は、日中ならば一般市民や観光客にも開放されているらしい。王城区の見物ついでにいつか訪れてみるのもいいかもしれない。
と、そんなことを考えている内に、乗合馬車は街中をどんどん進み、アッシュ達は目的地である『ミネルバ噴水広場』の停留所に到着した。
銅貨を一枚支払い下車するアッシュとユーリィ。馬がいななき、馬車が去っていく。
広場に降り立ったアッシュは、まず広場の中央にある噴水に目をやった。
それは巨大な竜頭を台座にした美しい女性の像だった。腰まで伸ばした長い髪に美麗な顔立ち。背には翼を、しなやかな肢体にはイブニングドレスを纏っており、両手を杯のように組んで空へとかざしている。その掌からは天に昇るような勢いで水が溢れ出ていた。
キラキラと陽光で輝く噴水を見上げながら、
「……これって、やっぱ《夜の女神》をモチーフにしてんだろうなぁ」
アッシュは誰ともなしに呟く。すると、隣に立つユーリィが瞳を輝かせて、
「うん、きっとそう。これは神話の一節――《悪竜》を倒した《夜の女神》が傷ついた大地を癒すため、星霊を世界へ解き放つ光景だと思う」
と、嬉しそうに解説する。彼女は創世神話を丸暗記するほど信心深いのだ。
どうやら四大陸全土に伝わる《夜の女神》の神話――世界に仇なす邪悪な竜と、それを討つ創世の女神の逸話は、島国であるこの国にも定着しているようだ。
アッシュは改めて広場を見渡した。
この石畳の広場は日中、露天商が市場を開いているので人が絶えることがない。
今も客の呼び込みや、楽しげな談笑で活気づいていた。
「う~ん、ここで客を探すのはいいとしてもよ……」
アッシュは手を陽にかざして、
「……しっかし、この国、なんでこんなに暑いんだよ」
と思わず呻く。南方にあるこの国は温暖な気候だとは聞いていたが、まだ春に入ったばかりというのに、この陽気は一体何なのだろう……。
少しでも暑さを凌ぐため、アッシュは工房開業時に新調した白いつなぎの上着を脱ぐことにした。腰に差した手持ちハンマーの邪魔にならないように上着だけを腰から下ろす。
これで上半身は黒いシャツのみになったので、幾分かは暑さがマシになってきた。
パタパタと顔を手で扇ぐアッシュは、ふと隣に立つ少女に視線を移す。彼女もまた工房の白いつなぎを着ているのだが、この暑さの中、顔色一つ変えずに立っている。
「……なあ、ユーリィ。お前は大丈夫なのか? 何なら先に帰ってもいいんだぞ」
アッシュの気遣いに、ユーリィは首を横に振る。
「大丈夫。私は暑さに強い。それよりも、お客さんを見つける方が死活問題」
「…………」
アッシュは何も言わず、少女を労わるように目を細めた。
長い付き合いから、暑さに強いと言うユーリィが無理をしているのが分かったからだ。
アッシュは一度ふうと嘆息してから、ユーリィの背中に視線を向ける。
彼女の背中――そのつなぎには、とある紋章が刺繍されていた。
リボンで装飾された真円の赤枠の中に、ハンマーの図柄が刻印された金色の鐘。
それは、ユーリィがデザインしたクライン工房の工房章だった。
この国では、各工房はそれぞれの工房章を持っている。よって、工房章を刺繍したつなぎを着ることは、それだけで工房の宣伝になるのだ。わざわざ暑い中、ユーリィがつなぎを着てきたのはそういう意図からだろう。
ちなみにこの刺繍は先日完成したばかりのユーリィお手製のものなので、アッシュのつなぎにはまだ施されていない。彼がつなぎを着ているのはただ単に動きやすいからだけである。彼女に比べ、なんと嘆かわしいことか。
己が不甲斐なさをかみしめながら、アッシュは改めて決意する。
宣伝のため、暑さに耐えてつなぎを着る看板娘の心意気に応えるためにも、ここで必ず客を見つけなければならない、と。
「――が、その前に」
アッシュは一人、近くの露天商の元に赴き、物色を開始する。
「おや旦那。何かお探しで?」
にこやかな笑みを浮かべて尋ねてくる店主。
「ん? ああ、子供向けの冷たい飲みもんをな……」
氷水に浸された多種多様のボトルを凝視しながら、アッシュが答える。
「子供向けですかい? なら、こんなものもありますぜ」
と言って、店主は露店の奥に置いてあった冷凍ボックスから何かを取り出した。
それを見て、アッシュは感嘆の声をもらす。
「……へえ。露店で氷菓か。珍しいな」
店主が取り出したのは、半透明のカップに入った氷菓だった。果汁を一口サイズの球状に凍らせた品だ。飲食店ではメジャーな品だが、管理の難しい露店にあるのは珍しい。
「まあ、最近では色々便利な道具も増えてきてますんで。それより旦那どうしやす?」
店主の言葉に、アッシュはわずかに考え込んだ後、
「……おし。そいつを一つくれ」
