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第四十一話 カルーセル・カーマインの正体⁉︎後編
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「わっかるかぁ~~~‼︎」
ドレクスとの話で突然…メナスは大声を張り上げた。
まぁ、確かに…?
コレだとメナスの反応も頷ける。
一体何が起きたのかと言うと、話は少し前に遡る。
~~~~~30分前~~~~~
私とメナスはドレクス達の泊まっている宿の部屋に気絶したカルーセルを床に寝かせて今迄の経緯を話した。
ドレクス達は話を聞いていたが、私とメナスが胸を揉まれた話になると…
顔を真っ赤にして激怒していた。
そしてドレクスは、気絶しているカルーセルの頭を爪先で小突いた。
「パパ、コイツは…カーマイン家のカルーセルって言っていたんだけど、カーマイン家って聞き覚えある?」
「は? カーマイン家は知っているが、こんな奴は知らんぞ?」
「故郷の…私には聞き覚えがないんだけど?」
「お前はまだ小さかったからな…、カーマイン家はママの実家で…コイツは親戚なんだろうけど?」
「コイツは私と結婚話があるとか言われたけど?」
ドレクスはまだ気絶しているカルーセルのサングラスを外して、顔を眺めていた。
すると、フレクスがハッとした顔で思い出した。
「コイツ、カールか!」
「え? カールって…?」
「カール…そういえば何処となく面影はあるな、ちょっと待ってろ‼︎」
ドレクスは鞄を漁っていると、長い財布の様な小物入れを取り出した。
そして1枚の写真を取り出すと、それをメナスに見せた…のだが?
「コレがカールなのだが、メナスは覚えているか?」
「何となく覚えはある…って、わっかるかぁ~~~‼︎」
私も写真を見せて貰ってから、床に寝ているカルーセルを見るけど…確かにメナスが叫ぶ理由も納得した。
コレが現在のカルーセルで…?
これが昔の姿の写真のカールだった。
確かに…これだと、カルーセルが名前を言ってもメナスが気付くはずはない。
メナスだってうろ覚えだった位なのだから…
そもそも写真と現物を見比べて、同一人物とは到底思えない。
「それにしても、あれだけ騒いでいるのに起きないね?」
私達はカルーセルを見ると、まだ気絶して…いや、瞼がピクピクと動いている。
いつから意識が覚めているかは分からないけど、目の前にドレクスやフレクスやレドナースの強面の顔があれば…起きたくても起きられないのだろう。
私はドレクスにブーツを脱ぐ様にお願いすると、そのブーツを受け取ってからカルーセルの鼻と口にブーツの穴で塞いだ。
ドレクスの足は…ブーツを履いている時は分からないけど、脱ぐと相当臭う。
メナスがドレクス達と部屋を別にし出した理由は、思春期からではなく…体臭が臭うということで部屋を分けているというのを以前聞いた事があった。
なので…?
カルーセルは飛び起きてから、近くにあったツボに思いっきり吐いた。
「おえぇぇぇぇぇぇぇぇ…」
「ファスティア…アレは拷問だぞ?」
「だって、フレクスやレドナースは清潔そうだから…ブーツを借りてもそこまで臭わないと思って。」
「俺は不潔だとでも言いたいのか⁉︎」
ドレクスの言葉に対して、メナスとフレクスとレドナースは頷いた。
その言葉にドレクスは落ち込んでみせた。
「でも、取り敢えずは起きたんだから話を聞かないとね。」
吐くものが無くなったカルーセルは、チラッとコチラを見るが…?
ドレクス達の凄んだ強面の顔を見ると、すぐに視線を逸らせた。
どうやらカルーセルも、メナスの事は覚えていても、ドレクス達の事は記憶には無いのかな?
