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第5章 目的を達成しよう
城内
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衛兵は、俺たちを城の中へと案内してくれた。
城内へは、俺、サヤ、メイデンで行くこととなった。残りは獣車で待機だ。
俺たちは、途中でボディーチェックを受ける。黒子のような人たちが複数現れ、俺たちの体を調べまくる。かなり入念だ。
俺は、ジャージ姿で何も持っていないので問題なし、サヤも問題なしだ。
だが、メイデンは厳重に扱われた。首に『沈黙の像』のついた首輪をはめられたのだ!
呪文を詠唱すると、本人に向けて発動し、詠唱をブロックするものらしい。さすがにSSSクラスで大魔導師の称号持ちともなると、警戒されて当然か……。
その後、俺たちは玉座へと案内された。
玉座には髭を生やした鋭い眼光の国王『ツン・デ・レイ』が座っていた。
その横には頭の良さそうな文官と、フルプレートの騎士が二人立っていた。
俺たちは、国王の前にひざまずく。
「冒険者タカシ、面を上げよ」
「は、ははーっ」
「隣の黒髪の少女はお付きの者か」
「そうです」
「それと……大魔導師メイデン、面をあげよ」
「はい」
「どうじゃ、帝国魔導師になる気はないか?」
「お誘いありがとうございます。ですが、私はまだ修行中の身です。最強を目指すために各国を回りたいと思っています」
「そうか、残念……では、冒険者タカシ」
「はい」
「我が帝国の勇者に任命する、光栄に思え」
「えっ」
まさか、強制なのか!?
城内へは、俺、サヤ、メイデンで行くこととなった。残りは獣車で待機だ。
俺たちは、途中でボディーチェックを受ける。黒子のような人たちが複数現れ、俺たちの体を調べまくる。かなり入念だ。
俺は、ジャージ姿で何も持っていないので問題なし、サヤも問題なしだ。
だが、メイデンは厳重に扱われた。首に『沈黙の像』のついた首輪をはめられたのだ!
呪文を詠唱すると、本人に向けて発動し、詠唱をブロックするものらしい。さすがにSSSクラスで大魔導師の称号持ちともなると、警戒されて当然か……。
その後、俺たちは玉座へと案内された。
玉座には髭を生やした鋭い眼光の国王『ツン・デ・レイ』が座っていた。
その横には頭の良さそうな文官と、フルプレートの騎士が二人立っていた。
俺たちは、国王の前にひざまずく。
「冒険者タカシ、面を上げよ」
「は、ははーっ」
「隣の黒髪の少女はお付きの者か」
「そうです」
「それと……大魔導師メイデン、面をあげよ」
「はい」
「どうじゃ、帝国魔導師になる気はないか?」
「お誘いありがとうございます。ですが、私はまだ修行中の身です。最強を目指すために各国を回りたいと思っています」
「そうか、残念……では、冒険者タカシ」
「はい」
「我が帝国の勇者に任命する、光栄に思え」
「えっ」
まさか、強制なのか!?
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