店主は笑みを浮かべ「まいど~」と、銅貨一枚と引き換えにカップに入った氷菓をアッシュに差し出した。アッシュはカップを手に、ユーリィの元に戻る。
そして、さっそく氷菓を一つ摘み上げ、ユーリィの口元に近付ける。
ユーリィは無言で口を開けた。氷菓を放り込む。少女は少し幸せそうに微笑んだ。
その様子に、アッシュも口元を綻ばせる。そして自分の口にも氷菓を一つ放り込み、ガリガリと噛み砕くと、カップをユーリィに手渡して、
「……でもさ、問題は、どうやって客を見つけるかだよな」
「ほひゃのこうぼうひかくでまふのがこうひつてきひゃとおもふ」
と、残りの氷菓をリスのように頬張りながら、ユーリィがアドバイスらしき事を告げる。
訳すと「他の工房近くで待つのが効率的」と言っているらしい。
「う~ん……やっぱ、それが一番か。なんかハイエナみてえで嫌なんだが……」
この噴水広場の近くには有名工房が多数ひしめく街路地がある。少しばかり情けない気がするが、それが最善手だろう。気を取り直したアッシュは、とりあえず一番近い工房へと歩を進めようとして――ふと気付く。何だろう? どうも周りが騒々しい。
広場を見渡すと、そこにはいつの間にか人の波が生まれていた。どうやら市場にいた人間のほとんどが、ガヤガヤとどこかに移動しているようだ。
その波に加わろうとしていた通行人の一人を捕まえ、アッシュは尋ねてみる。
「なあ、あんた! 随分と騒がしいが、何かあったのかい?」
すると、その通行人はやや興奮気味に教えてくれた。
「喧嘩だよ! 喧嘩! 騎士候補生同士がもめたらしい。鎧機兵同士の喧嘩だよ!」
島の四分の一を国土にするこの国は、肥沃な土壌による農業と鉄鉱石や銀の産出により発展してきた王国である。そして建国からおよそ三百年。その立地条件ゆえにただ一度も他国に侵略されたことも、したこともない歴史を持つ「平和」で有名な国でもある。
そして王都ラズン。海岸と草原に囲われ、近隣に広大な森林『ラフィルの森』を持つこの都市は、意外なことに高い外壁で覆われた城砦都市だ。いかに他国からの侵略がなくとも島の四分の三は未開の土地――魔獣や獣達の領域だ。それを警戒しての構造らしい。
アッシュは乗合馬車の窓から外の景色を窺った。
視界に映るのは、遠くに構える外壁と道の両脇にある街路樹。そして広い田畑とちらほら点在する木造家屋だ。時々農具を担いだ農夫ともすれ違う。
何とものどかな景観だが、時間の経過と共に徐々に変化し始める。田畑は少なくなり相対的に家屋の数は増えていく。そして大きな川にかかる桟橋を越えた所で土を固めただけの街道は石畳で舗装されたものに変わり、景色は完全に喧騒に満ちた都会へと移行した。
ふと高台を見上げると、白を基調にした石造りの街並みと白亜の王城が目に入る。
王都の中心。王侯貴族や富裕層が住む『王城区』だ。
木造家屋が多く並ぶこの場所――『市街区』とは随分と趣が違う。
この国に来てから、まだ一度も王城区に出向いたことはないが、話によるとあの高台の中央にそびえ建つ王城は、日中ならば一般市民や観光客にも開放されているらしい。王城区の見物ついでにいつか訪れてみるのもいいかもしれない。
と、そんなことを考えている内に、乗合馬車は街中をどんどん進み、アッシュ達は目的地である『ミネルバ噴水広場』の停留所に到着した。
銅貨を一枚支払い下車するアッシュとユーリィ。馬がいななき、馬車が去っていく。
広場に降り立ったアッシュは、まず広場の中央にある噴水に目をやった。
それは巨大な竜頭を台座にした美しい女性の像だった。腰まで伸ばした長い髪に美麗な顔立ち。背には翼を、しなやかな肢体にはイブニングドレスを纏っており、両手を杯のように組んで空へとかざしている。その掌からは天に昇るような勢いで水が溢れ出ていた。
キラキラと陽光で輝く噴水を見上げながら、
「……これって、やっぱ《夜の女神》をモチーフにしてんだろうなぁ」
アッシュは誰ともなしに呟く。すると、隣に立つユーリィが瞳を輝かせて、
「うん、きっとそう。これは神話の一節――《悪竜》を倒した《夜の女神》が傷ついた大地を癒すため、星霊を世界へ解き放つ光景だと思う」
と、嬉しそうに解説する。彼女は創世神話を丸暗記するほど信心深いのだ。
どうやら四大陸全土に伝わる《夜の女神》の神話――世界に仇なす邪悪な竜と、それを討つ創世の女神の逸話は、島国であるこの国にも定着しているようだ。
アッシュは改めて広場を見渡した。
この石畳の広場は日中、露天商が市場を開いているので人が絶えることがない。
今も客の呼び込みや、楽しげな談笑で活気づいていた。
「う~ん、ここで客を探すのはいいとしてもよ……」
アッシュは手を陽にかざして、