「おいカール、こっち向け!」
ドレクスはそう言うと、カルーセルは恐る恐るこちらを向いた。
そして震えながら土下座をした。
「すいません、僕は金なんか大して持っていないんです! 許して下さい‼︎」
「別にお前の金なんかに用はねぇ! それよりも話をしたいだけだ!」
「そんな事を言って…痛め付けてから奴隷にでも売るつもりなんですよね⁉︎」
「そんな気は無い! どうしてそんな話になっているんだ?」
「だって…そんな人相の悪い顔が集まっていたら?」
このままだと埒が開かないので、私はカルーセルに事情を説明した。
するとカルーセルは、ドレクスを見て質問をした。
「もしかして…ドレクス叔父さんですか?」
「もしかしなくても俺は俺だ!」
「だって、髪の毛がないじゃ無いですか! ピンク色のふわふわとした女性達が羨む髪だったのに…」
その話を聞いて私は吹き出した。
「アレは…故郷にいる時はそうしていただけで、他の土地に行くと威厳が無いから剃っただけだ‼︎」
「まぁ、確かに威厳は無いわな。 他の冒険者達から色々と揶揄されていたしな…」
「俺の髪はどうでも良い! それで、俺の娘にどうしてあんな真似をした⁉︎」
「それは、メナスに僕が変わった事を伝える為に…」
カルーセルは事情を説明した。
故郷でカルーセルは、メナスにナヨナヨした女の子みたいだといつも言われていた。
男なのだから、もう少し男らしく成りなさいと…
「そして僕は男らしくなる為に、ステファニーさんと共に故郷を出て…メナス達を追い掛けたんです!」
「はぁ~? なら、この街にあいつも居るのか⁉︎」
「フレクス、ステファニーさんって?」
「ステファニーはドレクスの妻だ。 戦闘力ならドレクスよりも上なんだよ。」
「やはり…アレが原因か?」
フレクスとレドナースは口を揃えて言った。
私はドレクス達が故郷を出て冒険者として旅をしていると言う話は聞いていたけど、詳しい理由までは聞いてはいなかった。
フレクスもレドナースも、ドレクスの前では気を使って話すには遠慮をしているみたいで…何かモヤモヤした。
ドレクスは急に震え出した。
そして…挙動不審な反応を示し出してから、急にこんな事を言い出した。
「お前達、一刻も早くこの街から離れるぞ‼︎」
「ママがいるんでしょ? 私は会いたいけど…」
「いずれ会わせてやる…が、今はまだその時では無い! お前等は早く準備をしろ‼︎」
そう言ってドレクスは、扉の方に近付いて行くと…?
扉が破壊されて、ドレクスはそのまま吹っ飛んだ。
「み~つけた~~~‼︎」
「ギャァァァァァァァ‼︎」
ドレクスから今迄に聞いた事が無い断末魔の様な叫び声が、宿中を駆け巡った。
その声の主が部屋に入ってくるのだけれど…?
ドレクスを見ると、青い顔をしてガタガタと震えていたのだった。
本当に何があったんだろうか?
メナスは嬉しそうな表情をしているのに…?
一体…ドレクスは奥さんに対して何をしたんだろう?
ドレクスとの話で突然…メナスは大声を張り上げた。
まぁ、確かに…?
コレだとメナスの反応も頷ける。
一体何が起きたのかと言うと、話は少し前に遡る。
~~~~~30分前~~~~~
私とメナスはドレクス達の泊まっている宿の部屋に気絶したカルーセルを床に寝かせて今迄の経緯を話した。
ドレクス達は話を聞いていたが、私とメナスが胸を揉まれた話になると…
顔を真っ赤にして激怒していた。
そしてドレクスは、気絶しているカルーセルの頭を爪先で小突いた。
「パパ、コイツは…カーマイン家のカルーセルって言っていたんだけど、カーマイン家って聞き覚えある?」
「は? カーマイン家は知っているが、こんな奴は知らんぞ?」
「故郷の…私には聞き覚えがないんだけど?」
「お前はまだ小さかったからな…、カーマイン家はママの実家で…コイツは親戚なんだろうけど?」
「コイツは私と結婚話があるとか言われたけど?」
ドレクスはまだ気絶しているカルーセルのサングラスを外して、顔を眺めていた。
すると、フレクスがハッとした顔で思い出した。
「コイツ、カールか!」
「え? カールって…?」
「カール…そういえば何処となく面影はあるな、ちょっと待ってろ‼︎」
ドレクスは鞄を漁っていると、長い財布の様な小物入れを取り出した。
そして1枚の写真を取り出すと、それをメナスに見せた…のだが?
「コレがカールなのだが、メナスは覚えているか?」
「何となく覚えはある…って、わっかるかぁ~~~‼︎」
私も写真を見せて貰ってから、床に寝ているカルーセルを見るけど…確かにメナスが叫ぶ理由も納得した。
コレが現在のカルーセルで…?
