異世界カフェ食堂で皿洗いをしますと思ったら日本料理を創造する力が与えられていた!(もふもふ聖獣猫のモフにゃーと楽しく日本料理を創造します)

なかじまあゆこ

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孤独だったわたし達が今は幸せ

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「昨日の俺達は頑張って仕事をしたよな」
「ああ、この真っ黒魔獣である俺が羊顔のおじさんとご飯を食べてやったのだからな」

 朝、眠たい目を擦りながらモフにゃーと一緒にとてとてと歩き食事の間に向かった。そして、扉の前に立つと、どや声が聞こえてきたのだった。

「あの二匹ってばまたあんなことを言っているよ」
「どうしようもない子達だにゃん」

 わたしとモフにゃーは顔を見合わせ、あはは、にゃははと笑う。

 食事の間に足を踏み入れると、どや声でどや顔なギャップと日焼けがわたしとモフにゃーを見た。

「おはよう、ギャップちゃんに日焼けちゃん」
「おはようにゃん、ギャップちゃんと日焼けちゃん」

 わたしとモフにゃーが朝の挨拶をして二匹の目の前の席に腰を下ろす。

「おはよう、アリナちゃんにモフにゃー主」
「清々しい朝だな。お二人さん、おはようだ」

 なんか朝から元気なギャップと日焼けだ。

「二人は兄弟みたいに見えるよ。息がぴったり合っているんだもんね」

 わたしがそう言うと、ギャップと日焼けはほぼ同時に、「何故コイツと」と嫌そうな声で答えお互いの顔を見て「けっ!」と言った。

 あはは、やっぱり君達はそっくりだよ。

「アリナちゃんの言う通りそっくりにゃんとわたしも思うにゃん」
「え!? モフにゃー主もライオン魔獣鳥な俺がこの黒い奴とそっくりだと言うのかい?」

 ギャップが隣の日焼けを指差す。

「は? それは、こっちのセリフだよ。ちびっこライオンの背中にチャラチャラした羽根なんか生やした奴に似ているなんて有り得ないぞ」

 日焼けも隣のギャップを指差しご不満顔だ。

「このカッコいい俺の羽根にケチをつけるのかよ。まっ黒こげ魔獣めが!!」

「何だって!! この美しき俺の日焼けぶりにケチをつけるのかよ」

 ギャップと日焼けは睨み合いバチバチと火花を散らす。

 もうこのもふもふ魔獣二匹にはやれやれだよ。困った子達だ。


 ギャップと日焼けがバチバチと火花を散らし合う中、今日も朝食の時間が始まる。ギャップや日焼けがいるこの食卓がもうすっかり日常になっている。日焼けなんてつい最近仲間入りしたのにね。

 そんなギャップと日焼けは今も。

「おい、日焼けちゃんの魚のほうが大きいではないか。ガォ~」
「いや、ギャップちゃんの魚のほうが大きいぞ」

 ギャップと日焼けはお互いのお皿に載っている魚をじーっと見て言い合う。

「じゃあ、交換したらいいにゃん」

 モフにゃーが魚にかぶりつきながら言った。

「それもそうだな。モフにゃー主の言う通りだな。いや、待てよ。やっぱり俺の魚のほうが大きいかもしれんな」 

 ギャップが魚に目を落としうーんと考え込んでいる。

「何だって! やっぱりギャップちゃんの魚のほうが大きいのかよ」

 日焼けは目の前の魚とギャップのお皿にある魚を見比べる。

「いや、やっぱり日焼けちゃんの魚のほうが大きいぞ」

 ギャップは日焼けのお皿を覗き込みながら言った。

「おいおい、ギャップちゃんに日焼けちゃん、大差ないだろう。早く食べたらどうだ」

 お父さんが呆れたように笑いながらお箸で魚の身をほぐし口に運んだ。

「まあいっか。食べるとするぞ」
「そうだな。食べようではないか」

 そう言ったギャップと日焼けは魚を丸呑みした。

「あ、ギャップちゃんに日焼けちゃん!!」

 わたし達は魚を丸呑みしたギャップと日焼けに注目した。やっぱりこの二匹はそっくりで魔獣らしいなと思った瞬間だった。
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