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第5章 目的を達成しよう
舞踏会
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像は、魔女が手を放すと途端に光りだした。そして、粉々になってフロアに飛び散り、 四方八方に魔法陣の刻印を刻んだ。
「あれは……『沈黙の像』」
「呪文ト詠唱ヲ封ジラレタデース」
メイデンとソエルは、厄介そうな物を見る目で、刻印を睨んだ。
だが、メイデンは臆せずに前に出る。
「タカシ様、私がいきます」
「今、魔法を封じられたって……大丈夫か?」
「任せてください」
そういうとメイデンは、氷の瓦礫をものともせず、俊足の足で魔女との間合いを詰める。
「さあ、踊りましょう! 死の舞踏会を!」
魔女はそう言うと、魔女らしからぬ受けの構えを取った。
メイデンの蹴りから炎が飛び散る。
「何故魔法が使えるんだ?」
俺は、ソエルに聞いた。
「アノ像ハ、呪文ト詠唱ヲ封ジマース。ナノデ、呪文モ詠唱モナイ『ヒロ式』ハソノ影響ヲ受ケマセーン」
「なるほど……肉体言語はそれの影響を受けないのか」俺は納得した。
メイデンは蹴りを連打して炎を飛ばしていた。反撃をする隙を与えず、魔女を追い詰める。そして、とどめとばかりに回し蹴りを放った。
炎の竜巻が、魔女を襲う。
その時だ! 魔女は、メイデンと同じく回し蹴りを放ち、同じく炎の竜巻を発生させた。
炎の竜巻は相殺され、その場で消失する。
「! 魔女も魔法を? いや、あれはメイデンと同じ……ヒロ式なのか!?」
俺は、目を疑った。
「あれは……『沈黙の像』」
「呪文ト詠唱ヲ封ジラレタデース」
メイデンとソエルは、厄介そうな物を見る目で、刻印を睨んだ。
だが、メイデンは臆せずに前に出る。
「タカシ様、私がいきます」
「今、魔法を封じられたって……大丈夫か?」
「任せてください」
そういうとメイデンは、氷の瓦礫をものともせず、俊足の足で魔女との間合いを詰める。
「さあ、踊りましょう! 死の舞踏会を!」
魔女はそう言うと、魔女らしからぬ受けの構えを取った。
メイデンの蹴りから炎が飛び散る。
「何故魔法が使えるんだ?」
俺は、ソエルに聞いた。
「アノ像ハ、呪文ト詠唱ヲ封ジマース。ナノデ、呪文モ詠唱モナイ『ヒロ式』ハソノ影響ヲ受ケマセーン」
「なるほど……肉体言語はそれの影響を受けないのか」俺は納得した。
メイデンは蹴りを連打して炎を飛ばしていた。反撃をする隙を与えず、魔女を追い詰める。そして、とどめとばかりに回し蹴りを放った。
炎の竜巻が、魔女を襲う。
その時だ! 魔女は、メイデンと同じく回し蹴りを放ち、同じく炎の竜巻を発生させた。
炎の竜巻は相殺され、その場で消失する。
「! 魔女も魔法を? いや、あれはメイデンと同じ……ヒロ式なのか!?」
俺は、目を疑った。
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