これが昔の姿の写真のカールだった。
確かに…これだと、カルーセルが名前を言ってもメナスが気付くはずはない。
メナスだってうろ覚えだった位なのだから…
そもそも写真と現物を見比べて、同一人物とは到底思えない。
「それにしても、あれだけ騒いでいるのに起きないね?」
私達はカルーセルを見ると、まだ気絶して…いや、瞼がピクピクと動いている。
いつから意識が覚めているかは分からないけど、目の前にドレクスやフレクスやレドナースの強面の顔があれば…起きたくても起きられないのだろう。
私はドレクスにブーツを脱ぐ様にお願いすると、そのブーツを受け取ってからカルーセルの鼻と口にブーツの穴で塞いだ。
ドレクスの足は…ブーツを履いている時は分からないけど、脱ぐと相当臭う。
メナスがドレクス達と部屋を別にし出した理由は、思春期からではなく…体臭が臭うということで部屋を分けているというのを以前聞いた事があった。
なので…?
カルーセルは飛び起きてから、近くにあったツボに思いっきり吐いた。
「おえぇぇぇぇぇぇぇぇ…」
「ファスティア…アレは拷問だぞ?」
「だって、フレクスやレドナースは清潔そうだから…ブーツを借りてもそこまで臭わないと思って。」
「俺は不潔だとでも言いたいのか⁉︎」
ドレクスの言葉に対して、メナスとフレクスとレドナースは頷いた。
その言葉にドレクスは落ち込んでみせた。
「でも、取り敢えずは起きたんだから話を聞かないとね。」
吐くものが無くなったカルーセルは、チラッとコチラを見るが…?
ドレクス達の凄んだ強面の顔を見ると、すぐに視線を逸らせた。
どうやらカルーセルも、メナスの事は覚えていても、ドレクス達の事は記憶には無いのかな?
「おいカール、こっち向け!」
ドレクスはそう言うと、カルーセルは恐る恐るこちらを向いた。
そして震えながら土下座をした。
「すいません、僕は金なんか大して持っていないんです! 許して下さい‼︎」
「別にお前の金なんかに用はねぇ! それよりも話をしたいだけだ!」
「そんな事を言って…痛め付けてから奴隷にでも売るつもりなんですよね⁉︎」
「そんな気は無い! どうしてそんな話になっているんだ?」
「だって…そんな人相の悪い顔が集まっていたら?」
このままだと埒が開かないので、私はカルーセルに事情を説明した。
するとカルーセルは、ドレクスを見て質問をした。
「もしかして…ドレクス叔父さんですか?」
「もしかしなくても俺は俺だ!」
「だって、髪の毛がないじゃ無いですか! ピンク色のふわふわとした女性達が羨む髪だったのに…」
その話を聞いて私は吹き出した。
「アレは…故郷にいる時はそうしていただけで、他の土地に行くと威厳が無いから剃っただけだ‼︎」
「まぁ、確かに威厳は無いわな。 他の冒険者達から色々と揶揄されていたしな…」
「俺の髪はどうでも良い! それで、俺の娘にどうしてあんな真似をした⁉︎」
「それは、メナスに僕が変わった事を伝える為に…」
カルーセルは事情を説明した。
故郷でカルーセルは、メナスにナヨナヨした女の子みたいだといつも言われていた。
男なのだから、もう少し男らしく成りなさいと…
「そして僕は男らしくなる為に、ステファニーさんと共に故郷を出て…メナス達を追い掛けたんです!」
「はぁ~? なら、この街にあいつも居るのか⁉︎」
「フレクス、ステファニーさんって?」
「ステファニーはドレクスの妻だ。 戦闘力ならドレクスよりも上なんだよ。」
「やはり…アレが原因か?」
フレクスとレドナースは口を揃えて言った。
私はドレクス達が故郷を出て冒険者として旅をしていると言う話は聞いていたけど、詳しい理由までは聞いてはいなかった。
フレクスもレドナースも、ドレクスの前では気を使って話すには遠慮をしているみたいで…何かモヤモヤした。
ドレクスは急に震え出した。
そして…挙動不審な反応を示し出してから、急にこんな事を言い出した。
「お前達、一刻も早くこの街から離れるぞ‼︎」
「ママがいるんでしょ? 私は会いたいけど…」
「いずれ会わせてやる…が、今はまだその時では無い! お前等は早く準備をしろ‼︎」
そう言ってドレクスは、扉の方に近付いて行くと…?
扉が破壊されて、ドレクスはそのまま吹っ飛んだ。
「み~つけた~~~‼︎」
「ギャァァァァァァァ‼︎」
ドレクスから今迄に聞いた事が無い断末魔の様な叫び声が、宿中を駆け巡った。
その声の主が部屋に入ってくるのだけれど…?
ドレクスを見ると、青い顔をしてガタガタと震えていたのだった。
本当に何があったんだろうか?
メナスは嬉しそうな表情をしているのに…?
一体…ドレクスは奥さんに対して何をしたんだろう?
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