Retry 異世界生活記

ダース

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第1章.転生

5.状況確認3

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2日に1回は買い物に来てくれる猫耳の獣人:ミリィさん。
耳をモフモフしたいが動けないので会話だけ聞く。

俺の店の隣で屋台を営んでいる。
売っているのはホーンラビットという兎のような魔物の肉の串焼きと
それをパンに挟んだサンドイッチのようなものだ。

ちなみに
ホーンラビットの串焼きは500ガル
ホーンラビットサンドイッチも500ガル
で販売している。

俺の店の前を通る人が美味しそうに食べながら歩くのを見かけるので
結構売れているのではと思っている。

どうやらこの街の近くに魔物がよく出る森があり、冒険者がお手軽な食糧としてよく買っていくそうだ。

・・・そう。
魔法があることに驚いたと言っていたがもう一つ驚いたのは
獣人がいるということだ。

父親の営んでいる雑貨屋には
猫耳・犬耳を持った獣人や蜥蜴・蛇のような尻尾を持ったもの、
兎の耳のようなものを持ったもの、額から角を生やした怪しげなものまでいろいろいな客が買い物にくるのだ。

うーむ。とりあえず猫耳をめっちゃモフモフしたい。
あっ、俺は本当は犬派です。

ちなみに父親の店に買い物に来る客の割合はこうだ。

冒険者:80%
街の人(生活品):15%
暇人:5%

売れ筋は以下のとおりである。
・ポーション(回復薬)
・生活雑貨・魔物の肉など
・武具の中古品


ちなみにポーションは1万ガルという値段で結構高いんじゃないかなーと思っていたが、
冒険者風の人達は躊躇いもせず買っていった。

まぁ、冒険者というくらいだから命の危険もあるだろうし、背に腹は代えられぬ的なやつなのかなと思っていた。
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