「……しっかし、この国、なんでこんなに暑いんだよ」
と思わず呻く。南方にあるこの国は温暖な気候だとは聞いていたが、まだ春に入ったばかりというのに、この陽気は一体何なのだろう……。
少しでも暑さを凌ぐため、アッシュは工房開業時に新調した白いつなぎの上着を脱ぐことにした。腰に差した手持ちハンマーの邪魔にならないように上着だけを腰から下ろす。
これで上半身は黒いシャツのみになったので、幾分かは暑さがマシになってきた。
パタパタと顔を手で扇ぐアッシュは、ふと隣に立つ少女に視線を移す。彼女もまた工房の白いつなぎを着ているのだが、この暑さの中、顔色一つ変えずに立っている。
「……なあ、ユーリィ。お前は大丈夫なのか? 何なら先に帰ってもいいんだぞ」
アッシュの気遣いに、ユーリィは首を横に振る。
「大丈夫。私は暑さに強い。それよりも、お客さんを見つける方が死活問題」
「…………」
アッシュは何も言わず、少女を労わるように目を細めた。
長い付き合いから、暑さに強いと言うユーリィが無理をしているのが分かったからだ。
アッシュは一度ふうと嘆息してから、ユーリィの背中に視線を向ける。
彼女の背中――そのつなぎには、とある紋章が刺繍されていた。
リボンで装飾された真円の赤枠の中に、ハンマーの図柄が刻印された金色の鐘。
それは、ユーリィがデザインしたクライン工房の工房章だった。
この国では、各工房はそれぞれの工房章を持っている。よって、工房章を刺繍したつなぎを着ることは、それだけで工房の宣伝になるのだ。わざわざ暑い中、ユーリィがつなぎを着てきたのはそういう意図からだろう。
ちなみにこの刺繍は先日完成したばかりのユーリィお手製のものなので、アッシュのつなぎにはまだ施されていない。彼がつなぎを着ているのはただ単に動きやすいからだけである。彼女に比べ、なんと嘆かわしいことか。
己が不甲斐なさをかみしめながら、アッシュは改めて決意する。
宣伝のため、暑さに耐えてつなぎを着る看板娘の心意気に応えるためにも、ここで必ず客を見つけなければならない、と。
「――が、その前に」
アッシュは一人、近くの露天商の元に赴き、物色を開始する。
「おや旦那。何かお探しで?」
にこやかな笑みを浮かべて尋ねてくる店主。
「ん? ああ、子供向けの冷たい飲みもんをな……」
氷水に浸された多種多様のボトルを凝視しながら、アッシュが答える。
「子供向けですかい? なら、こんなものもありますぜ」
と言って、店主は露店の奥に置いてあった冷凍ボックスから何かを取り出した。
それを見て、アッシュは感嘆の声をもらす。
「……へえ。露店で氷菓か。珍しいな」
店主が取り出したのは、半透明のカップに入った氷菓だった。果汁を一口サイズの球状に凍らせた品だ。飲食店ではメジャーな品だが、管理の難しい露店にあるのは珍しい。
「まあ、最近では色々便利な道具も増えてきてますんで。それより旦那どうしやす?」
店主の言葉に、アッシュはわずかに考え込んだ後、
「……おし。そいつを一つくれ」
店主は笑みを浮かべ「まいど~」と、銅貨一枚と引き換えにカップに入った氷菓をアッシュに差し出した。アッシュはカップを手に、ユーリィの元に戻る。
そして、さっそく氷菓を一つ摘み上げ、ユーリィの口元に近付ける。
ユーリィは無言で口を開けた。氷菓を放り込む。少女は少し幸せそうに微笑んだ。
その様子に、アッシュも口元を綻ばせる。そして自分の口にも氷菓を一つ放り込み、ガリガリと噛み砕くと、カップをユーリィに手渡して、
「……でもさ、問題は、どうやって客を見つけるかだよな」
「ほひゃのこうぼうひかくでまふのがこうひつてきひゃとおもふ」
と、残りの氷菓をリスのように頬張りながら、ユーリィがアドバイスらしき事を告げる。
訳すと「他の工房近くで待つのが効率的」と言っているらしい。
「う~ん……やっぱ、それが一番か。なんかハイエナみてえで嫌なんだが……」
この噴水広場の近くには有名工房が多数ひしめく街路地がある。少しばかり情けない気がするが、それが最善手だろう。気を取り直したアッシュは、とりあえず一番近い工房へと歩を進めようとして――ふと気付く。何だろう? どうも周りが騒々しい。
広場を見渡すと、そこにはいつの間にか人の波が生まれていた。どうやら市場にいた人間のほとんどが、ガヤガヤとどこかに移動しているようだ。
その波に加わろうとしていた通行人の一人を捕まえ、アッシュは尋ねてみる。
「なあ、あんた! 随分と騒がしいが、何かあったのかい?」
すると、その通行人はやや興奮気味に教えてくれた。
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